112 / 154
第六章 赤
第110話 「そなたの中に」◆
しおりを挟む
ヒューゴが無事動けるまでに回復したのは、さらに翌日のことだった。
ちなみに、あれほどヒューゴに付き纏っていたアイリスだが、ヒューゴが医務室から私室に移動してからは不気味なほど沈黙を保っている。
今も、火の神殿を再訪するため廊下を歩いているが、アイリスが近寄ってくる気配も感じない。
ヒューゴは、部屋の外に出た途端に寄ってくるのではないかと身を固くしていたが、予想が外れて拍子抜けしているようだった。
「どうやら火の精霊ジン様も落ち着いているようだな。さあ、行くぞ」
ヒューゴは、煙突のような中庭に揺れている焚き火に手を翳し、火の神殿への入り口を開く。
二度目なので、火をくぐるのも怖くない。
前回の帰り道のような気怠い暑さもなく、火の神殿は心地良い暖かさに満ちていた。
「よく来たな。先日はすまなかった」
火の神殿の奥に進むと、炎の中から褐色の肌、細身の美丈夫が現れた。
滑らかな絹織物に身を包み、どことなくヒューゴや国王に似た怜悧な表情で、腕を組んで佇んでいる。
体付きは細身だが、程よくしなやかな筋肉が付いていて、頭からは小さなツノが二本、控えめにその黒髪を押し上げていた。
「……ジン様、ですか?」
「そうだが? ……ああ、この姿のことか?」
以前会った時は、はち切れそうなほど大きな筋肉に覆われ、厳しい顔つきだったはず。
衣服も燃え盛っていたし、ツノだって大きく巻いていて、とてつもない威圧感を放っていた。
「お前の父の魔力が落ち着いたためだな。今は眠りに落ちているようだが、徐々に悪意も浄化されつつある。そのお陰か、見ての通り我も調子が良いのだ」
「そうでしたか……良かった」
「ヒューゴ、お前も落ち着いたようだな。父の心に触れたか? その痛みを垣間見たのだろう?」
「……はい」
ヒューゴはさっぱりとした表情で、ジンに返答する。
以前彼が見せた、瞳の奥の昏い炎は、綺麗さっぱり消えてしまったようだ。
眠っている間に、彼が何を見て何を感じたのか――また、国王からの手紙に何が記されていたのか、私には知る由もないが、ひとつ憑き物が落ちたようだ。
「さて、虹の巫女。空の神子。記憶を返そう。待たせたな」
ジンがその手で印を結ぶと、空中に小さな赤い炎が現れた。
私とセオは、炎に触れる勇気が出ず、思わずたじろいでしまう。
「熱くないから心配するな。さあ、触れるが良い」
私たちは顔を見合わせて頷くと、同時に炎に手を伸ばす。
赤い炎は一瞬で私たちを包み込み、見知らぬ世界へと私たちを誘っていった――
***
ごーん、ごーん。
鐘の音が響き渡る。
ここは、聖王都にある大神殿のチャペルだ。
『私』は、お父様の腕を取り、ヴァージンロードを進んでゆく。
一歩一歩が、『私』の人生。
真っ直ぐに敷かれたカーペットの向こう側。
『私』を待つ彼は、真っ白なタキシードを身に纏い、柔らかな笑顔を浮かべている。
普段はふわりと揺れる空色の髪は、きっちりと固められ、秀麗な顔立ちを引き立てていた。
彼は、『私』に手を差し出した――。
◇◆◇
「おぎゃあ、おぎゃあ」
生まれてきた小さな命は、愛しい彼にそっくりだった。
彼よりも淡い水色の髪。
瞼から覗く瞳は、澄んだ金色。
天からの贈り物、愛しい愛しい『私』の息子。
「生まれてきてくれてありがとう。あなたの名前は、セオドアよ――」
◇◆◇
ぴしゃあん、ゴロゴロゴロ……
雷鳴が轟き、ロイド家別荘の窓を雨が打ちつけている。
雷精《トール》も心配しているようだ。
このままでは、親友も、親友の赤ちゃんも、命を落としてしまう。
「大精霊よ、力をお貸しください」
『私』は祈った。
久しぶりに使う、『神子』としての力だ。
「どうか二人を救って――アリサと、生まれてくる命を」
しかし運命は、二人の命を繋ぐのを躊躇っているようだ。
『私』は、『神子』の力に『巫女』の力を上乗せして、混ぜ合わせていく。
「私の力を削ってもいい。私の命を削ってもいい。お願い、救って――アリサと、『パステル』を!」
あたりに光が満ちる。
祈りを込めて、魔力を込めて、生まれてくる赤子に名前を贈った。
運命のキャンバスに、『パステル』の命が吹き込まれていく――
◇◆◇
目の前に広がっている書類の数々に、『私』は確信を持った。
デイビッドさんが調合した解毒薬の種類、それを卸した時期。
オリヴァーと『私』が調べた、ジェイコブ陛下の情報。
アリサが入手した、ここ十数年のファブロ王国王家の動向。
――ファブロ王国には、ジェイコブ陛下の愛妾の子、『毒の精霊の加護を得た娘』がいる。
陛下の娘、ヴァイオレットは王国の深い所まで入り込んでいたが、力を使いすぎて精霊を魔物化させてしまった。
そして、『私』たちが毒の精霊を鎮めてしまったことで、ヴァイオレットは眠りにつき、国王は狂い始めた。
『私』は急ぎ手紙を認めた。
アリサの家に隠してもらうつもりだ。
もう少ししたら、ジェイコブ陛下が動くかもしれない。
そうなったら、ロイド家の別荘にでも集まって、今後のことを話し合わないといけないだろう。
その時にはセオとパステルちゃんも連れて――魔力の繋がりを築いておく必要がある。
このまま何も起きなければいいが、少し、嫌な予感がした。
◇◆◇
『私』が学園に通いはじめる少し前。
虹の巫女だった祖母は、『私』に力を引き継いだ。
「ソフィア、あなたの力は隠さなくてはなりません。あなたの『神子』としての力は、いざという時に取っておきなさい。今後は私から引き継いだ『巫女』の力を使うのですよ」
「はい、お祖母様」
『私』はパステルちゃんに『神子』の力を使いながら、そんな事を思い出していた。
パステルちゃんの中に仕込んだ種。
それに、『巫女』としての力を被せていく。
あと少しで、『私』の身体は消えてしまう。
オリヴァーも、アリサも、デイビッドさんも、一足先に行ってしまった。
けれど、パステルちゃんはエレナさんが、セオはカイとハルモニアさんが守ってくれるはず。
二人は良き友人として、それぞれの場所で役割を果たしてもらうはずだったし、お父様に遺した手紙にもあんなことを書いた。
――ああ、撤回する時間もないのが悔やまれる。
けれど、二人がまた巡り合って、想いが通じ合ったとしたら――きっとハルモニアさんも、お父様も、二人のために頑張ってくれるだろう。
『私』は最期の力を振り絞る。
パステルちゃんの色が、記憶が消えていく。
セオの感情が消えていく。
『私』の虹の力が、消えていく。
――二人とも、重いものを背負わせてごめんね。
さようなら、愛しい子たち――
***
私とセオは、火の神殿へと戻ってきた。
「今の記憶は……?」
今回の記憶は、これまでとは様相が違った。
これは、私自身の記憶ではない。
「――母上の、記憶?」
そう。
今見た記憶は、セオの母、ソフィアの記憶だ。
「どうして……? なぜ、ソフィア様の記憶が、心が、流れ込んできたのですか?」
「――お前は――」
火の精霊ジンは、すっと私に指を向けた。
「虹の巫女であることを知らなかったにも関わらず、何故、虹の力の使い方を憶えていたのだと思う?」
「――え?」
「何処からか、視線を感じたことはなかったか? 時が来るまで、自分の敷地から出ない方がいいと、押し留める何かを感じなかったか?」
私はふと思い出した。
ロイド子爵家のタウンハウスで、義父にセオを紹介した時――誰かの寂しげな視線を感じた事を。
ジンは、私の動揺に構わず、言葉を続ける。
「それなのに空の神子に、風の精霊に、すぐに心を開いたのは何故だ? 旅に出るのを後押しする存在を、感じなかったか?」
私の心に、誰かの気配がちらつく。
嫌な気配ではない、あたたかくて愛に満ちたもの――
「――答えは、そこに居る。そなたの中に」
――ああ、そうだ。
私、気付いてた。
私は、ジンと目を合わせる。
ジンは、口元に弧を描きながら、首肯した。
――セオは、息を呑み、目を見開いて固まっていたのだった。
ちなみに、あれほどヒューゴに付き纏っていたアイリスだが、ヒューゴが医務室から私室に移動してからは不気味なほど沈黙を保っている。
今も、火の神殿を再訪するため廊下を歩いているが、アイリスが近寄ってくる気配も感じない。
ヒューゴは、部屋の外に出た途端に寄ってくるのではないかと身を固くしていたが、予想が外れて拍子抜けしているようだった。
「どうやら火の精霊ジン様も落ち着いているようだな。さあ、行くぞ」
ヒューゴは、煙突のような中庭に揺れている焚き火に手を翳し、火の神殿への入り口を開く。
二度目なので、火をくぐるのも怖くない。
前回の帰り道のような気怠い暑さもなく、火の神殿は心地良い暖かさに満ちていた。
「よく来たな。先日はすまなかった」
火の神殿の奥に進むと、炎の中から褐色の肌、細身の美丈夫が現れた。
滑らかな絹織物に身を包み、どことなくヒューゴや国王に似た怜悧な表情で、腕を組んで佇んでいる。
体付きは細身だが、程よくしなやかな筋肉が付いていて、頭からは小さなツノが二本、控えめにその黒髪を押し上げていた。
「……ジン様、ですか?」
「そうだが? ……ああ、この姿のことか?」
以前会った時は、はち切れそうなほど大きな筋肉に覆われ、厳しい顔つきだったはず。
衣服も燃え盛っていたし、ツノだって大きく巻いていて、とてつもない威圧感を放っていた。
「お前の父の魔力が落ち着いたためだな。今は眠りに落ちているようだが、徐々に悪意も浄化されつつある。そのお陰か、見ての通り我も調子が良いのだ」
「そうでしたか……良かった」
「ヒューゴ、お前も落ち着いたようだな。父の心に触れたか? その痛みを垣間見たのだろう?」
「……はい」
ヒューゴはさっぱりとした表情で、ジンに返答する。
以前彼が見せた、瞳の奥の昏い炎は、綺麗さっぱり消えてしまったようだ。
眠っている間に、彼が何を見て何を感じたのか――また、国王からの手紙に何が記されていたのか、私には知る由もないが、ひとつ憑き物が落ちたようだ。
「さて、虹の巫女。空の神子。記憶を返そう。待たせたな」
ジンがその手で印を結ぶと、空中に小さな赤い炎が現れた。
私とセオは、炎に触れる勇気が出ず、思わずたじろいでしまう。
「熱くないから心配するな。さあ、触れるが良い」
私たちは顔を見合わせて頷くと、同時に炎に手を伸ばす。
赤い炎は一瞬で私たちを包み込み、見知らぬ世界へと私たちを誘っていった――
***
ごーん、ごーん。
鐘の音が響き渡る。
ここは、聖王都にある大神殿のチャペルだ。
『私』は、お父様の腕を取り、ヴァージンロードを進んでゆく。
一歩一歩が、『私』の人生。
真っ直ぐに敷かれたカーペットの向こう側。
『私』を待つ彼は、真っ白なタキシードを身に纏い、柔らかな笑顔を浮かべている。
普段はふわりと揺れる空色の髪は、きっちりと固められ、秀麗な顔立ちを引き立てていた。
彼は、『私』に手を差し出した――。
◇◆◇
「おぎゃあ、おぎゃあ」
生まれてきた小さな命は、愛しい彼にそっくりだった。
彼よりも淡い水色の髪。
瞼から覗く瞳は、澄んだ金色。
天からの贈り物、愛しい愛しい『私』の息子。
「生まれてきてくれてありがとう。あなたの名前は、セオドアよ――」
◇◆◇
ぴしゃあん、ゴロゴロゴロ……
雷鳴が轟き、ロイド家別荘の窓を雨が打ちつけている。
雷精《トール》も心配しているようだ。
このままでは、親友も、親友の赤ちゃんも、命を落としてしまう。
「大精霊よ、力をお貸しください」
『私』は祈った。
久しぶりに使う、『神子』としての力だ。
「どうか二人を救って――アリサと、生まれてくる命を」
しかし運命は、二人の命を繋ぐのを躊躇っているようだ。
『私』は、『神子』の力に『巫女』の力を上乗せして、混ぜ合わせていく。
「私の力を削ってもいい。私の命を削ってもいい。お願い、救って――アリサと、『パステル』を!」
あたりに光が満ちる。
祈りを込めて、魔力を込めて、生まれてくる赤子に名前を贈った。
運命のキャンバスに、『パステル』の命が吹き込まれていく――
◇◆◇
目の前に広がっている書類の数々に、『私』は確信を持った。
デイビッドさんが調合した解毒薬の種類、それを卸した時期。
オリヴァーと『私』が調べた、ジェイコブ陛下の情報。
アリサが入手した、ここ十数年のファブロ王国王家の動向。
――ファブロ王国には、ジェイコブ陛下の愛妾の子、『毒の精霊の加護を得た娘』がいる。
陛下の娘、ヴァイオレットは王国の深い所まで入り込んでいたが、力を使いすぎて精霊を魔物化させてしまった。
そして、『私』たちが毒の精霊を鎮めてしまったことで、ヴァイオレットは眠りにつき、国王は狂い始めた。
『私』は急ぎ手紙を認めた。
アリサの家に隠してもらうつもりだ。
もう少ししたら、ジェイコブ陛下が動くかもしれない。
そうなったら、ロイド家の別荘にでも集まって、今後のことを話し合わないといけないだろう。
その時にはセオとパステルちゃんも連れて――魔力の繋がりを築いておく必要がある。
このまま何も起きなければいいが、少し、嫌な予感がした。
◇◆◇
『私』が学園に通いはじめる少し前。
虹の巫女だった祖母は、『私』に力を引き継いだ。
「ソフィア、あなたの力は隠さなくてはなりません。あなたの『神子』としての力は、いざという時に取っておきなさい。今後は私から引き継いだ『巫女』の力を使うのですよ」
「はい、お祖母様」
『私』はパステルちゃんに『神子』の力を使いながら、そんな事を思い出していた。
パステルちゃんの中に仕込んだ種。
それに、『巫女』としての力を被せていく。
あと少しで、『私』の身体は消えてしまう。
オリヴァーも、アリサも、デイビッドさんも、一足先に行ってしまった。
けれど、パステルちゃんはエレナさんが、セオはカイとハルモニアさんが守ってくれるはず。
二人は良き友人として、それぞれの場所で役割を果たしてもらうはずだったし、お父様に遺した手紙にもあんなことを書いた。
――ああ、撤回する時間もないのが悔やまれる。
けれど、二人がまた巡り合って、想いが通じ合ったとしたら――きっとハルモニアさんも、お父様も、二人のために頑張ってくれるだろう。
『私』は最期の力を振り絞る。
パステルちゃんの色が、記憶が消えていく。
セオの感情が消えていく。
『私』の虹の力が、消えていく。
――二人とも、重いものを背負わせてごめんね。
さようなら、愛しい子たち――
***
私とセオは、火の神殿へと戻ってきた。
「今の記憶は……?」
今回の記憶は、これまでとは様相が違った。
これは、私自身の記憶ではない。
「――母上の、記憶?」
そう。
今見た記憶は、セオの母、ソフィアの記憶だ。
「どうして……? なぜ、ソフィア様の記憶が、心が、流れ込んできたのですか?」
「――お前は――」
火の精霊ジンは、すっと私に指を向けた。
「虹の巫女であることを知らなかったにも関わらず、何故、虹の力の使い方を憶えていたのだと思う?」
「――え?」
「何処からか、視線を感じたことはなかったか? 時が来るまで、自分の敷地から出ない方がいいと、押し留める何かを感じなかったか?」
私はふと思い出した。
ロイド子爵家のタウンハウスで、義父にセオを紹介した時――誰かの寂しげな視線を感じた事を。
ジンは、私の動揺に構わず、言葉を続ける。
「それなのに空の神子に、風の精霊に、すぐに心を開いたのは何故だ? 旅に出るのを後押しする存在を、感じなかったか?」
私の心に、誰かの気配がちらつく。
嫌な気配ではない、あたたかくて愛に満ちたもの――
「――答えは、そこに居る。そなたの中に」
――ああ、そうだ。
私、気付いてた。
私は、ジンと目を合わせる。
ジンは、口元に弧を描きながら、首肯した。
――セオは、息を呑み、目を見開いて固まっていたのだった。
0
あなたにおすすめの小説
勝手にサインしろと仰いましたので、廃嫡書類に国璽を押して差し上げました
鷹 綾
恋愛
「確認? 面倒だ。適当にサインして国璽を押しておけ」
そう言ったのは、王太子アレス。
そう言われたのは、公爵令嬢レイナ・アルヴェルト。
外交も財政も軍備も――
すべてを裏で処理してきたのは彼女だった。
けれど功績はすべて王太子のもの。
感謝も敬意も、ただの一度もない。
そして迎えた舞踏会の夜。
「便利だったが、飾りには向かん」
公開婚約破棄。
それならば、とレイナは微笑む。
「では業務も終了でよろしいですね?」
王太子が望んだ通り、
彼女は“確認”をやめた。
保証を外し、責任を返し、
そして最後に――
「ご確認を」と差し出した書類に、
彼は何も読まずに署名した。
国は契約で成り立っている。
確認しない者に、王の資格はない。
働きたくない公爵令嬢と、
責任を理解しなかった王太子。
静かな契約ざまぁ劇、開幕。
---
魔法使いとして頑張りますわ!
まるねこ
恋愛
母が亡くなってすぐに伯爵家へと来た愛人とその娘。
そこからは家族ごっこの毎日。
私が継ぐはずだった伯爵家。
花畑の住人の義妹が私の婚約者と仲良くなってしまったし、もういいよね?
これからは母方の方で養女となり、魔法使いとなるよう頑張っていきますわ。
2025年に改編しました。
いつも通り、ふんわり設定です。
ブックマークに入れて頂けると私のテンションが成層圏を超えて月まで行ける気がします。m(._.)m
Copyright©︎2020-まるねこ
転生悪役令嬢に仕立て上げられた幸運の女神様は家門から勘当されたので、自由に生きるため、もう、ほっといてください。今更戻ってこいは遅いです
青の雀
ファンタジー
公爵令嬢ステファニー・エストロゲンは、学園の卒業パーティで第2王子のマリオットから突然、婚約破棄を告げられる
それも事実ではない男爵令嬢のリリアーヌ嬢を苛めたという冤罪を掛けられ、問答無用でマリオットから殴り飛ばされ意識を失ってしまう
そのショックで、ステファニーは前世社畜OL だった記憶を思い出し、日本料理を提供するファミリーレストランを開業することを思いつく
公爵令嬢として、持ち出せる宝石をなぜか物心ついたときには、すでに貯めていて、それを原資として開業するつもりでいる
この国では婚約破棄された令嬢は、キズモノとして扱われることから、なんとか自立しようと修道院回避のために幼いときから貯金していたみたいだった
足取り重く公爵邸に帰ったステファニーに待ち構えていたのが、父からの勘当宣告で……
エストロゲン家では、昔から異能をもって生まれてくるということを当然としている家柄で、異能を持たないステファニーは、前から肩身の狭い思いをしていた
修道院へ行くか、勘当を甘んじて受け入れるか、二者択一を迫られたステファニーは翌早朝にこっそり、家を出た
ステファニー自身は忘れているが、実は女神の化身で何代前の過去に人間との恋でいさかいがあり、無念が残っていたので、神界に帰らず、人間界の中で転生を繰り返すうちに、自分自身が女神であるということを忘れている
エストロゲン家の人々は、ステファニーの恩恵を受け異能を覚醒したということを知らない
ステファニーを追い出したことにより、次々に異能が消えていく……
4/20ようやく誤字チェックが完了しました
もしまだ、何かお気づきの点がありましたら、ご報告お待ち申し上げておりますm(_)m
いったん終了します
思いがけずに長くなってしまいましたので、各単元ごとはショートショートなのですが(笑)
平民女性に転生して、下剋上をするという話も面白いかなぁと
気が向いたら書きますね
侯爵令嬢に転生したからには、何がなんでも生き抜きたいと思います!
珂里
ファンタジー
侯爵令嬢に生まれた私。
3歳のある日、湖で溺れて前世の記憶を思い出す。
高校に入学した翌日、川で溺れていた子供を助けようとして逆に私が溺れてしまった。
これからハッピーライフを満喫しようと思っていたのに!!
転生したからには、2度目の人生何がなんでも生き抜いて、楽しみたいと思います!!!
幼女はリペア(修復魔法)で無双……しない
しろこねこ
ファンタジー
田舎の小さな村・セデル村に生まれた貧乏貴族のリナ5歳はある日魔法にめざめる。それは貧乏村にとって最強の魔法、リペア、修復の魔法だった。ちょっと説明がつかないでたらめチートな魔法でリナは覇王を目指……さない。だって平凡が1番だもん。騙され上手な父ヘンリーと脳筋な兄カイル、スーパー執事のゴフじいさんと乙女なおかんマール婆さんとの平和で凹凸な日々の話。
【完結】勤労令嬢、街へ行く〜令嬢なのに下働きさせられていた私を養女にしてくれた侯爵様が溺愛してくれるので、国いちばんのレディを目指します〜
鈴木 桜
恋愛
貧乏男爵の妾の子である8歳のジリアンは、使用人ゼロの家で勤労の日々を送っていた。
誰よりも早く起きて畑を耕し、家族の食事を準備し、屋敷を隅々まで掃除し……。
幸いジリアンは【魔法】が使えたので、一人でも仕事をこなすことができていた。
ある夏の日、彼女の運命を大きく変える出来事が起こる。
一人の客人をもてなしたのだ。
その客人は戦争の英雄クリフォード・マクリーン侯爵の使いであり、ジリアンが【魔法の天才】であることに気づくのだった。
【魔法】が『武器』ではなく『生活』のために使われるようになる時代の転換期に、ジリアンは戦争の英雄の養女として迎えられることになる。
彼女は「働かせてください」と訴え続けた。そうしなければ、追い出されると思ったから。
そんな彼女に、周囲の大人たちは目一杯の愛情を注ぎ続けた。
そして、ジリアンは少しずつ子供らしさを取り戻していく。
やがてジリアンは17歳に成長し、新しく設立された王立魔法学院に入学することに。
ところが、マクリーン侯爵は渋い顔で、
「男子生徒と目を合わせるな。微笑みかけるな」と言うのだった。
学院には幼馴染の謎の少年アレンや、かつてジリアンをこき使っていた腹違いの姉もいて──。
☆第2部完結しました☆
不倫されて離婚した社畜OLが幼女転生して聖女になりましたが、王国が揉めてて大事にしてもらえないので好きに生きます
天田れおぽん
ファンタジー
ブラック企業に勤める社畜OL沙羅(サラ)は、結婚したものの不倫されて離婚した。スッキリした気分で明るい未来に期待を馳せるも、公園から飛び出てきた子どもを助けたことで、弱っていた心臓が止まってしまい死亡。同情した女神が、黒髪黒目中肉中背バツイチの沙羅を、銀髪碧眼3歳児の聖女として異世界へと転生させてくれた。
ところが王国内で聖女の処遇で揉めていて、転生先は草原だった。
サラは女神がくれた山盛りてんこ盛りのスキルを使い、異世界で知り合ったモフモフたちと暮らし始める――――
※第16話 あつまれ聖獣の森 6 が抜けていましたので2025/07/30に追加しました。
いつまでもドアマットと思うなよ
あんど もあ
ファンタジー
二年前に母を亡くしたミレーネは、後妻と妹が家にやって来てからすっかり使用人以下の扱いをされている。王宮で舞踏会が開催されるが、用意されたのは妹のドレスだけ。そんなミレーネに手を差し伸べる人が……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる