90 / 154
第六章 赤
第88話 『調香の巫女』
しおりを挟む
私たちは準備を整えて、情報屋である『調香の巫女』の元へと向かった。
情報屋の住んでいる場所は、聖王都に程近い野原にぽつんと建つ、一軒家である。
オレンジ色のとがった屋根に、手作りと思われるちょっと曲がったポスト。
外に向かって開いている丸い小窓には、白いカーテンがふりふりと揺れている。
二階の窓は閉まっていて、窓辺にはくまとうさぎのぬいぐるみが飾られていた。
拍子抜けするほど、可愛らしい家である。
家の周りにはたくさんの草花が植えられていた。
柵で区切られた花壇の中は、つやつやした花が咲いている。
どの花も生き生きとしていて、よく手入れされているようだった。
私たちは、地の神殿に入った時の衣装を身につけている。
ヴェールがついているし、髪も隠せるから都合が良い。
そして、ヴェールには心を落ち着ける作用を持つ、ラベンダーのフレグランスを含ませている。
さらに、セオが風の魔法を微弱に展開することで、私たちの位置が風下にならないように操作する予定だ。
最悪の場合、香りの効果を受けにくい妖精のししまるに、私たちの頭から水をかけて目を覚まさせるように頼んである。
セオは私とししまるに目で合図をしてから、呼び鈴の紐を引いた。
可愛らしいベルが乾いた音を鳴らし、家の中から鈴を転がすような声が聞こえてくる。
「はぁーい。どなたぁー?」
そう言いながら扉を開けたのは、キャラメル色の髪と明るい緑色の瞳を持った、可愛らしい女性だった。
女性は、ふわりとした若草色のワンピースの上に白いフリフリのエプロンを着けている。
年齢はかなり上のはずなのだが、同世代の少女のように若々しく可憐だ。
「あらぁ、セオくんじゃない! 久しぶりね! 折角の可愛いお顔をそんな布で隠したりして、勿体無いわ」
「……」
セオは、女性に話しかけられても無言だった。
「相変わらずね。あらぁ、そっちの子は? 初めましてよね? 私はフローラ、よろしくね」
私は、無言で頷いた。
首をこてん、と横に倒す仕草はとても可愛らしいのだが――何だろう、この人に弱みを見せたら駄目だ。背筋がぞわぞわする。
「まあ、愛想のない子ねぇ。そんなんじゃあ、誰にも愛してもらえないわよぉ? そこのお人形さんみたいに」
――セオのことを言っているのだろうか。
怒りが込み上げてくる。
だが、ラベンダーの香りのおかげだろうか。
以前ラスやメーアにセオを人形と評された時に比べたら、言い返さない程度には冷静でいられた。
「ふーん。怒るんだ。図星ってことかしら? それから……そこにいるのは妖精? 嫌だわ、あたし、動物も妖精も嫌いなのよね。次はそんなケモノ、連れて来ないでちょうだい」
私は出来る限り表情を動かさずにいたつもりなのだが、それでも一瞬で怒りを見抜かれてしまった。
確かに彼女は、人心を読み取ることに長けているのかもしれない。
ししまるも、言葉こそ発しないが水のボールをトゲトゲさせて、怒っている。
「あらやだ、怒ってるの? でもケモノがどう思おうと興味なんかないわ。あたしはお人形やぬいぐるみの方がずっと好きよ、嫌な匂いがしないもの。
さ、良かったら中に入ってちょうだい。あ、ケモノは入れちゃ嫌よ」
「……いえ、ここでお話しします」
「あらあらぁ、もしかして警戒されてるのかしら? ああ、もしかしてもしかして、その布って、あたしの力が届かないように対策してるつもり?」
――その瞬間、フローラの表情がごそっと抜け落ちた。
少女のようだった表情から一変し、フローラは不気味な圧を放ち始める。
声も一段低くなり、蛇のように獲物を睨みつけるその様は、まさに捕食者のよう。
「無駄よ、無駄。ラベンダーの香りじゃあ、あたしの調合した香りは無効化出来ないわよ。せいぜい、あたしに能力を使わせないように頑張ることね」
氷のように冷たく言い放つと、フローラは元通り、少女のような表情に戻った。
だが、それでも。
この一瞬で背筋を通り抜けた冷たい感触は、しばらく拭えそうになかった。
「それで? 今日は何の情報が欲しいのかしら?」
「……聖王陛下と王女殿下がファブロ王国の王都を訪問してる。その目的と、現在の状況を教えてほしい」
「まあ、その目的なら探るまでもなく、出発前に本人から聞いたわ。今の状況も、もちろん把握してるわよ。
それで? 情報の対価に、何をくれるの?」
「氷の魔石」
「……確かに魅力的だけど、要らないわ。『氷の祝子』であるノエルタウンの領主が、魔石の代わりに務めを果たしてくれているもの」
「もう一つ、ある。最近聞いた情報だけど、『傷を癒す魔女』がファブロ王国の王都にいるって噂がある」
「……『傷を癒す魔女』ですって? 揶揄うのはよして。そんなのがあの国にいるわけないじゃない」
「そう思って、ファブロ王国の国内は調べもしなかったんでしょう? けど、僕たちは二つの異なる経路からその情報を入手した。確かめる価値はあると思う。……あなたにとっては、特に」
義父からの手紙にあった、『魔女』の噂だが、フローラにとっては大切な情報だったらしい。
実はメーアも別のルートからその情報を入手していて、なんと取引の材料としてししまるに知らせていたのだ。
今朝ししまるから『魔女』の情報が対価になると聞いて、セオは驚きもせず頷き、逆に私は心底驚いたのだった。
「……そうね。確かにあの国の噂話なんて調べようとも思わなかったわ。合格よ。じゃあ、お求めの情報を話してあげましょうか。
――愛しの聖王様が王都に行ったのは、アイリスちゃんにお見合いをさせるためよ」
「……お見合い?」
「そうよ。王太子でも、宰相でも、大臣でも、高位貴族の子息でも、王の側近なら誰でもいいの。ダーリンは、アイリスちゃんの気に入った人と婚姻を結ばせて、王国に住まわせる予定よ。いずれ王国の吸収合併でも考えてるのかしらね?」
セオは、顎に手を当てて考え込んでいる。
それよりも私は、フローラが聖王のことを『ダーリン』と呼んでいることが気になった。
彼女は、聖王マクシミリアンとどういう関係なのだろうか。
「……それで、お見合いはどうなったの?」
「うーん、まだ決めかねてるんじゃないかしら。ダーリンは王都を早々に出発したみたいだけど、アイリスちゃんはまだ王都に残ってるみたいよ」
「アイリス姉様は、何を考えてるの? あの時僕を捕まえたの、アイリス姉様でしょう?」
「そうねえ、それ以上は別の対価が必要になるわよ。それでも聞きたい?」
「……いや、いい。じゃあ、最後にもう一つ。氷の魔石は渡すから、ノエルタウンの領主を解放してくれない? 領民が困ってる」
「実物を見てからね。あと、ダーリンにも確認して貰わなくちゃ。現物は今持ってるの?」
「いや、今は手元にない。用意できたら渡す。……ただし、領主の身柄と引き換えじゃないと、渡せない」
「あらぁ、あたしはノエルタウンがどうなろうと知ったことじゃないのよ? 魔石でも人間でも、氷の魔法が発動できればどっちでもいいんだから」
「……わかった」
「うふふ、物分かりがいいじゃない。さて、お話はおしまいかしら?」
セオは頷いて、踵を返そうとする。
「ああ、待って。帰る前に、その子のこと聞きたいんだけど」
フローラは、エプロンのポケットから素早く小瓶を取り出し、蓋を開けて投げるような仕草をした。
何か、香りを仕込んでいるのだろう。
その瞬間、セオは強い風を吹かせた。
小瓶はフローラの足元で割れているが、強風に吹き付けられて、こちらには何の香りも届かない。
「きゃあ! もう、何するのよぅ」
「それは、こっちのセリフ。風が吹いてる限り、その香りは届かない」
「……くそ、生意気ね。次からは、外では絶対喋らないわ。覚えておきなさい」
フローラは悪態をついて、悔しそうな表情をすると、私たちに背を向けた。
玄関の扉に手をかけた所で、フローラはふと思いついたように振り返る。
フローラは風に髪を靡かせながらも口の端に笑みを浮かべ、挑発的に言葉を発した。
「……ああ、それと。セオくん、君の感情が元に戻ったことと、後ろにいるその子が大切だってことはよくわかったわ。良い情報ね、ダーリンに伝えとくわ」
そうして、フローラは今度こそ家の中に入って行ったのだった。
情報屋の住んでいる場所は、聖王都に程近い野原にぽつんと建つ、一軒家である。
オレンジ色のとがった屋根に、手作りと思われるちょっと曲がったポスト。
外に向かって開いている丸い小窓には、白いカーテンがふりふりと揺れている。
二階の窓は閉まっていて、窓辺にはくまとうさぎのぬいぐるみが飾られていた。
拍子抜けするほど、可愛らしい家である。
家の周りにはたくさんの草花が植えられていた。
柵で区切られた花壇の中は、つやつやした花が咲いている。
どの花も生き生きとしていて、よく手入れされているようだった。
私たちは、地の神殿に入った時の衣装を身につけている。
ヴェールがついているし、髪も隠せるから都合が良い。
そして、ヴェールには心を落ち着ける作用を持つ、ラベンダーのフレグランスを含ませている。
さらに、セオが風の魔法を微弱に展開することで、私たちの位置が風下にならないように操作する予定だ。
最悪の場合、香りの効果を受けにくい妖精のししまるに、私たちの頭から水をかけて目を覚まさせるように頼んである。
セオは私とししまるに目で合図をしてから、呼び鈴の紐を引いた。
可愛らしいベルが乾いた音を鳴らし、家の中から鈴を転がすような声が聞こえてくる。
「はぁーい。どなたぁー?」
そう言いながら扉を開けたのは、キャラメル色の髪と明るい緑色の瞳を持った、可愛らしい女性だった。
女性は、ふわりとした若草色のワンピースの上に白いフリフリのエプロンを着けている。
年齢はかなり上のはずなのだが、同世代の少女のように若々しく可憐だ。
「あらぁ、セオくんじゃない! 久しぶりね! 折角の可愛いお顔をそんな布で隠したりして、勿体無いわ」
「……」
セオは、女性に話しかけられても無言だった。
「相変わらずね。あらぁ、そっちの子は? 初めましてよね? 私はフローラ、よろしくね」
私は、無言で頷いた。
首をこてん、と横に倒す仕草はとても可愛らしいのだが――何だろう、この人に弱みを見せたら駄目だ。背筋がぞわぞわする。
「まあ、愛想のない子ねぇ。そんなんじゃあ、誰にも愛してもらえないわよぉ? そこのお人形さんみたいに」
――セオのことを言っているのだろうか。
怒りが込み上げてくる。
だが、ラベンダーの香りのおかげだろうか。
以前ラスやメーアにセオを人形と評された時に比べたら、言い返さない程度には冷静でいられた。
「ふーん。怒るんだ。図星ってことかしら? それから……そこにいるのは妖精? 嫌だわ、あたし、動物も妖精も嫌いなのよね。次はそんなケモノ、連れて来ないでちょうだい」
私は出来る限り表情を動かさずにいたつもりなのだが、それでも一瞬で怒りを見抜かれてしまった。
確かに彼女は、人心を読み取ることに長けているのかもしれない。
ししまるも、言葉こそ発しないが水のボールをトゲトゲさせて、怒っている。
「あらやだ、怒ってるの? でもケモノがどう思おうと興味なんかないわ。あたしはお人形やぬいぐるみの方がずっと好きよ、嫌な匂いがしないもの。
さ、良かったら中に入ってちょうだい。あ、ケモノは入れちゃ嫌よ」
「……いえ、ここでお話しします」
「あらあらぁ、もしかして警戒されてるのかしら? ああ、もしかしてもしかして、その布って、あたしの力が届かないように対策してるつもり?」
――その瞬間、フローラの表情がごそっと抜け落ちた。
少女のようだった表情から一変し、フローラは不気味な圧を放ち始める。
声も一段低くなり、蛇のように獲物を睨みつけるその様は、まさに捕食者のよう。
「無駄よ、無駄。ラベンダーの香りじゃあ、あたしの調合した香りは無効化出来ないわよ。せいぜい、あたしに能力を使わせないように頑張ることね」
氷のように冷たく言い放つと、フローラは元通り、少女のような表情に戻った。
だが、それでも。
この一瞬で背筋を通り抜けた冷たい感触は、しばらく拭えそうになかった。
「それで? 今日は何の情報が欲しいのかしら?」
「……聖王陛下と王女殿下がファブロ王国の王都を訪問してる。その目的と、現在の状況を教えてほしい」
「まあ、その目的なら探るまでもなく、出発前に本人から聞いたわ。今の状況も、もちろん把握してるわよ。
それで? 情報の対価に、何をくれるの?」
「氷の魔石」
「……確かに魅力的だけど、要らないわ。『氷の祝子』であるノエルタウンの領主が、魔石の代わりに務めを果たしてくれているもの」
「もう一つ、ある。最近聞いた情報だけど、『傷を癒す魔女』がファブロ王国の王都にいるって噂がある」
「……『傷を癒す魔女』ですって? 揶揄うのはよして。そんなのがあの国にいるわけないじゃない」
「そう思って、ファブロ王国の国内は調べもしなかったんでしょう? けど、僕たちは二つの異なる経路からその情報を入手した。確かめる価値はあると思う。……あなたにとっては、特に」
義父からの手紙にあった、『魔女』の噂だが、フローラにとっては大切な情報だったらしい。
実はメーアも別のルートからその情報を入手していて、なんと取引の材料としてししまるに知らせていたのだ。
今朝ししまるから『魔女』の情報が対価になると聞いて、セオは驚きもせず頷き、逆に私は心底驚いたのだった。
「……そうね。確かにあの国の噂話なんて調べようとも思わなかったわ。合格よ。じゃあ、お求めの情報を話してあげましょうか。
――愛しの聖王様が王都に行ったのは、アイリスちゃんにお見合いをさせるためよ」
「……お見合い?」
「そうよ。王太子でも、宰相でも、大臣でも、高位貴族の子息でも、王の側近なら誰でもいいの。ダーリンは、アイリスちゃんの気に入った人と婚姻を結ばせて、王国に住まわせる予定よ。いずれ王国の吸収合併でも考えてるのかしらね?」
セオは、顎に手を当てて考え込んでいる。
それよりも私は、フローラが聖王のことを『ダーリン』と呼んでいることが気になった。
彼女は、聖王マクシミリアンとどういう関係なのだろうか。
「……それで、お見合いはどうなったの?」
「うーん、まだ決めかねてるんじゃないかしら。ダーリンは王都を早々に出発したみたいだけど、アイリスちゃんはまだ王都に残ってるみたいよ」
「アイリス姉様は、何を考えてるの? あの時僕を捕まえたの、アイリス姉様でしょう?」
「そうねえ、それ以上は別の対価が必要になるわよ。それでも聞きたい?」
「……いや、いい。じゃあ、最後にもう一つ。氷の魔石は渡すから、ノエルタウンの領主を解放してくれない? 領民が困ってる」
「実物を見てからね。あと、ダーリンにも確認して貰わなくちゃ。現物は今持ってるの?」
「いや、今は手元にない。用意できたら渡す。……ただし、領主の身柄と引き換えじゃないと、渡せない」
「あらぁ、あたしはノエルタウンがどうなろうと知ったことじゃないのよ? 魔石でも人間でも、氷の魔法が発動できればどっちでもいいんだから」
「……わかった」
「うふふ、物分かりがいいじゃない。さて、お話はおしまいかしら?」
セオは頷いて、踵を返そうとする。
「ああ、待って。帰る前に、その子のこと聞きたいんだけど」
フローラは、エプロンのポケットから素早く小瓶を取り出し、蓋を開けて投げるような仕草をした。
何か、香りを仕込んでいるのだろう。
その瞬間、セオは強い風を吹かせた。
小瓶はフローラの足元で割れているが、強風に吹き付けられて、こちらには何の香りも届かない。
「きゃあ! もう、何するのよぅ」
「それは、こっちのセリフ。風が吹いてる限り、その香りは届かない」
「……くそ、生意気ね。次からは、外では絶対喋らないわ。覚えておきなさい」
フローラは悪態をついて、悔しそうな表情をすると、私たちに背を向けた。
玄関の扉に手をかけた所で、フローラはふと思いついたように振り返る。
フローラは風に髪を靡かせながらも口の端に笑みを浮かべ、挑発的に言葉を発した。
「……ああ、それと。セオくん、君の感情が元に戻ったことと、後ろにいるその子が大切だってことはよくわかったわ。良い情報ね、ダーリンに伝えとくわ」
そうして、フローラは今度こそ家の中に入って行ったのだった。
0
あなたにおすすめの小説
勝手にサインしろと仰いましたので、廃嫡書類に国璽を押して差し上げました
鷹 綾
恋愛
「確認? 面倒だ。適当にサインして国璽を押しておけ」
そう言ったのは、王太子アレス。
そう言われたのは、公爵令嬢レイナ・アルヴェルト。
外交も財政も軍備も――
すべてを裏で処理してきたのは彼女だった。
けれど功績はすべて王太子のもの。
感謝も敬意も、ただの一度もない。
そして迎えた舞踏会の夜。
「便利だったが、飾りには向かん」
公開婚約破棄。
それならば、とレイナは微笑む。
「では業務も終了でよろしいですね?」
王太子が望んだ通り、
彼女は“確認”をやめた。
保証を外し、責任を返し、
そして最後に――
「ご確認を」と差し出した書類に、
彼は何も読まずに署名した。
国は契約で成り立っている。
確認しない者に、王の資格はない。
働きたくない公爵令嬢と、
責任を理解しなかった王太子。
静かな契約ざまぁ劇、開幕。
---
私の息子を“愛人の子の下”にすると言った夫へ──その瞬間、正妻の役目は終わりました
放浪人
恋愛
政略結婚で伯爵家に嫁いだ侯爵令嬢リディアは、愛のない夫婦関係を「正妻の務め」と割り切り、赤字だらけの領地を立て直してきた。帳簿を整え、税の徴収を正し、交易路を広げ、収穫が不安定な年には備蓄を回す――伯爵家の体裁を保ってきたのは、いつも彼女の実務だった。
だがある日、夫オスヴァルドが屋敷に連れ帰ったのは“幼馴染”の女とその息子。
「彼女は可哀想なんだ」
「この子を跡取りにする」
そして人前で、平然と言い放つ。
――「君の息子は、愛人の子の“下”で学べばいい」
その瞬間、リディアの中で何かが静かに終わった。怒鳴らない。泣かない。微笑みすら崩さない。
「承知しました。では――正妻の役目は終わりましたね」
いつまでもドアマットと思うなよ
あんど もあ
ファンタジー
二年前に母を亡くしたミレーネは、後妻と妹が家にやって来てからすっかり使用人以下の扱いをされている。王宮で舞踏会が開催されるが、用意されたのは妹のドレスだけ。そんなミレーネに手を差し伸べる人が……。
魔法使いとして頑張りますわ!
まるねこ
恋愛
母が亡くなってすぐに伯爵家へと来た愛人とその娘。
そこからは家族ごっこの毎日。
私が継ぐはずだった伯爵家。
花畑の住人の義妹が私の婚約者と仲良くなってしまったし、もういいよね?
これからは母方の方で養女となり、魔法使いとなるよう頑張っていきますわ。
2025年に改編しました。
いつも通り、ふんわり設定です。
ブックマークに入れて頂けると私のテンションが成層圏を超えて月まで行ける気がします。m(._.)m
Copyright©︎2020-まるねこ
転生悪役令嬢に仕立て上げられた幸運の女神様は家門から勘当されたので、自由に生きるため、もう、ほっといてください。今更戻ってこいは遅いです
青の雀
ファンタジー
公爵令嬢ステファニー・エストロゲンは、学園の卒業パーティで第2王子のマリオットから突然、婚約破棄を告げられる
それも事実ではない男爵令嬢のリリアーヌ嬢を苛めたという冤罪を掛けられ、問答無用でマリオットから殴り飛ばされ意識を失ってしまう
そのショックで、ステファニーは前世社畜OL だった記憶を思い出し、日本料理を提供するファミリーレストランを開業することを思いつく
公爵令嬢として、持ち出せる宝石をなぜか物心ついたときには、すでに貯めていて、それを原資として開業するつもりでいる
この国では婚約破棄された令嬢は、キズモノとして扱われることから、なんとか自立しようと修道院回避のために幼いときから貯金していたみたいだった
足取り重く公爵邸に帰ったステファニーに待ち構えていたのが、父からの勘当宣告で……
エストロゲン家では、昔から異能をもって生まれてくるということを当然としている家柄で、異能を持たないステファニーは、前から肩身の狭い思いをしていた
修道院へ行くか、勘当を甘んじて受け入れるか、二者択一を迫られたステファニーは翌早朝にこっそり、家を出た
ステファニー自身は忘れているが、実は女神の化身で何代前の過去に人間との恋でいさかいがあり、無念が残っていたので、神界に帰らず、人間界の中で転生を繰り返すうちに、自分自身が女神であるということを忘れている
エストロゲン家の人々は、ステファニーの恩恵を受け異能を覚醒したということを知らない
ステファニーを追い出したことにより、次々に異能が消えていく……
4/20ようやく誤字チェックが完了しました
もしまだ、何かお気づきの点がありましたら、ご報告お待ち申し上げておりますm(_)m
いったん終了します
思いがけずに長くなってしまいましたので、各単元ごとはショートショートなのですが(笑)
平民女性に転生して、下剋上をするという話も面白いかなぁと
気が向いたら書きますね
【完結】離縁王妃アデリアは故郷で聖姫と崇められています ~冤罪で捨てられた王妃、地元に戻ったら領民に愛され「聖姫」と呼ばれていました~
猫燕
恋愛
「――そなたとの婚姻を破棄する。即刻、王宮を去れ」
王妃としての5年間、私はただ国を支えていただけだった。
王妃アデリアは、側妃ラウラの嘘と王の独断により、「毒を盛った」という冤罪で突然の離縁を言い渡された。「ただちに城を去れ」と宣告されたアデリアは静かに王宮を去り、生まれ故郷・ターヴァへと向かう。
しかし、領地の国境を越えた彼女を待っていたのは、驚くべき光景だった。
迎えに来たのは何百もの領民、兄、彼女の帰還に歓喜する侍女たち。
かつて王宮で軽んじられ続けたアデリアの政策は、故郷では“奇跡”として受け継がれ、領地を繁栄へ導いていたのだ。実際は薬学・医療・農政・内政の天才で、治癒魔法まで操る超有能王妃だった。
故郷の温かさに癒やされ、彼女の有能さが改めて証明されると、その評判は瞬く間に近隣諸国へ広がり──
“冷徹の皇帝”と恐れられる隣国の若き皇帝・カリオンが現れる。
皇帝は彼女の才覚と優しさに心を奪われ、「私はあなたを守りたい」と静かに誓う。
冷徹と恐れられる彼が、なぜかターヴァ領に何度も通うようになり――「君の価値を、誰よりも私が知っている」「アデリア・ターヴァ。君の全てを、私のものにしたい」
一方その頃――アデリアを失った王国は急速に荒れ、疫病、飢饉、魔物被害が連鎖し、内政は崩壊。国王はようやく“失ったものの価値”を理解し始めるが、もう遅い。
追放された王妃は、故郷で神と崇められ、最強の溺愛皇帝に娶られる!「あなたが望むなら、帝国も全部君のものだ」――これは、誰からも理解されなかった“本物の聖女”が、
ようやく正当に愛され、報われる物語。
※「小説家になろう」にも投稿しています
侯爵令嬢に転生したからには、何がなんでも生き抜きたいと思います!
珂里
ファンタジー
侯爵令嬢に生まれた私。
3歳のある日、湖で溺れて前世の記憶を思い出す。
高校に入学した翌日、川で溺れていた子供を助けようとして逆に私が溺れてしまった。
これからハッピーライフを満喫しようと思っていたのに!!
転生したからには、2度目の人生何がなんでも生き抜いて、楽しみたいと思います!!!
【完結】勤労令嬢、街へ行く〜令嬢なのに下働きさせられていた私を養女にしてくれた侯爵様が溺愛してくれるので、国いちばんのレディを目指します〜
鈴木 桜
恋愛
貧乏男爵の妾の子である8歳のジリアンは、使用人ゼロの家で勤労の日々を送っていた。
誰よりも早く起きて畑を耕し、家族の食事を準備し、屋敷を隅々まで掃除し……。
幸いジリアンは【魔法】が使えたので、一人でも仕事をこなすことができていた。
ある夏の日、彼女の運命を大きく変える出来事が起こる。
一人の客人をもてなしたのだ。
その客人は戦争の英雄クリフォード・マクリーン侯爵の使いであり、ジリアンが【魔法の天才】であることに気づくのだった。
【魔法】が『武器』ではなく『生活』のために使われるようになる時代の転換期に、ジリアンは戦争の英雄の養女として迎えられることになる。
彼女は「働かせてください」と訴え続けた。そうしなければ、追い出されると思ったから。
そんな彼女に、周囲の大人たちは目一杯の愛情を注ぎ続けた。
そして、ジリアンは少しずつ子供らしさを取り戻していく。
やがてジリアンは17歳に成長し、新しく設立された王立魔法学院に入学することに。
ところが、マクリーン侯爵は渋い顔で、
「男子生徒と目を合わせるな。微笑みかけるな」と言うのだった。
学院には幼馴染の謎の少年アレンや、かつてジリアンをこき使っていた腹違いの姉もいて──。
☆第2部完結しました☆
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる