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一章:不良アリスとみなしご兎
不良アリスとみなしご兎の幸せ 11*
しおりを挟むにこりと笑う可愛らしい翔は、その顔に似合わず、白濁とした液が付着する陰茎を口腔に収めてしまった。
「っっ、ンッャ、あっ、ぁん、ぅうんっ、はっぁん」
亀頭に舌が絡んで、唇の上下の動きに合わせ、緩んだり絡み付いて吸われたりとすれば、今まで感じたこともない快感に襲われる。
むくむくと元気を取り戻すのは、若いからだろうか。
一瞬頭の中が白くなった。
快感で我を忘れてしまいそうだ。
その時だった。
どさくさに紛れて、翔の指に窪みをつつかれる。
喘いでいた口からは恐怖で、ヒッと息が漏れた。
まだ含まれたままのぺニスは、堅さを保っているが、二つの玉は、怖さでぎゅうと縮こまっている。
「カケル。力抜いて? じゃないと、カケルの穴、舐めちゃうよ?」
「やっ、やっ、しょっぅ、いやだっ」
指で窪んだ入口の皺を伸ばしながら、翔は俺の性器から口を離す。
翔は口端から舌を覗かせて自身の唇を舐めると、台詞とは不釣り合いな微笑みを浮かべて宣った。
そのまま顔が下に降りていく。
舌が睾丸を舐め上げたかと思えば、ぐりっと人差し指の先端を押し込まれる。
「ひっあっ! いっ、た、いた、いっ」
痛みに叫ぶと同時に、指と搾まりの隙間に湿ったものが触れた。
その感触で何かを悟った俺は、羞恥だったり、屈辱だったり、背徳感だったり、圧迫感だったりで、頭の中を支配されてしまい、もう何も考えられなくなっていた。
後孔と指の境目を、翔の暖かい舌が辿っていく。
有り得ない羞恥に、痛さも忘れて、ただ喃語のような意味のなさない言葉だけが口を飛び出ていく。
「き、汚ねえだろ、そんなとこ! 舐めんな、よ」
どうにか言葉にするも、恥ずかしさに両手で顔を隠した。
なんだこの乙女仕様は、と自己突っ込みをするが、どうにもならなかった。
「今から入れるとこが汚い訳ないじゃない。カケルは全部綺麗で可愛いよ。形を変えて呑み込もうとしてるとこなんて……堪んない」
ふふ、と翔が笑う。
息が吹き掛かり、ひゃっ、と変な声が出た。
先っぽしか入っていなかった指が、唾液を潤滑油にしてか、ぐぽっと侵入してくる。
回しながら更に奥にと押し込まれ、圧迫感に息を止めた。
翔の指を銜え込んでいる穴を舌が突っつく。
中で指が、くいと曲げられるのと同時に、舌先が入り込んだ。
「っ、しょっ、やめっ! くぁっ」
指が出ていくのに合わせ、舌が侵入してくる。
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