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アップルと世界征服
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「この世界キュウチは、9つの大陸と海から出来ています。9つの大陸、北カリメア、南カリメア、アニアセオ、アビラスゴーユ、カリフア、クキョンナ、クキョッホ、パッローヨ、ジアアです。」
アップル新女王は、世界情勢についての報告を、アップル世界征服対策チームの参謀のグアバからレクチャーを受けていた。
「我が国、パンジャはジアアに属しています。幸い首都キョウトウに現れた邪悪なる未知の生物、悪魔の捕食者、デビル・プレデターは、女王アップル様が退治されました。」
「悪魔の捕食者か?」
人間如きが神の使徒を悪く言うなど許せん! おまえたち人間は邪悪な自己利益や自己保身の塊ではないか! とアップルは思った。
「お気に召しませんか?」
「いや、構わない。報告を続けてくれ。」
「はい。全世界で、どれだけの数のデビル・プレデターがいるのか、正確なことは分かりませんが、世界各地で激しい争いを繰り広げていることは明白でしょう。商人や旅人の話では、デビル・プレデターに滅ぼされた国があるそうです。」
人間如き、神の使徒に食われればいいのだ! 同じ人間ではあるが、アップルは人間の国が滅びることに喜びを感じた。
「逆に、デビルプレデターを捕らえた国もあるそうです。」
「なに!? 捕らえただと!? あの強大な悪魔の捕食者を捕獲に成功したというのか!?」
「はい。真偽は定かではありませんが、そういった捕獲情報も入っております。」「そうか、どこの国でどんな、デビル・プレデターが捕まったのか、引き続き調べてちょうだい。」
「はい。女王様。それでは失礼いたします。」
アップル世界征服対策チームは、女王陛下の元を去って行った。
「ああ~疲れた。話を聞くだけでも楽じゃないわ。」
「お疲れ様。」
「ジュライって、同じ神の使徒が人間に捕まったら、心配するの? それとも、ざまあみろと思うの?」
「どうだろう。12人の神の使徒には、元々のチェスの駒だった時の立場やポジションがあるし、12人の神の使徒には、自分の意志があるんだ。」
「自分の意志?」
「そう。神様の命令には絶対服従なんだけど、神の使徒も人間の様に自分の意志を持っているんだ。」
「それって、ジュライが私を食べたけど、好きになったように?」
「そうそうって、なんだか恥ずかしいな!?」
「クスクス。やっぱりジュライって面白いわ。」
アップルとジュライは相性抜群の仲よしだった。
「他の神の使徒に友達とかはいないの?」
「神様に命を与えられてから、一斉に世界に散らばったから、他の神の使徒のことは分からないんだ。」
「どこにいるかとかも分からないの?」
「どうなんだろう? 近くにいれば感じることができるのかな? やってみよう。」
ジュライは、神経を集中させて、近くに神の使徒がいないか、感知しようと試みる。
「周辺にある神の使徒の反応は2つ。1つは西の方角にある。」
「パンジャの西だから、ジアアのナイチャの方ね。」
「なんだ!? これは!? 街が火の海になっている!?」
ジュライが感じ取ったのは、神の使徒の猛攻で火の海になっているナイチャの首都イハンシャの様子だった。
「なんですって!? 恐るべし、神の使徒!?」
アップルは、神様の創り出した紙の使徒を改めて恐れる。
「もう一つの神の使徒の反応が・・・あれ!? ここだ!? ここって、その反応は僕のものかな? そうだね。そうかもしれない。」
ジュライは、ジュライ本人の反応を神の使徒の数に数えたと思った。
「ジュライの感覚は正かったみたいね。」
「え?」
「おい、そろそろ出てきてくれないか?」
アップルはバルコニーに出て、雲が覆っている空に呼びかける。
「あああー!? あいつはキング!?」
暗雲を振り払い、雲の上から大きな物体が舞い降りてくる。
「キング!?」
「神様がチェスのキングの駒から作った、神の使徒だ!」
「あのデカ物が!? まるで空飛ぶ城みたいな奴が!?」
まさにアップルのお城と同じぐらいの大きさの物体である。
「ねえ、ジュライ。あのデカ物は、あなたの友達じゃないの?」
「ごめんなさい。僕の友達は、アップルしかいないんだ。」
「それはありがとう。嬉しい答えだわ。なら、あいつを倒していいのね。」
ニヤッと笑ったアップルの表情は少し引きつっていた。
「例え神の使徒であっても、私の行く手を阻む者は排除する。」
遂にアップルと神の使徒との戦いが始まる。
つづく。
アップル新女王は、世界情勢についての報告を、アップル世界征服対策チームの参謀のグアバからレクチャーを受けていた。
「我が国、パンジャはジアアに属しています。幸い首都キョウトウに現れた邪悪なる未知の生物、悪魔の捕食者、デビル・プレデターは、女王アップル様が退治されました。」
「悪魔の捕食者か?」
人間如きが神の使徒を悪く言うなど許せん! おまえたち人間は邪悪な自己利益や自己保身の塊ではないか! とアップルは思った。
「お気に召しませんか?」
「いや、構わない。報告を続けてくれ。」
「はい。全世界で、どれだけの数のデビル・プレデターがいるのか、正確なことは分かりませんが、世界各地で激しい争いを繰り広げていることは明白でしょう。商人や旅人の話では、デビル・プレデターに滅ぼされた国があるそうです。」
人間如き、神の使徒に食われればいいのだ! 同じ人間ではあるが、アップルは人間の国が滅びることに喜びを感じた。
「逆に、デビルプレデターを捕らえた国もあるそうです。」
「なに!? 捕らえただと!? あの強大な悪魔の捕食者を捕獲に成功したというのか!?」
「はい。真偽は定かではありませんが、そういった捕獲情報も入っております。」「そうか、どこの国でどんな、デビル・プレデターが捕まったのか、引き続き調べてちょうだい。」
「はい。女王様。それでは失礼いたします。」
アップル世界征服対策チームは、女王陛下の元を去って行った。
「ああ~疲れた。話を聞くだけでも楽じゃないわ。」
「お疲れ様。」
「ジュライって、同じ神の使徒が人間に捕まったら、心配するの? それとも、ざまあみろと思うの?」
「どうだろう。12人の神の使徒には、元々のチェスの駒だった時の立場やポジションがあるし、12人の神の使徒には、自分の意志があるんだ。」
「自分の意志?」
「そう。神様の命令には絶対服従なんだけど、神の使徒も人間の様に自分の意志を持っているんだ。」
「それって、ジュライが私を食べたけど、好きになったように?」
「そうそうって、なんだか恥ずかしいな!?」
「クスクス。やっぱりジュライって面白いわ。」
アップルとジュライは相性抜群の仲よしだった。
「他の神の使徒に友達とかはいないの?」
「神様に命を与えられてから、一斉に世界に散らばったから、他の神の使徒のことは分からないんだ。」
「どこにいるかとかも分からないの?」
「どうなんだろう? 近くにいれば感じることができるのかな? やってみよう。」
ジュライは、神経を集中させて、近くに神の使徒がいないか、感知しようと試みる。
「周辺にある神の使徒の反応は2つ。1つは西の方角にある。」
「パンジャの西だから、ジアアのナイチャの方ね。」
「なんだ!? これは!? 街が火の海になっている!?」
ジュライが感じ取ったのは、神の使徒の猛攻で火の海になっているナイチャの首都イハンシャの様子だった。
「なんですって!? 恐るべし、神の使徒!?」
アップルは、神様の創り出した紙の使徒を改めて恐れる。
「もう一つの神の使徒の反応が・・・あれ!? ここだ!? ここって、その反応は僕のものかな? そうだね。そうかもしれない。」
ジュライは、ジュライ本人の反応を神の使徒の数に数えたと思った。
「ジュライの感覚は正かったみたいね。」
「え?」
「おい、そろそろ出てきてくれないか?」
アップルはバルコニーに出て、雲が覆っている空に呼びかける。
「あああー!? あいつはキング!?」
暗雲を振り払い、雲の上から大きな物体が舞い降りてくる。
「キング!?」
「神様がチェスのキングの駒から作った、神の使徒だ!」
「あのデカ物が!? まるで空飛ぶ城みたいな奴が!?」
まさにアップルのお城と同じぐらいの大きさの物体である。
「ねえ、ジュライ。あのデカ物は、あなたの友達じゃないの?」
「ごめんなさい。僕の友達は、アップルしかいないんだ。」
「それはありがとう。嬉しい答えだわ。なら、あいつを倒していいのね。」
ニヤッと笑ったアップルの表情は少し引きつっていた。
「例え神の使徒であっても、私の行く手を阻む者は排除する。」
遂にアップルと神の使徒との戦いが始まる。
つづく。
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