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私、帝国領で暴れます!
私、凍て付かせます。
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ここから少し(かなり)、ダークな面が出ます。
ご注意くださいm(_ _)m
════════════════
私が覚悟を決めながら弟子の頭を撫で続けていると、さっきビビり散らしていた銀髪さんが、再び話しかけてきました。
「その……いいだろうか?」
良くないですけど? 普通こういうのって、もう少し遠慮するべきだと思うんですよね。
まあ、私は優しいのでイエス! と答えてあげますけれども。
「見て分かりませんか?」なでなで
「「「……」」」
ん? 何故に黙る? 一応、見てわかるよね? 弟子も落ち着いてきたから、いいよ! 何でも答えてあげる! というつもりで言ったんですけど……。
まさか、ここで遠慮を働かせちゃったのでしょうか? そうだとしたら、ちょっぴり申し訳ないですね。
でもでも、普通分かると思うんですよね。この人、もしかして残念さんなのかな? ぽんこつボーイ? ぷぷっ。
言うまでもない事であろうが、ぽんこつなのはセレスティアさんの方である。ぽんこつガールである。
「そ、その……邪魔をしたようで、すまない……」
おっ! やっぱり、こんな変な所で気を利かせていたんですね! 残念ボーイですね!
ですが、その心意気は評価に値しますよ! 王国の豚畜生どもは、ぜーっんぜん、微塵たりとも他者に気を回そう! なんて高尚すぎる考えを持った人はいませんでしたからね。
へっ。所詮はサルだな!
「いえいえ。構いませんよ。何か聞きたいことでもあったんですか?」なでなで
私がそう聞くと、! という感じに肩を跳ねさせて、残念ボーイがこちらを見ました。その顔には、「ほんとにいいの……?」みたいな表情が浮かんでいます。
周りの青銀の鎧を纏った騎士さんたちも、ついでに残念ボーイの隣にいた青い髪の人も皆さんビクビクしています。
そんなにブタさんたちが怖かったんですかね? まあ、分からなくもないですけど。私も初めての時は、すごく怖かったです。魔物たちの大群の中に、イキナリ放り込まれたもんですからね……。
……クソゴミカスどもが!!!
ビックゥゥゥッッ
「えぇー、こほん。今のはなんといいますか、ちょっとしたお漏らしみたいなものなので。はい。気にしないでください」
「「「「「お、おも……」」」」」
他人さんと話をしている時に、王国のクソどもの事を考えちゃダメですね。ついつい感情が昂って、魔力が漏れ出してしまいます。
ええ、これは正しくお漏らしのようなものです。
以後気をつけます。……ん? それより今、私は漏らしましたよね……?
はっ! 弟子は!?
そう思って少し下を見ると、幸せそうな顔をしながら眠っている弟子の姿がありました。
怖がらせてなくて良かった、起こさなくて良かった、と一安心しつつ、再び残念ボーイたちに話を振ります。
「それで、ご要件は?」
ビクッと震えた後、声も若干ガタガタさせながら、残念ボーイが本題を話し始めました。
「そ、そうだな。あ、ああ。えー、端的に言うとだなっ? わ、私たちに、やと、雇われないかッ?」
「……ん? 雇う、ですか? …………もしかして、情婦ですか……?」
私の足元を中心として、地面がピキピキと音を立てて凍っていきます。空気も、私の周り以外は極寒のような猛吹雪です。
何故かと言うと、私の冷めた気持ちを端的に表す為に、即死しない程度の寒さを、魔法によって作っているからですね。
こういう緊張したテンションで、昔、下級貴族のハゲブタ野郎が言ってきたのです。「とと、当然、わ、私のあ、あいじ、愛人にきまッ、決まっておろうが!」と。
気色の悪い抑揚をつけて、ネッチョリネットリという感じで。
ボヨボヨに肥え太った腹、ハゲ散らかした頭。風呂に入っていないのか、ツンと喉まで刺してくるような体臭。黄ばんだ汚らしい歯に、臭い口。そこに更に、汗をダラダラと流す不潔さが加わって、その不潔の極モンスターはとにかく最悪の一言に尽きました。
当然、「申し訳ございません……。ブ……素敵なあなた様と寝所を共にしたい気持ちは止みません。しかし、私は聖女。皆様に仕えるべき存在なのです……、どうか、この憐れなわたくしをお許しください……」なんて言って切り抜けた。
以下意訳。
『二度と来るなゴミカスが! 私は性女じゃないんだぞ! 帰れ! 二度と来るな! 近寄るな! 臭い! 臭すぎる! ドブの臭いがする!? いやぁぁぁ!!?!? 近寄らないで!!! 王国に仕えてあげてるでしょ!? いやぁあぁぁぁあぁぁぁ!?!?!!!?』
ちなみに、なんで私が「わたくし」とか、丁寧な言葉を使っているのかと言うと、それは偏に、適当に断ると騒ぎ出す、という理由からです。何度か経験してますから、さすがに学んでます。
ポイントは、「本当は私も、そうしたいんだけどね?」と匂わせること。匂わせるだけでいいのです。それだけで相手は、気持ちの悪い笑みを浮かべながら、デュフフフフとご機嫌で帰ってくれますからね!
平民たちから搾り取ったお金で贅を凝らしているのですから、せめて体臭や口臭には気を使って欲しいところです。臭いのは嫌です。
あ。愚痴ばかり考えていたら、変態ボーイたちの顔が凍ってきちゃってます……。
さすがにもうちょっとだけ緩めてあげますか。こんなクズは死んでもいいですけど、イキナリ殺すのも寝覚めが………………別に殺しちゃってもちいのでは?
うーん、どうしよう?
よし。コイントスで決めましょうか!
═══════════════
エール感謝1本目!
ご注意くださいm(_ _)m
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私が覚悟を決めながら弟子の頭を撫で続けていると、さっきビビり散らしていた銀髪さんが、再び話しかけてきました。
「その……いいだろうか?」
良くないですけど? 普通こういうのって、もう少し遠慮するべきだと思うんですよね。
まあ、私は優しいのでイエス! と答えてあげますけれども。
「見て分かりませんか?」なでなで
「「「……」」」
ん? 何故に黙る? 一応、見てわかるよね? 弟子も落ち着いてきたから、いいよ! 何でも答えてあげる! というつもりで言ったんですけど……。
まさか、ここで遠慮を働かせちゃったのでしょうか? そうだとしたら、ちょっぴり申し訳ないですね。
でもでも、普通分かると思うんですよね。この人、もしかして残念さんなのかな? ぽんこつボーイ? ぷぷっ。
言うまでもない事であろうが、ぽんこつなのはセレスティアさんの方である。ぽんこつガールである。
「そ、その……邪魔をしたようで、すまない……」
おっ! やっぱり、こんな変な所で気を利かせていたんですね! 残念ボーイですね!
ですが、その心意気は評価に値しますよ! 王国の豚畜生どもは、ぜーっんぜん、微塵たりとも他者に気を回そう! なんて高尚すぎる考えを持った人はいませんでしたからね。
へっ。所詮はサルだな!
「いえいえ。構いませんよ。何か聞きたいことでもあったんですか?」なでなで
私がそう聞くと、! という感じに肩を跳ねさせて、残念ボーイがこちらを見ました。その顔には、「ほんとにいいの……?」みたいな表情が浮かんでいます。
周りの青銀の鎧を纏った騎士さんたちも、ついでに残念ボーイの隣にいた青い髪の人も皆さんビクビクしています。
そんなにブタさんたちが怖かったんですかね? まあ、分からなくもないですけど。私も初めての時は、すごく怖かったです。魔物たちの大群の中に、イキナリ放り込まれたもんですからね……。
……クソゴミカスどもが!!!
ビックゥゥゥッッ
「えぇー、こほん。今のはなんといいますか、ちょっとしたお漏らしみたいなものなので。はい。気にしないでください」
「「「「「お、おも……」」」」」
他人さんと話をしている時に、王国のクソどもの事を考えちゃダメですね。ついつい感情が昂って、魔力が漏れ出してしまいます。
ええ、これは正しくお漏らしのようなものです。
以後気をつけます。……ん? それより今、私は漏らしましたよね……?
はっ! 弟子は!?
そう思って少し下を見ると、幸せそうな顔をしながら眠っている弟子の姿がありました。
怖がらせてなくて良かった、起こさなくて良かった、と一安心しつつ、再び残念ボーイたちに話を振ります。
「それで、ご要件は?」
ビクッと震えた後、声も若干ガタガタさせながら、残念ボーイが本題を話し始めました。
「そ、そうだな。あ、ああ。えー、端的に言うとだなっ? わ、私たちに、やと、雇われないかッ?」
「……ん? 雇う、ですか? …………もしかして、情婦ですか……?」
私の足元を中心として、地面がピキピキと音を立てて凍っていきます。空気も、私の周り以外は極寒のような猛吹雪です。
何故かと言うと、私の冷めた気持ちを端的に表す為に、即死しない程度の寒さを、魔法によって作っているからですね。
こういう緊張したテンションで、昔、下級貴族のハゲブタ野郎が言ってきたのです。「とと、当然、わ、私のあ、あいじ、愛人にきまッ、決まっておろうが!」と。
気色の悪い抑揚をつけて、ネッチョリネットリという感じで。
ボヨボヨに肥え太った腹、ハゲ散らかした頭。風呂に入っていないのか、ツンと喉まで刺してくるような体臭。黄ばんだ汚らしい歯に、臭い口。そこに更に、汗をダラダラと流す不潔さが加わって、その不潔の極モンスターはとにかく最悪の一言に尽きました。
当然、「申し訳ございません……。ブ……素敵なあなた様と寝所を共にしたい気持ちは止みません。しかし、私は聖女。皆様に仕えるべき存在なのです……、どうか、この憐れなわたくしをお許しください……」なんて言って切り抜けた。
以下意訳。
『二度と来るなゴミカスが! 私は性女じゃないんだぞ! 帰れ! 二度と来るな! 近寄るな! 臭い! 臭すぎる! ドブの臭いがする!? いやぁぁぁ!!?!? 近寄らないで!!! 王国に仕えてあげてるでしょ!? いやぁあぁぁぁあぁぁぁ!?!?!!!?』
ちなみに、なんで私が「わたくし」とか、丁寧な言葉を使っているのかと言うと、それは偏に、適当に断ると騒ぎ出す、という理由からです。何度か経験してますから、さすがに学んでます。
ポイントは、「本当は私も、そうしたいんだけどね?」と匂わせること。匂わせるだけでいいのです。それだけで相手は、気持ちの悪い笑みを浮かべながら、デュフフフフとご機嫌で帰ってくれますからね!
平民たちから搾り取ったお金で贅を凝らしているのですから、せめて体臭や口臭には気を使って欲しいところです。臭いのは嫌です。
あ。愚痴ばかり考えていたら、変態ボーイたちの顔が凍ってきちゃってます……。
さすがにもうちょっとだけ緩めてあげますか。こんなクズは死んでもいいですけど、イキナリ殺すのも寝覚めが………………別に殺しちゃってもちいのでは?
うーん、どうしよう?
よし。コイントスで決めましょうか!
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