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第一章 入社と出会い
溺愛ー1***
しおりを挟む「あ、ああ……」
彼がドアの側で私を壁に押し付けてキスをしながら身体をなではじめた。胸回りの服がはだけ、彼が胸を触り始めた。すべて初めての私はどうしていいのかわからず、ただ彼にしがみついているだけだった。
彼はそんな私に気づいたのか、そっと抱き寄せると耳元でささやいた。
「菜摘が欲しい。ベッドへ行こう」
彼は私を抱き上げベッドへ運んでくると、上から私をじっと見ている。
「……あ」
「……抱くよ。いい?」
肯定のつもりで彼をじっと見つめた。すると彼がふっと笑う。そして手を私の頬に充ててまたキスをはじめた。首筋にキスが移り、服を脱がしながらどんどん下へ下がっていく。
胸の敏感なところをキスをされて電流が走る。優しくいろいろなところを触られて、快感を追っていく。いっぺんにあちこち触られて身体にスパークが走った。一瞬で頭が真っ白になった。震えてしまう。
「いったね。かわいいよ、菜摘。身体中がピンク色で目がうるうるだ……入るよ」
震えているうちに彼がようやく準備を終えて、どう猛な目をして私を見た。私の最初の男。彼ならいい。そう思えた。
「来て……」
両腕を彼に伸ばす。彼は一瞬目を見開いた。
「菜摘……夜の君も最高……最初から煽るなんて……」
私にキスをしながらぐっと入ってきた。痛みが来る。なかなか進まない。
「……あ、痛……」
「ごめんね。でも最初だけだ。これからは必ず欲しくなるようにしてあげるよ」
そう言って、私を優しく導いていく。
「菜摘、気持ちいいよ。少しは良くなった?」
二回目に入ってきた彼はあちこち私をいじりながら揺れている。
「あ、ああ、あん」
「かわいい、本当に……好きだ、菜摘、一緒にいこう……」
耳元で何度も菜摘好きだと囁かれ、俊樹さんと呟いてすがりついた。
目が覚めると、喉が痛い。声を上げすぎたらしい。しかも立てない。信じられない。びっくりした。
彼が水を持ってきてくれて、やっと飲んだ。
「ありがとう」
彼は私の髪をいじっている。
「菜摘。僕の正体を明かしたのは君を僕の中に入れるためだよ。君は僕の恋人兼秘書になる。そして、いずれ僕の人生の伴侶になるんだ」
私はびっくりして、彼を凝視した。
「ちょ、ちょっと待って。それって、プロポーズ?」
私の頬を撫でている。
「当たり前だろ。一生どんなときも一緒にいてもらうつもりだよ。僕はね、仕事も、プライベートも好きな女性とはいつも一緒がいいんだ。やっと見つけたよ。菜摘なら全てを任せられる。そして、こんなに可愛い」
そういって、また覆い被さってきた。身体をくすぐられて、また、おかしくなる。
「ああ、だめ、やめて……」
「捕まえた……もう全部僕のものだ……たくさん印をつけてやるからな」
そう言うと、あちこちに吸い付いてキスマークをつけていく。まだ、身体が痛いと言ってもなで回している。
また身体を倒され、彼の君が欲しいという言葉に理性が飛んでしまった。身体を彼に支配され、抗うどころか快感を拾い始めて自分がどこか変わったことに気づいた。
ホテルをチェックアウトして家の近くまで送ってもらったが、またキスしようとするので、誰に見られるかも分からない場所でやめてというと、額に軽くキスして帰って行った。
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