16 / 41
(昴成視点)
しおりを挟む
絶対
俺
なんかしでかしとる
半ば絶望的な気分になりながら、それでも絶対に諦めたくなくてただスマホを見つめた。
(なんて送ればいいんや……)
初デートから二週間。俺からアプリにメッセージを送れば、瀬奈はかろうじて返信をくれる。くれるものの、頑なに会ってくれようとしない。
(何や? 何した、俺……っ)
焦りばかりが増していく。
やっぱ瀬奈が怖いの苦手やのにあんなイベント連れて行ったからか? ……いや、選んだのは瀬奈や。
(……ん?)
ふと疑問に思う。
瀬奈は怖いのが嫌い。
せやったら、なんで瀬奈はあれを選んだ……?
──って、やっとそこで気がついた。
瀬奈は。
瀬奈は、俺がああいうの好きやから──
(うわ)
頬に熱が集まる。同時に頭の芯は冷えていく。
(瀬奈は、知ってくれとるのに──)
やのに、俺は瀬奈の好きなものを知らない。何が好きなんやろう。どうやって育ってきたんやろ。
(──嫌いなものは、知っとる)
美味しくないブラックコーヒーと、高いところ、怖いもの。──それから怒鳴り声。
なんだか泣きそうな気分になりながら、他に何も思いつかなくて『おやすみ』とだけメッセージを送る。
ほどなくして返ってきた可愛らしいスタンプに、俺はほんまに、瀬奈が愛おしくて仕方ないと──そう思う。
瀬奈が2回目の取材でウチに来たあと、駅まで送りながらぐるぐると考える。──やってもた。
(余裕なさすぎた……)
もし瀬奈が「別れる」とか言い出したら、とか想像して(まあ言われても逃がす気ないけど)気がついたらオカンの前で交際宣言しとった。その上結婚するとまで──
(……怒っては、なさそうやけど)
駅の階段を登りながら、ちらりと瀬奈の表情を窺う。ばちりと目が合った。慌ててしまって、つい言葉が口をつく。
「──っ、瀬奈。好きな食べ物、何」
「へ?」
瀬奈はぽかんと俺を見上げる。
──あかん。……いやずっと聞きたかったんやけど、せやけど、なんなんこのタイミング。なんで今聞いたん俺。
「えっ、と……甘いもの?」
「……そか」
あかん俺ほんまクソやん。そっから何も話膨らまんやん。瀬奈は戸惑ったカオのまま続ける。
「さ、最近だとかき氷とか」
暑いもんな。
かき氷、かき氷か……と、ふとポスターが目に入る。神戸の港で開催される、花火大会……
(……これや!)
俺はできるだけ余裕ぶった声色で続けた。
「花火行かへん?」
「は、花火?」
「かき氷、おごったるから」
瀬奈はほんの少し首を傾げた。いや瀬奈のためならかき氷どころか屋台全部買い占めたってもええんやけど……
「い、いいけど」
瀬奈が頬を赤くして、そっぽを向きながら答えた。
「そ、その、かき氷! かき氷食べたくて行くんだから! デートってわけじゃないんだからね!」
ツンデレのお手本のような返答に、心臓がほくほく温まってくる。なんて可愛らしいお返事なんやろ。
「分かっとる」
「そ、それじゃ、帰るね……っ」
振り向いた瀬奈の鞄の外側のポケットから、ひらりと一枚、葉書が落ちる。
「あ」
まだ頬が赤い瀬奈の足元に落ちたそれを、先に拾う──絵葉書?
「ごめん」
「いや──大鴉やな」
「オオガラス?」
きょとん、と俺を見る瀬奈。小さく頷いた。
「エドガー・アラン・ポーの詩。それの挿絵の絵葉書ちゃうかな」
「詩? あの人、詩も書いてたんだ? 黒猫の人だよね」
瀬奈は──それから慌てたように「たまたま! たまたま知ってて!」と上目遣い(無意識やろうなあ……)で俺を見る。
俺は信じたふりで、頷いた。
「恋人を失った男の詩で」
「え、そんなやつなの?」
瀬奈は絵葉書を受け取って、まじまじと見つめる。まあ大方、どっかの美術館の売店とかで買うたやつちゃうかな……趣味が合いそうや。
俺はふと、違和感を覚える。こちらに向いた住所を書いた面を見つめて──
「……消印がなくないか、それ」
「え?」
瀬奈はくるりとひっくり返して、それから首を傾げた。
「ほんとだ……押し忘れかな」
「かもな」
瀬奈はなんでもないように、その絵葉書を鞄にしまう。それからまた、俺を見上げた。
「……お」
「? 何?」
「送ってくれて、ありがとっ……」
言い捨てるように真っ赤な顔でそう言って、改札の向こうに消えていく瀬奈の後ろ姿を見つめる。
俺は叫びたい。
俺の彼女、ほんまに、めちゃくちゃに、死にそうなくらい──可愛い!
「そんな訳で花火行ってくるわ」
「なんでわざわざオレに報告してくるんや」
エリはベッドから熱で潤んだブルーグレーの瞳を俺に向ける。その瞳をなんの気なしに眺めながら、ほんま親父さんにそっくりやな、なんて思う。
そんなフランス人とのハーフたる母方の従弟、エリは、無駄にデカい(ムカつくことに俺より背が高い)身体を窮屈そうに寝返りさせながら、ベッド脇で立っている俺を見上げた。
「せやから瀬奈は俺のやし手ぇ出すなよ」
「出さんわ、いくらなんでもイトコの嫁に」
「いや、分からん。このスケコマシ」
別居はするけど会う機会はあるやろからな、釘さしとかんと……
「コーセー、スケコマシって何? 初めて聞いた」
一昨年、フランスから来日したエリにはまだ聴き慣れない言葉だったらしい。
「お前みたいなヤツのことや」
「ああ。イケメンで完璧?」
「お前ほんま幸せなヤツやな」
「まぁね」
くつくつと喉を鳴らしてエリは笑う。あー、こういう余裕ありそうな男の仕草がモテる要因なんやろか、腹立つわほんま……年下のくせに……
「でもセナちゃん? やっけ、たしかに可愛いなあ。オレいってみようかな」
「二度とお前の視界に瀬奈入れんなやボケぶち殺すぞ」
一気に言い切って睨みつける。エリはやっぱり余裕っぽく笑った。ほんっまにムカつく……
「つうかいつ瀬奈見かけてんこのクソダボ」
「あー怖。そういうとこやでモテへん原因」
「瀬奈以外にモテてどないすんねん」
「いっちずう~」
「ちゃかすなや」
軽く舌打ちしてエリを見下ろした。
「ていうかコーセー、かき氷なんやけど」
「なんや」
「多分、それお祭りのかき氷ちゃうで」
俺は目を瞬く。祭り以外でかき氷なんか食う?
「台湾スイーツとかのやない? ほらフルーツたくさん乗っかっとるヤツ」
「……なんやそれ」
「お前は……ほんっまそういうトコやでモテへん原因」
「せやから、瀬奈以外にモテたくないわ」
「勿体な。せっかく顔は良いのに」
「お前に言われるとサブイボ立つんやけど」
俺の返答に、エリは楽しげに笑った。
「まあとりあえず、成功祈っとくわ──こないだみたいに失敗せんようにな」
「……!?」
俺はぐっと唇を引き結ぶ。バレとったんか……!
「コーセー、無表情なくせに態度はバレバレなんやもん」
「……無表情?」
眉を顰めた。言うに事欠いて、無表情ってなんやねん。俺ほど顔に感情出る男はそうはおらんやろ。
「ん? コーセー、気がついてないん」
「だから何がや」
「……あれ、もしかして原因オレ?」
「なんの話やって」
「ちゃうよな、いくらなんでも二十年そんなん続けとる訳ないもんな……」
「……」
やから、なんの話やねん。
熱でポワポワしてるらしいエリの枕元にスポドリだけ置いて、ヤツの部屋から出た。せっかく来週デートやのに、風邪なんかうつされたらたまったもんやない。
俺
なんかしでかしとる
半ば絶望的な気分になりながら、それでも絶対に諦めたくなくてただスマホを見つめた。
(なんて送ればいいんや……)
初デートから二週間。俺からアプリにメッセージを送れば、瀬奈はかろうじて返信をくれる。くれるものの、頑なに会ってくれようとしない。
(何や? 何した、俺……っ)
焦りばかりが増していく。
やっぱ瀬奈が怖いの苦手やのにあんなイベント連れて行ったからか? ……いや、選んだのは瀬奈や。
(……ん?)
ふと疑問に思う。
瀬奈は怖いのが嫌い。
せやったら、なんで瀬奈はあれを選んだ……?
──って、やっとそこで気がついた。
瀬奈は。
瀬奈は、俺がああいうの好きやから──
(うわ)
頬に熱が集まる。同時に頭の芯は冷えていく。
(瀬奈は、知ってくれとるのに──)
やのに、俺は瀬奈の好きなものを知らない。何が好きなんやろう。どうやって育ってきたんやろ。
(──嫌いなものは、知っとる)
美味しくないブラックコーヒーと、高いところ、怖いもの。──それから怒鳴り声。
なんだか泣きそうな気分になりながら、他に何も思いつかなくて『おやすみ』とだけメッセージを送る。
ほどなくして返ってきた可愛らしいスタンプに、俺はほんまに、瀬奈が愛おしくて仕方ないと──そう思う。
瀬奈が2回目の取材でウチに来たあと、駅まで送りながらぐるぐると考える。──やってもた。
(余裕なさすぎた……)
もし瀬奈が「別れる」とか言い出したら、とか想像して(まあ言われても逃がす気ないけど)気がついたらオカンの前で交際宣言しとった。その上結婚するとまで──
(……怒っては、なさそうやけど)
駅の階段を登りながら、ちらりと瀬奈の表情を窺う。ばちりと目が合った。慌ててしまって、つい言葉が口をつく。
「──っ、瀬奈。好きな食べ物、何」
「へ?」
瀬奈はぽかんと俺を見上げる。
──あかん。……いやずっと聞きたかったんやけど、せやけど、なんなんこのタイミング。なんで今聞いたん俺。
「えっ、と……甘いもの?」
「……そか」
あかん俺ほんまクソやん。そっから何も話膨らまんやん。瀬奈は戸惑ったカオのまま続ける。
「さ、最近だとかき氷とか」
暑いもんな。
かき氷、かき氷か……と、ふとポスターが目に入る。神戸の港で開催される、花火大会……
(……これや!)
俺はできるだけ余裕ぶった声色で続けた。
「花火行かへん?」
「は、花火?」
「かき氷、おごったるから」
瀬奈はほんの少し首を傾げた。いや瀬奈のためならかき氷どころか屋台全部買い占めたってもええんやけど……
「い、いいけど」
瀬奈が頬を赤くして、そっぽを向きながら答えた。
「そ、その、かき氷! かき氷食べたくて行くんだから! デートってわけじゃないんだからね!」
ツンデレのお手本のような返答に、心臓がほくほく温まってくる。なんて可愛らしいお返事なんやろ。
「分かっとる」
「そ、それじゃ、帰るね……っ」
振り向いた瀬奈の鞄の外側のポケットから、ひらりと一枚、葉書が落ちる。
「あ」
まだ頬が赤い瀬奈の足元に落ちたそれを、先に拾う──絵葉書?
「ごめん」
「いや──大鴉やな」
「オオガラス?」
きょとん、と俺を見る瀬奈。小さく頷いた。
「エドガー・アラン・ポーの詩。それの挿絵の絵葉書ちゃうかな」
「詩? あの人、詩も書いてたんだ? 黒猫の人だよね」
瀬奈は──それから慌てたように「たまたま! たまたま知ってて!」と上目遣い(無意識やろうなあ……)で俺を見る。
俺は信じたふりで、頷いた。
「恋人を失った男の詩で」
「え、そんなやつなの?」
瀬奈は絵葉書を受け取って、まじまじと見つめる。まあ大方、どっかの美術館の売店とかで買うたやつちゃうかな……趣味が合いそうや。
俺はふと、違和感を覚える。こちらに向いた住所を書いた面を見つめて──
「……消印がなくないか、それ」
「え?」
瀬奈はくるりとひっくり返して、それから首を傾げた。
「ほんとだ……押し忘れかな」
「かもな」
瀬奈はなんでもないように、その絵葉書を鞄にしまう。それからまた、俺を見上げた。
「……お」
「? 何?」
「送ってくれて、ありがとっ……」
言い捨てるように真っ赤な顔でそう言って、改札の向こうに消えていく瀬奈の後ろ姿を見つめる。
俺は叫びたい。
俺の彼女、ほんまに、めちゃくちゃに、死にそうなくらい──可愛い!
「そんな訳で花火行ってくるわ」
「なんでわざわざオレに報告してくるんや」
エリはベッドから熱で潤んだブルーグレーの瞳を俺に向ける。その瞳をなんの気なしに眺めながら、ほんま親父さんにそっくりやな、なんて思う。
そんなフランス人とのハーフたる母方の従弟、エリは、無駄にデカい(ムカつくことに俺より背が高い)身体を窮屈そうに寝返りさせながら、ベッド脇で立っている俺を見上げた。
「せやから瀬奈は俺のやし手ぇ出すなよ」
「出さんわ、いくらなんでもイトコの嫁に」
「いや、分からん。このスケコマシ」
別居はするけど会う機会はあるやろからな、釘さしとかんと……
「コーセー、スケコマシって何? 初めて聞いた」
一昨年、フランスから来日したエリにはまだ聴き慣れない言葉だったらしい。
「お前みたいなヤツのことや」
「ああ。イケメンで完璧?」
「お前ほんま幸せなヤツやな」
「まぁね」
くつくつと喉を鳴らしてエリは笑う。あー、こういう余裕ありそうな男の仕草がモテる要因なんやろか、腹立つわほんま……年下のくせに……
「でもセナちゃん? やっけ、たしかに可愛いなあ。オレいってみようかな」
「二度とお前の視界に瀬奈入れんなやボケぶち殺すぞ」
一気に言い切って睨みつける。エリはやっぱり余裕っぽく笑った。ほんっまにムカつく……
「つうかいつ瀬奈見かけてんこのクソダボ」
「あー怖。そういうとこやでモテへん原因」
「瀬奈以外にモテてどないすんねん」
「いっちずう~」
「ちゃかすなや」
軽く舌打ちしてエリを見下ろした。
「ていうかコーセー、かき氷なんやけど」
「なんや」
「多分、それお祭りのかき氷ちゃうで」
俺は目を瞬く。祭り以外でかき氷なんか食う?
「台湾スイーツとかのやない? ほらフルーツたくさん乗っかっとるヤツ」
「……なんやそれ」
「お前は……ほんっまそういうトコやでモテへん原因」
「せやから、瀬奈以外にモテたくないわ」
「勿体な。せっかく顔は良いのに」
「お前に言われるとサブイボ立つんやけど」
俺の返答に、エリは楽しげに笑った。
「まあとりあえず、成功祈っとくわ──こないだみたいに失敗せんようにな」
「……!?」
俺はぐっと唇を引き結ぶ。バレとったんか……!
「コーセー、無表情なくせに態度はバレバレなんやもん」
「……無表情?」
眉を顰めた。言うに事欠いて、無表情ってなんやねん。俺ほど顔に感情出る男はそうはおらんやろ。
「ん? コーセー、気がついてないん」
「だから何がや」
「……あれ、もしかして原因オレ?」
「なんの話やって」
「ちゃうよな、いくらなんでも二十年そんなん続けとる訳ないもんな……」
「……」
やから、なんの話やねん。
熱でポワポワしてるらしいエリの枕元にスポドリだけ置いて、ヤツの部屋から出た。せっかく来週デートやのに、風邪なんかうつされたらたまったもんやない。
14
あなたにおすすめの小説
黒瀬部長は部下を溺愛したい
桐生桜
恋愛
イケメン上司の黒瀬部長は営業部のエース。
人にも自分にも厳しくちょっぴり怖い……けど!
好きな人にはとことん尽くして甘やかしたい、愛でたい……の溺愛体質。
部下である白石莉央はその溺愛を一心に受け、とことん愛される。
スパダリ鬼上司×新人OLのイチャラブストーリーを一話ショートに。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
独占欲全開の肉食ドクターに溺愛されて極甘懐妊しました
せいとも
恋愛
旧題:ドクターと救急救命士は天敵⁈~最悪の出会いは最高の出逢い~
救急救命士として働く雫石月は、勤務明けに乗っていたバスで事故に遭う。
どうやら、バスの運転手が体調不良になったようだ。
乗客にAEDを探してきてもらうように頼み、救助活動をしているとボサボサ頭のマスク姿の男がAEDを持ってバスに乗り込んできた。
受け取ろうとすると邪魔だと言われる。
そして、月のことを『チビ団子』と呼んだのだ。
医療従事者と思われるボサボサマスク男は運転手の処置をして、月が文句を言う間もなく、救急車に同乗して去ってしまった。
最悪の出会いをし、二度と会いたくない相手の正体は⁇
作品はフィクションです。
本来の仕事内容とは異なる描写があると思います。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
甘すぎるドクターへ。どうか手加減して下さい。
海咲雪
恋愛
その日、新幹線の隣の席に疲れて寝ている男性がいた。
ただそれだけのはずだったのに……その日、私の世界に甘さが加わった。
「案外、本当に君以外いないかも」
「いいの? こんな可愛いことされたら、本当にもう逃してあげられないけど」
「もう奏葉の許可なしに近づいたりしない。だから……近づく前に奏葉に聞くから、ちゃんと許可を出してね」
そのドクターの甘さは手加減を知らない。
【登場人物】
末永 奏葉[すえなが かなは]・・・25歳。普通の会社員。気を遣い過ぎてしまう性格。
恩田 時哉[おんだ ときや]・・・27歳。医者。奏葉をからかう時もあるのに、甘すぎる?
田代 有我[たしろ ゆうが]・・・25歳。奏葉の同期。テキトーな性格だが、奏葉の変化には鋭い?
【作者に医療知識はありません。恋愛小説として楽しんで頂ければ幸いです!】
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる