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Case51.教授の遺した暗号⑤
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なぜですか?
私の問いに対し、彼は哀れみとも言える笑みを浮かべた。
「いけませんよ、探偵さん。私は殺人犯です。理由よりも前に、聞くべきことがおありでしょう」
最もな言葉だったが、私はつい反論を口にした。
「そんなこと・・・!」
「逃げるな」
いつも通りと堂々とした声が、私の発言を掻き消した。東さんは厳しい瞳で私を見つめ、続ける。
「分かっているなら、逃げるな」
東さんの言葉が揺らいだ私の意思を固めた。彼は、逃げようとした私を諌めたのだ。
心中で深い感謝を述べながら、私は改めて彼を見据えた。
ーカイリ『教授の遺した暗号』第5章ー
※
「あなたの言う通り、村上さんとの話は短かったわ。ノートを取りに行くのにも時間が掛からなかったし、考えごとをしていて遅くなったの」
小夜は諦めを含んだ声で、数十分前の出来事を語り始めた。
「それで? 話って何かしら、村上さん」
「・・・・宮前教授のことで」
多分、その時の私は、あまりいい顔をしていなかったと思うわ。彼女は一瞬、怯えた瞳で私を見たから。
「宮前教授の?」
「はい・・・泉龍寺さんが、宮前教授のことを、誤解している気がするので」
「誤解・・・?」
彼女は目を瞑りたくなるほど眩しい瞳で、私を見ていたわ。そして、彼女はこう言ったの。
「宮前教授は、泉龍寺さんを守っていました。泉龍寺さんは、気づいていなかったかもしれませんけど」
※
「守っていた?」
玲央が不思議そうに尋ねな。
「ええ。異性からね」
「ああ・・・そういう話ね。君は気がついていたの?」
玲央は顔色を変えなかった。分かっていたと言わんばかりの顔である。
「ええ。よくあることだし、父の会社でもそうだった。実害があれば言えば良いと思って、特に何もしなかったわ。でも・・・・」
「でも?」
「言われてみれば、少し変だったかもしれない」
小夜は過去を思い出すように、途切れ途切れに言葉を続けた。
「昔と違って、言い寄られることがほとんど無かったし、食事に誘われても、なぜか引き下がっていっていた・・・・今思えばあれは、宮前教授の威圧感だったのかもね」
小夜は苦笑した。玲央は考え込むように、再び顎を撫でる。
「その話から推測すると・・君の件で彼に恨みを持つ人間がいてもおかしく無いわけだ」
「となると、容疑者は増えるな」
龍と玲央の言葉に、海里は椅子から立ち上がった。
「ちょっと待ってください。そんな些細なことで、人の命を奪う? まさか、そんな」
「甘いよ、江本君。人の欲っていうのは、君が思っている以上に深い。君が些細なことと述べる物事すら、殺人犯には罪を犯すほどに重要な可能性もある。考えたくない動機だけど、あり得るっていうのが、俺たちの意見だ。人は、君が想像しているよりも軽く一線を超えられてしまうからね」
海里は釈然としないという顔で座り込んだ。小夜が持ってきたノートを見返し、唸る。
「賄賂の件が関係していると思ったのですが・・・どうも分かりませんね。水嶋学長のあの余裕・・・初対面の動揺とはまるで違う」
全員が考え込んでいると、扉越しに、廊下を歩く学生たちの声が聞こえた。
「宮前教授、休みって珍しいよね」
「確かに~でも本当、宮前教授って教えるの上手いし、優しいし、良い先生だよね!」
「うんうん。そう言えば、今日、何か音楽室の床おかしくなかった? 傷ついてたって言うか、へこんでた?」
「ああ・・・へこんでた! 確か、ピアノの椅子の近く・・だっけ?」
その言葉を聞いた瞬間、小夜は講義室を飛び出した。
「あなたたち!」
「わっ、泉龍寺さん⁉︎」
「その凹み・・・本当の話なの? 椅子の角は? 傷ついていた?」
小夜の鬼気迫る表情に、学生たちは唖然としていた。しかし、学生たちはあくまで冷静に、彼女の質問に答えた。
「へ・・・へこんでましたよ。椅子の近くの床。あと、椅子の角も傷ついていました。宮前教授は楽器を始めに物を大切にしていたから、偶に買い替える椅子すら、きちんと磨いて、傷つかないようにしていましたし」
「・・・・椅子が倒れた・・凹むほどの、衝撃で・・・・」
「泉龍寺さん・・・?」
講義室の扉がゆっくりと開いた。海里たち3人が、真剣な面持ちで小夜を見ている。海里は軽く頷き、口を開く。
「音楽室に戻りましょう。この事件の真相が見えてきたかもしれません」
※
音楽室に戻った海里たちは、急いで教授を退出させ、音楽室を封鎖した。
「これだ。この凹み・・・・確かに、椅子の角と大きさが一致する。凹みの周りにも、何かをぶつけたような跡があるよ」
玲央はグランドピアノの側に屈み、凹んだ床を撫でながら言った。
「つまり宮前教授は、首を絞められた際この椅子に座っていた。凹みの位置から考えて、ピアノを弾いている最中だったのでしょう。そして、体が引っ張られた時、体が傾き、椅子が倒れた。この凹みは、恐らくその時のものです。」
そう言って、海里は玲央が撫でている凹みを見つめた。
すると、椅子と床を見比べていた龍がふと呟いた。
「綺麗だな・・・」
「え?」
海里が首を傾げると、龍は玲央の方を見て言った。
「兄貴も分かるだろ? 絞殺された遺体は普通、見るに耐えない状態になっていることが多い。時間が経てば腐臭も加わって、慣れた俺たちですら、臭いはきついと感じる。
それなのに、遺体も、椅子も、床も、綺麗すぎる。もちろん講義のために掃除したんだろうが、それにしたっておかしい。臭いくらい残るはずだ。ここで殺されたことは間違いないのに、この不自然さは一体何だ?」
龍の言葉を聞いて、海里はしばらく何も言わなかった。見開かれた目でピアノを見つめ、床と、椅子、音楽室全体を見渡していた。
「江本君?」
「・・・・解けました」
そう呟くなり、海里はゆっくりと龍たちの方に向き直った。彼は今にも泣きそうな、悲痛な表情を浮かべていた。その理由を聞こうとすると、彼は急に歩き出し、音楽室の端にあるゴミ箱を除いた。
「・・・・やっぱりそうだったんですね。東堂さん。水嶋学長を呼んでください」
龍が表情を固くすると、海里は深く頷いた。
「この事件の犯人は水嶋学長です。彼の前で、全てを解き明かしましょう」
数分後、音楽室に水嶋がやって来た。彼は海里たちの顔を見て何かを察したのか、用意された椅子にゆっくりと腰掛けた。
「お越し頂き、ありがとうございます。水嶋さん」
「ちょうど仕事が済んだところですから。それで、話とは?」
「・・・・この事件の真相についてです」
その言葉を聞いた瞬間、水嶋はどこか安心したような笑顔を浮かべた。
「ああ・・・やっと、解決しましたか」
「・・・はい。時間はかかりましたが、辿り着きましたよ」
「それは良かった」
海里は震えていた。ゆっくりと水嶋に近づき、静かな声で告げる。
「この事件の犯人は、水嶋智彦学長。あなたですよね?」
「はい」
水嶋は恐ろしいほど落ち着いていた。海里は尋ねる。
「なぜですか? 賄賂を贈ってまで共に過ごしたいと願う友人を、なぜ殺したのですか?」
海里の問いに、水嶋は答えなかった。
「・・・・いけませんよ、カイリさん。私は殺人犯です。そして、あなたは探偵。殺人の動機を聞くよりも、声高々に私の罪を叫ばなければ」
「そんなこと・・・!」
「逃げるな」
声を上げたのは龍だった。海里は反射的に彼の方を見る。
「分かっているなら、逃げるな」
「東堂さん・・・・」
龍の言葉は正しかった。龍は、探偵としての役目を放棄しようとした海里を、静かに諌めたのだ。海里は、小声で「分かりました」と答え、顔を上げた。
「お教えしましょう。あなたの殺害方法と、宮前教授の遺した、暗号の意味を」
「ええ、お願いします。カイリさん」
水嶋はどこか疲れたような笑みを浮かべた。海里は、ピアノの前に立ち、片手を鍵盤台に置いた。
亡き人の魂に、語りかけるように。
私の問いに対し、彼は哀れみとも言える笑みを浮かべた。
「いけませんよ、探偵さん。私は殺人犯です。理由よりも前に、聞くべきことがおありでしょう」
最もな言葉だったが、私はつい反論を口にした。
「そんなこと・・・!」
「逃げるな」
いつも通りと堂々とした声が、私の発言を掻き消した。東さんは厳しい瞳で私を見つめ、続ける。
「分かっているなら、逃げるな」
東さんの言葉が揺らいだ私の意思を固めた。彼は、逃げようとした私を諌めたのだ。
心中で深い感謝を述べながら、私は改めて彼を見据えた。
ーカイリ『教授の遺した暗号』第5章ー
※
「あなたの言う通り、村上さんとの話は短かったわ。ノートを取りに行くのにも時間が掛からなかったし、考えごとをしていて遅くなったの」
小夜は諦めを含んだ声で、数十分前の出来事を語り始めた。
「それで? 話って何かしら、村上さん」
「・・・・宮前教授のことで」
多分、その時の私は、あまりいい顔をしていなかったと思うわ。彼女は一瞬、怯えた瞳で私を見たから。
「宮前教授の?」
「はい・・・泉龍寺さんが、宮前教授のことを、誤解している気がするので」
「誤解・・・?」
彼女は目を瞑りたくなるほど眩しい瞳で、私を見ていたわ。そして、彼女はこう言ったの。
「宮前教授は、泉龍寺さんを守っていました。泉龍寺さんは、気づいていなかったかもしれませんけど」
※
「守っていた?」
玲央が不思議そうに尋ねな。
「ええ。異性からね」
「ああ・・・そういう話ね。君は気がついていたの?」
玲央は顔色を変えなかった。分かっていたと言わんばかりの顔である。
「ええ。よくあることだし、父の会社でもそうだった。実害があれば言えば良いと思って、特に何もしなかったわ。でも・・・・」
「でも?」
「言われてみれば、少し変だったかもしれない」
小夜は過去を思い出すように、途切れ途切れに言葉を続けた。
「昔と違って、言い寄られることがほとんど無かったし、食事に誘われても、なぜか引き下がっていっていた・・・・今思えばあれは、宮前教授の威圧感だったのかもね」
小夜は苦笑した。玲央は考え込むように、再び顎を撫でる。
「その話から推測すると・・君の件で彼に恨みを持つ人間がいてもおかしく無いわけだ」
「となると、容疑者は増えるな」
龍と玲央の言葉に、海里は椅子から立ち上がった。
「ちょっと待ってください。そんな些細なことで、人の命を奪う? まさか、そんな」
「甘いよ、江本君。人の欲っていうのは、君が思っている以上に深い。君が些細なことと述べる物事すら、殺人犯には罪を犯すほどに重要な可能性もある。考えたくない動機だけど、あり得るっていうのが、俺たちの意見だ。人は、君が想像しているよりも軽く一線を超えられてしまうからね」
海里は釈然としないという顔で座り込んだ。小夜が持ってきたノートを見返し、唸る。
「賄賂の件が関係していると思ったのですが・・・どうも分かりませんね。水嶋学長のあの余裕・・・初対面の動揺とはまるで違う」
全員が考え込んでいると、扉越しに、廊下を歩く学生たちの声が聞こえた。
「宮前教授、休みって珍しいよね」
「確かに~でも本当、宮前教授って教えるの上手いし、優しいし、良い先生だよね!」
「うんうん。そう言えば、今日、何か音楽室の床おかしくなかった? 傷ついてたって言うか、へこんでた?」
「ああ・・・へこんでた! 確か、ピアノの椅子の近く・・だっけ?」
その言葉を聞いた瞬間、小夜は講義室を飛び出した。
「あなたたち!」
「わっ、泉龍寺さん⁉︎」
「その凹み・・・本当の話なの? 椅子の角は? 傷ついていた?」
小夜の鬼気迫る表情に、学生たちは唖然としていた。しかし、学生たちはあくまで冷静に、彼女の質問に答えた。
「へ・・・へこんでましたよ。椅子の近くの床。あと、椅子の角も傷ついていました。宮前教授は楽器を始めに物を大切にしていたから、偶に買い替える椅子すら、きちんと磨いて、傷つかないようにしていましたし」
「・・・・椅子が倒れた・・凹むほどの、衝撃で・・・・」
「泉龍寺さん・・・?」
講義室の扉がゆっくりと開いた。海里たち3人が、真剣な面持ちで小夜を見ている。海里は軽く頷き、口を開く。
「音楽室に戻りましょう。この事件の真相が見えてきたかもしれません」
※
音楽室に戻った海里たちは、急いで教授を退出させ、音楽室を封鎖した。
「これだ。この凹み・・・・確かに、椅子の角と大きさが一致する。凹みの周りにも、何かをぶつけたような跡があるよ」
玲央はグランドピアノの側に屈み、凹んだ床を撫でながら言った。
「つまり宮前教授は、首を絞められた際この椅子に座っていた。凹みの位置から考えて、ピアノを弾いている最中だったのでしょう。そして、体が引っ張られた時、体が傾き、椅子が倒れた。この凹みは、恐らくその時のものです。」
そう言って、海里は玲央が撫でている凹みを見つめた。
すると、椅子と床を見比べていた龍がふと呟いた。
「綺麗だな・・・」
「え?」
海里が首を傾げると、龍は玲央の方を見て言った。
「兄貴も分かるだろ? 絞殺された遺体は普通、見るに耐えない状態になっていることが多い。時間が経てば腐臭も加わって、慣れた俺たちですら、臭いはきついと感じる。
それなのに、遺体も、椅子も、床も、綺麗すぎる。もちろん講義のために掃除したんだろうが、それにしたっておかしい。臭いくらい残るはずだ。ここで殺されたことは間違いないのに、この不自然さは一体何だ?」
龍の言葉を聞いて、海里はしばらく何も言わなかった。見開かれた目でピアノを見つめ、床と、椅子、音楽室全体を見渡していた。
「江本君?」
「・・・・解けました」
そう呟くなり、海里はゆっくりと龍たちの方に向き直った。彼は今にも泣きそうな、悲痛な表情を浮かべていた。その理由を聞こうとすると、彼は急に歩き出し、音楽室の端にあるゴミ箱を除いた。
「・・・・やっぱりそうだったんですね。東堂さん。水嶋学長を呼んでください」
龍が表情を固くすると、海里は深く頷いた。
「この事件の犯人は水嶋学長です。彼の前で、全てを解き明かしましょう」
数分後、音楽室に水嶋がやって来た。彼は海里たちの顔を見て何かを察したのか、用意された椅子にゆっくりと腰掛けた。
「お越し頂き、ありがとうございます。水嶋さん」
「ちょうど仕事が済んだところですから。それで、話とは?」
「・・・・この事件の真相についてです」
その言葉を聞いた瞬間、水嶋はどこか安心したような笑顔を浮かべた。
「ああ・・・やっと、解決しましたか」
「・・・はい。時間はかかりましたが、辿り着きましたよ」
「それは良かった」
海里は震えていた。ゆっくりと水嶋に近づき、静かな声で告げる。
「この事件の犯人は、水嶋智彦学長。あなたですよね?」
「はい」
水嶋は恐ろしいほど落ち着いていた。海里は尋ねる。
「なぜですか? 賄賂を贈ってまで共に過ごしたいと願う友人を、なぜ殺したのですか?」
海里の問いに、水嶋は答えなかった。
「・・・・いけませんよ、カイリさん。私は殺人犯です。そして、あなたは探偵。殺人の動機を聞くよりも、声高々に私の罪を叫ばなければ」
「そんなこと・・・!」
「逃げるな」
声を上げたのは龍だった。海里は反射的に彼の方を見る。
「分かっているなら、逃げるな」
「東堂さん・・・・」
龍の言葉は正しかった。龍は、探偵としての役目を放棄しようとした海里を、静かに諌めたのだ。海里は、小声で「分かりました」と答え、顔を上げた。
「お教えしましょう。あなたの殺害方法と、宮前教授の遺した、暗号の意味を」
「ええ、お願いします。カイリさん」
水嶋はどこか疲れたような笑みを浮かべた。海里は、ピアノの前に立ち、片手を鍵盤台に置いた。
亡き人の魂に、語りかけるように。
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