67 / 78
第八章 真実はいつもひとつとは限らない
恋は常識じゃはかれない
しおりを挟む
「なによ華子、そんなため息ついて。恋でもしてんの?」
「へ、未希……?」
考え事していたら、いつの間にか未希が部屋にいて。
とっくに人払いも済んでて、テーブルにはお菓子とティーセットが並んでた。
「ごめん、ぼんやりしてて来てるの気づかなかった」
「いいけど、あんたにしちゃ珍しいね。はい、これ戦利品」
「あ、冬カメ無事に終わったんだ。お疲れ様」
未希は薄い本を何冊も積み上げてくる。
収納魔法があるからこっそり持ち込めるけど、メイドに見つからないよう隠すわたしの身にもなってほしかったり。
機嫌損ねると困るから、いらないなんて口が裂けても言えないんだけど。
「んで、さっきからなにを思い悩んでんのよ?」
「それが、わたし卒業したらイタリーノに留学することになって……」
「イタリーノに留学を? なにあんた、いつの間にロレンツォルートに入ったの?」
「入るわけないじゃん! ロレンツォはただの足がかりだし。それにルートだなんてヒロインじゃあるまいし、わたし悪役令嬢なんでしょ!?」
「攻略対象とフラグ立てまくりの、ね」
うっ、好きで立ててるわけじゃないってばっ。
「と、とにかくロレンツォは留学のきっかけになったってだけだから」
「じゃあ一体なにを迷ってんのよ? 華子、昔から留学が夢だったじゃない」
「それはそうなんだけどさ……」
事態はもっと複雑で。
わたしもいまだに混乱中だし、何から話せばいいのか分かんないよ。
「あんたらしくないわね。なにが問題? イタリーノなら華子好みのイケメンが山ほどいるだろうし、むしろウェルカムって感じじゃないの」
「わたし好みのイケメン……」
「そ、理想の天使、探すんでしょ?」
「りそうのてんし……うっ、み、未希ぃ……っ!」
「えっ、ちょっと、なんなのよ華子っ」
半泣きで未希に抱き着いた。
だって山田が、山田が、山田がぁっ。
「……シュン王子が理想の天使?」
「うん」
「でもあんた、王子の素顔は極道だったって」
「あれは目が悪すぎてしかめっ面してただけだったの! 山田の本当の素顔はわたしの理想のイケメン天使だったのよっ」
「なんだ、よかったじゃん」
あっさり言って、未希はしがみつくわたしを無理やり引きはがした。
「よくないよ! だってわたし、山田のコトもう振っちゃったんだもん!」
「そんなの撤回すりゃいいでしょ? やっぱりあなたが好きですで済む話じゃない」
「だけどリュシアン様の前で決闘までしたんだよ? 留学だって話進んじゃってるし、あれ以来、山田の態度もそっけないし」
えぐえぐしながら訴えてたら、未希ってば呆れた顔を返してきた。
こっちは必死なんだよ! こんなこと未希にしか相談できないし。
あー、興奮し過ぎてなんだか酸欠になってきた。
「いいからちょっと落ち着きなさい。まったく、恋はひとを愚かにするって言うけど……まさかあんたがその典型になるとはね」
「恋? 恋ってなによ」
「シュン王子が好きなんでしょう?」
「山田なんか好きじゃないよ。好きなのは山田の素顔」
「華子、あんた自分でなに言ってるのか分かってんの?」
だから呆れたため息つかないでっ。
「いいじゃない、別に旅行も留学も行って来れば。『帰ってくるまで待ってて』って言えば、王子もよろこんで首を縦に振るでしょ」
「でももう山田、わたしのことなんて好きじゃないかもしれないし……」
「そんなの聞いてみなきゃ分かんないでしょーが」
「だけど山田もすっぱりわたしをあきらめるって言ってたし……」
「あーじゃあ、華子も王子をあきらめて新しい恋でも探したら?」
「だから恋なんかじゃないってば!」
「だったらなんだっつうのよ。もう、めんどくさいわね」
やだっ、見捨てないでっ。
未希だけが頼りなのっ。
「恋じゃないけど、山田の素顔が理想なんだもん」
「とりあえずイタリーノ旅行で頭冷やして来たら? あっちのイケメン見て気が変わるかもしれないし」
「山田以上のイケメンなんて、この世のどこ探したって見つかるわけないよ」
「それを確認するためにも行けっつってんの」
「でもその間に山田がほかの女に目移りしたら……」
婚約者を指名する卒業イベントも控えてるし、山田も立場的に誰かを選ばなくちゃならないかもしれないし。
「さすがにそんな短期間で心変わりはしないでしょ。王子の華子への想いは前世から続いてるクソデカ感情っぽいし」
そうかな。そうだといいけど。
でも未希の言う通りかも。旅行の出発はもう数日後だし、リュシアン様だけ行かせるわけにもいかないし。
そんなに焦んなくっても、山田のことは三学期に入ってから考えればいいんだよね?
「分かった、とりあえずイタリーノ旅行には行ってくる」
「そうしな。大丈夫だって。いま王子って公務で忙しんでしょう? ほかの女にかまけてる余裕なんてないんじゃない?」
「うん、イタリーノから大使が来てて、休むヒマもないって山田も言ってた」
「イタリーノ大使? え、でも、まさかそんなはずは……」
考え込むように未希は押し黙って。
「なによその意味深なセリフ。大使がどうかしたの?」
「ううん、なんでもない」
「なんでもないって……余計に気になるんだけど」
「ホント、なにもないって。わたしが気を回しすぎたってだけだから」
「いいからちゃんと言ってよ」
強めに食い下がったら、未希は渋々って感じで口を開いた。
「ロレンツォルートの悪役ってシュン王子なのよ」
「山田が悪役……?」
「そ。で、ヒロインがロレンツォ王子と亡命する際に、阻止しようとしたシュン王子がイタリーノ大使に銃で撃たれて死んじゃうの」
メインヒーローがざまぁされんの?
キャラの使いまわし、乱暴すぎだな。ってか、どんなクソゲーよ。
「ま、ハナコは悪役令嬢だし? 華子がイタリーノに行ったところで問題ないでしょ」
「え、でもいまイタリーノ大使、ヤーマダ国にいるんだよ? もし万が一があったら……」
「ほら、そう言いだすと思ったから話したくなかったのよ」
う、未希には全部お見通しだな。
伊達に前世から幼馴染はしてないって感じ。
「どのみち旅行キャンセルできないんでしょ? それともお得意の仮病でも使う?」
「そんなことできないよ。リュシアン様にも協力してもらってるから、公爵家の信用とかもかかわってくるし」
「だったら潔く行ってきな。どうせ行くなら楽しまなきゃ損っしょ」
ばんって背中を叩かれて。
ちょっと、一瞬息止まったじゃんかっ。
「お土産、期待してるから。あ、オリーブ油買ってきたらぶっ飛ばす」
「なんで? イタリーノ土産の定番なのに」
「体質に合わないのよ。すぐお腹に来るし」
「未希ってばそゆコト、顔と一緒で純・日本人だよね。今世の名前、ジュリエッタのくせに」
「ぬぁんですって?」
ぎゃっ、余計な口すべらしたっ。
旅行行く前にボコらないどいてっ。
「へ、未希……?」
考え事していたら、いつの間にか未希が部屋にいて。
とっくに人払いも済んでて、テーブルにはお菓子とティーセットが並んでた。
「ごめん、ぼんやりしてて来てるの気づかなかった」
「いいけど、あんたにしちゃ珍しいね。はい、これ戦利品」
「あ、冬カメ無事に終わったんだ。お疲れ様」
未希は薄い本を何冊も積み上げてくる。
収納魔法があるからこっそり持ち込めるけど、メイドに見つからないよう隠すわたしの身にもなってほしかったり。
機嫌損ねると困るから、いらないなんて口が裂けても言えないんだけど。
「んで、さっきからなにを思い悩んでんのよ?」
「それが、わたし卒業したらイタリーノに留学することになって……」
「イタリーノに留学を? なにあんた、いつの間にロレンツォルートに入ったの?」
「入るわけないじゃん! ロレンツォはただの足がかりだし。それにルートだなんてヒロインじゃあるまいし、わたし悪役令嬢なんでしょ!?」
「攻略対象とフラグ立てまくりの、ね」
うっ、好きで立ててるわけじゃないってばっ。
「と、とにかくロレンツォは留学のきっかけになったってだけだから」
「じゃあ一体なにを迷ってんのよ? 華子、昔から留学が夢だったじゃない」
「それはそうなんだけどさ……」
事態はもっと複雑で。
わたしもいまだに混乱中だし、何から話せばいいのか分かんないよ。
「あんたらしくないわね。なにが問題? イタリーノなら華子好みのイケメンが山ほどいるだろうし、むしろウェルカムって感じじゃないの」
「わたし好みのイケメン……」
「そ、理想の天使、探すんでしょ?」
「りそうのてんし……うっ、み、未希ぃ……っ!」
「えっ、ちょっと、なんなのよ華子っ」
半泣きで未希に抱き着いた。
だって山田が、山田が、山田がぁっ。
「……シュン王子が理想の天使?」
「うん」
「でもあんた、王子の素顔は極道だったって」
「あれは目が悪すぎてしかめっ面してただけだったの! 山田の本当の素顔はわたしの理想のイケメン天使だったのよっ」
「なんだ、よかったじゃん」
あっさり言って、未希はしがみつくわたしを無理やり引きはがした。
「よくないよ! だってわたし、山田のコトもう振っちゃったんだもん!」
「そんなの撤回すりゃいいでしょ? やっぱりあなたが好きですで済む話じゃない」
「だけどリュシアン様の前で決闘までしたんだよ? 留学だって話進んじゃってるし、あれ以来、山田の態度もそっけないし」
えぐえぐしながら訴えてたら、未希ってば呆れた顔を返してきた。
こっちは必死なんだよ! こんなこと未希にしか相談できないし。
あー、興奮し過ぎてなんだか酸欠になってきた。
「いいからちょっと落ち着きなさい。まったく、恋はひとを愚かにするって言うけど……まさかあんたがその典型になるとはね」
「恋? 恋ってなによ」
「シュン王子が好きなんでしょう?」
「山田なんか好きじゃないよ。好きなのは山田の素顔」
「華子、あんた自分でなに言ってるのか分かってんの?」
だから呆れたため息つかないでっ。
「いいじゃない、別に旅行も留学も行って来れば。『帰ってくるまで待ってて』って言えば、王子もよろこんで首を縦に振るでしょ」
「でももう山田、わたしのことなんて好きじゃないかもしれないし……」
「そんなの聞いてみなきゃ分かんないでしょーが」
「だけど山田もすっぱりわたしをあきらめるって言ってたし……」
「あーじゃあ、華子も王子をあきらめて新しい恋でも探したら?」
「だから恋なんかじゃないってば!」
「だったらなんだっつうのよ。もう、めんどくさいわね」
やだっ、見捨てないでっ。
未希だけが頼りなのっ。
「恋じゃないけど、山田の素顔が理想なんだもん」
「とりあえずイタリーノ旅行で頭冷やして来たら? あっちのイケメン見て気が変わるかもしれないし」
「山田以上のイケメンなんて、この世のどこ探したって見つかるわけないよ」
「それを確認するためにも行けっつってんの」
「でもその間に山田がほかの女に目移りしたら……」
婚約者を指名する卒業イベントも控えてるし、山田も立場的に誰かを選ばなくちゃならないかもしれないし。
「さすがにそんな短期間で心変わりはしないでしょ。王子の華子への想いは前世から続いてるクソデカ感情っぽいし」
そうかな。そうだといいけど。
でも未希の言う通りかも。旅行の出発はもう数日後だし、リュシアン様だけ行かせるわけにもいかないし。
そんなに焦んなくっても、山田のことは三学期に入ってから考えればいいんだよね?
「分かった、とりあえずイタリーノ旅行には行ってくる」
「そうしな。大丈夫だって。いま王子って公務で忙しんでしょう? ほかの女にかまけてる余裕なんてないんじゃない?」
「うん、イタリーノから大使が来てて、休むヒマもないって山田も言ってた」
「イタリーノ大使? え、でも、まさかそんなはずは……」
考え込むように未希は押し黙って。
「なによその意味深なセリフ。大使がどうかしたの?」
「ううん、なんでもない」
「なんでもないって……余計に気になるんだけど」
「ホント、なにもないって。わたしが気を回しすぎたってだけだから」
「いいからちゃんと言ってよ」
強めに食い下がったら、未希は渋々って感じで口を開いた。
「ロレンツォルートの悪役ってシュン王子なのよ」
「山田が悪役……?」
「そ。で、ヒロインがロレンツォ王子と亡命する際に、阻止しようとしたシュン王子がイタリーノ大使に銃で撃たれて死んじゃうの」
メインヒーローがざまぁされんの?
キャラの使いまわし、乱暴すぎだな。ってか、どんなクソゲーよ。
「ま、ハナコは悪役令嬢だし? 華子がイタリーノに行ったところで問題ないでしょ」
「え、でもいまイタリーノ大使、ヤーマダ国にいるんだよ? もし万が一があったら……」
「ほら、そう言いだすと思ったから話したくなかったのよ」
う、未希には全部お見通しだな。
伊達に前世から幼馴染はしてないって感じ。
「どのみち旅行キャンセルできないんでしょ? それともお得意の仮病でも使う?」
「そんなことできないよ。リュシアン様にも協力してもらってるから、公爵家の信用とかもかかわってくるし」
「だったら潔く行ってきな。どうせ行くなら楽しまなきゃ損っしょ」
ばんって背中を叩かれて。
ちょっと、一瞬息止まったじゃんかっ。
「お土産、期待してるから。あ、オリーブ油買ってきたらぶっ飛ばす」
「なんで? イタリーノ土産の定番なのに」
「体質に合わないのよ。すぐお腹に来るし」
「未希ってばそゆコト、顔と一緒で純・日本人だよね。今世の名前、ジュリエッタのくせに」
「ぬぁんですって?」
ぎゃっ、余計な口すべらしたっ。
旅行行く前にボコらないどいてっ。
10
あなたにおすすめの小説
【完結】ヒロインに転生しましたが、モブのイケオジが好きなので、悪役令嬢の婚約破棄を回避させたつもりが、やっぱり婚約破棄されている。
樹結理(きゆり)
恋愛
「アイリーン、貴女との婚約は破棄させてもらう」
大勢が集まるパーティの場で、この国の第一王子セルディ殿下がそう宣言した。
はぁぁあ!? なんでどうしてそうなった!!
私の必死の努力を返してー!!
乙女ゲーム『ラベルシアの乙女』の世界に転生してしまった日本人のアラサー女子。
気付けば物語が始まる学園への入学式の日。
私ってヒロインなの!?攻略対象のイケメンたちに囲まれる日々。でも!私が好きなのは攻略対象たちじゃないのよー!!
私が好きなのは攻略対象でもなんでもない、物語にたった二回しか出てこないイケオジ!
所謂モブと言っても過言ではないほど、関わることが少ないイケオジ。
でもでも!せっかくこの世界に転生出来たのなら何度も見たイケメンたちよりも、レアなイケオジを!!
攻略対象たちや悪役令嬢と友好的な関係を築きつつ、悪役令嬢の婚約破棄を回避しつつ、イケオジを狙う十六歳、侯爵令嬢!
必死に悪役令嬢の婚約破棄イベントを回避してきたつもりが、なんでどうしてそうなった!!
やっぱり婚約破棄されてるじゃないのー!!
必死に努力したのは無駄足だったのか!?ヒロインは一体誰と結ばれるのか……。
※この物語は作者の世界観から成り立っております。正式な貴族社会をお望みの方はご遠慮ください。
※この作品は小説家になろう、カクヨムで完結済み。
お人好しの悪役令嬢は悪役になりきれない
あーもんど
恋愛
ある日、悪役令嬢に憑依してしまった主人公。
困惑するものの、わりとすんなり状況を受け入れ、『必ず幸せになる!』と決意。
さあ、第二の人生の幕開けよ!────と意気込むものの、人生そう上手くいかず……
────えっ?悪役令嬢って、家族と不仲だったの?
────ヒロインに『悪役になりきれ』って言われたけど、どうすれば……?
などと悩みながらも、真っ向から人と向き合い、自分なりの道を模索していく。
そんな主人公に惹かれたのか、皆だんだん優しくなっていき……?
ついには、主人公を溺愛するように!
────これは孤独だった悪役令嬢が家族に、攻略対象者に、ヒロインに愛されまくるお語。
◆小説家になろう様にて、先行公開中◆
悪役令嬢に転生したので地味令嬢に変装したら、婚約者が離れてくれないのですが。
槙村まき
恋愛
スマホ向け乙女ゲーム『時戻りの少女~ささやかな日々をあなたと共に~』の悪役令嬢、リシェリア・オゼリエに転生した主人公は、処刑される未来を変えるために地味に地味で地味な令嬢に変装して生きていくことを決意した。
それなのに学園に入学しても婚約者である王太子ルーカスは付きまとってくるし、ゲームのヒロインからはなぜか「私の代わりにヒロインになって!」とお願いされるし……。
挙句の果てには、ある日隠れていた図書室で、ルーカスに唇を奪われてしまう。
そんな感じで悪役令嬢がヤンデレ気味な王子から逃げようとしながらも、ヒロインと共に攻略対象者たちを助ける? 話になるはず……!
第二章以降は、11時と23時に更新予定です。
他サイトにも掲載しています。
よろしくお願いします。
25.4.25 HOTランキング(女性向け)四位、ありがとうございます!
モブ令嬢アレハンドリナの謀略
青杜六九
恋愛
転生モブ令嬢アレハンドリナは、王子セレドニオの婚約者ビビアナと、彼女をひそかに思う侯爵令息ルカのじれじれな恋を観察するのが日課だった。いつまで経っても決定打にかける二人に業を煮やし、セレドニオが男色家だと噂を流すべく、幼馴染の美少年イルデフォンソをけしかけたのだが……。
令嬢らしからぬ主人公が、乙女ゲームの傍観者を気取っていたところ、なぜか巻き込まれていくお話です。主人公の独白が主です。「悪役令嬢ビビアナの恋」と同じキャラクターが出てきますが、読んでいなくても全く問題はありません。あらすじはアレですが、BL要素はありません。
アレハンドリナ編のヤンデレの病み具合は弱めです。
イルデフォンソ編は腹黒です。病んでます。
2018.3.26 一旦完結しました。
2019.8.15 その後の話を執筆中ですが、別タイトルとするため、こちらは完結処理しました。
村娘になった悪役令嬢
枝豆@敦騎
恋愛
父が連れてきた妹を名乗る少女に出会った時、公爵令嬢スザンナは自分の前世と妹がヒロインの乙女ゲームの存在を思い出す。
ゲームの知識を得たスザンナは自分が将来妹の殺害を企てる事や自分が父の実子でない事を知り、身分を捨て母の故郷で平民として暮らすことにした。
村娘になった少女が行き倒れを拾ったり、ヒロインに連れ戻されそうになったり、悪役として利用されそうになったりしながら最後には幸せになるお話です。
※他サイトにも掲載しています。(他サイトに投稿したものと異なっている部分があります)
アルファポリスのみ後日談投稿しております。
転生しましたが悪役令嬢な気がするんですけど⁉︎
水月華
恋愛
ヘンリエッタ・スタンホープは8歳の時に前世の記憶を思い出す。最初は混乱したが、じきに貴族生活に順応し始める。・・・が、ある時気づく。
もしかして‘’私‘’って悪役令嬢ポジションでは?整った容姿。申し分ない身分。・・・だけなら疑わなかったが、ある時ふと言われたのである。「昔のヘンリエッタは我儘だったのにこんなに立派になって」と。
振り返れば記憶が戻る前は嫌いな食べ物が出ると癇癪を起こし、着たいドレスがないと癇癪を起こし…。私めっちゃ性格悪かった!!
え?記憶戻らなかったらそのままだった=悪役令嬢!?いやいや確かに前世では転生して悪役令嬢とか流行ってたけどまさか自分が!?
でもヘンリエッタ・スタンホープなんて知らないし、私どうすればいいのー!?
と、とにかく攻略対象者候補たちには必要以上に近づかない様にしよう!
前世の記憶のせいで恋愛なんて面倒くさいし、政略結婚じゃないなら出来れば避けたい!
だからこっちに熱い眼差しを送らないで!
答えられないんです!
これは悪役令嬢(?)の侯爵令嬢があるかもしれない破滅フラグを手探りで回避しようとするお話。
または前世の記憶から臆病になっている彼女が再び大切な人を見つけるお話。
小説家になろうでも投稿してます。
こちらは全話投稿してますので、先を読みたいと思ってくださればそちらからもよろしくお願いします。
【完結】モブの王太子殿下に愛されてる転生悪役令嬢は、国外追放される運命のはずでした
Rohdea
恋愛
公爵令嬢であるスフィアは、8歳の時に王子兄弟と会った事で前世を思い出した。
同時に、今、生きているこの世界は前世で読んだ小説の世界なのだと気付く。
さらに自分はヒーロー(第二王子)とヒロインが結ばれる為に、
婚約破棄されて国外追放となる運命の悪役令嬢だった……
とりあえず、王家と距離を置きヒーロー(第二王子)との婚約から逃げる事にしたスフィア。
それから数年後、そろそろ逃げるのに限界を迎えつつあったスフィアの前に現れたのは、
婚約者となるはずのヒーロー(第二王子)ではなく……
※ 『記憶喪失になってから、あなたの本当の気持ちを知りました』
に出てくる主人公の友人の話です。
そちらを読んでいなくても問題ありません。
ヒロインしか愛さないはずの公爵様が、なぜか悪女の私を手放さない
魚谷
恋愛
伯爵令嬢イザベラは多くの男性と浮名を流す悪女。
そんな彼女に公爵家当主のジークベルトとの縁談が持ち上がった。
ジークベルトと対面した瞬間、前世の記憶がよみがえり、この世界が乙女ゲームであることを自覚する。
イザベラは、主要攻略キャラのジークベルトの裏の顔を知ってしまったがために、冒頭で殺されてしまうモブキャラ。
ゲーム知識を頼りに、どうにか冒頭死を回避したイザベラは最弱魔法と言われる付与魔法と前世の知識を頼りに便利グッズを発明し、離婚にそなえて資金を確保する。
いよいよジークベルトが、乙女ゲームのヒロインと出会う。
離婚を切り出されることを待っていたイザベラだったが、ジークベルトは平然としていて。
「どうして俺がお前以外の女を愛さなければならないんだ?」
予想外の溺愛が始まってしまう!
(世界の平和のためにも)ヒロインに惚れてください、公爵様!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる