9 / 15
第一章
09揺れる洞窟
しおりを挟む
俺は自分の顔に水滴が落ちて目を覚ます、どうやらあの後気絶してしまったらしい。分身もいつのまにか居なくなってる。‥‥
「うし、錬金するか」
体を起こしステータスを開いて錬金をタップする。そこから今持っているブラックウルフの毛と外鎧蟲の殻と黒トカゲの鱗そして俺が今着ているボロボロの上着を選択して錬金を開始する。さてどんな衣装になるのやら
錬金の名前の下にあるゲージが満タンになると完了と言う文字に変わる、俺は錬金をタップするとボンと音を立てて俺の前に服が現れる
黒い鱗で作られているのか頑丈そうなウィザードフードジャケットに狼の皮で作られたグレイ色をしたズボン膝には銀色に輝いている膝当てがついている装備だった
「厨二心をくすぐられるなこれ‥」
そんや事を言いつつ俺はこの服を装備すると防御が120アップ、闇耐性、炎耐性が15%とアップ。と中々素晴らしい効果をしてるじゃないか
「動きやすいし、暖かい。」
これなら先程よりも耐久が出来るようになる。それにこの服はもう1段階進化出来るようだから楽しみだ。
「‥なんだかんだ言って楽しんでるな。俺」
そう思うと二人に悪い気がしてきた、きっと今頃あいつらと喧嘩したりしているのだろう。だけど俺より強いスキルやら魔法を使えると思うからそれで災禍を倒すのを頑張ってほしい
俺はステータス画面を見ると災禍の卵が今までよりも真っ赤に点滅していた
あれからかなり時間が経った、分身をちょくちょく呼びつつダンジョンを攻略していく。進むにつれて相手のレベルは下がっていく為歯応えがなかったがそれでもレベルがどんどん上がり今では
「レベル99‥体力は13000ステータスは1300。殴るだけで大抵のモンスターは倒せるようになったが‥」
ダンジョンの入り口が全く見えない、どうなってるんだよここ。あれからかなりの数のモンスターを倒したし、着実に進んでいるとは思ってるんだが‥全く入り口が見えない。
「だけど、モンスターのレベルは下がってるんだよな」
あの黒龍モドキの110を越えるモンスターには全く遭遇していない。それどころかここら辺のモンスターは56といったかなり弱いモンスター達で経験値もあまり貰えない。あと肉も不味いしさっさとここから出たいんだけどな
「太陽の光が恋しくなる日が来るなんてな‥」
そんな事をいつつ俺はひたすら歩く、お陰で今では昔頑張って目指していた男らしい腹筋になったし体力もついてきてくれたのか体感10時間くらい走っていても余裕な気がするぞ
あれから本当にどのくらいたったんだろうか?確実に一ヶ月くらいは経っていると思うんだけど、時間が分からない以上くよくよ悩んでいても仕方がないが‥ん?
四条は洞窟が揺れているのに気づき、足を止める。かなりの揺れだ。
「なんだ、モンスター達も後ろに逃げて行っているが‥前の方に強力な敵性反応はない。一体外で何が起こってるんだ‥?」
揺れが収まってから急に敵性マップがダンジョンマップに切り替わる
「いままで不明だったのに」
ダンジョンマップを確認すると自分がいる場所をさらに真っ直ぐいくと出口がある事が確認出来た
「出口だ‥やっとここから出られる!!!」
俺はマップを見つつ全速力で走る。その際逃げてきたモンスターを蹴散らしながら進むが今の俺はモンスター狩りよりも出口が最優先だ。やっとやっとこの暗闇から出られる!!ここから出られればマップを見つつ色んな街に行って勇者の一人くらい見つけてそいつに俺がこれだけ強くなった事を見せつけてやる!!
西条はひたすら前に前に進む、そして温かな光が彼を照らす。彼の顔から笑顔が現れる、いままでずっと笑うことが無かった男だ太陽の輝きを浴びながら
「出口だ!!!」
そう叫んで俺は光の外に飛び出しその光景に絶望する
「なんだよ‥これ」
そこは何もない焼け野原だけが広がっていた
「うし、錬金するか」
体を起こしステータスを開いて錬金をタップする。そこから今持っているブラックウルフの毛と外鎧蟲の殻と黒トカゲの鱗そして俺が今着ているボロボロの上着を選択して錬金を開始する。さてどんな衣装になるのやら
錬金の名前の下にあるゲージが満タンになると完了と言う文字に変わる、俺は錬金をタップするとボンと音を立てて俺の前に服が現れる
黒い鱗で作られているのか頑丈そうなウィザードフードジャケットに狼の皮で作られたグレイ色をしたズボン膝には銀色に輝いている膝当てがついている装備だった
「厨二心をくすぐられるなこれ‥」
そんや事を言いつつ俺はこの服を装備すると防御が120アップ、闇耐性、炎耐性が15%とアップ。と中々素晴らしい効果をしてるじゃないか
「動きやすいし、暖かい。」
これなら先程よりも耐久が出来るようになる。それにこの服はもう1段階進化出来るようだから楽しみだ。
「‥なんだかんだ言って楽しんでるな。俺」
そう思うと二人に悪い気がしてきた、きっと今頃あいつらと喧嘩したりしているのだろう。だけど俺より強いスキルやら魔法を使えると思うからそれで災禍を倒すのを頑張ってほしい
俺はステータス画面を見ると災禍の卵が今までよりも真っ赤に点滅していた
あれからかなり時間が経った、分身をちょくちょく呼びつつダンジョンを攻略していく。進むにつれて相手のレベルは下がっていく為歯応えがなかったがそれでもレベルがどんどん上がり今では
「レベル99‥体力は13000ステータスは1300。殴るだけで大抵のモンスターは倒せるようになったが‥」
ダンジョンの入り口が全く見えない、どうなってるんだよここ。あれからかなりの数のモンスターを倒したし、着実に進んでいるとは思ってるんだが‥全く入り口が見えない。
「だけど、モンスターのレベルは下がってるんだよな」
あの黒龍モドキの110を越えるモンスターには全く遭遇していない。それどころかここら辺のモンスターは56といったかなり弱いモンスター達で経験値もあまり貰えない。あと肉も不味いしさっさとここから出たいんだけどな
「太陽の光が恋しくなる日が来るなんてな‥」
そんな事をいつつ俺はひたすら歩く、お陰で今では昔頑張って目指していた男らしい腹筋になったし体力もついてきてくれたのか体感10時間くらい走っていても余裕な気がするぞ
あれから本当にどのくらいたったんだろうか?確実に一ヶ月くらいは経っていると思うんだけど、時間が分からない以上くよくよ悩んでいても仕方がないが‥ん?
四条は洞窟が揺れているのに気づき、足を止める。かなりの揺れだ。
「なんだ、モンスター達も後ろに逃げて行っているが‥前の方に強力な敵性反応はない。一体外で何が起こってるんだ‥?」
揺れが収まってから急に敵性マップがダンジョンマップに切り替わる
「いままで不明だったのに」
ダンジョンマップを確認すると自分がいる場所をさらに真っ直ぐいくと出口がある事が確認出来た
「出口だ‥やっとここから出られる!!!」
俺はマップを見つつ全速力で走る。その際逃げてきたモンスターを蹴散らしながら進むが今の俺はモンスター狩りよりも出口が最優先だ。やっとやっとこの暗闇から出られる!!ここから出られればマップを見つつ色んな街に行って勇者の一人くらい見つけてそいつに俺がこれだけ強くなった事を見せつけてやる!!
西条はひたすら前に前に進む、そして温かな光が彼を照らす。彼の顔から笑顔が現れる、いままでずっと笑うことが無かった男だ太陽の輝きを浴びながら
「出口だ!!!」
そう叫んで俺は光の外に飛び出しその光景に絶望する
「なんだよ‥これ」
そこは何もない焼け野原だけが広がっていた
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
11
1 / 4
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる