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本編
閑話8 料理人の独りの夜*
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こちらの話は、前回の予告通りR18寄りの描写が入ります。
苦手な方は、ご注意ください。
こちらの話を読まなくても話は繋がるようになっています。
♦♦♦♦♦
アレンのベッドに潜り込むと、身体中をアレンの匂いで包まれて抱きしめられているような気分になった。
「ア…レン……。」
アレンと前にしてからそう言うことは自分ではしてなかった。
彼のベッドで彼の匂いに包まれていると、前にこの場でした情事を否が応でも思い出してしまう。
無意識に自分の身体が火照っていき、己の下半身が熱を持っていくのがわかった。
「……アレン。」
愛しい彼の名前を口にする度に、芯を持ち硬さが増していく。
もう既に限界まで張り詰めた己の猛りに向かって手を伸ばす。
「ん…はぁ……。」
アレンにされた時の事を思い出すように上下に擦ると、刺激を待ち望んでいたかのように鈴口から蜜が溢れてきた。
久しぶりの快感に、手を止めることが出来ず一心不乱に手を動かす。
「ん…はっ……ア…レン……。」
段々と自分の内側から熱がせりあがってくる。
「ん…あっ……い、いく……。」
ベッドの上だと言うことを忘れていて、やばいと思った時にはもう既に達していた。
何とか自分の手で出した熱を受け止め、事なきを得たが、少しだけベッドにこぼしてしまった。
やってしまった……。
ラインハルトに言われたのに汚しちゃった……。
しかも、憎らしいことに己の猛りは1度達したにも関わらず、衰えていなかった。
足らない…。
もっとしたい……。
無意識にアレンに触られたように、汚れていない手で己の蕾に触れる。
ここにアレンの猛りを受け入れたい。
そうしたらアレンは、喜んでくれるだろうか?
その場所に洗浄の魔法をかけた。
魔力を使っちゃいけないって分かってるのに辞められなかった。
アレンを喜ばす為に、アレンから貰った魔力を使うならと必死に正当化する。
それにしても、やっと覚えた洗浄の魔法の初めての使い方がコレなんて絶対に人には言えない…。
なんて、自分のそこに触れながらも頭の何処かでは冷静にそんなことを考えていた。
初めて自分で触れたそこは、当然濡れている訳でもなくて、指を入れようとしたら鈍い痛みが走った。
ローションなんて俺は持ってないし……。
ふと先程、吐き出した自分の熱に汚れた手が視界にはいる。
……。
いやいや、そんな、自分の出したのを自分の後ろに塗り込んで自慰にふけるとか変態以外のなにものでもないじゃないか…。
理性と本能が脳内で火花を散らす。
で、でも、他に何も無いし…。
アレンもきっと頑張ってるんだから、アレンを受け入れるために俺も頑張らないと?
混乱した脳がよく分からない理論をたたき出し、意を決してそれを自分の蕾に塗る。
ひんやり冷たい感覚と、自分で触れた事のない場所に触れる恐怖で少しだけ身震いがした。
小指をゆっくりと少しずつ指を差し込む。
「んっ…くっ……苦し……。」
小指でこんなに苦しいなんて…。
アレンにされた時はもっと……。
息を吐きながら少しずつ、小指を中に進めていく。
最初は、キツく苦しかっただけのそこは次第に柔らかくなり抜き差しするのに苦しさを感じなくなった。
異物感はまだあるが耐えらない程じゃない。
指を変えて中指を挿入してみる。
「んぁ……ん……ふっ……はぁ……。」
小指とは違った存在感が自分の中に入ってくる。
小指で慣れたように感じた苦しさがまた戻って来た。
無意識に中指を折り曲げた時に、なにかを掠め、快感が駆け巡った。
「んっ!?はぁ…はぁ…。」
アレンにされた時と同じだ。
前立腺?って言ってたっけ?
指で掠めただけでこんなふうになっちゃうのにアレンのあの大きいので突かれたらどんな……。
アレンのそれを思い出して、想像する。
「はぁ…はっ…こ…こに……アレンの……。」
いつも優しいアレンの生々しい雄の表情を想像し、無意識に自分の指を彼の猛りに見立てて動かしていた。
「ん…あっ……はぁ……ア……レン……アレン!」
1度達したのに前からは、また透明な蜜が溢れていた。
指を抜き差しし、浅いところと深いところを交互に刺激する。
出したいのに出せないもどかしさから、空いている手でいきり立ってヨダレを垂らすそれに触り刺激を与えた。
「んぁっ……んっ…アレン…アレン……。」
壊れたように愛しい人の名前を呼んだ。
目を閉じて愛しい人の姿を思い浮かべる。
可愛いくて、優しくて、かっこいいアレン。
少しえっちなアレン。
俺の大好きな人。
「ふっ…あっ……んぁ……アレン…好き…愛してるっ……。」
彼の名前を呼びながら、再び熱を放った。
「はぁ…はぁ…はぁ……。」
熱を放ち、急激に虚脱感と眠気が襲ってくる。
「や…ばい…眠い…後片付けしないと……。」
泣け無しの体力と気力を振り絞り、なんとか洗浄の魔法を使って汚してしまったベッドと身を清めた。
そこで遂に限界を迎え、そのまま眠りにつく。
「ア…レン…。」
眠りについたあと、部屋にはここには居ない愛しい人を無意識に呼ぶ声だけが虚しくも響いていた。
苦手な方は、ご注意ください。
こちらの話を読まなくても話は繋がるようになっています。
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アレンのベッドに潜り込むと、身体中をアレンの匂いで包まれて抱きしめられているような気分になった。
「ア…レン……。」
アレンと前にしてからそう言うことは自分ではしてなかった。
彼のベッドで彼の匂いに包まれていると、前にこの場でした情事を否が応でも思い出してしまう。
無意識に自分の身体が火照っていき、己の下半身が熱を持っていくのがわかった。
「……アレン。」
愛しい彼の名前を口にする度に、芯を持ち硬さが増していく。
もう既に限界まで張り詰めた己の猛りに向かって手を伸ばす。
「ん…はぁ……。」
アレンにされた時の事を思い出すように上下に擦ると、刺激を待ち望んでいたかのように鈴口から蜜が溢れてきた。
久しぶりの快感に、手を止めることが出来ず一心不乱に手を動かす。
「ん…はっ……ア…レン……。」
段々と自分の内側から熱がせりあがってくる。
「ん…あっ……い、いく……。」
ベッドの上だと言うことを忘れていて、やばいと思った時にはもう既に達していた。
何とか自分の手で出した熱を受け止め、事なきを得たが、少しだけベッドにこぼしてしまった。
やってしまった……。
ラインハルトに言われたのに汚しちゃった……。
しかも、憎らしいことに己の猛りは1度達したにも関わらず、衰えていなかった。
足らない…。
もっとしたい……。
無意識にアレンに触られたように、汚れていない手で己の蕾に触れる。
ここにアレンの猛りを受け入れたい。
そうしたらアレンは、喜んでくれるだろうか?
その場所に洗浄の魔法をかけた。
魔力を使っちゃいけないって分かってるのに辞められなかった。
アレンを喜ばす為に、アレンから貰った魔力を使うならと必死に正当化する。
それにしても、やっと覚えた洗浄の魔法の初めての使い方がコレなんて絶対に人には言えない…。
なんて、自分のそこに触れながらも頭の何処かでは冷静にそんなことを考えていた。
初めて自分で触れたそこは、当然濡れている訳でもなくて、指を入れようとしたら鈍い痛みが走った。
ローションなんて俺は持ってないし……。
ふと先程、吐き出した自分の熱に汚れた手が視界にはいる。
……。
いやいや、そんな、自分の出したのを自分の後ろに塗り込んで自慰にふけるとか変態以外のなにものでもないじゃないか…。
理性と本能が脳内で火花を散らす。
で、でも、他に何も無いし…。
アレンもきっと頑張ってるんだから、アレンを受け入れるために俺も頑張らないと?
混乱した脳がよく分からない理論をたたき出し、意を決してそれを自分の蕾に塗る。
ひんやり冷たい感覚と、自分で触れた事のない場所に触れる恐怖で少しだけ身震いがした。
小指をゆっくりと少しずつ指を差し込む。
「んっ…くっ……苦し……。」
小指でこんなに苦しいなんて…。
アレンにされた時はもっと……。
息を吐きながら少しずつ、小指を中に進めていく。
最初は、キツく苦しかっただけのそこは次第に柔らかくなり抜き差しするのに苦しさを感じなくなった。
異物感はまだあるが耐えらない程じゃない。
指を変えて中指を挿入してみる。
「んぁ……ん……ふっ……はぁ……。」
小指とは違った存在感が自分の中に入ってくる。
小指で慣れたように感じた苦しさがまた戻って来た。
無意識に中指を折り曲げた時に、なにかを掠め、快感が駆け巡った。
「んっ!?はぁ…はぁ…。」
アレンにされた時と同じだ。
前立腺?って言ってたっけ?
指で掠めただけでこんなふうになっちゃうのにアレンのあの大きいので突かれたらどんな……。
アレンのそれを思い出して、想像する。
「はぁ…はっ…こ…こに……アレンの……。」
いつも優しいアレンの生々しい雄の表情を想像し、無意識に自分の指を彼の猛りに見立てて動かしていた。
「ん…あっ……はぁ……ア……レン……アレン!」
1度達したのに前からは、また透明な蜜が溢れていた。
指を抜き差しし、浅いところと深いところを交互に刺激する。
出したいのに出せないもどかしさから、空いている手でいきり立ってヨダレを垂らすそれに触り刺激を与えた。
「んぁっ……んっ…アレン…アレン……。」
壊れたように愛しい人の名前を呼んだ。
目を閉じて愛しい人の姿を思い浮かべる。
可愛いくて、優しくて、かっこいいアレン。
少しえっちなアレン。
俺の大好きな人。
「ふっ…あっ……んぁ……アレン…好き…愛してるっ……。」
彼の名前を呼びながら、再び熱を放った。
「はぁ…はぁ…はぁ……。」
熱を放ち、急激に虚脱感と眠気が襲ってくる。
「や…ばい…眠い…後片付けしないと……。」
泣け無しの体力と気力を振り絞り、なんとか洗浄の魔法を使って汚してしまったベッドと身を清めた。
そこで遂に限界を迎え、そのまま眠りにつく。
「ア…レン…。」
眠りについたあと、部屋にはここには居ない愛しい人を無意識に呼ぶ声だけが虚しくも響いていた。
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