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三章 ミュラー最後の事件簿
ラクシャイン
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この国の姫アリシアは公務に追われる日々が続いていた。
この国では王の唯一の実子であり、継承権も第一位なので、政にも関わってくる。
この国サラブは王政のため、アリシアの役割も大きい。
だがアリシアは仕事が嫌いで仕方ない。
いっそこの国が大貴族で牛耳られて、自分は政略結婚の道具くらいの価値しかなく、のんびりお茶会でもする日々を過ごしていたい。
だが現実は甘くない。
無情にもテーブルの上には山のような決済書類があった。
そんなアリシアの楽しみは夜中に隠し通路を使って、お忍びでベガスの街でギャンブルに興じること。
そして入浴だ。
城の中にある豪勢で広大な大浴場の湯船に浸かり、心と身体の垢を落とし、公務で疲れた頭と身体をリラックスさせることが彼女の一日の楽しみだ。
浴室の中に鎧を着た護衛が一人いるが、気にすることなく、生まれたままの姿で湯船に浸かり、その身を清める。
温かい湯がアリシアの心身をほぐす。
彼女は歓喜に身を震わせ、肩までその湯に浸かる。
至上の喜びに浸っている時、広い湯から影が忍び寄り、湯の中から彼女の顔に向けて狂剣が向けられた。
思わず彼女が悲鳴を上げようとすると、湯船からミュラーが現れ、彼女を脅す。
「動くな、殺すぞ」
そして全身を彼女の前で現し、指をパチンと鳴らす。
すると、アリシアは糸で縛られてしまい、湯船からは武装した少年兵たちとオルマが現れる。
オルマだけが頭を抱えて、気まずそうな顔をしていた。
「ふっ、探したぞ。軍やマフィア、裏社会の組織でも探しても見つからない場所。思い当たるのはここしかない」
剣を突き立てられ、身体は拘束され、武装した少年兵に囲まれ、戦慄しているアリシアに、ミュラーは囁く。
「久しぶりだな。お姫様。残念ながら、用があるのはお前じゃない。そっちの護衛だ」
ミュラーが護衛に剣を向ける。
「いくら何でも女の入浴中に、甲冑は着けん。錆びるからな。兜の下を見せろ! ラクシャイン!」
すかさず、オルマがツッコむ。
「いやいや錆びるとかの問題じゃなくて、女性の護衛かも知れないよ?」
「安心しろ、コイツらが風呂に入って無防備になるのは昨日、下見済みだ。あの見事な入れ墨がきれいさっぱり消えてることも確認してある」
「うわぁ、コイツ、さらりと覗きしていたこと宣言しちゃってるよ......」
呆れるオルマをよそに、ミュラーは護衛を睨みつける。
すると兜の下から豪快な笑い声が上がる。
「ガハハハハハ! 敵わねぇな、ここまで肝が据わったヤツがいるとは!」
そして兜を外し、全身の鎧を脱ぎ、下着も脱ぎ、全裸となって、男は全てを曝け出す。
全身に入れ墨が掘ってあった。
かざした腕にはサソリの入れ墨があった。
「そっちも脱げ、湯船に服なんか着て来るんじゃねぇ。汚れるだろ。おまけに剣なんか持ってきやがって、錆びちまうだろ?」
ラクシャインはそうミュラーに言いながら、ザブンと湯船に浸かる。
その豪胆な様を見て、ミュラーははにかみ、剣を投げ捨て、着ていた服を脱ぎ投げ、ラクシャインの隣に座る。
そして他の者にも告げた。
「ここは湯船だ、全員服を脱いで、風呂を楽しめ」
子供たちははしゃいで服を脱ぎ、笑い声を上げて、湯船に浸かる。
オルマだけは遠慮するように浴室の端に立っていた。
アリシアの拘束はすでに解いてある。
ラクシャインは子供が風呂を楽しむ様を嬉しそうに見て、ミュラーに話かける。
「ずいぶんめんこい奴ら連れて来てんな、粋な兄ちゃんよぉ。あんたは裏表がない野朗だな。気にいったぜ。背中に狼か、いい趣味してやがる」
ラクシャインの言葉に、ミュラーはふっと微笑む。
「俺も久々に含みのないヤツにあった。どうやらお前は信用できそうだ。単刀直入に聞く。お前は何をしたんだ? 殺しをするようなヤツには見えん」
ラクシャインはそれを聞いて鼻で笑う。
「そうそう人を信用すんな若造。まぁ信用されるのは悪い気はしねぇ。質問には答えるぜ。将軍を殺したのは俺じゃねぇ。なのに英雄だの、暗殺者なんざ呼ばれて、迷惑この上ねぇよ。おかげで追われるハメになっちまった」
ミュラーがアリシアを睨みつける。
コイツも裏で糸を引く一味なのか?
「じゃあ、誰がお前を嵌めた? 俺もお前と似たように嵌められている。どいつもこいつも怪しい連中が絡んできてやがる」
アリシアは身を震わせるが、ラクシャインが軽く肩を叩く。
「この姫さんは俺を救ってくれたんだ。そうガン飛ばすな。それと年頃の女の裸をジロジロみるもんじゃねぇ。俺も兄ちゃんもな、同じヤツに嵌められたんだよ」
ミュラーが眉をひそめる。
「誰なんだ? そいつは?」
ラクシャインが湯船の水で顔を洗い、低い声で答える。
「ロゼって呼ばれてる野朗だ。アイツはこの国でとんでもねぇことしでかそうと考えてやがる。俺も兄ちゃんも、多分追われる理由は同じだ」
「例の文書ってヤツか?」
「違うな、もっと単純なことだ。顔を見ちまったのさ、ロゼの顔をな」
ミュラーが納得がいかなそうな顔をしながら、聞く。
「顔? それだけの理由で?」
「ロゼって野朗はそのぐらい、この国の闇を暗躍してるヤツなのさ。なのに素顔は全く知られていない。おそらく、あんたの後ろにいる奴もロゼの顔は知らない。考えてもみろ。仲間だった奴が偽名使ってて裏では自分を陥れようとしてるんだぞ。みんな恐れてんのさ。裏切られることに」
ミュラーはラクシャインの言葉が何となくわかった気がした。
もしここでオルマが裏切り、衛兵を呼んだら、俺はギロチンの刑にされるだろう。
「文書について聞きたい。あれはどうすればいい?」
「連中がこぞって探してるヤツだろ? あれは術をかけた本人だけが解ける仕掛けになってる。 後は詳しくは知らん。ただこれだけは言える。絶対にロゼの連中には渡しちゃいけねぇ。この国がひっくり返る」
ミュラーが怪訝そうな顔をする。
「国が? ロゼは何を企んでいる?」
「そいつを聞くには、長湯が過ぎるぜ。兄ちゃん。また出直してきな。今度は風呂じゃなく、姫さんのメルヘンチックな部屋で頼むぜ。俺を守ってくれてる恩人なんだからよぉ。せっかくの入浴が台無しだぜ」
ラクシャインに促されて、やむを得ず、ミュラーはこの場を引き下がる。
ラクシャインに会えたのは大きかった。
傑物だ。
二度と会いたくない奴らばかりに会って来たが、また会いたいと思った。
ラクシャインの居場所を雇い主に言う気にはなれなかった。
今は文書だ。
誰があの魔法陣をかけた?
それにその中身をどうすればいい?
大人しく依頼主に渡すか?
依頼主は何者なんだ?
ヤツもロゼと繋がりがあるのか?
ミュラーがさまざまなことに疑問を持つと、突然背筋が凍る。
ラクシャインの言葉を思い出した。
ロゼという謎の存在に皆が疑心暗鬼になっていることにミュラーは気づいたのだ。
この国では王の唯一の実子であり、継承権も第一位なので、政にも関わってくる。
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そして入浴だ。
城の中にある豪勢で広大な大浴場の湯船に浸かり、心と身体の垢を落とし、公務で疲れた頭と身体をリラックスさせることが彼女の一日の楽しみだ。
浴室の中に鎧を着た護衛が一人いるが、気にすることなく、生まれたままの姿で湯船に浸かり、その身を清める。
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彼女は歓喜に身を震わせ、肩までその湯に浸かる。
至上の喜びに浸っている時、広い湯から影が忍び寄り、湯の中から彼女の顔に向けて狂剣が向けられた。
思わず彼女が悲鳴を上げようとすると、湯船からミュラーが現れ、彼女を脅す。
「動くな、殺すぞ」
そして全身を彼女の前で現し、指をパチンと鳴らす。
すると、アリシアは糸で縛られてしまい、湯船からは武装した少年兵たちとオルマが現れる。
オルマだけが頭を抱えて、気まずそうな顔をしていた。
「ふっ、探したぞ。軍やマフィア、裏社会の組織でも探しても見つからない場所。思い当たるのはここしかない」
剣を突き立てられ、身体は拘束され、武装した少年兵に囲まれ、戦慄しているアリシアに、ミュラーは囁く。
「久しぶりだな。お姫様。残念ながら、用があるのはお前じゃない。そっちの護衛だ」
ミュラーが護衛に剣を向ける。
「いくら何でも女の入浴中に、甲冑は着けん。錆びるからな。兜の下を見せろ! ラクシャイン!」
すかさず、オルマがツッコむ。
「いやいや錆びるとかの問題じゃなくて、女性の護衛かも知れないよ?」
「安心しろ、コイツらが風呂に入って無防備になるのは昨日、下見済みだ。あの見事な入れ墨がきれいさっぱり消えてることも確認してある」
「うわぁ、コイツ、さらりと覗きしていたこと宣言しちゃってるよ......」
呆れるオルマをよそに、ミュラーは護衛を睨みつける。
すると兜の下から豪快な笑い声が上がる。
「ガハハハハハ! 敵わねぇな、ここまで肝が据わったヤツがいるとは!」
そして兜を外し、全身の鎧を脱ぎ、下着も脱ぎ、全裸となって、男は全てを曝け出す。
全身に入れ墨が掘ってあった。
かざした腕にはサソリの入れ墨があった。
「そっちも脱げ、湯船に服なんか着て来るんじゃねぇ。汚れるだろ。おまけに剣なんか持ってきやがって、錆びちまうだろ?」
ラクシャインはそうミュラーに言いながら、ザブンと湯船に浸かる。
その豪胆な様を見て、ミュラーははにかみ、剣を投げ捨て、着ていた服を脱ぎ投げ、ラクシャインの隣に座る。
そして他の者にも告げた。
「ここは湯船だ、全員服を脱いで、風呂を楽しめ」
子供たちははしゃいで服を脱ぎ、笑い声を上げて、湯船に浸かる。
オルマだけは遠慮するように浴室の端に立っていた。
アリシアの拘束はすでに解いてある。
ラクシャインは子供が風呂を楽しむ様を嬉しそうに見て、ミュラーに話かける。
「ずいぶんめんこい奴ら連れて来てんな、粋な兄ちゃんよぉ。あんたは裏表がない野朗だな。気にいったぜ。背中に狼か、いい趣味してやがる」
ラクシャインの言葉に、ミュラーはふっと微笑む。
「俺も久々に含みのないヤツにあった。どうやらお前は信用できそうだ。単刀直入に聞く。お前は何をしたんだ? 殺しをするようなヤツには見えん」
ラクシャインはそれを聞いて鼻で笑う。
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ミュラーがアリシアを睨みつける。
コイツも裏で糸を引く一味なのか?
「じゃあ、誰がお前を嵌めた? 俺もお前と似たように嵌められている。どいつもこいつも怪しい連中が絡んできてやがる」
アリシアは身を震わせるが、ラクシャインが軽く肩を叩く。
「この姫さんは俺を救ってくれたんだ。そうガン飛ばすな。それと年頃の女の裸をジロジロみるもんじゃねぇ。俺も兄ちゃんもな、同じヤツに嵌められたんだよ」
ミュラーが眉をひそめる。
「誰なんだ? そいつは?」
ラクシャインが湯船の水で顔を洗い、低い声で答える。
「ロゼって呼ばれてる野朗だ。アイツはこの国でとんでもねぇことしでかそうと考えてやがる。俺も兄ちゃんも、多分追われる理由は同じだ」
「例の文書ってヤツか?」
「違うな、もっと単純なことだ。顔を見ちまったのさ、ロゼの顔をな」
ミュラーが納得がいかなそうな顔をしながら、聞く。
「顔? それだけの理由で?」
「ロゼって野朗はそのぐらい、この国の闇を暗躍してるヤツなのさ。なのに素顔は全く知られていない。おそらく、あんたの後ろにいる奴もロゼの顔は知らない。考えてもみろ。仲間だった奴が偽名使ってて裏では自分を陥れようとしてるんだぞ。みんな恐れてんのさ。裏切られることに」
ミュラーはラクシャインの言葉が何となくわかった気がした。
もしここでオルマが裏切り、衛兵を呼んだら、俺はギロチンの刑にされるだろう。
「文書について聞きたい。あれはどうすればいい?」
「連中がこぞって探してるヤツだろ? あれは術をかけた本人だけが解ける仕掛けになってる。 後は詳しくは知らん。ただこれだけは言える。絶対にロゼの連中には渡しちゃいけねぇ。この国がひっくり返る」
ミュラーが怪訝そうな顔をする。
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傑物だ。
二度と会いたくない奴らばかりに会って来たが、また会いたいと思った。
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今は文書だ。
誰があの魔法陣をかけた?
それにその中身をどうすればいい?
大人しく依頼主に渡すか?
依頼主は何者なんだ?
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