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書籍化されるためには

誰も書いたことのないオリジナリティー溢れる物語を書く方法は、考察に値しない

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これまで、小手先ではありますが、まず一ページ目を読んでもらう、書いた部分を最後まで読んでもらうテクニックについて考察しました。

では、読み始めてもらえさえすれば、最後まで読んでもらえさえすれば、お気に入りに、なるのでしょうか?
しかし、そうでないのが、悲しい現実です。

では、どのような物語が、読んでもらえ、お気に入りになる、さらには書籍化される物語なのでしょうか?

読んでもらえる物語は、確かにテンプレでもあります。
人気があるからこそ、テンプレなのです。
逆にいえば、真のオリジナリティー溢れる物語を書くというのは、まず無理です。
既出を避けなければいけないので、ニッチになってしまうからです。
しかし、ニッチでは、書籍化しても大きな売上げが見込めない可能性が高いです。

しかし、似たような物語の中、大きな特長がなければ、継続して読んでもらえるのは難しいです。
でも、その特長もいろいろ既出で、どうしてもニッチな方向になりがちです。
しかし、ニッチでは、書籍化しても(以下略)

手塚治虫先生は、天才だった。
石ノ森章太郎先生も天才だった。
VRMMORPGでデスゲームのアイディアは天才的だった。
異世界に転移して、物づくりをしたのは、天才的だった。
努力して苦労する主人公に比べて、チート能力は天才的だった。

さて、これらを超えるアイディアをお持ちですか?
将来性を盾にとるには、お気に入り一桁が並んでいませんか?
おおー、まだ本気を出していないなら、仕方ないですよね。

勘違いしていただきたくないのが、自由な発想で、誰も書いたことのないオリジナリティー溢れる物語を書くな、書けるハズがない、と言っているのではありません。
ただ、アナタには、その才能がないのは、こんな駄文を読んでいる時点で、理解してるのではありませんか?

才能がないならば、それなりの戦い方がある、という話です。
テレビに出ている芸人さんでも、(失礼ながら)お笑いの才能ないなあ、と思っても長年生き残っている方いらっしゃいますよね。
(更に失礼かもしれませんが)レスリングや柔道で金メダルとれなくても、プロレスでなら生き残れる、でしょうか。

何度でも書きますが、オリジナリティーな物語を書く自信があるのでしたら、こんな駄文を読んで時間を無駄にせず一刻も早く、その物語を書いて公開しましょう。
それが全世界の読者様のため、出版業界のためです。

さて、ここまで書いて理解していただけていると思いますが、更に念のために書いておきます。
「誰も書いたことのないオリジナリティー溢れる物語を書く方法」について、考察するつもりはありません。
今まで書いた内容も、一貫して、これに沿っています。

それでは、理解いただきましたら、才能ない者の戦い方を考察していきましょう。

要約すると「誰も書いたことのないオリジナリティー溢れる物語を書く方法は、考察に値しない」でした。
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