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異世界転生テンプレをガチ検証してみる
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異世界転生『テンプレ』は、画期的なシステムです。
なぜなら、詳しい説明をしなくても、世界設定を読者が勝手に理解してくれるから。
つまり、文章力や設定力がなくても、物語が書けるような気になれるから。
しかも、『テンプレ』は流行っていて、アニメ化もされているから。
なので、『テンプレ』をつかって物語を書いてみたのに、誰も読んでくれない。
ちゃんと、内容説明に『テンプレ』って書いたのに。
いつもなら、「そりゃそうでしょ」で終わりなのですが、ガチ検証企画なので、紐解いていきましょう。
まず、『テンプレ』とは何か。
簡単に言えば、よっつで構成されています。
ひとつは、異世界転生ファンタジーで、主人公を異世界に転生させるためのホットスタート用のお約束です。
書きたいのも読みたいのも異世界転生した『後』なので、主人公には、さっくり転生してもらわないと困ります。
そこで、「転生した後がメインですよ。その前のことは、どうでもいいですよね?」という書き手と読み手の暗黙の了解です。
ふたつめは、ファンタジーっぽい世界観のお約束です。
中世ヨーロッパ的な貴族社会で、カタカナ名前でパンが主食、魔物がいて、魔法があって、そうそう魔法で現代と変わらないくらい快適で清潔な生活ができるのです。
油断していると、急に獣人族が迫害されているとか、謎メカが出てきたりしますので、ご注意ください。
みっつめは、主人公のチート能力のお約束です。
主人公は基本、努力をしません。
だって、リアルは苦労の連続なんですから、転生した先でくらい、努力しないですんでほしいじゃないですか。
あえて、不遇な職種、能力を逆転で万能にすることはあってもです。
ある意味、チート能力が主人公で、行動原理の「邪魔をされたくない」だけあれば人格とか意味ない場合も多いです。
(理由は後述)
よっつめは、チート能力を生かすための、ゲームシステムのお約束です。
魔物を倒すとレベルがあがり、ステータスがあって、職業特有のスキルがあって、です。
これによって、冒険者というリアルにいたら犯罪者予備軍なのに、一般人にはできない技能を生かすことで、自由に世界を歩けるわけです。
それに、このシステムって、努力が必ず報われますよね。
さて、『テンプレ』が理解できたところで、最大の問題点を指摘していきましょう。
書き手が勘違いしやすいのが、『テンプレ』を使えば、物語を書くのが容易になる、です。
チート能力を考えて、主人公に「あれやこれや」させれば、「すばらしい」物語の完成です。
それは、本当でしょうか?
極端な言い方をしてしまえば、『テンプレ』は大喜利です。
『テンプレ』というお題に対して、面白い物語を考える、大喜利なのです。
結論を書いてしまえば、お題に対して、大ウケしてもらえるパターンは、限られています。
そして、そのパターンは既に粗方、使われてしまっているのです。
後はネクスト職業を考えるなど、ニッチな方向へ舵を切るしかありません。
そうでなければ「どこかで読んだ」物語になってしまいます。
そう『テンプレ』は、書きやすい分、おいしいパターンは、既に使われてしまっている、出涸らしなのです。
だから、既存の人気パターンを外して書くと、読んでもらえないのです。
(実は、出涸らしだからこそ、大人数に読まれるのですが、理由は後述)
では、『テンプレ』には、もう未来はないのでしょうか。
いえいえ、最大のメリットは、読者に、ほとんどが出涸らしだ、とバレていない点です。
そして、出版側も、まだ新パターンに活路はある、と考えています。
だからこそ、ファンタジー小説大賞には、わざわざテーマ別賞を設けているのです。
さて、ここまでが、表向きの分析です。
ガチ分析なので、続きがあります。
そもそも、異世界や転生ってナニ?
まあ、興味ないからこその『テンプレ』ですよね。
転生させてくれた『神』がいるわけですが、転生した先に別の神を崇める宗教があって、魔法とは別システムの『治癒術』。
更に、世界を滅ぼす邪神が出てきたりすると、全世界全宇宙の神システムがどうなってるのか。
主人公にそれらを倒せるチート能力与えられるなら、『神』が自分で解決しろよ、とか。
あ、気にならないからこその『テンプレ』ですよね。
ウザいので、このくらいで止めておきますが、『テンプレ』に読者が求めているのは、上記のような内容「ではない」ことは、伝わったと思います。
なぜなら、読者は『考えたくない』からです。
突然ですが、「水曜日のダウンタウン」やドラマ好きに好評だったドラマは、実は視聴率的には、イマイチです。
テレビ局が分析した理由は、「ながら見」できないから、でした。
つまり、見るぞ!と気合を入れて集中しないと楽しめない番組は、「ながら見」の人には、内容が正しく伝わらないので、評価されず、次回は見てもらえないわけです。
これは、YouTubeで、ひたすらチャーハンを炒めているだけとか、ただただ食事をするだけの動画の再生数が大数なのにも通じていて、理由は同じ「ながら見」の可否なのです。
(ASMR好きなので、そういうタイミングがあるのは、よっくわかります)
つまり、ニーズには、「見るぞ!」と「ながら見(『考えたくない』)」の二極化があるのです。
更には、『物語くらい夢みたい』というニーズもあります。
多少、辻褄が合わなくても、ご都合主義でも、伏線すらなくても、つらい目にあうより、楽しければそれで良い、です。
これも、『考えたくない』に通じるところがあります。
これらから考察するに、『テンプレ』読者層は、小説を読むのに『考えたくない』の面が強いのです。
まあ、そのために、『テンプレ』アニメを三作くらいみると、どれがどれに出たキャラで、展開で結末で、主人公無双してたな、ほのぼのしてたな、くらいの印象しか残らなかったりします。
だって、チャーハン炒めるのと同レベルの『考えたくない』時間のための『テンプレ』なんですから。
ある意味これは、戦術的には、間違っていません。
なぜなら、読み直すこともないし、似ていても(印象に残らないから)気にしないし、出涸らしなんて思いもせず、飽きるまでは、『テンプレ』を大量消費してくれるのですから。
しかも、『考えたくない』タイミングなんて人生、生きていればいくらでもありますから、入れ代わり立ち代わりで、将来的にも一定の消費は見込めるわけです。
もちろん、それにお金を支払うか、はまた別の話になりますが。
(お金を払ってもらうためのコンテンツ戦略考察は後述)
さて、ひとつの結論を書くと、『テンプレ』でポイントを稼ぐのは、簡単です。
パワーワードをぶち込んだ題名で、五千文字程度書いて放置。
あとは、続きを期待して、お気に入りしてもらえ、その数とパワーワードで訪問した方から、ポイントがつきます。
それを繰り返して、題名詐欺とバレてきたら、新アカウント。
(推奨ではありません。題名リンクで行かず、著者のページで題名詐欺でないか確認してから読みましょう、という警鐘です)
そんな後ろ向きな話や暗黒面は、このくらいにしておきましょう。
このコラムの題名は、『アルファポリスでの『書籍化』はナニに魂を売ればデキる?』です。
(「書籍化とは、どこを目指すのか?」にも書いたように、現在は書籍化に拘る必要性を強く感じなくなっていますが)
なので、これを読んでいる方は、きっと自分の書いた物語をもっと読んでもらいたい!という気持ちがあるかと思います。
そこで、『テンプレ』です。
(混乱したら、深呼吸しましょう)
そろそろ読むのにも疲れてきたでしょうから、端的に書いていきますが。
・『テンプレ』は、訪問者が多い
・『テンプレ』を読みつつも、「物足りない」と感じている読者も一定数いる
・『テンプレ』という以外で、物語を探す方法を知らない
Qどうしたら良いでしょうか?
A『テンプレ』を餌に誘き寄せて、良作をぶつける
以上が、『テンプレ』をガチ検証した上での活用法の結論です。
「アルファポリスでの『書籍化』はナニに魂を売ればデキる?」っぽく書けば、出版社としては、百万人が無料で『考えたくない』タイミングで見る『テンプレ』より、千人の真剣な有料購読者です。
しかし、無料の多数と有料の少数の間の壁は、分厚い。
そこで、出版社に求められているのは、『テンプレ』と『本格』の間で読者をステップアップさせる『テンプレ』な導入で、実は『本格』に近い物語なのです。
ちなみに、拙作の『レベルアップがない異世界で転生特典のレベルアップしたら魔王として追われケモ耳娘たちとひっそりスローライフ。けど国を興すか悩み中』も上記のコンセプトで書いています。
え?
『テンプレ』な導入で、実は『本格』に近い良作の書き方?
このコラムを全部読んでみてください。
要約すると「異世界転生テンプレをガチ検証してみる」でした。
なぜなら、詳しい説明をしなくても、世界設定を読者が勝手に理解してくれるから。
つまり、文章力や設定力がなくても、物語が書けるような気になれるから。
しかも、『テンプレ』は流行っていて、アニメ化もされているから。
なので、『テンプレ』をつかって物語を書いてみたのに、誰も読んでくれない。
ちゃんと、内容説明に『テンプレ』って書いたのに。
いつもなら、「そりゃそうでしょ」で終わりなのですが、ガチ検証企画なので、紐解いていきましょう。
まず、『テンプレ』とは何か。
簡単に言えば、よっつで構成されています。
ひとつは、異世界転生ファンタジーで、主人公を異世界に転生させるためのホットスタート用のお約束です。
書きたいのも読みたいのも異世界転生した『後』なので、主人公には、さっくり転生してもらわないと困ります。
そこで、「転生した後がメインですよ。その前のことは、どうでもいいですよね?」という書き手と読み手の暗黙の了解です。
ふたつめは、ファンタジーっぽい世界観のお約束です。
中世ヨーロッパ的な貴族社会で、カタカナ名前でパンが主食、魔物がいて、魔法があって、そうそう魔法で現代と変わらないくらい快適で清潔な生活ができるのです。
油断していると、急に獣人族が迫害されているとか、謎メカが出てきたりしますので、ご注意ください。
みっつめは、主人公のチート能力のお約束です。
主人公は基本、努力をしません。
だって、リアルは苦労の連続なんですから、転生した先でくらい、努力しないですんでほしいじゃないですか。
あえて、不遇な職種、能力を逆転で万能にすることはあってもです。
ある意味、チート能力が主人公で、行動原理の「邪魔をされたくない」だけあれば人格とか意味ない場合も多いです。
(理由は後述)
よっつめは、チート能力を生かすための、ゲームシステムのお約束です。
魔物を倒すとレベルがあがり、ステータスがあって、職業特有のスキルがあって、です。
これによって、冒険者というリアルにいたら犯罪者予備軍なのに、一般人にはできない技能を生かすことで、自由に世界を歩けるわけです。
それに、このシステムって、努力が必ず報われますよね。
さて、『テンプレ』が理解できたところで、最大の問題点を指摘していきましょう。
書き手が勘違いしやすいのが、『テンプレ』を使えば、物語を書くのが容易になる、です。
チート能力を考えて、主人公に「あれやこれや」させれば、「すばらしい」物語の完成です。
それは、本当でしょうか?
極端な言い方をしてしまえば、『テンプレ』は大喜利です。
『テンプレ』というお題に対して、面白い物語を考える、大喜利なのです。
結論を書いてしまえば、お題に対して、大ウケしてもらえるパターンは、限られています。
そして、そのパターンは既に粗方、使われてしまっているのです。
後はネクスト職業を考えるなど、ニッチな方向へ舵を切るしかありません。
そうでなければ「どこかで読んだ」物語になってしまいます。
そう『テンプレ』は、書きやすい分、おいしいパターンは、既に使われてしまっている、出涸らしなのです。
だから、既存の人気パターンを外して書くと、読んでもらえないのです。
(実は、出涸らしだからこそ、大人数に読まれるのですが、理由は後述)
では、『テンプレ』には、もう未来はないのでしょうか。
いえいえ、最大のメリットは、読者に、ほとんどが出涸らしだ、とバレていない点です。
そして、出版側も、まだ新パターンに活路はある、と考えています。
だからこそ、ファンタジー小説大賞には、わざわざテーマ別賞を設けているのです。
さて、ここまでが、表向きの分析です。
ガチ分析なので、続きがあります。
そもそも、異世界や転生ってナニ?
まあ、興味ないからこその『テンプレ』ですよね。
転生させてくれた『神』がいるわけですが、転生した先に別の神を崇める宗教があって、魔法とは別システムの『治癒術』。
更に、世界を滅ぼす邪神が出てきたりすると、全世界全宇宙の神システムがどうなってるのか。
主人公にそれらを倒せるチート能力与えられるなら、『神』が自分で解決しろよ、とか。
あ、気にならないからこその『テンプレ』ですよね。
ウザいので、このくらいで止めておきますが、『テンプレ』に読者が求めているのは、上記のような内容「ではない」ことは、伝わったと思います。
なぜなら、読者は『考えたくない』からです。
突然ですが、「水曜日のダウンタウン」やドラマ好きに好評だったドラマは、実は視聴率的には、イマイチです。
テレビ局が分析した理由は、「ながら見」できないから、でした。
つまり、見るぞ!と気合を入れて集中しないと楽しめない番組は、「ながら見」の人には、内容が正しく伝わらないので、評価されず、次回は見てもらえないわけです。
これは、YouTubeで、ひたすらチャーハンを炒めているだけとか、ただただ食事をするだけの動画の再生数が大数なのにも通じていて、理由は同じ「ながら見」の可否なのです。
(ASMR好きなので、そういうタイミングがあるのは、よっくわかります)
つまり、ニーズには、「見るぞ!」と「ながら見(『考えたくない』)」の二極化があるのです。
更には、『物語くらい夢みたい』というニーズもあります。
多少、辻褄が合わなくても、ご都合主義でも、伏線すらなくても、つらい目にあうより、楽しければそれで良い、です。
これも、『考えたくない』に通じるところがあります。
これらから考察するに、『テンプレ』読者層は、小説を読むのに『考えたくない』の面が強いのです。
まあ、そのために、『テンプレ』アニメを三作くらいみると、どれがどれに出たキャラで、展開で結末で、主人公無双してたな、ほのぼのしてたな、くらいの印象しか残らなかったりします。
だって、チャーハン炒めるのと同レベルの『考えたくない』時間のための『テンプレ』なんですから。
ある意味これは、戦術的には、間違っていません。
なぜなら、読み直すこともないし、似ていても(印象に残らないから)気にしないし、出涸らしなんて思いもせず、飽きるまでは、『テンプレ』を大量消費してくれるのですから。
しかも、『考えたくない』タイミングなんて人生、生きていればいくらでもありますから、入れ代わり立ち代わりで、将来的にも一定の消費は見込めるわけです。
もちろん、それにお金を支払うか、はまた別の話になりますが。
(お金を払ってもらうためのコンテンツ戦略考察は後述)
さて、ひとつの結論を書くと、『テンプレ』でポイントを稼ぐのは、簡単です。
パワーワードをぶち込んだ題名で、五千文字程度書いて放置。
あとは、続きを期待して、お気に入りしてもらえ、その数とパワーワードで訪問した方から、ポイントがつきます。
それを繰り返して、題名詐欺とバレてきたら、新アカウント。
(推奨ではありません。題名リンクで行かず、著者のページで題名詐欺でないか確認してから読みましょう、という警鐘です)
そんな後ろ向きな話や暗黒面は、このくらいにしておきましょう。
このコラムの題名は、『アルファポリスでの『書籍化』はナニに魂を売ればデキる?』です。
(「書籍化とは、どこを目指すのか?」にも書いたように、現在は書籍化に拘る必要性を強く感じなくなっていますが)
なので、これを読んでいる方は、きっと自分の書いた物語をもっと読んでもらいたい!という気持ちがあるかと思います。
そこで、『テンプレ』です。
(混乱したら、深呼吸しましょう)
そろそろ読むのにも疲れてきたでしょうから、端的に書いていきますが。
・『テンプレ』は、訪問者が多い
・『テンプレ』を読みつつも、「物足りない」と感じている読者も一定数いる
・『テンプレ』という以外で、物語を探す方法を知らない
Qどうしたら良いでしょうか?
A『テンプレ』を餌に誘き寄せて、良作をぶつける
以上が、『テンプレ』をガチ検証した上での活用法の結論です。
「アルファポリスでの『書籍化』はナニに魂を売ればデキる?」っぽく書けば、出版社としては、百万人が無料で『考えたくない』タイミングで見る『テンプレ』より、千人の真剣な有料購読者です。
しかし、無料の多数と有料の少数の間の壁は、分厚い。
そこで、出版社に求められているのは、『テンプレ』と『本格』の間で読者をステップアップさせる『テンプレ』な導入で、実は『本格』に近い物語なのです。
ちなみに、拙作の『レベルアップがない異世界で転生特典のレベルアップしたら魔王として追われケモ耳娘たちとひっそりスローライフ。けど国を興すか悩み中』も上記のコンセプトで書いています。
え?
『テンプレ』な導入で、実は『本格』に近い良作の書き方?
このコラムを全部読んでみてください。
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