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停滞期対策

停滞期は本当にある?

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ダイエットをしていて、体重が落ちにくくなる「停滞期がある」と言われています。
そもそも、停滞期とは何でしょうか?

あ、以前にも書きましたけど、アナタがやっているのは、ダイエットですよね?
体脂肪率1桁で減量されている方ではありませんよね?
では、ボディービルダーの停滞期は、アナタには関係ありませんので、忘れてしまいましょう。

既に、ダイエット開始から2週間程度は、体内保水力低下により、水分が抜けて体重が1-2kg減ることは書きました。
その後、体重が減らないのは、「マイナスカロリー」になっていないだけなので、停滞期ではありませんよね?

「停滞期がある」として、様々な対応法が溢れているけど、どれが「耳ざわりの良い罠」で、本当に対策の必要はあるのでしょうか?

まず、ダイエットを開始して、「マイナスカロリー」となった身体の中は、どうなっているか確認します。

※停滞期=ダイエット中に「一時的」に体重減少が止まる現象。「同じ食事、運動を続け」れば、体重減少が再開する、と定義

なお、停滞期とは別に月経周期で、生理前は浮腫みやすくなるなどの状態になります。
体調に合わせて、無理に運動をせず、生理のせい、と割り切って乗り越えましょう。

「マイナスカロリー」の身体の中
・血糖値低下=>インスリン低下=>脂肪分解および脂肪酸の使用が増加
・脂肪分解増加=>レプチン低下=>グレリンの対比的増加=>食欲増加、脂肪蓄積能増加
・脂肪分解増加=>甲状腺ホルモン低下=>糖質代謝、タンパク質合成低下
・インスリン低下=>テストステロン低下=>コルチゾール増加=>筋肉分解

餓死を回避するために、脂肪を使って生き延びよう、としながら食料を得られたら即、脂肪蓄積できる準備をしています。
更には、エネルギーを無駄に消費する筋肉を分解し、更に分解したものをエネルギー源にする。
体内の糖質などを温存させるため、使用(代謝)を低下させる。

つまり、ダイエット(マイナスカロリー)中は、代謝、筋肉、脂肪が減り、飢えを感じ、消費以上に食べたら脂肪増加しやすくなっています。

では、このようになっている身体で、「停滞期がある」のであれば原因とその対策を講じていきましょう。
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