妹は私に心無い言葉を投げつけてくるので私は妹に石を投げつけました。お姉様もう辞めて?私がもう辞めてと言っても貴女は辞めなかったじゃないですか

甘いからあげ

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3話 「私も鬼じゃないわ。 そうね、貴女が私に酷い言葉を投げつけた数と同じだけの石を投げつけて、そうしたら殺してあげるわ」

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 「はぁ、ルルーテ。私も鬼じゃないわ。
そのうち殺してあげるわ。
私の気が済んだらね。
そうね、貴女が私に酷い言葉を投げつけた数と同じだけの石を投げつけて、
そうしたら殺してあげるわ」
 「そんなぁ、言葉と石が対等なんておかしいわぁ」
 !!はぁ!?ええ、対等ではありませんね。
私が投げる石なんかより、貴女が私に投げつけた酷い言葉の方が40万倍以上痛かったのですから。
貴女がしてきた事をどれだけ軽くみているのでしょう。
酷い言葉です。今投げた一つの石は今の酷い言葉の分です。
馬鹿ですねぇ。どうしてわざわざ投げられる石を増やしたがるのでしょう。
「痛いわぁ!辞めて!」
 ルルーテに石を2つ投げつけました。
また、ルルーテは私に酷い言葉を投げつけました。
 『痛いわぁ!』『辞めて!』はぁ!?
どうして、そんな酷い言葉をこの後に及んでまでまだ投げつけられるのですか。
痛い?私はもっと痛いのに。どうして貴女は被害者気取りで痛いなど言えるのですか。
この程度の痛みで痛い?
私は、死のうかとも思ってたんですよ?
辞めて?私は何百万回も辞めてと言っていましたよね。
貴女は一度も辞めてくれませんでした。
貴女は私の言葉を聞き入れる気なんてありませんでした。
また、石を投げつけました。
この石は、貴女への罰ではないのでカウントされません。
私が、悲しいから。
貴女に虐げられてきた過去の辛さで耐えられなくなって投げたのです。
私は、泣いていました。
私のような弱い聖女に耐えろというにはその言葉は暴力的すぎます。
ルルーテに近づき、ルルーテを殴りました。
泣きながらルルーテを殴りました。
涙が止まりません。
私の悲しい過去は止まりません。
私の頭の中は今、悲しい辛い虐待された過去でいっぱいです。
 「痛かったわ!!私は、どれだけ真剣に『辞めて』と言ってきたと思ってるの!!
貴女は辞めてくれなかった!
貴女は笑ってたわルルーテ!
泣いて許しをこう私を笑っていたわ!
私は貴女のような酷い事、出来はしないわ、したくないわ」
 私は人を傷つけて笑えません。
いくら相手が私を虐待してきたルルーテでも、傷つけて笑うなんてできません。
拳をルルーテにぶつけても私の傷は癒えません。
誰か助けてと泣いていました。
泣いても叫んでも誰も助けてくれないなんて事に、もう私は気づいてしまっていました。
だから今、私は誰にも助けてなんと願いません。
私自信で私を救います。
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