上 下
20 / 110

素直になれ!欲望のままに!

しおりを挟む
地面にコテンッと倒れるヒヨリ。息は荒く、白い肌が真っ赤に色付いている。涙で顔はぐちゃぐちゃ、ヒヨリの中心はズボンを濡らしながら、天をむいて窮屈そうにしていた。

アルケイドは口元を手で隠しながら、ヒヨリの側まで、きてしゃがみ込む。

「何?ヒヨリくん?」
戻って来てくれたアルケイドに少しホッとし、自然と笑みが溢れた。
だが、アルケイドはそのまま見ているだけで、次の俺の言葉を待っている。
俺は、恥ずかしさに震えながら口を開いた。
「ある…けいど…お、おねがい。」
地面の冷たさが心地良くて、寝転んだまま吐息を吐く。
「何をお願いしたいの?ちゃんと言って?」
その言葉に、唇を噛み、もう一度開いた。
「俺を…抱いて?」

アルケイドは口元を押さえたまま、微かに身体を震えさせ、唾を飲み込む。

「わかった。抱いてやるよ。」
その言葉に安心し、目蓋を1度閉じた。溜まっていた涙が溢れるのをアルケイドは指で拭い、ヒヨリを抱き寄せた。力無く、アルケイドのされるまま、身体を預けるヒヨリに口付けを落とす。

柔らかい唇を楽しみながら荒い吐息の間に舌をねじ込み、甘い唾液を舐め回す。小さな舌がそれに応えるように絡ませてくる。お互いの舌を絡ませたまま、ゆっくりと離し、見つめ合う。

「ヒヨリ、俺が欲しい?」
深い青に吸い込まれそうになりながら、ヒヨリは頷く。
「ちゃんと言うんだ。」
アルケイドの口調が変わった事より、もう頭で考えられず、従うしかなかった。
「…アルケイドが欲しい。」
ハアハアと肩で息をしながら、ポーッとアルケイドの瞳を見つめる。すると、その瞳は意地悪く笑った。

「ちゃんと言えって言ったよな?何が欲しいんだ?」
その言葉にカッと赤さが増す。アルケイドはヒヨリの耳を舐め、指で起立したヒヨリの陰茎を沿って、より奥の窪みを突いた。
「はぁん!!」
ズボンの上からなのに、正確にヒヨリの蕾を押している。
「ハアハア!ホラ、言うんだ。」
アルケイドも興奮してきたのか、耳元で囁く声は息が荒くなっていま。

「ハアハア…アルケイドのを俺のココに入れて!」
刺激に耐えられるず、羞恥を忘れ懇願する。

「俺の何?コレのことなら、ちゃんとぺ○スって言えよ?ヒヨリのどこへ?ア○ルだろ?言えないなら開いて見せろ。」
ヒヨリの手をアルケイドの股間に置く。

ハアハア…苦しい…早く楽になりたい…

ヒヨリはクラクラしながら、アルケイドの腕の中でズボンとパンツを脱いで、足を開いた。

「ハアハア…アルケイドのペ○スを俺のココに入れて?」
アルケイドの瞳は欲望に満ちて獰猛な赤茶の獣となりつつある。
「見えない。俺のペ○スを入れる所が見えない。ヒヨリ、木に手をついて足を開け。」

アルケイドはヒヨリを支え、木に手をつかせ立たせる。
「そのまま、可愛いお尻を手で広げろ。」
ヒヨリは言われるまま、片手で双丘を開いた。

白い双丘の間から、ピンクの蕾が露わになった。羞恥を無くしたヒヨリが双丘を引っ張ったせいか、小さく蕾は口を開き、クパクパとアルケイドを誘う。
その絶景にアルケイドの端正な顔をいやらしく歪む。
「ハアハアハア!じゃあ、もう一回言え?どうされたいんだ?」

必死に木に手を付いて、足で踏ん張りながら、甘い声を出す。
「ハアハア…アルケイドのペ○スを俺のココに入れて?」

アルケイドは前を緩め、反り立った巨大な逸物を尻の割れ目に擦り付ける。
ヒヨリは見なくて良かっただろう。アルケイドのソレはガルやシストリアより凶暴な見た目だった。

「入れて欲しいなら、入れてくださいだろ?いいか?今回はヒヨリから頼んだんだからな?」
意地悪く、蕾に時々引っかけながら擦り付け、ヒヨリの欲情を誘う。

「あん!!はい!俺から頼んだ!い、入れて下さい!!」

本当にヒヨリが後ろ向いていて良かった。自分の破綻した欲望まみれの顔と凶暴に今までの最大に興奮した陰茎。
「フハハッ!!アハハハッ!!」

ドチュン!!

前戯も何もいらないほど潤んだそこにねじ込む。

「ああああ!!」
やっと欲しかったモノを手に入れたヒヨリは悦びに身悶え、精を勢いよく放った。全身を痙攣させ、より潤いを増す穴に、アルケイドは大きくグラインドさせ、感触を楽しむ。笑いが止まらない。
「アハハハッ!そんなに欲しかった?入れた瞬間出しちゃうほど。ハアハアハア!めちゃくちゃ気持ちいい!!とろっとろで、ぎゅーって締め付けてくる!何だこれ!コレも加護?それとも好きな子の穴だから?」

グリグリグリ
グラインドで見つけた、ぽっこりとしているポイントをカリの部分で押し付ける。

「ひゃああん!!や、やだ!」
あまりの刺激に背中が仰反る。

「ヤダって言ったな、じゃあ、ヒヨリに嫌われたくないから、ここは触らない。ゴリゴリしたら、めちゃくちゃ気持ちいいはずなのに。」

ズポズポズポズポ
そのポイントに当てないように浅く突くと、ヒヨリの可愛いお尻が誘うように揺れる。

「あ、アルケイド!ちゃんと!突いて!!」
ハアハアと息切れに喘ぎながら、必死にお尻を突き出すヒヨリに、アルケイドはワザと腰を引き、奥まで突かないようにする。

「言ったじゃん!俺、嫌われたくないから、突くとイヤなとこ当たるからさ!」
アルケイドはヒヨリの蕾の入り口でカリを出し入れして感触を楽しむ。

「はああん!ごめんなさい!!いやじゃない!突いて!グリグリしてー!!ハアハア!」
乱れ、頭を振るヒヨリに満足して奥に突っ込んだ。

ドチュン!!
グリグリ!パンパンパン!!

ハアハアハアハア!アハハハ!!

「アハハ!次は無いよ!ちゃんと素直になれ!!気持ちいいか!?」

「あっ!あん!わ、わかった!す、素直、なる!気持ちいい!!あっあー!!」

ヤバイヤバイヤバイ!!ヒヨリヒヨリ!!
可愛すぎて、可愛すぎて!壊しちまう!!
笑いがとまらねぇ!!

「クックッ!そうだ!素直になれ!優しさのがいいか?激しく奥をガンガン突いて欲しいか?」

ヒヨリは身体を捻って、泣きじゃくった、弱々しいが快楽に溺れた顔で、ふにゃっと笑う。

「ハアハア!奥!奥まで突いて!アルー!!アル!」
「あー!!ヤバイ!!可愛い!!くそっ!突いてやる!いっぱい突いてやるからな!」

パンパンパンパンパンパン!!
ハアハアハアハアハア!!

アルケイドはこれでもかと奥に突っ込み、激しく出し入れをする。服の中へ手を入れ、可愛い突起をつねると、その刺激から、またピュッと精を吐き出す。

「アハッ!またイッたのか?止めるか?」
「イヤー!やめないで!気持ちいいょ!やめちゃヤダ!」
イヤイヤと頭を横に振るヒヨリに満足げに背中を舐める。

「いい子だ。素直でいいぜ!媚薬とは、関係なくお前が望んだんだよな?終わったら、また言い訳するか?媚薬のせいです!って?」

「しない!しないよ!お、俺が望んだ!び、媚薬じゃない!」

あー!!本当に!俺の欲望に応えてくれる!!もう、周りを気にする仮面なんざ、捨てていい!ヒヨリが居れば誰もいらない!!絶対負けない!!ミームスじゃなく、アルカイドだ!

ハアハアハアハア!
バンバンバンバンバン!!

「アッアッンン!!気持ちいい!!アル!アル!」

「いいな!アル!ずっとそれで呼んでくれ!」

ハアハアハアハアハアハア!!
バンバンバンバンバンバン!!

「アアン!!ま、またイクッ!イッちゃう!!」
ギューッとアルのを締め付け悶えるヒヨリにアルも引っ張られる。

「ウッ!お、俺もイクッ!!」
ドビュッと奥に叩きつける様に精を放ち、同時にヒヨリもまた精を地へとまき散らした。

ハアハアハアハアハア
お互いの荒い息が交わる。アルのモノをまだ欲しそうに蠢く穴にアルは嬉しいそうにヒヨリの背中にキスを落とし、ゆっくりと抜き去る。その動作にヒヨリは快感を感じ、逃がさないように締めるが、間に合わず中から出て行ってしまった。
ヒヨリは切なげに振り返りアルを見るが、アルはそんなヒヨリを愛おしそうに見下ろす。

「今はまだ、あの人らを超えられないから。いつか絶対独り占めする。」

そう言って、アルは背後を見る。つられてヒヨリもその視線を追うと、そこには野獣が二体。

「さあ、これからだよ。ヒヨリ?」
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

鳥籠の中の道化師

BL / 連載中 24h.ポイント:35pt お気に入り:37

【本編完結】絶対零度の王子様をうっかり溶かしちゃってた件。

BL / 連載中 24h.ポイント:49pt お気に入り:1,780

愛されることを知らない僕が隣国の第2王子に愛される

BL / 完結 24h.ポイント:908pt お気に入り:2,855

堅物真面目な恋人がお預けをくらったらどエロいことになった件

BL / 完結 24h.ポイント:262pt お気に入り:68

転生してませんが、悪役令嬢の弟です。

BL / 完結 24h.ポイント:134pt お気に入り:1,602

君は魔法使い

BL / 連載中 24h.ポイント:562pt お気に入り:19

処理中です...