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さあメロメロになるのは?
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ぎしりっ
大きなベッドが重さで沈む。
ヒヨリは壁を背にして背もたれと壁の隅に縮こまる。
ベッドの横には、扉への道を塞ぐように、椅子を置き、その椅子を跨ぎ、背の部分に抱えこむよう座り、こっちを凝視する男。数分前まで潰れていたはずのガル。
もう1人はベッドに乗り、俺に滲みよる紫色の瞳の男。
先程までの赤らめた酔いの顔が綺麗さっぱり消えていて、欲望に満ちた獰猛な顔をしていた。
「なんだよ!酔ってたはずだろ!?寝とけよ!あっ!シストリアさん!酔ってるんでしょ!?もう早く寝た方が良いよ!」
俺は必死に訴えるが、にじりにじり近づいてくる男の顔がニヤリといやらしく笑う。
「ああ、早く寝よう。君と寝るつもりだよ?」
「そういう意味じゃなくて!!」
クスッと笑うシストリアの顔があまりに楽しそいで、俺は苛つき、近くにあった枕を投げた。
それをいとも簡単に掴むと、長い前髪を掻き上げた。
色男の絵になる仕草にドキリと胸が跳ねた。
枕を置くと、討伐予定では無かった為か、昨日より防具をつけていない。その為、軽めの防具を外すとピタリと身体にフィットするシャツとズボンのみに、シストリアはなった。張り付いたシャツから浮き出る筋肉が男らしさと色気を醸し出す。
そのシャツの裾を掴み、ゆっくりと脱いでいくと、顕になった腹筋は綺麗に形付いていた。
「あれぐらいの量じゃ、俺もガルディも酔わないよ。」
バサリとシャツを脱ぎ捨てると、厚い胸板が呼吸の度に動く。
やはり、がたいでは敵わない事がわかるこの瞬間が恐怖でしかない。
「ジョッキ、かなり数あったけど…」
なんとか、話て雰囲気を少しでも変えたい。
「この世界は強さが大事。酒も強くなきゃな。今日は夜の男の強さを教えてやるが、次は酒を教えてやるよ。」
ズボンの前を緩め、長い舌を出し舐めずり、紫色の瞳で俺をみた。
「ひーー!教えて貰わなくて結構です!魔法だけでお願いします!」
横にブンブンブンと首を必死に振る。
「今日は、ガルディに教えてやるんだ、抱き方をな?実践で♡」
「な!な!じゃあ、マジで最初から?騙したな!」
ギッ!とシストリアとガルを交互に睨む。
流れとかじゃなく、最初から計画してたのか!!
「ひ、ヒヨリ♡睨んでも可愛い。」
全然効果ありません。背もたれの上で腕を組み顔を載せてガン見してくる。
「いや、上手く行ったよ。説明したら、絶対断られると思って、一芝居打ったんだがな。ガルディはなんか口滑らしそうで、ヒヤヒヤしてたよ。まぁー頑張って演技してくれた。演技も出来たんだな?思いの外上手かった。」
シストリアはそう言うとガルをみた。
「ヒヨリをメロメロにする為だ。酔っている俺を心配する姿、可愛かった♡」
このー!人の優しさを!!
「ヒヨリくん、ホラ朝話しただろ?ガルは知識が少ない。コレを機に成長しないと、ヒヨリくんが危ないでしょ?だからね?お兄さんが教えてあげないと♡」
俺の足にシストリアの指が触れ、俺の小指で遊ぶ。
「ひゃあ!」
くすぐったい!!
その隙に足を掴み、引きずり、シストリアの身体の下に入れられた。真下から見る胸筋と紫色の瞳の色気に全身が硬直する。
「ガルとやらないって手もありますが…」
俺は恐る恐る胸の前で手を握りしめて提案する。
「ヤダ!」
ガル!!黙ってろ!!
「ホラ、この通りガルは今後もヒヨリくんを襲うよ?
少しでも気持ちいい方がいいでしょ?」
うーー!!確かに…今のガルの執着を考えると恐ろしい、逃げても捕まりそう……だったらあんな急に突っ込まれるよりは…。いや、だからって、抱かれたくない~!!
うーんうーん!と考えている隙にシストリアの唇に塞がれた。
うん!?
大きい口に唇ごと食べられ、息が上手く出来ない。唇を少し開いた瞬間、長く赤い舌が口内に入る。
そして、骨張った手で俺の顎を固定して、口を閉じさせないようにした。
「ハア…。ガルディ、見やすくしてやるから、見ていろよ。」
シストリアはそういうと、口を開かせたまま、ヒヨリの口内に、舌を差し込んだ。
上顎を舌先で擦り、奥まで差し込む、嗚咽にヒヨリの舌が動くと捉えて絡ませた。
「アッうん!」
くすぐったさに身をよじり、声が上がる。
絡めた舌に吸い付き、口内から引っ張り出された。
ヒヨリは舌を出し、吸われたままの状態になり、唾液が口の端から垂れる。
出された舌は吸いながら前後に軽くしゃぶられる。
「アッ、アッンン」
くすぐったさと、今までされた事のない、感覚に震えが走る。
ゆっくりとシストリアは舌を開放してくれたが、出された舌は痺れて上手くしまえず、涙目でフルフル震えながら、黒い瞳はシストリアを見つめていた。
その魅惑的な表情と赤い可愛い舌にシストリアは唾を飲み込んだ。
こんなに他人の体液が甘いなんて思ったことがなかった。それなりに経験してきたが、初めてだった。
つい、可愛い舌を夢中でしゃぶってしまった。
チラッとガルディを見ると体勢はそのままだが、息は荒く、欲情的にエメラルドの瞳をギラつかせて見ていた。耐えていることがわかる。
途中で、怒りに乱入されたらたまったもんじゃない。
ガルディを意識しないと行けないのに、途中から夢中になってしまっていた。
視線を戻すと、舌をゆっくり小さな口へと戻して、赤い唇をパクパク開きながら呼吸をしているヒヨリに、息を止めて凝視してしまっていた。
おい、シストリア!落ち着け!童貞じゃないんだぞ?
女も男も沢山経験しただろ?綺麗系、可愛い系、時には自分より、体格いいやつだって抱いてきた!
経験もガルディだけのウブな子に飲まれんな!
目的を忘れたのか?ガルディより、夢中にさせるんだろ?その為に、ガルディを説き伏せ、耐えさせてるんじゃないか!!ガルディが耐えている間に頂かないと、喧嘩じゃ勝てない!
シストリアは自分に喝を入れ、息を整え、ズボンの前を緩める。
シストリアが自分に喝を入れている間に、逃げ出そうと、上にズリ上がっていく、ヒヨリの身体を片手で押さえて、シャツをいとも簡単に脱がした。
あまりの早技に、一瞬何が起きたか分からずにいたが、シストリアに自分のピンクの乳首を摘まれ、羞恥に全身を赤く染めた。
「やだ!やだ!シストリアさん!!」
自分の乳首を摘む指を剥がそうと、両手を使うが外れない。
ヒヨリの両手をもう片方の手で掴み、上で拘束する。
露わになった肢体を紫色の瞳が舐めるように見る。
白い肌にピンクの小さな突起、身動ぐ度にささやかな腹筋がピクピクと震えて、臍を動かす。
ハアハア…
興奮に息を荒くし、小さな突起に喰らいつく。吸い、舌先で転がすと小さな身体が跳ねる。
「アアンッ!や、やめて!」
快感からなのだろうか、少し声が高くなる。
その声は、今まで聞いたどの声より、欲情を誘った。
もう片方の突起を爪で引っ掻き、咥えた乳首を甘噛みすると、声が一段と高くなった。
「ひゃあぁん!」
可愛い♡堪らない♡
シストリアは込み上げてくる感情と欲望に全身侵されていた。
一目惚れとは言ったが、他の人より好きに感じる程度だと思っていた。抱けば少し落ち着くとも。ガルディから奪う気ではいたが、自分の飽き性な事を踏まえて、満足すれば返す気だった。
クズと言われても納得する。あいつもそうだろう。
楽しめればいい。気持ちよければいい。
だけど…今は…
ジッと涙を流す白色の光に照らされたヒヨリを見る。
快感を感じでくれているのか、甘い吐息を吐き、肌は赤く色づいている。
そして、今度はガルディを見た。
ハアハアと肩で息をして、自分の肩に爪を立て、その腕に噛みつき耐えている男の瞳には、ヒヨリしか映っていない。
そんな、ガルディを初めて嫉妬に満ちた瞳で見てしまった。今まで、どんなに力の差を感じても、尊敬しかなかったのに。
ヒヨリの初めてを奪った男。初めて触れた男。
「ガルディ…よく見ておけ。」
俺の下で快楽に堕ちるヒヨリをな!
大きなベッドが重さで沈む。
ヒヨリは壁を背にして背もたれと壁の隅に縮こまる。
ベッドの横には、扉への道を塞ぐように、椅子を置き、その椅子を跨ぎ、背の部分に抱えこむよう座り、こっちを凝視する男。数分前まで潰れていたはずのガル。
もう1人はベッドに乗り、俺に滲みよる紫色の瞳の男。
先程までの赤らめた酔いの顔が綺麗さっぱり消えていて、欲望に満ちた獰猛な顔をしていた。
「なんだよ!酔ってたはずだろ!?寝とけよ!あっ!シストリアさん!酔ってるんでしょ!?もう早く寝た方が良いよ!」
俺は必死に訴えるが、にじりにじり近づいてくる男の顔がニヤリといやらしく笑う。
「ああ、早く寝よう。君と寝るつもりだよ?」
「そういう意味じゃなくて!!」
クスッと笑うシストリアの顔があまりに楽しそいで、俺は苛つき、近くにあった枕を投げた。
それをいとも簡単に掴むと、長い前髪を掻き上げた。
色男の絵になる仕草にドキリと胸が跳ねた。
枕を置くと、討伐予定では無かった為か、昨日より防具をつけていない。その為、軽めの防具を外すとピタリと身体にフィットするシャツとズボンのみに、シストリアはなった。張り付いたシャツから浮き出る筋肉が男らしさと色気を醸し出す。
そのシャツの裾を掴み、ゆっくりと脱いでいくと、顕になった腹筋は綺麗に形付いていた。
「あれぐらいの量じゃ、俺もガルディも酔わないよ。」
バサリとシャツを脱ぎ捨てると、厚い胸板が呼吸の度に動く。
やはり、がたいでは敵わない事がわかるこの瞬間が恐怖でしかない。
「ジョッキ、かなり数あったけど…」
なんとか、話て雰囲気を少しでも変えたい。
「この世界は強さが大事。酒も強くなきゃな。今日は夜の男の強さを教えてやるが、次は酒を教えてやるよ。」
ズボンの前を緩め、長い舌を出し舐めずり、紫色の瞳で俺をみた。
「ひーー!教えて貰わなくて結構です!魔法だけでお願いします!」
横にブンブンブンと首を必死に振る。
「今日は、ガルディに教えてやるんだ、抱き方をな?実践で♡」
「な!な!じゃあ、マジで最初から?騙したな!」
ギッ!とシストリアとガルを交互に睨む。
流れとかじゃなく、最初から計画してたのか!!
「ひ、ヒヨリ♡睨んでも可愛い。」
全然効果ありません。背もたれの上で腕を組み顔を載せてガン見してくる。
「いや、上手く行ったよ。説明したら、絶対断られると思って、一芝居打ったんだがな。ガルディはなんか口滑らしそうで、ヒヤヒヤしてたよ。まぁー頑張って演技してくれた。演技も出来たんだな?思いの外上手かった。」
シストリアはそう言うとガルをみた。
「ヒヨリをメロメロにする為だ。酔っている俺を心配する姿、可愛かった♡」
このー!人の優しさを!!
「ヒヨリくん、ホラ朝話しただろ?ガルは知識が少ない。コレを機に成長しないと、ヒヨリくんが危ないでしょ?だからね?お兄さんが教えてあげないと♡」
俺の足にシストリアの指が触れ、俺の小指で遊ぶ。
「ひゃあ!」
くすぐったい!!
その隙に足を掴み、引きずり、シストリアの身体の下に入れられた。真下から見る胸筋と紫色の瞳の色気に全身が硬直する。
「ガルとやらないって手もありますが…」
俺は恐る恐る胸の前で手を握りしめて提案する。
「ヤダ!」
ガル!!黙ってろ!!
「ホラ、この通りガルは今後もヒヨリくんを襲うよ?
少しでも気持ちいい方がいいでしょ?」
うーー!!確かに…今のガルの執着を考えると恐ろしい、逃げても捕まりそう……だったらあんな急に突っ込まれるよりは…。いや、だからって、抱かれたくない~!!
うーんうーん!と考えている隙にシストリアの唇に塞がれた。
うん!?
大きい口に唇ごと食べられ、息が上手く出来ない。唇を少し開いた瞬間、長く赤い舌が口内に入る。
そして、骨張った手で俺の顎を固定して、口を閉じさせないようにした。
「ハア…。ガルディ、見やすくしてやるから、見ていろよ。」
シストリアはそういうと、口を開かせたまま、ヒヨリの口内に、舌を差し込んだ。
上顎を舌先で擦り、奥まで差し込む、嗚咽にヒヨリの舌が動くと捉えて絡ませた。
「アッうん!」
くすぐったさに身をよじり、声が上がる。
絡めた舌に吸い付き、口内から引っ張り出された。
ヒヨリは舌を出し、吸われたままの状態になり、唾液が口の端から垂れる。
出された舌は吸いながら前後に軽くしゃぶられる。
「アッ、アッンン」
くすぐったさと、今までされた事のない、感覚に震えが走る。
ゆっくりとシストリアは舌を開放してくれたが、出された舌は痺れて上手くしまえず、涙目でフルフル震えながら、黒い瞳はシストリアを見つめていた。
その魅惑的な表情と赤い可愛い舌にシストリアは唾を飲み込んだ。
こんなに他人の体液が甘いなんて思ったことがなかった。それなりに経験してきたが、初めてだった。
つい、可愛い舌を夢中でしゃぶってしまった。
チラッとガルディを見ると体勢はそのままだが、息は荒く、欲情的にエメラルドの瞳をギラつかせて見ていた。耐えていることがわかる。
途中で、怒りに乱入されたらたまったもんじゃない。
ガルディを意識しないと行けないのに、途中から夢中になってしまっていた。
視線を戻すと、舌をゆっくり小さな口へと戻して、赤い唇をパクパク開きながら呼吸をしているヒヨリに、息を止めて凝視してしまっていた。
おい、シストリア!落ち着け!童貞じゃないんだぞ?
女も男も沢山経験しただろ?綺麗系、可愛い系、時には自分より、体格いいやつだって抱いてきた!
経験もガルディだけのウブな子に飲まれんな!
目的を忘れたのか?ガルディより、夢中にさせるんだろ?その為に、ガルディを説き伏せ、耐えさせてるんじゃないか!!ガルディが耐えている間に頂かないと、喧嘩じゃ勝てない!
シストリアは自分に喝を入れ、息を整え、ズボンの前を緩める。
シストリアが自分に喝を入れている間に、逃げ出そうと、上にズリ上がっていく、ヒヨリの身体を片手で押さえて、シャツをいとも簡単に脱がした。
あまりの早技に、一瞬何が起きたか分からずにいたが、シストリアに自分のピンクの乳首を摘まれ、羞恥に全身を赤く染めた。
「やだ!やだ!シストリアさん!!」
自分の乳首を摘む指を剥がそうと、両手を使うが外れない。
ヒヨリの両手をもう片方の手で掴み、上で拘束する。
露わになった肢体を紫色の瞳が舐めるように見る。
白い肌にピンクの小さな突起、身動ぐ度にささやかな腹筋がピクピクと震えて、臍を動かす。
ハアハア…
興奮に息を荒くし、小さな突起に喰らいつく。吸い、舌先で転がすと小さな身体が跳ねる。
「アアンッ!や、やめて!」
快感からなのだろうか、少し声が高くなる。
その声は、今まで聞いたどの声より、欲情を誘った。
もう片方の突起を爪で引っ掻き、咥えた乳首を甘噛みすると、声が一段と高くなった。
「ひゃあぁん!」
可愛い♡堪らない♡
シストリアは込み上げてくる感情と欲望に全身侵されていた。
一目惚れとは言ったが、他の人より好きに感じる程度だと思っていた。抱けば少し落ち着くとも。ガルディから奪う気ではいたが、自分の飽き性な事を踏まえて、満足すれば返す気だった。
クズと言われても納得する。あいつもそうだろう。
楽しめればいい。気持ちよければいい。
だけど…今は…
ジッと涙を流す白色の光に照らされたヒヨリを見る。
快感を感じでくれているのか、甘い吐息を吐き、肌は赤く色づいている。
そして、今度はガルディを見た。
ハアハアと肩で息をして、自分の肩に爪を立て、その腕に噛みつき耐えている男の瞳には、ヒヨリしか映っていない。
そんな、ガルディを初めて嫉妬に満ちた瞳で見てしまった。今まで、どんなに力の差を感じても、尊敬しかなかったのに。
ヒヨリの初めてを奪った男。初めて触れた男。
「ガルディ…よく見ておけ。」
俺の下で快楽に堕ちるヒヨリをな!
応援ありがとうございます!
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