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――…………
――……
「んぐう…… む…… んぐッ、お゛っ」
尻と口に同時にペニスを挿入され、身体を滅茶苦茶に揺すられていた。
後ろの男が腰を動かす度に片桐の身体は揺れ、口に突っ込まれたペニスが喉の奥に刺さる。
ペニスが喉の奥を突く度に、片桐は吐きそうになった。
喉に上りかけて来た吐瀉物を、必死に飲み込み逆流を防ぐ。
一方尻穴へ挿入されたペニスも、片桐に多大な苦痛をもたらしていた。
腸が捩じれ、内臓を圧迫するような腹の奥底の痛みに襲われる。
頭がクラクラして何度も意識が飛びそうになったが、痛みと吐き気ですぐに意識は現実に引き戻される。
「お゛ごっ、げお゛っ、ぎ、がっ、んぐゥッ……!!」
口に突っ込んで居た男が射精すると、今度は別の男が再び片桐の口へペニスを突っ込んだ。
それが、先程からずっと何度も繰り返されていた。
この場に居る男たち全てが満足するまで、この『撮影』は終わらないのだろう。
無茶苦茶な輪姦は、一時間以上ずっと続いていた。
――…………
――……
全ての男が射精し、撮影が終わった頃には片桐は完全に壊れていた。
虚ろな瞳で宙を見つめ、ぼそぼそと小声で何かを呟いている。
普段の強気な態度は、もうすっかり失われていた。
「片桐くん、お疲れ様、すごく良かったよ」
「頑張った子には、御褒美だよ」
シムカは脱力しきった片桐の手に、透明な袋に入った何かを握らせた。
その何かは、ピンク色の小さな錠剤だった。
「これ『ラブパッション』っていうんだけどね。
嫌なこと全部忘れて気持ちよくなれるから、試してごらん」
片桐は、シムカから貰った錠剤をすぐに口へ運んだ。
片桐は、もう全てがどうでも良かった。なにもかもが嫌だった。
此処ではない何処かへ、消えてしまいたかった。
怪しい錠剤を口へ入れたのは、一種の自傷だった。
何錠飲めばいいのか分からないから、袋に入っていた分全てを一気に口へ放り込む。
口へ入れた錠剤を、歯で噛み砕き、唾液で流し込んだ。
――……
「んぐう…… む…… んぐッ、お゛っ」
尻と口に同時にペニスを挿入され、身体を滅茶苦茶に揺すられていた。
後ろの男が腰を動かす度に片桐の身体は揺れ、口に突っ込まれたペニスが喉の奥に刺さる。
ペニスが喉の奥を突く度に、片桐は吐きそうになった。
喉に上りかけて来た吐瀉物を、必死に飲み込み逆流を防ぐ。
一方尻穴へ挿入されたペニスも、片桐に多大な苦痛をもたらしていた。
腸が捩じれ、内臓を圧迫するような腹の奥底の痛みに襲われる。
頭がクラクラして何度も意識が飛びそうになったが、痛みと吐き気ですぐに意識は現実に引き戻される。
「お゛ごっ、げお゛っ、ぎ、がっ、んぐゥッ……!!」
口に突っ込んで居た男が射精すると、今度は別の男が再び片桐の口へペニスを突っ込んだ。
それが、先程からずっと何度も繰り返されていた。
この場に居る男たち全てが満足するまで、この『撮影』は終わらないのだろう。
無茶苦茶な輪姦は、一時間以上ずっと続いていた。
――…………
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全ての男が射精し、撮影が終わった頃には片桐は完全に壊れていた。
虚ろな瞳で宙を見つめ、ぼそぼそと小声で何かを呟いている。
普段の強気な態度は、もうすっかり失われていた。
「片桐くん、お疲れ様、すごく良かったよ」
「頑張った子には、御褒美だよ」
シムカは脱力しきった片桐の手に、透明な袋に入った何かを握らせた。
その何かは、ピンク色の小さな錠剤だった。
「これ『ラブパッション』っていうんだけどね。
嫌なこと全部忘れて気持ちよくなれるから、試してごらん」
片桐は、シムカから貰った錠剤をすぐに口へ運んだ。
片桐は、もう全てがどうでも良かった。なにもかもが嫌だった。
此処ではない何処かへ、消えてしまいたかった。
怪しい錠剤を口へ入れたのは、一種の自傷だった。
何錠飲めばいいのか分からないから、袋に入っていた分全てを一気に口へ放り込む。
口へ入れた錠剤を、歯で噛み砕き、唾液で流し込んだ。
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