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80.転売屋は出品物を登録する
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研磨は無事に仕上がった。
だが予定していた五日ではなく六日かかってしまい、フェイが申し訳なさそうに品を持ってきた。
原石にくるまれていたソレは鮮やかな緑色に輝き、透明度はエメラルドに匹敵するものがある。
純度の低いエメラルドがジェイドに間違られることがあるそうだが、これは逆にエメラルドと見まごう輝きをしていた。
最高の仕上がりだ。
「本当に申し訳ないアル・・・。」
「いや、いい仕事をしてくれたよ。」
「どうしても気になる所があってそこを仕上げていたらこんな時間だったアルよ。」
「あとは命を吹き込むだけだ、ゆっくり休んでくれ。」
「ディアスにはもう話をつけてあるから、あとは任せたアル。」
その場にへたり込むフェイの肩をたたき、急ぎ店を飛び出した。
ディアスという加工職人は裏通りの一番手前に店を構えている。
先に紹介してもらっていて助かった。
「すまん、仕事だ。」
「待ってたぜ、そいつだな。」
「あぁ、ジェイド・アイだ。」
「いいねぇいいねぇこの輝き!この艶!この色気!最高の女じゃねぇか!今夜は寝かさないぜぇ。」
「いや、今夜は困るんだが。」
「冗談だって、すぐに済むから待っててくれよ。あ、早漏じゃないからな。」
店に入ると半裸の男が俺の到着を待ちわびていた。
どうやら脱ぎ癖があるらしく、今にもズボンを脱ぎそうな感じだ。
本人曰く露出狂ではないとの事だが、真偽は定かではない。
変人であることは間違いないけどな。
「遅漏でも困る、いい感じに頼むぞ。」
「おいおい、俺の愛を疑うのか?」
「悪かったって。お前にかかればどんな宝石(女)もいちころなんだろ?」
「そうさ、俺に靡かない女は一人もいねぇ。だから大船に乗ったつもりで待ってろよな。」
手渡した緑色の女を大事そうに抱えて店の奥へと消えていく。
それから待つこと一時間程。
途中ディアスの卑猥な叫び声を聞くのは苦痛だったが何とか耐え抜くことができた。
全身汗だくでパンイチ姿のディアスがふらふらと部屋から出てくる。
「へ、へへ・・・なかなかの強情な女だったぜ。」
「堪能したか?」
「あぁ、これほどの女は滅多にお目にかかれねぇからな。最高だった。」
「それは何よりだ。」
「代金は明日でいい、今日はこの余韻に浸りたいんだ・・・。」
フェイ同様フラフラとその場に座り込んでしまう。
まったく、これだから職人いや変人ってやつは。
それでも女を手放さないだけ偉いよな。
フラフラのディアスから品を受け取り鑑定をし直してみる。
『ジェイド・アイ。巨大な翡翠の宝石で魔加工されているため毒を無効化する。最近の平均取引価格は金貨86枚。最安値金貨55枚最高値金貨112枚、最終取引日は二年と612日前と記録されています。』
よしよし、確かに魔加工には成功したようだ。
不確定要素がなくなり相場スキルもスムーズに表示されているな。
後はこいつをどうするかだが・・・。
「シロウさん終わった?」
「ルティエか、今は入らないほうがいいぞ。変態がいる。」
「誰が変態か!」
「ディアスの脱ぎ癖はいつものことだもん。彼、宝石のことになったら見境なくすけど、女性には興味ないの。」
「それは残念だな。」
「誰が残念か!」
「まぁまぁ今はゆっくり休め。で、最後の仕上げを頼むぞルティエ。」
「まっかせて!」
最初は怖がっていたルティエだが、ビビッていたのは研磨にであって加工にはむしろ乗り気だった。
この鮮やかな宝石を何に生まれ変わらせるつもりなんだろうか。
「いつまでにできる?」
「今日の夜中には。」
「なら明日の朝一には間に合うな。」
「もちろん!ミラさんのご飯も食べて元気いっぱいだよ!」
「今日は夜通し起きてるつもりだ、終わったら呼びに来い。」
「持ってこなくていいの?」
「誰かに襲われたいならな?」
まだよそには情報を漏らしていないが、どこでだれが見ているかはわからない。
最悪の事態は常に考えておくべきだろう。
なんせ金額が金額だからなぁ。
ってか今思えば俺もよくクリムゾンティアをぶら下げながら歩いていたよな。
路地裏にでも連れ込まれたら盗まれていたかもしれないってのに。
まぁあの頃は今ほど有名じゃなかったし、誰も俺のこと気にしてなかった。
それが良かったのか悪かったのかは何とも言えないけど。
ルティエを店まで送り俺も店に戻る。
大通りに出ると見覚えのある馬車がうちの前に止まっていた。
あれはレイブさんの馬車か。
「こんばんはレイブさん。」
「シロウ様お邪魔しています。」
「オークションへの出品登録は明日のお昼までというお話でしたが・・・。」
「それがですね・・・。」
おやおや?
ここにきて何やら雲行きが怪しくなってきたぞ?
「実は出品者を狙った窃盗が発生しまして、安全を考え期限が変更されたんです。」
「具体的には?」
「日替わりの鐘と同時に締め切ります。」
「若干とはいえ急ですね。」
「狙われたのが貴族でして、安全の為といいながら実際は犯人探しに入るためだと思われます。」
「なるほど・・・。」
「聞けばかなりの品をご準備されているとか、どうです間に合いそうですか?」
間に合いそうですかと言われてもなぁ・・・。
さっき預けてきた所だから可能性はなくはないが、おそらく無理だ。
まぁいい、オークションは今回だけじゃないし次回まで寝かせておく手もある。
金庫に入れておけば大丈夫だろう・・・。
「おそらく無理だろうから別の品だけ登録しておきますよ。」
「それは残念です。ちなみにどんな品をご準備されていたんでしょうか。」
「まぁレイブさんならいいか・・・。ジェイド・アイです。」
「ジェイド・アイ!」
あのレイブさんが大きな声を出すなんて何事だ。
所詮は毒の無効化だろ?
毒消しがあれば問題ないと思うんだが・・・。
「どうかしたのか?」
「それは本当ですか?」
「むしろ嘘を言う理由が?魔加工までは終わったんですが最後の仕上げにかかっている所なんです。まぁ次回出品すれば問題は・・・。」
「いえ、今回出しましょう。」
「ですから間に合わないって・・・。」
「大丈夫です。現物の提出は当日ですから登録さえできれば問題ありません。」
「登録に現物がいるのでは?」
「ねじ込みますのでご安心を。」
なぜそこまでするんだろうか。
理由はあるんだろうが、今回はかなり強引な気がする。
うーむ、出品できるのは助かるが理由を聞いておいた方がいいな。
「なぜそこまで?ただの宝石だとおもいますけど?」
「ただの?冗談じゃありません、ジェイド・アイと言えば毒封じの最高傑作。需要はあるのに滅多に姿を見せないので常に高値で取引されています。しかも今は夏前、かなりの入札があるでしょう。いやぁすごい方だとは思っていましたがまさかそんなものまでお持ちだったとは・・・。いったいどこで手に入れられたんですか?」
「いつも通りダンジョンで見つかった物を買い取ったんです。」
「ダンジョンで!?」
「そうですが?」
「これは良い事を聞きました。これは忙しくなりそうですね・・・。」
うーむ、あのレイブさんが我を忘れている。
あ、いや自分の事になると周りが見えなくなるのはいつものことか。
「つまりかなり珍しい品がダンジョンで見つかったとなれば、それをめがけて他の冒険者が殺到する。そういう事ですね?」
「その通りです、さすがシロウ様。」
「そして、冒険者が集まればそれ目当ての商人が集まり、奴隷がよく売れると。」
「最近では冒険者も奴隷を買ってくださいます。仕入れを増やさなければなりませんね。」
「仕入れ・・ねぇ。」
「シロウ様もお客が増えるでしょう、どうです?今のうちに新しい奴隷など。」
「残念ながらその予定はありません。仮に高値で売れても来年の税金に消えるだけですから。」
なんせ金貨200枚だ。
最高値で売れても税金を全部支払う事が出来ない。
高すぎだろやっぱり。
「それは残念です。」
「ちなみにどうして夏前だと需要が増えるんですか?」
「夏は貴族が避暑地へ行くんです。その際に色々と・・・。」
「あぁ、色恋沙汰ですか。ご苦労様です。」
「最近は臭いも味もしない毒も増えましてね、女性の恨みは怖いですから。」
「対処しようがないのなら初めから無効化しておけば問題なし。ですが刺されたら意味がないのでは?」
「刺される程度でしたら何とかなりますので。」
恐ろしい世界だぜ全く。
「まぁ売れるなら別にいいか。」
「明日の朝仕上がりましたら現物をお持ちください。手続きはこちらでやっておきますので。」
「わかりました。」
「いいお話を聞かせていただき本当にありがとうございました。」
「こちらこそいい話を聞かせてもらいました。冒険者が増えるならそれなりに準備をしておきましょう。」
「奴隷のご入用があればぜひ。」
「頭の片隅にはいれておきます。」
当分買うつもりはない。
客が増えても何とかなるだろう。
「そうだ、他の出品についてはどうすれば?」
「今お持ちでしたらそれも一緒に手続きしておきますよ。」
「それは助かります。今持ってきますね。」
窃盗が起きたと聞くと外出したくなくなる。
出かける時はエリザを連れて行くとしよう。
いや、先にルティエの家に派遣したほうがいいかもしれない。
何かあってからでは遅いからな。
そんなことを考えながら出品物を取りに裏へ行くのだった。
だが予定していた五日ではなく六日かかってしまい、フェイが申し訳なさそうに品を持ってきた。
原石にくるまれていたソレは鮮やかな緑色に輝き、透明度はエメラルドに匹敵するものがある。
純度の低いエメラルドがジェイドに間違られることがあるそうだが、これは逆にエメラルドと見まごう輝きをしていた。
最高の仕上がりだ。
「本当に申し訳ないアル・・・。」
「いや、いい仕事をしてくれたよ。」
「どうしても気になる所があってそこを仕上げていたらこんな時間だったアルよ。」
「あとは命を吹き込むだけだ、ゆっくり休んでくれ。」
「ディアスにはもう話をつけてあるから、あとは任せたアル。」
その場にへたり込むフェイの肩をたたき、急ぎ店を飛び出した。
ディアスという加工職人は裏通りの一番手前に店を構えている。
先に紹介してもらっていて助かった。
「すまん、仕事だ。」
「待ってたぜ、そいつだな。」
「あぁ、ジェイド・アイだ。」
「いいねぇいいねぇこの輝き!この艶!この色気!最高の女じゃねぇか!今夜は寝かさないぜぇ。」
「いや、今夜は困るんだが。」
「冗談だって、すぐに済むから待っててくれよ。あ、早漏じゃないからな。」
店に入ると半裸の男が俺の到着を待ちわびていた。
どうやら脱ぎ癖があるらしく、今にもズボンを脱ぎそうな感じだ。
本人曰く露出狂ではないとの事だが、真偽は定かではない。
変人であることは間違いないけどな。
「遅漏でも困る、いい感じに頼むぞ。」
「おいおい、俺の愛を疑うのか?」
「悪かったって。お前にかかればどんな宝石(女)もいちころなんだろ?」
「そうさ、俺に靡かない女は一人もいねぇ。だから大船に乗ったつもりで待ってろよな。」
手渡した緑色の女を大事そうに抱えて店の奥へと消えていく。
それから待つこと一時間程。
途中ディアスの卑猥な叫び声を聞くのは苦痛だったが何とか耐え抜くことができた。
全身汗だくでパンイチ姿のディアスがふらふらと部屋から出てくる。
「へ、へへ・・・なかなかの強情な女だったぜ。」
「堪能したか?」
「あぁ、これほどの女は滅多にお目にかかれねぇからな。最高だった。」
「それは何よりだ。」
「代金は明日でいい、今日はこの余韻に浸りたいんだ・・・。」
フェイ同様フラフラとその場に座り込んでしまう。
まったく、これだから職人いや変人ってやつは。
それでも女を手放さないだけ偉いよな。
フラフラのディアスから品を受け取り鑑定をし直してみる。
『ジェイド・アイ。巨大な翡翠の宝石で魔加工されているため毒を無効化する。最近の平均取引価格は金貨86枚。最安値金貨55枚最高値金貨112枚、最終取引日は二年と612日前と記録されています。』
よしよし、確かに魔加工には成功したようだ。
不確定要素がなくなり相場スキルもスムーズに表示されているな。
後はこいつをどうするかだが・・・。
「シロウさん終わった?」
「ルティエか、今は入らないほうがいいぞ。変態がいる。」
「誰が変態か!」
「ディアスの脱ぎ癖はいつものことだもん。彼、宝石のことになったら見境なくすけど、女性には興味ないの。」
「それは残念だな。」
「誰が残念か!」
「まぁまぁ今はゆっくり休め。で、最後の仕上げを頼むぞルティエ。」
「まっかせて!」
最初は怖がっていたルティエだが、ビビッていたのは研磨にであって加工にはむしろ乗り気だった。
この鮮やかな宝石を何に生まれ変わらせるつもりなんだろうか。
「いつまでにできる?」
「今日の夜中には。」
「なら明日の朝一には間に合うな。」
「もちろん!ミラさんのご飯も食べて元気いっぱいだよ!」
「今日は夜通し起きてるつもりだ、終わったら呼びに来い。」
「持ってこなくていいの?」
「誰かに襲われたいならな?」
まだよそには情報を漏らしていないが、どこでだれが見ているかはわからない。
最悪の事態は常に考えておくべきだろう。
なんせ金額が金額だからなぁ。
ってか今思えば俺もよくクリムゾンティアをぶら下げながら歩いていたよな。
路地裏にでも連れ込まれたら盗まれていたかもしれないってのに。
まぁあの頃は今ほど有名じゃなかったし、誰も俺のこと気にしてなかった。
それが良かったのか悪かったのかは何とも言えないけど。
ルティエを店まで送り俺も店に戻る。
大通りに出ると見覚えのある馬車がうちの前に止まっていた。
あれはレイブさんの馬車か。
「こんばんはレイブさん。」
「シロウ様お邪魔しています。」
「オークションへの出品登録は明日のお昼までというお話でしたが・・・。」
「それがですね・・・。」
おやおや?
ここにきて何やら雲行きが怪しくなってきたぞ?
「実は出品者を狙った窃盗が発生しまして、安全を考え期限が変更されたんです。」
「具体的には?」
「日替わりの鐘と同時に締め切ります。」
「若干とはいえ急ですね。」
「狙われたのが貴族でして、安全の為といいながら実際は犯人探しに入るためだと思われます。」
「なるほど・・・。」
「聞けばかなりの品をご準備されているとか、どうです間に合いそうですか?」
間に合いそうですかと言われてもなぁ・・・。
さっき預けてきた所だから可能性はなくはないが、おそらく無理だ。
まぁいい、オークションは今回だけじゃないし次回まで寝かせておく手もある。
金庫に入れておけば大丈夫だろう・・・。
「おそらく無理だろうから別の品だけ登録しておきますよ。」
「それは残念です。ちなみにどんな品をご準備されていたんでしょうか。」
「まぁレイブさんならいいか・・・。ジェイド・アイです。」
「ジェイド・アイ!」
あのレイブさんが大きな声を出すなんて何事だ。
所詮は毒の無効化だろ?
毒消しがあれば問題ないと思うんだが・・・。
「どうかしたのか?」
「それは本当ですか?」
「むしろ嘘を言う理由が?魔加工までは終わったんですが最後の仕上げにかかっている所なんです。まぁ次回出品すれば問題は・・・。」
「いえ、今回出しましょう。」
「ですから間に合わないって・・・。」
「大丈夫です。現物の提出は当日ですから登録さえできれば問題ありません。」
「登録に現物がいるのでは?」
「ねじ込みますのでご安心を。」
なぜそこまでするんだろうか。
理由はあるんだろうが、今回はかなり強引な気がする。
うーむ、出品できるのは助かるが理由を聞いておいた方がいいな。
「なぜそこまで?ただの宝石だとおもいますけど?」
「ただの?冗談じゃありません、ジェイド・アイと言えば毒封じの最高傑作。需要はあるのに滅多に姿を見せないので常に高値で取引されています。しかも今は夏前、かなりの入札があるでしょう。いやぁすごい方だとは思っていましたがまさかそんなものまでお持ちだったとは・・・。いったいどこで手に入れられたんですか?」
「いつも通りダンジョンで見つかった物を買い取ったんです。」
「ダンジョンで!?」
「そうですが?」
「これは良い事を聞きました。これは忙しくなりそうですね・・・。」
うーむ、あのレイブさんが我を忘れている。
あ、いや自分の事になると周りが見えなくなるのはいつものことか。
「つまりかなり珍しい品がダンジョンで見つかったとなれば、それをめがけて他の冒険者が殺到する。そういう事ですね?」
「その通りです、さすがシロウ様。」
「そして、冒険者が集まればそれ目当ての商人が集まり、奴隷がよく売れると。」
「最近では冒険者も奴隷を買ってくださいます。仕入れを増やさなければなりませんね。」
「仕入れ・・ねぇ。」
「シロウ様もお客が増えるでしょう、どうです?今のうちに新しい奴隷など。」
「残念ながらその予定はありません。仮に高値で売れても来年の税金に消えるだけですから。」
なんせ金貨200枚だ。
最高値で売れても税金を全部支払う事が出来ない。
高すぎだろやっぱり。
「それは残念です。」
「ちなみにどうして夏前だと需要が増えるんですか?」
「夏は貴族が避暑地へ行くんです。その際に色々と・・・。」
「あぁ、色恋沙汰ですか。ご苦労様です。」
「最近は臭いも味もしない毒も増えましてね、女性の恨みは怖いですから。」
「対処しようがないのなら初めから無効化しておけば問題なし。ですが刺されたら意味がないのでは?」
「刺される程度でしたら何とかなりますので。」
恐ろしい世界だぜ全く。
「まぁ売れるなら別にいいか。」
「明日の朝仕上がりましたら現物をお持ちください。手続きはこちらでやっておきますので。」
「わかりました。」
「いいお話を聞かせていただき本当にありがとうございました。」
「こちらこそいい話を聞かせてもらいました。冒険者が増えるならそれなりに準備をしておきましょう。」
「奴隷のご入用があればぜひ。」
「頭の片隅にはいれておきます。」
当分買うつもりはない。
客が増えても何とかなるだろう。
「そうだ、他の出品についてはどうすれば?」
「今お持ちでしたらそれも一緒に手続きしておきますよ。」
「それは助かります。今持ってきますね。」
窃盗が起きたと聞くと外出したくなくなる。
出かける時はエリザを連れて行くとしよう。
いや、先にルティエの家に派遣したほうがいいかもしれない。
何かあってからでは遅いからな。
そんなことを考えながら出品物を取りに裏へ行くのだった。
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