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【第4章】ロデオに吹く情熱の風 フラメンコも愛も踏み込みが肝心
豚骨ラーメンとアレクシス嬢
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ぐううううううう。
深夜の腹の虫はどうしてこうも染みるのだろう。
「お腹空きましたわ……結局イケメンにも会えませんでしたわ……」
アレクシスは追手をまいて帰路に着いていた。
「これでは空腹で眠れませんわ……寝不足は美貌の敵……キュートとセクシーを兼ね揃える究極で完璧の淑女を自負する私に目のクマは許されませんわ……」
これはこれでピンチ。これからイケメンに会いに行くというのにだらしない姿は見せられない。
「どこかに……タダで御馳走してくれる飲食店はございませんでしょうか……」
その時、ふわりと漂う濃厚な香り。
「なんでしょう……懐かしいような……おいしそうな匂いがしますわ……」
匂いの元へ、花の香りに誘われる蜂のように素早くダッシュする。
レンガの街にそれはあった。荷車の上に違法建築の如くどんと乗せられたキッチン。わずかに突き出た横板が料理を置くテーブルにコショウなどの調味料が所狭しと置かれている。椅子は三つだけ。調整がずれてわずかに右に傾いた屋台と暖簾。提灯は赤く灯っている。
「こ、これは……屋台ラーメンですわああああああああ」
アレクシスは何の疑いもなく飛び込んだ。
「へい、大将! やってます!?」
「おやおや、こんなところで会うとは奇遇ですね」
暖簾の向こうでは見慣れた胡散臭い顔が額にタオルを巻いて調理していた。
「え、エルメス様!? どうしてあなたがここに!?」
「いらっしゃい、ラーメンエルメスへ。メニューは一つだけ。豚骨ラーメンだよ」
「やっぱりこの獣臭さは豚骨ですのね! 豚骨ラーメン一丁! あっさり! バリカタでお願いしますわ!」
「あ、すみません、リクエストは御遠慮お願いします~」
「え~、仕方ありませんわね~」
不服ながらも承諾。
注文を貰ったエルメスは慣れた手つきで湯切る。スープが入った広く深いどんぶりに麺を注ぐ。トッピングは半熟卵とチャーシューのみ。
「はい、豚骨ラーメン一丁! あ、いま、フォークをお出ししますね」
西洋人には箸が難しいだろうと準備するも、
「結構ですわ! 私、子供の頃には習ってもいないのにいつのまにか箸の使い方を覚えてましたの!」
立てられていた竹筒の中から木材で切りそろえれた箸二本を取り出し、器用にラーメンを啜っていく。啜る行為にも不思議と躊躇いがなかった。
「不思議な人ですねー……」
西洋のテーブルマナーでは音を立てての食事は厳禁。しかし美味しそうに食べる彼女に何か言う気にはなれない。
「どうです? 美味しいですか?」
「チャーシューは微妙ですが、半熟卵はいい感じにとろっとしてて好みですわー!」
「あはは、貴重な意見ありがとうございます……」
今は淑女であることを忘れて、禁忌の夜食を嗜んだ。
アレクシスはレンゲを使わずにどんぶりに直に口を付けてスープを飲み干した。
「ごちそうさま。チャーシュー以外は悪くない味でしたわ。あ、爪楊枝は結構ですわ。淑女たる者、歯と歯の隙間に食べ物が挟まったりしませんの」
どこからともなく取り出したハンカチで口を拭く。
「あはは、スープまで残さず食べてくださりありがとうございます」
「というかエルメス様、どうしてロデオでラーメン屋を? どんな多角経営ですの?」
「簡単ですよ。面白いと思ったからです」
「……何の勝算もなく思い付きで商売始めるとお金だけでなく信頼も失いますわよ?」
「辛辣な評価! ちょっとした市場調査ですよ! ロデオで東洋生まれのラーメンを受けるのかどうか試したかったのです!」
「なるほど、お試しですか。確かにこの屋台開業でしたら、お店を借りるよりは安く済みますものね」
「それと情報収集にもなるんですよ。食事をしながら料理をしながらお話して有意義な社交の場になるんです。普段商人としては会えない方とも縁ができたりするんです」
「そうですわね、やはり接客業は顔と顔を合わせてなんぼですものね。案外よく考えられているのですね。それで商売のほうはうまくいってますの?」
「……だいたいお嬢様と同じ意見ですね。チャーシューが足を引っ張っていると」
「あらあらまあまあ、目も当てられませんわ~」
アレクシスは手を組んで顎を置き、テーブルの上に肘を着いた。
「……お時間大丈夫かしら? ちょっと話し相手になってもらえます?」
「予約客が三十分後に。それまでしたら」
エルメスの笑顔が、人柄のいい職人から、腹黒い商人の笑顔に。
「充分ですわ。ココの正体を掴みましたわ」
「おや、お早い。一体どなたなんです?」
「カルメン・エチュバリア……でしたわ」
「なるほど。彼女でしたか」
「あまり驚かれていないようですわね」
「もしかしたらとは思っていたんです。あまりに長期間捕まりませんし、あまりにのんびりしすぎています。普通の領主だったら沽券に関わる事態です。早々に手を打つはずですが、いくらなんでも遅すぎますので。ひょっとしたら身分の高い人間の犯行だったのではないかと」
「あのですね、エルメス様……ちょっと怪しいと思っていたのでしたら先に話してくださりません? こっちはいきなり小戦争と拳を交わすことになって大変でしたのよ?」
「おや、そこまで事態は進歩していました」
「幸先いいね、みたいなこと言わないでくださいまし」
「でも俺は悪くありませんよ? 俺の推理には確証がありません。予測の域にも達していません。むしろ曖昧な推理は先入観を生んでしまい捜査の邪魔になるでしょう? 俺なりの気遣いですよ」
「よく言いますわ。もう他に隠しごとはありませんでしょうね?」
「ありません。あ、よろしければ豚骨ラーメンの秘伝を伝授しますが?」
「この味で暖簾分けは早計でしてよ」
「あはは、手厳しいな……」
アレクシスは自分の髪の毛を指に絡めていじる。
「……カルメン、どうして人攫いなんてしているのでしょう」
「案外そっち系の趣味だったり? 誰しも人には言えない趣味がありますからね」
「いいえ、あの様子ですと自分の欲望を満たすためではありませんでしたわ……あれは自分よりも……いや、まさか……そんな……バカなことを……」
アルフォンスの複雑な事情は知っている。まだまだ母親に甘えたい年頃であるのに幽閉され監視下の生活を送っている。だから……母親の代わりに若い娘を攫ってはあてがっている?
「……ったく、だとしたらなんて愚かなんでしょう……」
「何かわかったんですか?」
「……これは人の心の傷に関わる問題ですわ。申し訳ございませんがエルメス様とはいえ詳細はお話しできませんわ」
「いいんです、いいんです。ゴシップは金になる商品ですが火が着くと火薬よりも厄介ですからね」
エルメスは皿を洗い始める。キノコのスポンジで水滴をふき取る。
「……そろそろ帰りますわ。何も注文しないのに長居してはいけませんわね。回転率を重視するお店ではなおさらですわ」
「いえいえ、まだ予約客が来るまで時間がありますよ? ゆっくりされてもいいのに」
「お気遣いありがとうございます。ですがそろそろ帰らないとドーニャ・マリカに夜の街に出たことがバレそうで怖いですわ」
「そうですか。それなら急いで帰られたほうがいい」
「あ、お代がまだでしたわね。えっとちょっとお待ちください」
「いえいえ、お代は結構です。アレクシス様には恩がありますから」
「いいえ、そうはいきません。淑女は無銭飲食なんていたしませんのよ……そうですわ……エルメス様、多角経営の中に質屋はあります?」
テーブルの上にゴンと音を立てながら魔封じの腕輪を置いた。
「これは忌まわしき曰くつきの品ですが……かのカルロス様より贈っていただいた記念品ですわ。壊すのも手放すのも私にはできません。だから全部片付いた後に同じ価格で買い取りに来ますわ」
「おや、これは魔封じの腕輪ですか?」
説明を待たずにエルメスはすぐに魔法道具の正体を言い当てた。
「え、ええ、そうですけど……知ってますの?」
「あ、ここの傷、間違いありません。これ、僕が王都で卸した商品ですね」
まさかの爆弾発言。
「……へえ、あなたがこれを卸しましたの……」
アレクシスはニコニコした表情で、エルメスの胸ぐらを掴んだ。
「正体を現しましたわね、この黒幕ううううう!!! あなたのせいで私がどれだけ苦労したか!!!!」
「うわあああ! よくわかりませんが濡れ衣ですよー!!!」
鍋を挟んでエルメスを揺らす。
ラーメンの屋台はさらに右に傾いた。
深夜の腹の虫はどうしてこうも染みるのだろう。
「お腹空きましたわ……結局イケメンにも会えませんでしたわ……」
アレクシスは追手をまいて帰路に着いていた。
「これでは空腹で眠れませんわ……寝不足は美貌の敵……キュートとセクシーを兼ね揃える究極で完璧の淑女を自負する私に目のクマは許されませんわ……」
これはこれでピンチ。これからイケメンに会いに行くというのにだらしない姿は見せられない。
「どこかに……タダで御馳走してくれる飲食店はございませんでしょうか……」
その時、ふわりと漂う濃厚な香り。
「なんでしょう……懐かしいような……おいしそうな匂いがしますわ……」
匂いの元へ、花の香りに誘われる蜂のように素早くダッシュする。
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「こ、これは……屋台ラーメンですわああああああああ」
アレクシスは何の疑いもなく飛び込んだ。
「へい、大将! やってます!?」
「おやおや、こんなところで会うとは奇遇ですね」
暖簾の向こうでは見慣れた胡散臭い顔が額にタオルを巻いて調理していた。
「え、エルメス様!? どうしてあなたがここに!?」
「いらっしゃい、ラーメンエルメスへ。メニューは一つだけ。豚骨ラーメンだよ」
「やっぱりこの獣臭さは豚骨ですのね! 豚骨ラーメン一丁! あっさり! バリカタでお願いしますわ!」
「あ、すみません、リクエストは御遠慮お願いします~」
「え~、仕方ありませんわね~」
不服ながらも承諾。
注文を貰ったエルメスは慣れた手つきで湯切る。スープが入った広く深いどんぶりに麺を注ぐ。トッピングは半熟卵とチャーシューのみ。
「はい、豚骨ラーメン一丁! あ、いま、フォークをお出ししますね」
西洋人には箸が難しいだろうと準備するも、
「結構ですわ! 私、子供の頃には習ってもいないのにいつのまにか箸の使い方を覚えてましたの!」
立てられていた竹筒の中から木材で切りそろえれた箸二本を取り出し、器用にラーメンを啜っていく。啜る行為にも不思議と躊躇いがなかった。
「不思議な人ですねー……」
西洋のテーブルマナーでは音を立てての食事は厳禁。しかし美味しそうに食べる彼女に何か言う気にはなれない。
「どうです? 美味しいですか?」
「チャーシューは微妙ですが、半熟卵はいい感じにとろっとしてて好みですわー!」
「あはは、貴重な意見ありがとうございます……」
今は淑女であることを忘れて、禁忌の夜食を嗜んだ。
アレクシスはレンゲを使わずにどんぶりに直に口を付けてスープを飲み干した。
「ごちそうさま。チャーシュー以外は悪くない味でしたわ。あ、爪楊枝は結構ですわ。淑女たる者、歯と歯の隙間に食べ物が挟まったりしませんの」
どこからともなく取り出したハンカチで口を拭く。
「あはは、スープまで残さず食べてくださりありがとうございます」
「というかエルメス様、どうしてロデオでラーメン屋を? どんな多角経営ですの?」
「簡単ですよ。面白いと思ったからです」
「……何の勝算もなく思い付きで商売始めるとお金だけでなく信頼も失いますわよ?」
「辛辣な評価! ちょっとした市場調査ですよ! ロデオで東洋生まれのラーメンを受けるのかどうか試したかったのです!」
「なるほど、お試しですか。確かにこの屋台開業でしたら、お店を借りるよりは安く済みますものね」
「それと情報収集にもなるんですよ。食事をしながら料理をしながらお話して有意義な社交の場になるんです。普段商人としては会えない方とも縁ができたりするんです」
「そうですわね、やはり接客業は顔と顔を合わせてなんぼですものね。案外よく考えられているのですね。それで商売のほうはうまくいってますの?」
「……だいたいお嬢様と同じ意見ですね。チャーシューが足を引っ張っていると」
「あらあらまあまあ、目も当てられませんわ~」
アレクシスは手を組んで顎を置き、テーブルの上に肘を着いた。
「……お時間大丈夫かしら? ちょっと話し相手になってもらえます?」
「予約客が三十分後に。それまでしたら」
エルメスの笑顔が、人柄のいい職人から、腹黒い商人の笑顔に。
「充分ですわ。ココの正体を掴みましたわ」
「おや、お早い。一体どなたなんです?」
「カルメン・エチュバリア……でしたわ」
「なるほど。彼女でしたか」
「あまり驚かれていないようですわね」
「もしかしたらとは思っていたんです。あまりに長期間捕まりませんし、あまりにのんびりしすぎています。普通の領主だったら沽券に関わる事態です。早々に手を打つはずですが、いくらなんでも遅すぎますので。ひょっとしたら身分の高い人間の犯行だったのではないかと」
「あのですね、エルメス様……ちょっと怪しいと思っていたのでしたら先に話してくださりません? こっちはいきなり小戦争と拳を交わすことになって大変でしたのよ?」
「おや、そこまで事態は進歩していました」
「幸先いいね、みたいなこと言わないでくださいまし」
「でも俺は悪くありませんよ? 俺の推理には確証がありません。予測の域にも達していません。むしろ曖昧な推理は先入観を生んでしまい捜査の邪魔になるでしょう? 俺なりの気遣いですよ」
「よく言いますわ。もう他に隠しごとはありませんでしょうね?」
「ありません。あ、よろしければ豚骨ラーメンの秘伝を伝授しますが?」
「この味で暖簾分けは早計でしてよ」
「あはは、手厳しいな……」
アレクシスは自分の髪の毛を指に絡めていじる。
「……カルメン、どうして人攫いなんてしているのでしょう」
「案外そっち系の趣味だったり? 誰しも人には言えない趣味がありますからね」
「いいえ、あの様子ですと自分の欲望を満たすためではありませんでしたわ……あれは自分よりも……いや、まさか……そんな……バカなことを……」
アルフォンスの複雑な事情は知っている。まだまだ母親に甘えたい年頃であるのに幽閉され監視下の生活を送っている。だから……母親の代わりに若い娘を攫ってはあてがっている?
「……ったく、だとしたらなんて愚かなんでしょう……」
「何かわかったんですか?」
「……これは人の心の傷に関わる問題ですわ。申し訳ございませんがエルメス様とはいえ詳細はお話しできませんわ」
「いいんです、いいんです。ゴシップは金になる商品ですが火が着くと火薬よりも厄介ですからね」
エルメスは皿を洗い始める。キノコのスポンジで水滴をふき取る。
「……そろそろ帰りますわ。何も注文しないのに長居してはいけませんわね。回転率を重視するお店ではなおさらですわ」
「いえいえ、まだ予約客が来るまで時間がありますよ? ゆっくりされてもいいのに」
「お気遣いありがとうございます。ですがそろそろ帰らないとドーニャ・マリカに夜の街に出たことがバレそうで怖いですわ」
「そうですか。それなら急いで帰られたほうがいい」
「あ、お代がまだでしたわね。えっとちょっとお待ちください」
「いえいえ、お代は結構です。アレクシス様には恩がありますから」
「いいえ、そうはいきません。淑女は無銭飲食なんていたしませんのよ……そうですわ……エルメス様、多角経営の中に質屋はあります?」
テーブルの上にゴンと音を立てながら魔封じの腕輪を置いた。
「これは忌まわしき曰くつきの品ですが……かのカルロス様より贈っていただいた記念品ですわ。壊すのも手放すのも私にはできません。だから全部片付いた後に同じ価格で買い取りに来ますわ」
「おや、これは魔封じの腕輪ですか?」
説明を待たずにエルメスはすぐに魔法道具の正体を言い当てた。
「え、ええ、そうですけど……知ってますの?」
「あ、ここの傷、間違いありません。これ、僕が王都で卸した商品ですね」
まさかの爆弾発言。
「……へえ、あなたがこれを卸しましたの……」
アレクシスはニコニコした表情で、エルメスの胸ぐらを掴んだ。
「正体を現しましたわね、この黒幕ううううう!!! あなたのせいで私がどれだけ苦労したか!!!!」
「うわあああ! よくわかりませんが濡れ衣ですよー!!!」
鍋を挟んでエルメスを揺らす。
ラーメンの屋台はさらに右に傾いた。
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