40 / 87
【第4章】ロデオに吹く情熱の風 フラメンコも愛も踏み込みが肝心
エルメスとアレクシス嬢
しおりを挟む
「取り乱してもすみませんでしたわ。ゆっくりお話ししましょうか」
屋台の傾きを直し再び席に着く。
「と言ってもあなたは商人。取引相手をペラペラ喋ったりはしませんわよね」
軽口を叩くよりも口の軽い商人は長く続かない。
「淑女としてあまりこういう強引な手は使いたくありませんが国の根本を揺るがす緊急事態、それにカルロス様の命、美貌にもかかわっています。お覚悟をよろしくお願いしますわ」
「あ、あの、何を言ってるかわかりませんが、アレクシス様にだったらお話ししますよ? 取引相手のこと」
「え、よろしいのですか? いえ、素直に話してくださるのであれば大変喜ばしいことなのですが……ですが……」
アレクシスは肩を落とす。
「……どうして私をそこまで信用してくださるのですか? 私は冤罪とはいえ指名手配されている身なんですよ?」
エルメスは事もなげに答える。
「ひとめ見ればわかりますよ。あなたはそういうことをする人じゃないって。俺、人を見る目だけには自信があるんで」
「……」
その言葉はずしりと乗っかかっていた肩の力を抜かせた。
「エルメス様……今のあなた、ちょっとかっこ──」
「それにそもそも国家っていうの信用してないんですよ! すーぐに自分勝手の事情で金を刷っては経済をガタガタにする! 商売あがったりなんですよ、もう!」
「──早く取引相手が誰だか教えてくださります?」
話が長くなる気配を感じたので早々に軌道修正。
本気のトーンで怒るエルメスの評価はプラスマイナスゼロ。
「これはちょうど一か月前に卸した商品です。間違いありません。さっきも言いましたが特徴的な傷に見覚えがあります」
「それで相手の名前は?」
「マリアンヌ・フォンテーヌです。初老の女性でした。あ、でもこれは偽名の可能性がありますので悪しからず」
「いいえ、間違いありませんわ。マリアンヌ・フォンテーヌ……彼女がやったに違いありませんわ」
「彼女をご存知なのですか?」
「王室に長く仕える給仕ですわ。元は聖オルゴール王国出身で魔法もそれなりにできる才女でしたわ」
イバンに彼女の記憶がないのも仕方がない。貴族がいちいち給仕の名前を聞かないし覚える必要がない。
(それに年も離れていましたし、火遊びの対象にならなかったのですね……)
彼らしさを感じて少し笑いが出る。
「日常生活ではよくお世話になっていましたわ。とても温厚な女性でしたがでもまさか不滅の魔女の遺産を使ってまで私を葬ろうとするなんて」
「え、メディアってもしかしてこの魔封じの腕輪のことを言ってます?」
「……違いますの?」
「まっさかー! 確かに魔法を封じることをできますが至って普通の商品ですよ! それに俺は模造品でもメディアを取り扱ったりしません。ええ、それは絶対ありえません」
「何やら信念じみたものを感じますわね……ですがどうしてあんな嘘を言う必要があったのかしら」
「王子が勝手に思い込んだとか? はは、なーんてね、これはいくらなんでも失礼でしたねってなんでアレクシス様頭をお抱えに?」
「……ありえますわ。何も説明していないのに雰囲気だけで勝手に考えてしまうところがありますのよ」
「ええ、大丈夫なんですか……この国の未来は」
「そ、そうならないためにも私がいるんですわ! みんなで力を合わせて、エイエイオーですわ!」
「……それにしても、どうして彼女はこんな大事件を引き起こしたのでしょう。他国のスパイとかでしょうか」
「それについては考えるまでもありませんわ」
「おや、聡明なアレクシス様はとっくにお気づきなのですか?」
アレクシスは冗談抜きではっきりと答えを言ってのける。
「横恋慕に決まってますわ!!!」
エルメスは一呼吸を置いてタオルで汗を拭き、
「……正気ですか? 横恋慕のためにたった一人のメイドが王子をたぶらかしたのですか」
「正気で本気ですわ! 顔を偽っても名前を偽らないのは本名のマリアと呼んでほしいからでしょう!」
「な、なんか筋が通っているように思えてきました……そうですよね、女性って、たまにとんでもないことをしでかしてくれますよね」
アレクシスの耳がぴくりと動く。
「たった今、恋話センサーが反応しましたわ」
「コ、コイバ……なんです?」
「エルメス様、単刀直入にお尋ねしますわ。あなた、今、恋してますわね?」
「あの、今、国家存亡の危機の話をしてるんですよね? そんな暇あります?」
「まあ、まあ、まあ! 否定しないということは恋をなされているのですね? お相手はどんな方ですの!? お年は? 身分は? どこに住まわれてますのー!?」
エルメスは笑顔を崩さないまま、屋台の柱に吊った時計を見る。
「あの、盛り上がっているところ、そろそろお引き取りお願いできますか? 次のお客様が来る時間ですので」
「椅子なんていりません! 立ちながらでも聞きますわよ!? もしよろしければこの淑女の中の淑女である私がご相談に乗ってもよろしくてよ?」
「ちなみに来る予定のお客様は衛兵の方々です。深夜まで営業している飲食店ここぐらいなものでして」
「淑女の中の淑女が注文もせずに立ち話なんてはしたない真似しませんわー! 営業妨害になってしまいますもの!」
切り替えが早く、即座に暖簾をくぐって屋台を離れていった。
「やれやれ……」
と思ったら、すぐに戻ってきた。
「お代忘れてましたわ! その魔封じの腕輪でよろしくて!?」
「お代ですか? お代なら結構ですよ。魔封じの腕輪も持って行ってください」
「いけませんわ、無銭飲食になってしまいます!」
「いいんですよ、ぼちぼち畳もうと思っていた商売ですし」
「まあ、それはもっといけません! チャーシュー以外はそれなりにおいしいのですよ!」
「そのチャーシューが足を引っ張ってるんですよね。俺は所詮余所者なのでなかなか上質な肉が手に入らなくて……良い仕入れ先を見つけるか、もしくは肉の扱いに詳しい人に助言がほしいのですか」
「あ、それならちょうどいい人を知ってますわ。この街にベンって方がいますの。元お肉屋さんですわ。ドーニャ・マリカと知り合いですので紹介してもらえるはずですわ」
「なるほど。それならあたってみようと思います。情報ありがとうございます」
「ラーメンの代金ははしたないですがツケにしてくださいまし。それと恋が叶うことを応援しておりますわー!」
そして再び暖簾をくぐって退散する。
あっという間に場が静まり返った。
「ありがとうございます……それと余計なお世話です」
エルメスは予約客のために支度を始める。
繁盛はしないがせっかく来てくれた客をがっかりはさせられない。
それでも彼の作る豚骨ラーメンはチャーシューだけは微妙な出来になった。
屋台の傾きを直し再び席に着く。
「と言ってもあなたは商人。取引相手をペラペラ喋ったりはしませんわよね」
軽口を叩くよりも口の軽い商人は長く続かない。
「淑女としてあまりこういう強引な手は使いたくありませんが国の根本を揺るがす緊急事態、それにカルロス様の命、美貌にもかかわっています。お覚悟をよろしくお願いしますわ」
「あ、あの、何を言ってるかわかりませんが、アレクシス様にだったらお話ししますよ? 取引相手のこと」
「え、よろしいのですか? いえ、素直に話してくださるのであれば大変喜ばしいことなのですが……ですが……」
アレクシスは肩を落とす。
「……どうして私をそこまで信用してくださるのですか? 私は冤罪とはいえ指名手配されている身なんですよ?」
エルメスは事もなげに答える。
「ひとめ見ればわかりますよ。あなたはそういうことをする人じゃないって。俺、人を見る目だけには自信があるんで」
「……」
その言葉はずしりと乗っかかっていた肩の力を抜かせた。
「エルメス様……今のあなた、ちょっとかっこ──」
「それにそもそも国家っていうの信用してないんですよ! すーぐに自分勝手の事情で金を刷っては経済をガタガタにする! 商売あがったりなんですよ、もう!」
「──早く取引相手が誰だか教えてくださります?」
話が長くなる気配を感じたので早々に軌道修正。
本気のトーンで怒るエルメスの評価はプラスマイナスゼロ。
「これはちょうど一か月前に卸した商品です。間違いありません。さっきも言いましたが特徴的な傷に見覚えがあります」
「それで相手の名前は?」
「マリアンヌ・フォンテーヌです。初老の女性でした。あ、でもこれは偽名の可能性がありますので悪しからず」
「いいえ、間違いありませんわ。マリアンヌ・フォンテーヌ……彼女がやったに違いありませんわ」
「彼女をご存知なのですか?」
「王室に長く仕える給仕ですわ。元は聖オルゴール王国出身で魔法もそれなりにできる才女でしたわ」
イバンに彼女の記憶がないのも仕方がない。貴族がいちいち給仕の名前を聞かないし覚える必要がない。
(それに年も離れていましたし、火遊びの対象にならなかったのですね……)
彼らしさを感じて少し笑いが出る。
「日常生活ではよくお世話になっていましたわ。とても温厚な女性でしたがでもまさか不滅の魔女の遺産を使ってまで私を葬ろうとするなんて」
「え、メディアってもしかしてこの魔封じの腕輪のことを言ってます?」
「……違いますの?」
「まっさかー! 確かに魔法を封じることをできますが至って普通の商品ですよ! それに俺は模造品でもメディアを取り扱ったりしません。ええ、それは絶対ありえません」
「何やら信念じみたものを感じますわね……ですがどうしてあんな嘘を言う必要があったのかしら」
「王子が勝手に思い込んだとか? はは、なーんてね、これはいくらなんでも失礼でしたねってなんでアレクシス様頭をお抱えに?」
「……ありえますわ。何も説明していないのに雰囲気だけで勝手に考えてしまうところがありますのよ」
「ええ、大丈夫なんですか……この国の未来は」
「そ、そうならないためにも私がいるんですわ! みんなで力を合わせて、エイエイオーですわ!」
「……それにしても、どうして彼女はこんな大事件を引き起こしたのでしょう。他国のスパイとかでしょうか」
「それについては考えるまでもありませんわ」
「おや、聡明なアレクシス様はとっくにお気づきなのですか?」
アレクシスは冗談抜きではっきりと答えを言ってのける。
「横恋慕に決まってますわ!!!」
エルメスは一呼吸を置いてタオルで汗を拭き、
「……正気ですか? 横恋慕のためにたった一人のメイドが王子をたぶらかしたのですか」
「正気で本気ですわ! 顔を偽っても名前を偽らないのは本名のマリアと呼んでほしいからでしょう!」
「な、なんか筋が通っているように思えてきました……そうですよね、女性って、たまにとんでもないことをしでかしてくれますよね」
アレクシスの耳がぴくりと動く。
「たった今、恋話センサーが反応しましたわ」
「コ、コイバ……なんです?」
「エルメス様、単刀直入にお尋ねしますわ。あなた、今、恋してますわね?」
「あの、今、国家存亡の危機の話をしてるんですよね? そんな暇あります?」
「まあ、まあ、まあ! 否定しないということは恋をなされているのですね? お相手はどんな方ですの!? お年は? 身分は? どこに住まわれてますのー!?」
エルメスは笑顔を崩さないまま、屋台の柱に吊った時計を見る。
「あの、盛り上がっているところ、そろそろお引き取りお願いできますか? 次のお客様が来る時間ですので」
「椅子なんていりません! 立ちながらでも聞きますわよ!? もしよろしければこの淑女の中の淑女である私がご相談に乗ってもよろしくてよ?」
「ちなみに来る予定のお客様は衛兵の方々です。深夜まで営業している飲食店ここぐらいなものでして」
「淑女の中の淑女が注文もせずに立ち話なんてはしたない真似しませんわー! 営業妨害になってしまいますもの!」
切り替えが早く、即座に暖簾をくぐって屋台を離れていった。
「やれやれ……」
と思ったら、すぐに戻ってきた。
「お代忘れてましたわ! その魔封じの腕輪でよろしくて!?」
「お代ですか? お代なら結構ですよ。魔封じの腕輪も持って行ってください」
「いけませんわ、無銭飲食になってしまいます!」
「いいんですよ、ぼちぼち畳もうと思っていた商売ですし」
「まあ、それはもっといけません! チャーシュー以外はそれなりにおいしいのですよ!」
「そのチャーシューが足を引っ張ってるんですよね。俺は所詮余所者なのでなかなか上質な肉が手に入らなくて……良い仕入れ先を見つけるか、もしくは肉の扱いに詳しい人に助言がほしいのですか」
「あ、それならちょうどいい人を知ってますわ。この街にベンって方がいますの。元お肉屋さんですわ。ドーニャ・マリカと知り合いですので紹介してもらえるはずですわ」
「なるほど。それならあたってみようと思います。情報ありがとうございます」
「ラーメンの代金ははしたないですがツケにしてくださいまし。それと恋が叶うことを応援しておりますわー!」
そして再び暖簾をくぐって退散する。
あっという間に場が静まり返った。
「ありがとうございます……それと余計なお世話です」
エルメスは予約客のために支度を始める。
繁盛はしないがせっかく来てくれた客をがっかりはさせられない。
それでも彼の作る豚骨ラーメンはチャーシューだけは微妙な出来になった。
0
お気に入りに追加
19
あなたにおすすめの小説
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
世界最強で始める異世界生活〜最強とは頼んだけど、災害レベルまでとは言ってない!〜
ワキヤク
ファンタジー
その日、春埼暁人は死んだ。トラックに轢かれかけた子供を庇ったのが原因だった。
そんな彼の自己犠牲精神は世界を創造し、見守る『創造神』の心を動かす。
創造神の力で剣と魔法の世界へと転生を果たした暁人。本人の『願い』と創造神の『粋な計らい』の影響で凄まじい力を手にしたが、彼の力は世界を救うどころか世界を滅ぼしかねないものだった。
普通に歩いても地割れが起き、彼が戦おうものなら瞬く間にその場所は更地と化す。
魔法もスキルも無効化吸収し、自分のものにもできる。
まさしく『最強』としての力を得た暁人だが、等の本人からすれば手に余る力だった。
制御の難しいその力のせいで、文字通り『歩く災害』となった暁人。彼は平穏な異世界生活を送ることができるのか……。
これは、やがてその世界で最強の英雄と呼ばれる男の物語。
婚約破棄された検品令嬢ですが、冷酷辺境伯の子を身籠りました。 でも本当はお優しい方で毎日幸せです
青空あかな
恋愛
旧題:「荷物検査など誰でもできる」と婚約破棄された検品令嬢ですが、極悪非道な辺境伯の子を身籠りました。でも本当はお優しい方で毎日心が癒されています
チェック男爵家長女のキュリティは、貴重な闇魔法の解呪師として王宮で荷物検査の仕事をしていた。
しかし、ある日突然婚約破棄されてしまう。
婚約者である伯爵家嫡男から、キュリティの義妹が好きになったと言われたのだ。
さらには、婚約者の権力によって検査係の仕事まで義妹に奪われる。
失意の中、キュリティは辺境へ向かうと、極悪非道と噂される辺境伯が魔法実験を行っていた。
目立たず通り過ぎようとしたが、魔法事故が起きて辺境伯の子を身ごもってしまう。
二人は形式上の夫婦となるが、辺境伯は存外優しい人でキュリティは温かい日々に心を癒されていく。
一方、義妹は仕事でミスばかり。
闇魔法を解呪することはおろか見破ることさえできない。
挙句の果てには、闇魔法に呪われた荷物を王宮内に入れてしまう――。
※おかげさまでHOTランキング1位になりました! ありがとうございます!
※ノベマ!様で短編版を掲載中でございます。
【書籍化決定】俗世から離れてのんびり暮らしていたおっさんなのに、俺が書の守護者って何かの間違いじゃないですか?
歩く魚
ファンタジー
幼い頃に迫害され、一人孤独に山で暮らすようになったジオ・プライム。
それから数十年が経ち、気づけば38歳。
のんびりとした生活はこの上ない幸せで満たされていた。
しかしーー
「も、もう一度聞いて良いですか? ジオ・プライムさん、あなたはこの死の山に二十五年間も住んでいるんですか?」
突然の来訪者によると、この山は人間が住める山ではなく、彼は世間では「書の守護者」と呼ばれ都市伝説のような存在になっていた。
これは、自分のことを弱いと勘違いしているダジャレ好きのおっさんが、人々を導き、温かさを思い出す物語。
※書籍化のため更新をストップします。
僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた
黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。
その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。
曖昧なのには理由があった。
『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。
どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。
※小説家になろうにも随時転載中。
レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。
それでも皆はレンが勇者だと思っていた。
突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。
はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。
ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。
※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。
[鑑定]スキルしかない俺を追放したのはいいが、貴様らにはもう関わるのはイヤだから、さがさないでくれ!
どら焼き
ファンタジー
ついに!第5章突入!
舐めた奴らに、真実が牙を剥く!
何も説明無く、いきなり異世界転移!らしいのだが、この王冠つけたオッサン何を言っているのだ?
しかも、ステータスが文字化けしていて、スキルも「鑑定??」だけって酷くない?
訳のわからない言葉?を発声している王女?と、勇者らしい同級生達がオレを城から捨てやがったので、
なんとか、苦労して宿代とパン代を稼ぐ主人公カザト!
そして…わかってくる、この異世界の異常性。
出会いを重ねて、なんとか元の世界に戻る方法を切り開いて行く物語。
主人公の直接復讐する要素は、あまりありません。
相手方の、あまりにも酷い自堕落さから出てくる、ざまぁ要素は、少しづつ出てくる予定です。
ハーレム要素は、不明とします。
復讐での強制ハーレム要素は、無しの予定です。
追記
2023/07/21 表紙絵を戦闘モードになったあるヤツの参考絵にしました。
8月近くでなにが、変形するのかわかる予定です。
2024/02/23
アルファポリスオンリーを解除しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる