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第七話
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「聖刃」
「破邪砲」
「絶光」
ダンジョンとは魔物の住処。人間の匂いに誘われて、はたまた私が外界への出口を強引にこじ開けた際に大きな爆発音がしましたから、それを聞きつけたのか、ゴブリンやオークに加えてサイクロプスやミノタウロスといった巨大な魔物まで私たちの方に寄ってきました。
「三つの魔法を同時に放ったなんて信じられませんです~! えいっ!」
「大聖女級と教皇様からお墨付きを頂いたというフィアナ様のお力――某も見ていて血が滾りまするぞ! そりゃあ! そりゃそりゃそりゃあっ!」
私が魔法で近付く魔物を一掃する中、討ち漏らした魔物たちをセレナとリュージュが剣で倒します。
どうもダンジョン内の戦闘は苦手です。力をセーブしないと巻き添えを食らう方が出てしまいますので。
生存者がいないことを確認しないと大技はどうしても使えません。ですから、私はなるべく初級魔法で魔物を殲滅しているのです。
「後始末のようなことをさせてしまってすみません」
「何を言ってますですか~。フィアナ様をサポートすることがわたくし達の務めでございますですよ!」
「その通りですぞ! 某らはフィアナ様の盾となるための存在でありまする!」
こうして、私たちは息を合わせて寄ってくる魔物たちを討伐しながら、ダンジョン内部を進みます。
このダンジョンは下に下に階層が続いており、階段を見つけては降りていたのですが、地下50階層に到達しても誰一人見つかりませんでした。
ここまでの間、魔物の量はそれなりでしたが強力と言えるほどの魔物は居ません。
それは私の主観ではなく、セレナたちの冒険者時代の経験と照らし合わせても、王国の精鋭たちなら問題なく倒せる程度とのことです。
「聖なる治癒魔術……!」
「信じられませんですわ。体が瞬く間に――」
「たっぷりと睡眠を取った後のようにスッキリしましたぞ!」
聖女としての力を100%引き出せるようになった今、私は最も得意な治癒魔術を存分に活かせます。
死んでさえいなければ、そう……死んでさえいなければ、どんな状態であろうと治すことは出来る。ですから、私は急いでダンジョンの奥地へと進んでいるのです――。
◆ ◆ ◆
「これで、地下250階層ですか。魔物の数が急に減りましたね……」
「ひ、人だ! 援軍が到着したのか!?」
「しかし、援軍が来ても……」
「はぁ、はぁ……、み、水を下さい……」
「どうせ、ここからは出られない。助けが来ても無駄さ……」
「たったの三人か? エルスロッド王宮は私たちを見捨てたのか!?」
生き残っている人の数は凡そ二十人ほど。その殆どが疲労困憊でまともに話すことが出来ないみたいです。
「聖なる大治癒魔術……!」
まずは私の治癒魔術で、この階層にいる生き残った方々の体力、気力、空腹に脱水などの不良を全て回復させます。
「か、体が!? 体が楽になった!?」
「あんなにお腹が空いていたのに!?」
「喉が潤っている!?」
「千切れた腕が……、元に戻って――!?」
「き、奇跡だ! 奇跡が起きたぞ!」
治癒魔術によって元気を取り戻した生存者の皆さん。
しかし、この場所には魔物の気配は感じませんから、ここに人が集まっているというのは分かりましたが、どうして出られずにここに留まっているのかは分かりません。
まずは事情を聞いた上で、開いた出口から脱出してもらいましょう――。
「破邪砲」
「絶光」
ダンジョンとは魔物の住処。人間の匂いに誘われて、はたまた私が外界への出口を強引にこじ開けた際に大きな爆発音がしましたから、それを聞きつけたのか、ゴブリンやオークに加えてサイクロプスやミノタウロスといった巨大な魔物まで私たちの方に寄ってきました。
「三つの魔法を同時に放ったなんて信じられませんです~! えいっ!」
「大聖女級と教皇様からお墨付きを頂いたというフィアナ様のお力――某も見ていて血が滾りまするぞ! そりゃあ! そりゃそりゃそりゃあっ!」
私が魔法で近付く魔物を一掃する中、討ち漏らした魔物たちをセレナとリュージュが剣で倒します。
どうもダンジョン内の戦闘は苦手です。力をセーブしないと巻き添えを食らう方が出てしまいますので。
生存者がいないことを確認しないと大技はどうしても使えません。ですから、私はなるべく初級魔法で魔物を殲滅しているのです。
「後始末のようなことをさせてしまってすみません」
「何を言ってますですか~。フィアナ様をサポートすることがわたくし達の務めでございますですよ!」
「その通りですぞ! 某らはフィアナ様の盾となるための存在でありまする!」
こうして、私たちは息を合わせて寄ってくる魔物たちを討伐しながら、ダンジョン内部を進みます。
このダンジョンは下に下に階層が続いており、階段を見つけては降りていたのですが、地下50階層に到達しても誰一人見つかりませんでした。
ここまでの間、魔物の量はそれなりでしたが強力と言えるほどの魔物は居ません。
それは私の主観ではなく、セレナたちの冒険者時代の経験と照らし合わせても、王国の精鋭たちなら問題なく倒せる程度とのことです。
「聖なる治癒魔術……!」
「信じられませんですわ。体が瞬く間に――」
「たっぷりと睡眠を取った後のようにスッキリしましたぞ!」
聖女としての力を100%引き出せるようになった今、私は最も得意な治癒魔術を存分に活かせます。
死んでさえいなければ、そう……死んでさえいなければ、どんな状態であろうと治すことは出来る。ですから、私は急いでダンジョンの奥地へと進んでいるのです――。
◆ ◆ ◆
「これで、地下250階層ですか。魔物の数が急に減りましたね……」
「ひ、人だ! 援軍が到着したのか!?」
「しかし、援軍が来ても……」
「はぁ、はぁ……、み、水を下さい……」
「どうせ、ここからは出られない。助けが来ても無駄さ……」
「たったの三人か? エルスロッド王宮は私たちを見捨てたのか!?」
生き残っている人の数は凡そ二十人ほど。その殆どが疲労困憊でまともに話すことが出来ないみたいです。
「聖なる大治癒魔術……!」
まずは私の治癒魔術で、この階層にいる生き残った方々の体力、気力、空腹に脱水などの不良を全て回復させます。
「か、体が!? 体が楽になった!?」
「あんなにお腹が空いていたのに!?」
「喉が潤っている!?」
「千切れた腕が……、元に戻って――!?」
「き、奇跡だ! 奇跡が起きたぞ!」
治癒魔術によって元気を取り戻した生存者の皆さん。
しかし、この場所には魔物の気配は感じませんから、ここに人が集まっているというのは分かりましたが、どうして出られずにここに留まっているのかは分かりません。
まずは事情を聞いた上で、開いた出口から脱出してもらいましょう――。
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