236 / 319
飯田家の事情 3
しおりを挟む
「では話を戻しますが、綾人さんの家に行けない分綾人さんに来ていただこうと考えたわけです」
「なるほど。それも一つの手だね」
悪くはないが、だからと言ってわざわざご飯だけを食べにここまで来る理由はならない。
「綾人さんにはしいさんやこまさん達の主としてもっとこまめに見に来て欲しいのです」
「うっ……」
それを言われると弱いんだよ。
確かにもっと見に来てあげたいと思うし、もっとこまめに見に来る事が出来れば毎回押し倒すような歓迎がなくなるだろうとは考えている。
だけどそれを理由で忙しいこの家にお邪魔するのは申し訳ないと思う程度には恥はあるつもりだ。
だけどそこは俺の反省を知る飯田さん。
そんなものを吹っ飛ばすくらいの策を用意していた。
「今回綾人さんに投資をしていただく代わりの見返りを当然用意しています」
「なるほど、こうきたか」
言うも飯田さんはこの交渉によほどの自信があるようでニヤリと笑う。
「一度店を閉める事によりメニューを一新しようかと思います。
メニューどころか料亭という看板も捨て去り新たに和フレンチで行こうと思っています。
今もフレンチを作りたい気持ちは変わらないし、だからと言って子供の頃から叩き込まれた和食も捨てられない。この年で料理長の下で修行し直したからこそ再発見した和食の魅力も手放せないのです。
ですので好きなようにしていいと言われたのでまずは料亭と言う形も取り払おうとおもいます。
知っているかと思いますが、こう見えても俺は我が儘ですのでどちらも手放す気はありません」
「だけど、今までの顧客も捨てるつもりなの?」
「来るも来ないもお客様次第。
来ていただけなければ俺はその程度の腕だという事でしょう」
あまりにも潔い決意に唖然としてしまう衝撃にの中、さらに衝撃を与えてきた。
「もしこのような俺に投資を頂ければお好きなお料理をメニューに加えさせていただきます」
投資、それは俺が店の運営に金を出す事ではなくこの店に、そして付喪神に会わせるための足を運ばせる口実。だけどそれで乗る俺ではないための秘策策中の秘策……
「つまりポテトグラタンを定番メニュー化してくれるという事ですか?!」
喰いつくしかない話だった。
「はい。薪の竈オーブンはこの街中では使えませんが、業務用の竈オーブンを設置して最高のポテトグラタンを用意します」
「という事は、毎日注文すれば毎日食べれると……」
「綾人さんが毎日くればそうなりますね……」
さすがに劇薬だったかと飯田さんがつぶやいたような気がした。
うん。空耳だね。
って言うかさ……
「なんて神に感謝を捧げればいいのでしょう!」
「普通に俺に感謝してくれればいいのですよ」
なんて言う顔は既に早まったと言う顔だけど俺にはそんな飯田さんの後悔なんて関係ない。
「いかほど投資させていただきましょう。
手っ取り早く一億あれば改装費用には十分でしょうか?!
足りなければじゃんじゃん追加しますよ!」
「そこまで必要ないですって!」
「何を言ってるのです!
飯田様のポテトグラタンが食べ放題なのですよ!」
「お願いですから前にも言ったと思いますが他のフレンチを作らせてください!!!」
「出会った頃と同じ事言うなんて飯田さんも変わらないですね」
アハハと笑う俺と飯田さんの叫び声が聞こえたのかしいさん達も覗きにくればお母さん、お父さんも様子を見に来て
「飯田さん、和フレンチに挑戦するために継ぐ決意したんだって」
「あら、そうなの?」
「やっと腹をくくったのか」
呆れたようなお父さんの声と料亭を閉ざす事に全く抵抗のないお母さんも座り
「フレンチを作る為に調理場を改装しないといけないそうです。
俺のポテトグラタンの為に業務用の竈オーブンを設置してくれるんだって」
「ほう、それはまた豪快な改装だな」
「あなたが竈を潰した時に比べたら大した事ではないでしょう?
義父さん達が泣き出したのを思い出せば今も笑えてしまうのですから」
珍しくお母さんのとげのある言葉にやっぱり古くからある料亭の嫁入りはいろいろと厳しい世界があった事を察してそこはお茶を飲んで場を濁す事にしたが、当時を知っているお父さんはそっと目を反らすだけ。やっぱりあの時の気まずい時代からはまだ目を向けられないのかと思うも
「だからね薫、あなたはあなたのやりたいようにやっていいのよ?
飯田の男はみんな好き勝手にいきる人達ですから……
別に高校進学の時地元の調理師学校に行くと思ったら東京に行った挙句に家に帰ってこずにフランスに高跳びしたと思ったら実家にも寄り付かず東京に住み着いてやっとお母さんの元に帰って来たのね、なんて今さら思ったりもしないんだからね?」
「ええと、老後もちゃんとお世話したく思いますのでこれからもよろしくお願いします」
珍しくたじたじの飯田さんから視線を反らして笑いをこらえてしまうが
「だけど綾人さんには本当に申し訳ないと思ってるのよ」
なんてさっきまでの雰囲気をすっかり綺麗にどこかに流して俺に語り掛けてくるお母様。
いや、なんか普通に怖いんだけどと思うも何があったのかなと思えば
「薫にマンションを買ってあげたりしてもらって楓さんのお店にだってあんなにも投資してもらったのに、あの子の一言でこんなにも予定が狂ってしまうなんて何てお詫びをすればいいのか……」
「飯田さんのマンションはもともと飯田さんの財産を少し増やしただけですし、青山さんのお店については俺が足を運んだ時おいしいごはんを食べさせてもらうって言う株主優待みたいなものです。
それよりも飯田さんと出会えたおかげで俺の食生活はこんなにも豊かになってます。
一人で食べる食事の寂しさを知ることが出来て本当に感謝してます」
言えばお母さんは俺の頭をぎゅっと抱きしめてくれて
「綾人さんはうちの子同然なんだからそんな寂しい事言わないの」
孤食が当たり前で何の疑問もなく育ってきた16年間。
祖母と一緒に暮してぎこちなくだけど誰かと食卓を囲む楽しさを覚えたのもたった三年の短い期間。
また一人始まる孤食の時間の寂しさを埋めてくれたのは紛れもなく飯田さんだ。あと先生。
その埋め合わせは当時の俺ができる最大限の能力で埋め合わせをしたと思っている。
「だから綾人さん。庵の事については俺に任せてください」
「そもそもそこは飯田家の家庭の事情の問題なので俺は口をはさむつもりはありません」
言えばひつつ頷き
「そしてあのマンションの処分を許して下さい」
「……。
確か今庵が住んで居ましたよね?」
聞けば飯田さんはぞっとするようなステキな笑顔を見せて下さった。
あ、久しぶりの狂犬様だ。
部屋の隅でおとなしくお話が終わるのを待っていたしいさんとこまさんのしっぽがきゅるんと丸まったような気がした。
「実は東京方面からタレコミがありまして……」
そっとスマホを取り出して俺に見せてくれた。
「なるほど。それも一つの手だね」
悪くはないが、だからと言ってわざわざご飯だけを食べにここまで来る理由はならない。
「綾人さんにはしいさんやこまさん達の主としてもっとこまめに見に来て欲しいのです」
「うっ……」
それを言われると弱いんだよ。
確かにもっと見に来てあげたいと思うし、もっとこまめに見に来る事が出来れば毎回押し倒すような歓迎がなくなるだろうとは考えている。
だけどそれを理由で忙しいこの家にお邪魔するのは申し訳ないと思う程度には恥はあるつもりだ。
だけどそこは俺の反省を知る飯田さん。
そんなものを吹っ飛ばすくらいの策を用意していた。
「今回綾人さんに投資をしていただく代わりの見返りを当然用意しています」
「なるほど、こうきたか」
言うも飯田さんはこの交渉によほどの自信があるようでニヤリと笑う。
「一度店を閉める事によりメニューを一新しようかと思います。
メニューどころか料亭という看板も捨て去り新たに和フレンチで行こうと思っています。
今もフレンチを作りたい気持ちは変わらないし、だからと言って子供の頃から叩き込まれた和食も捨てられない。この年で料理長の下で修行し直したからこそ再発見した和食の魅力も手放せないのです。
ですので好きなようにしていいと言われたのでまずは料亭と言う形も取り払おうとおもいます。
知っているかと思いますが、こう見えても俺は我が儘ですのでどちらも手放す気はありません」
「だけど、今までの顧客も捨てるつもりなの?」
「来るも来ないもお客様次第。
来ていただけなければ俺はその程度の腕だという事でしょう」
あまりにも潔い決意に唖然としてしまう衝撃にの中、さらに衝撃を与えてきた。
「もしこのような俺に投資を頂ければお好きなお料理をメニューに加えさせていただきます」
投資、それは俺が店の運営に金を出す事ではなくこの店に、そして付喪神に会わせるための足を運ばせる口実。だけどそれで乗る俺ではないための秘策策中の秘策……
「つまりポテトグラタンを定番メニュー化してくれるという事ですか?!」
喰いつくしかない話だった。
「はい。薪の竈オーブンはこの街中では使えませんが、業務用の竈オーブンを設置して最高のポテトグラタンを用意します」
「という事は、毎日注文すれば毎日食べれると……」
「綾人さんが毎日くればそうなりますね……」
さすがに劇薬だったかと飯田さんがつぶやいたような気がした。
うん。空耳だね。
って言うかさ……
「なんて神に感謝を捧げればいいのでしょう!」
「普通に俺に感謝してくれればいいのですよ」
なんて言う顔は既に早まったと言う顔だけど俺にはそんな飯田さんの後悔なんて関係ない。
「いかほど投資させていただきましょう。
手っ取り早く一億あれば改装費用には十分でしょうか?!
足りなければじゃんじゃん追加しますよ!」
「そこまで必要ないですって!」
「何を言ってるのです!
飯田様のポテトグラタンが食べ放題なのですよ!」
「お願いですから前にも言ったと思いますが他のフレンチを作らせてください!!!」
「出会った頃と同じ事言うなんて飯田さんも変わらないですね」
アハハと笑う俺と飯田さんの叫び声が聞こえたのかしいさん達も覗きにくればお母さん、お父さんも様子を見に来て
「飯田さん、和フレンチに挑戦するために継ぐ決意したんだって」
「あら、そうなの?」
「やっと腹をくくったのか」
呆れたようなお父さんの声と料亭を閉ざす事に全く抵抗のないお母さんも座り
「フレンチを作る為に調理場を改装しないといけないそうです。
俺のポテトグラタンの為に業務用の竈オーブンを設置してくれるんだって」
「ほう、それはまた豪快な改装だな」
「あなたが竈を潰した時に比べたら大した事ではないでしょう?
義父さん達が泣き出したのを思い出せば今も笑えてしまうのですから」
珍しくお母さんのとげのある言葉にやっぱり古くからある料亭の嫁入りはいろいろと厳しい世界があった事を察してそこはお茶を飲んで場を濁す事にしたが、当時を知っているお父さんはそっと目を反らすだけ。やっぱりあの時の気まずい時代からはまだ目を向けられないのかと思うも
「だからね薫、あなたはあなたのやりたいようにやっていいのよ?
飯田の男はみんな好き勝手にいきる人達ですから……
別に高校進学の時地元の調理師学校に行くと思ったら東京に行った挙句に家に帰ってこずにフランスに高跳びしたと思ったら実家にも寄り付かず東京に住み着いてやっとお母さんの元に帰って来たのね、なんて今さら思ったりもしないんだからね?」
「ええと、老後もちゃんとお世話したく思いますのでこれからもよろしくお願いします」
珍しくたじたじの飯田さんから視線を反らして笑いをこらえてしまうが
「だけど綾人さんには本当に申し訳ないと思ってるのよ」
なんてさっきまでの雰囲気をすっかり綺麗にどこかに流して俺に語り掛けてくるお母様。
いや、なんか普通に怖いんだけどと思うも何があったのかなと思えば
「薫にマンションを買ってあげたりしてもらって楓さんのお店にだってあんなにも投資してもらったのに、あの子の一言でこんなにも予定が狂ってしまうなんて何てお詫びをすればいいのか……」
「飯田さんのマンションはもともと飯田さんの財産を少し増やしただけですし、青山さんのお店については俺が足を運んだ時おいしいごはんを食べさせてもらうって言う株主優待みたいなものです。
それよりも飯田さんと出会えたおかげで俺の食生活はこんなにも豊かになってます。
一人で食べる食事の寂しさを知ることが出来て本当に感謝してます」
言えばお母さんは俺の頭をぎゅっと抱きしめてくれて
「綾人さんはうちの子同然なんだからそんな寂しい事言わないの」
孤食が当たり前で何の疑問もなく育ってきた16年間。
祖母と一緒に暮してぎこちなくだけど誰かと食卓を囲む楽しさを覚えたのもたった三年の短い期間。
また一人始まる孤食の時間の寂しさを埋めてくれたのは紛れもなく飯田さんだ。あと先生。
その埋め合わせは当時の俺ができる最大限の能力で埋め合わせをしたと思っている。
「だから綾人さん。庵の事については俺に任せてください」
「そもそもそこは飯田家の家庭の事情の問題なので俺は口をはさむつもりはありません」
言えばひつつ頷き
「そしてあのマンションの処分を許して下さい」
「……。
確か今庵が住んで居ましたよね?」
聞けば飯田さんはぞっとするようなステキな笑顔を見せて下さった。
あ、久しぶりの狂犬様だ。
部屋の隅でおとなしくお話が終わるのを待っていたしいさんとこまさんのしっぽがきゅるんと丸まったような気がした。
「実は東京方面からタレコミがありまして……」
そっとスマホを取り出して俺に見せてくれた。
106
お気に入りに追加
1,034
あなたにおすすめの小説
貧乏育ちの私が転生したらお姫様になっていましたが、貧乏王国だったのでスローライフをしながらお金を稼ぐべく姫が自らキリキリ働きます!
Levi
ファンタジー
前世は日本で超絶貧乏家庭に育った美樹は、ひょんなことから異世界で覚醒。そして姫として生まれ変わっているのを知ったけど、その国は超絶貧乏王国。 美樹は貧乏生活でのノウハウで王国を救おうと心に決めた!
※エブリスタさん版をベースに、一部少し文字を足したり引いたり直したりしています
子爵家の長男ですが魔法適性が皆無だったので孤児院に預けられました。変化魔法があれば魔法適性なんて無くても無問題!
八神
ファンタジー
主人公『リデック・ゼルハイト』は子爵家の長男として産まれたが、検査によって『魔法適性が一切無い』と判明したため父親である当主の判断で孤児院に預けられた。
『魔法適性』とは読んで字のごとく魔法を扱う適性である。
魔力を持つ人間には差はあれど基本的にみんな生まれつき様々な属性の魔法適性が備わっている。
しかし例外というのはどの世界にも存在し、魔力を持つ人間の中にもごく稀に魔法適性が全くない状態で産まれてくる人も…
そんな主人公、リデックが5歳になったある日…ふと前世の記憶を思い出し、魔法適性に関係の無い変化魔法に目をつける。
しかしその魔法は『魔物に変身する』というもので人々からはあまり好意的に思われていない魔法だった。
…はたして主人公の運命やいかに…
辺境伯家次男は転生チートライフを楽しみたい
ベルピー
ファンタジー
☆8月23日単行本販売☆
気づいたら異世界に転生していたミツヤ。ファンタジーの世界は小説でよく読んでいたのでお手のもの。
チートを使って楽しみつくすミツヤあらためクリフ・ボールド。ざまぁあり、ハーレムありの王道異世界冒険記です。
第一章 テンプレの異世界転生
第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!?
第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ!
第四章 魔族襲来!?王国を守れ
第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!?
第六章 聖国へ ~ 聖女をたすけよ ~
第七章 帝国へ~ 史上最恐のダンジョンを攻略せよ~
第八章 クリフ一家と領地改革!?
第九章 魔国へ〜魔族大決戦!?
第十章 自分探しと家族サービス
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
3点スキルと食事転生。食いしん坊の幸福論。〜メシ作るために、貰ったスキル、完全に戦闘狂向き〜
西園寺わかば
ファンタジー
伯爵家の当主と側室の子であるリアムは転生者である。
転生した時に、目立たないから大丈夫と貰ったスキルが、転生して直後、ひょんなことから1番知られてはいけない人にバレてしまう。
- 週間最高ランキング:総合297位
- ゲス要素があります。
- この話はフィクションです。
転生しても実家を追い出されたので、今度は自分の意志で生きていきます
藤なごみ
ファンタジー
※コミカライズスタートしました!
2024年10月下旬にコミック第一巻刊行予定です
2023年9月21日に第一巻、2024年3月21日に第二巻が発売されました
2024年8月中旬第三巻刊行予定です
ある少年は、母親よりネグレクトを受けていた上に住んでいたアパートを追い出されてしまった。
高校進学も出来ずにいたとあるバイト帰りに、酔っ払いに駅のホームから突き飛ばされてしまい、電車にひかれて死んでしまった。
しかしながら再び目を覚ました少年は、見た事もない異世界で赤子として新たに生をうけていた。
だが、赤子ながらに周囲の話を聞く内に、この世界の自分も幼い内に追い出されてしまう事に気づいてしまった。
そんな中、突然見知らぬ金髪の幼女が連れてこられ、一緒に部屋で育てられる事に。
幼女の事を妹として接しながら、この子も一緒に追い出されてしまうことが分かった。
幼い二人で来たる追い出される日に備えます。
基本はお兄ちゃんと妹ちゃんを中心としたストーリーです
カクヨム様と小説家になろう様にも投稿しています
2023/08/30
題名を以下に変更しました
「転生しても実家を追い出されたので、今度は自分の意志で生きていきたいと思います」→「転生しても実家を追い出されたので、今度は自分の意志で生きていきます」
書籍化が決定しました
2023/09/01
アルファポリス社様より9月中旬に刊行予定となります
2023/09/06
アルファポリス様より、9月19日に出荷されます
呱々唄七つ先生の素晴らしいイラストとなっております
2024/3/21
アルファポリス様より第二巻が発売されました
2024/4/24
コミカライズスタートしました
2024/8/12
アルファポリス様から第三巻が八月中旬に刊行予定です
全能で楽しく公爵家!!
山椒
ファンタジー
平凡な人生であることを自負し、それを受け入れていた二十四歳の男性が交通事故で若くして死んでしまった。
未練はあれど死を受け入れた男性は、転生できるのであれば二度目の人生も平凡でモブキャラのような人生を送りたいと思ったところ、魔神によって全能の力を与えられてしまう!
転生した先は望んだ地位とは程遠い公爵家の長男、アーサー・ランスロットとして生まれてしまった。
スローライフをしようにも公爵家でできるかどうかも怪しいが、のんびりと全能の力を発揮していく転生者の物語。
※少しだけ設定を変えているため、書き直し、設定を加えているリメイク版になっています。
※リメイク前まで投稿しているところまで書き直せたので、二章はかなりの速度で投稿していきます。
【完結】実はチートの転生者、無能と言われるのに飽きて実力を解放する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング1位獲得作品!!】
最強スキル『適応』を与えられた転生者ジャック・ストロングは16歳。
戦士になり、王国に潜む悪を倒すためのユピテル英才学園に入学して3ヶ月がたっていた。
目立たないために実力を隠していたジャックだが、学園長から次のテストで成績がよくないと退学だと脅され、ついに実力を解放していく。
ジャックのライバルとなる個性豊かな生徒たち、実力ある先生たちにも注目!!
彼らのハチャメチャ学園生活から目が離せない!!
※小説家になろう、カクヨム、エブリスタでも投稿中
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる