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雲の中でかくれんぼ 8
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昼前に目を覚ました飯田はまだ寝ぼけた頭をなんとなく抱えたくなると言う目覚めを迎えた。
綾人が人見知りの気があるのも過去の体験や多紀さんの折りにもよく知っているし、自分の生活を想定外で乱される事はある程度彼も我慢が出来る物の見ていれば機嫌の悪さを察する事が出来るくらい周囲は気付いている。
だけど離れの完成の時『頼って欲しい』と言ったのは綾人自身で、今回も、蓮司君の時も色々な感情を押しとどめて初対面で面識のない相手でも受け入れたのは紹介者の信頼だと思う事にしている。
とは言えなんとなくこの空気は不穏だ。
別に喧嘩をしているわけでもないのにこの距離感。
まだ寝ていたいと訴える頭の痛さに再度布団にもぐりこみたくなる物のこの状況を知らんぷりする大人にはなりたくなくて重い足取りで二人の居る囲炉裏の部屋へと向かう。
「おはようございます」
「おはようございます。今日は雨なので風邪をひかないように少し肌寒いので気を付けてください」
囲炉裏に火を熾して囲むように座る綾人はPCで何かカタカタと弄っており、正面に座るオリヴィエはイヤホンで音楽を聞きながらぶつぶつ呟きながら楽譜を眺めていた。
はた目にはお互い仕事に集中していると言っても良い光景だろうか。
だけど何故か息を張りつめるようなこの空間……
天才二人そろえばろくでもないと言う事だろうか。
所詮は凡人、気付かないふりをして
『さて、お昼は何にしましょう?』
二人に食べたい物はあるかリクエストを取れば
『パンケーキ!
この国のパンケーキはふわふわのしゅわしゅわって記事があったぞ!』
目を輝かすオリヴィエの食生活はきっと豪華で貧困だったのだろう。
フランスに住んでいた頃、レストランによく若い画家や音楽家を連れた俗にいうパトロンがやって来た。
優雅に食事をするパトロンに、いかにも場馴れしてない若い芸術家の卵。その初々しい様子を見守りながら食事を楽しむパトロンのオーダーは滅多に口にする事の出来ないようなメニューばかり。
パトロンが席を外した時あからさまにホッとした様子の芸術家の卵に意地悪なウェイターが飲み物のオーダーを取りに行くも何を頼めばよいのかわからず困惑する様子にわざと高いワインを頼ませると言う呆れ果てた所業。勿論それは俺からオーナーに説明してウェイターに支払わせた挙句のクビとなったが、そう言う事の常習犯なので俺が言わなくても何れそう言う結果になったのは目に見えていた。
最後のお見送りの時にオーナー自らそのことを謝罪すれば芸術家の卵は普段の食事も切り詰めている生活なので何もわからなくて申し訳ないと逆に謝り始末。
それは芸術家の卵に限らず昔からある光景でもあり
「だけど彼が支援をしてくれるので夢を追い続ける事が出来るのです」
そっとほほ笑んでパトロンに腰に手を回されながら店を出て行った先何て決まった事が待ち受けてるのを知らない年齢でもないが、上級階級と言う未だ階級社会が色濃いかの国の飯田が修行していた店では一食の食事に悩みながらも泡沫の夢の如く過す贅沢を学ぶ、これもパトロンが施す教育という名の支援でもあった。
マネージメントを母親がすべて引き受け、オリヴィエが稼いだ金銭は総て母親が湯水の如く浪費し、音楽以外の真面な教育を受けてこなかったオリヴィエは彼が受けた賞賛に比べて貧相、そんな印象を覚えた。
手持ちの荷物の少なさ、そして与えられた物はどれだけくたびれているか着ているシャツ一枚をとっても疑問が浮かんでしまう。
ただ幸運はこうやって親から引き離してでも守ろうとした人達に囲まれていた。それが彼の人生の幸運なのだろうが、それもいつまでもあるわけでもない。
成長期を迎え、大人になれば子供だからと言う言い訳は通用しなくなり、音楽一筋だった為に他の教養を身に着けてない彼は自分の身を守るのも難しくなるのは目に見えていた。
スマホの画面に映るパンケーキを俺に見せながら無邪気に笑う幼さを残す顔立ちに視界の端で綾人さんが全くこちらに意識を向けずにパソコンで調べ物をしている方がオリヴィエの危うさよりも危険な物を覚える中
「綾人さんもパンケーキで良いですか?」
声をかければカタカタと止まる事のなかったキーボードの音が止まり
『うん。折角だからオリヴィエの食べたい物を作ってあげてよ。
オリヴィエも飯田さんのご飯に勘当しろよ?』
違和感を覚えるぐらいのにこやかな表情に俺は何も気付いてないと言う様に台所へと向かえばオリヴィエもついてきた。
『料理する所見て見たい!』
そう言って靴をきちんと履いて台所へとやってくれば小麦粉を篩い卵を卵白、卵黄と分けて卵白をメレンゲにしていれば先ほどまでふんふんと楽しそうに歌を歌うかのような鼻歌がピタリと止まる。途端にシャカシャカとメレンゲをたてる音だけが響く中
『ねえ、何で綾人は不機嫌なの?
朝はそこまで機嫌悪くなかったのに、俺そんなにも邪魔?』
オリヴィエの言葉にメレンゲをたてる手は止めずに視線だけを向けて
『実のところ俺にも心当たりがないのです。
ただ綾人さんは好奇心の塊だから、何か気分を害する何かを見つけたか……』
パソコンを弄っているのはよくある光景。ただよくよく考えればそこまでせわしなくキーボードを弄る事はなかったなと大概はスマホで済ませるだけに違和感が膨れ上がるなか
『オリヴィエが原因ではないのは確かです。
もっと失礼な方法でここに人を連れて来た時があって、その時の迫力はもう、すごくて……』
俺には必殺のポテトグラタンがあったから乗り切れると自分に言い聞かせたから対処できたものの、今回は表面上は不機嫌さを隠してご機嫌斜め。何が起きてるのかと思いながら泡立てすぎたメレンゲにしまったなと思っていれば
『後、この雨。いつやむの?』
鬱陶しそうに窓の外を眺めるオリヴィエに
『これは下の待ちから見れば空に浮かぶ雲なので、風に飛ばされればそのうち晴れますよ』
『嘘でしょ?!俺達雲の中に居るの!!』
『面白いでしょ?』
なかなか体験できない事にオリヴィエは勝手口から外に出て
『雲の中ー!!!』
幼い子供の様にきめ細やかな水滴の雲の中を無邪気にも走り回り……
『オリヴィエ、風呂に入るまでパンケーキはお預けだ』
『パンケーキがしぼんじゃうよ!!!』
びしょびしょになり、体が冷えたのもかかわらず遊び回る子供に綾人が入口で仁王立ちで待ち構えるのを、俺は悪くありませんよとそっと目を反らしてホイップとフルーツでデコレーションするのだった。
綾人が人見知りの気があるのも過去の体験や多紀さんの折りにもよく知っているし、自分の生活を想定外で乱される事はある程度彼も我慢が出来る物の見ていれば機嫌の悪さを察する事が出来るくらい周囲は気付いている。
だけど離れの完成の時『頼って欲しい』と言ったのは綾人自身で、今回も、蓮司君の時も色々な感情を押しとどめて初対面で面識のない相手でも受け入れたのは紹介者の信頼だと思う事にしている。
とは言えなんとなくこの空気は不穏だ。
別に喧嘩をしているわけでもないのにこの距離感。
まだ寝ていたいと訴える頭の痛さに再度布団にもぐりこみたくなる物のこの状況を知らんぷりする大人にはなりたくなくて重い足取りで二人の居る囲炉裏の部屋へと向かう。
「おはようございます」
「おはようございます。今日は雨なので風邪をひかないように少し肌寒いので気を付けてください」
囲炉裏に火を熾して囲むように座る綾人はPCで何かカタカタと弄っており、正面に座るオリヴィエはイヤホンで音楽を聞きながらぶつぶつ呟きながら楽譜を眺めていた。
はた目にはお互い仕事に集中していると言っても良い光景だろうか。
だけど何故か息を張りつめるようなこの空間……
天才二人そろえばろくでもないと言う事だろうか。
所詮は凡人、気付かないふりをして
『さて、お昼は何にしましょう?』
二人に食べたい物はあるかリクエストを取れば
『パンケーキ!
この国のパンケーキはふわふわのしゅわしゅわって記事があったぞ!』
目を輝かすオリヴィエの食生活はきっと豪華で貧困だったのだろう。
フランスに住んでいた頃、レストランによく若い画家や音楽家を連れた俗にいうパトロンがやって来た。
優雅に食事をするパトロンに、いかにも場馴れしてない若い芸術家の卵。その初々しい様子を見守りながら食事を楽しむパトロンのオーダーは滅多に口にする事の出来ないようなメニューばかり。
パトロンが席を外した時あからさまにホッとした様子の芸術家の卵に意地悪なウェイターが飲み物のオーダーを取りに行くも何を頼めばよいのかわからず困惑する様子にわざと高いワインを頼ませると言う呆れ果てた所業。勿論それは俺からオーナーに説明してウェイターに支払わせた挙句のクビとなったが、そう言う事の常習犯なので俺が言わなくても何れそう言う結果になったのは目に見えていた。
最後のお見送りの時にオーナー自らそのことを謝罪すれば芸術家の卵は普段の食事も切り詰めている生活なので何もわからなくて申し訳ないと逆に謝り始末。
それは芸術家の卵に限らず昔からある光景でもあり
「だけど彼が支援をしてくれるので夢を追い続ける事が出来るのです」
そっとほほ笑んでパトロンに腰に手を回されながら店を出て行った先何て決まった事が待ち受けてるのを知らない年齢でもないが、上級階級と言う未だ階級社会が色濃いかの国の飯田が修行していた店では一食の食事に悩みながらも泡沫の夢の如く過す贅沢を学ぶ、これもパトロンが施す教育という名の支援でもあった。
マネージメントを母親がすべて引き受け、オリヴィエが稼いだ金銭は総て母親が湯水の如く浪費し、音楽以外の真面な教育を受けてこなかったオリヴィエは彼が受けた賞賛に比べて貧相、そんな印象を覚えた。
手持ちの荷物の少なさ、そして与えられた物はどれだけくたびれているか着ているシャツ一枚をとっても疑問が浮かんでしまう。
ただ幸運はこうやって親から引き離してでも守ろうとした人達に囲まれていた。それが彼の人生の幸運なのだろうが、それもいつまでもあるわけでもない。
成長期を迎え、大人になれば子供だからと言う言い訳は通用しなくなり、音楽一筋だった為に他の教養を身に着けてない彼は自分の身を守るのも難しくなるのは目に見えていた。
スマホの画面に映るパンケーキを俺に見せながら無邪気に笑う幼さを残す顔立ちに視界の端で綾人さんが全くこちらに意識を向けずにパソコンで調べ物をしている方がオリヴィエの危うさよりも危険な物を覚える中
「綾人さんもパンケーキで良いですか?」
声をかければカタカタと止まる事のなかったキーボードの音が止まり
『うん。折角だからオリヴィエの食べたい物を作ってあげてよ。
オリヴィエも飯田さんのご飯に勘当しろよ?』
違和感を覚えるぐらいのにこやかな表情に俺は何も気付いてないと言う様に台所へと向かえばオリヴィエもついてきた。
『料理する所見て見たい!』
そう言って靴をきちんと履いて台所へとやってくれば小麦粉を篩い卵を卵白、卵黄と分けて卵白をメレンゲにしていれば先ほどまでふんふんと楽しそうに歌を歌うかのような鼻歌がピタリと止まる。途端にシャカシャカとメレンゲをたてる音だけが響く中
『ねえ、何で綾人は不機嫌なの?
朝はそこまで機嫌悪くなかったのに、俺そんなにも邪魔?』
オリヴィエの言葉にメレンゲをたてる手は止めずに視線だけを向けて
『実のところ俺にも心当たりがないのです。
ただ綾人さんは好奇心の塊だから、何か気分を害する何かを見つけたか……』
パソコンを弄っているのはよくある光景。ただよくよく考えればそこまでせわしなくキーボードを弄る事はなかったなと大概はスマホで済ませるだけに違和感が膨れ上がるなか
『オリヴィエが原因ではないのは確かです。
もっと失礼な方法でここに人を連れて来た時があって、その時の迫力はもう、すごくて……』
俺には必殺のポテトグラタンがあったから乗り切れると自分に言い聞かせたから対処できたものの、今回は表面上は不機嫌さを隠してご機嫌斜め。何が起きてるのかと思いながら泡立てすぎたメレンゲにしまったなと思っていれば
『後、この雨。いつやむの?』
鬱陶しそうに窓の外を眺めるオリヴィエに
『これは下の待ちから見れば空に浮かぶ雲なので、風に飛ばされればそのうち晴れますよ』
『嘘でしょ?!俺達雲の中に居るの!!』
『面白いでしょ?』
なかなか体験できない事にオリヴィエは勝手口から外に出て
『雲の中ー!!!』
幼い子供の様にきめ細やかな水滴の雲の中を無邪気にも走り回り……
『オリヴィエ、風呂に入るまでパンケーキはお預けだ』
『パンケーキがしぼんじゃうよ!!!』
びしょびしょになり、体が冷えたのもかかわらず遊び回る子供に綾人が入口で仁王立ちで待ち構えるのを、俺は悪くありませんよとそっと目を反らしてホイップとフルーツでデコレーションするのだった。
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