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勇者たち
パーティー!!
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「皆さん、朝早くからお集まりいただき誠にありがとうございます」
「いえ、それは構いませんが…このような時間からどうしたのですか?」
太陽が登った頃、俺達は王女様の元へ呼び出されていた。
「実は本日、城下でパーティーを行うのです!」
へーパーティーね…あれ?魔王とかいろいろ困って俺達召喚したんだよね?あれ?危機感どこいった?
「で、それは俺たちになにか関係が?」
遊んできていいよー、は流石にないだろ。と思いつつ聞いてみる。
「はい!実はそのパーティーは貴方様方が主役なのです!」
「「「へ?」」」
あ、待った。話が見えてきた気がする。
「国民たちは魔王の侵略に日々怯えて暮らしております。ですが、勇者の皆様を見れば安心ができるのです!」
つまり、勇者がいることをアピールしたいって訳か。
「なるほど、そういう事ですか」
「はい!お願いできますでしょうか?」
「えぇ、もちろんです」
拒否権はないと思うけど。
しかしパーティーということもあり、クラスの奴らは浮かれ始める。
「うめぇもん食えるかな」
「そういえば観光してみたいよね!」
「ね!どんなお店とかあるかな!」
修学旅行前か。というツッコミは置いておく。
「ではまずお着替えをおねがいします」
そして俺達は男女別に通された部屋にて服を選ぶ。
よくラノベなどで見るようないかにも勇者という感じの服もあればローブなど魔法使いだ!というような服まで様々だった。
ほかの奴らが選んでる中、俺は1着の服に目をつけた。
どこか軍服を思わせる服。そしてその上に黒の外套。
「これでいいか…」
着替えてみて自分の姿を確認する。
サイズもピッタリでなかなかいいような気がする。気に入った。
全員の着替えが終わった時、外で鐘が鳴った。
「あ、そろそろ時間ですね。では、本日はよろしくお願いします」
特になにかしろとは言われてないし多少ならお小遣いも貰った。
やはりこのパーティーはただ勇者を見せるため、勇者がいるという事実を国民に知らせるためのものだ。
しかしこれで俺達は逃げることは出来ない。
クラスの奴らは気がついてないがこのパーティーに勇者として、主役として参加するということは国民に俺達のことが認識される。記憶に残る。
魔王討伐から逃げたらすぐ分かる。
逃げることなど絶対にできない。
暗に俺達の裏切りを消そうともしてると取れてしまう。
「息苦し…」
「勇者様ぁぁぁぁ!!!」
外は予想以上の人がいた。
というか俺達の周りに人だかりができ、これではおちおち祭りを楽しむことが出来ない。
だが無下に扱うことも出来ずただ笑って過ごす。
しかし、この笑顔を見てると守りたいという気持ちが湧いてくる。
誰だか知らない。
ただの他人。
だけどこの笑顔は守りたいとそう思ってしまう。
そんな自分に可笑しくなり笑を零した。
「ー?」
その時ふと、何か違和感があった。
誰かに見られてるような。だが不思議と安心できる。
口にはっきりと出すことは出来ないが、安心感がある。
首を左右に回すがなにも変わったことは無かった。
気のせいか、と意識を祭りへと向ける。
まさか別れた幼馴染みが俺を見て笑っていたなど予想もしなかった。
「いえ、それは構いませんが…このような時間からどうしたのですか?」
太陽が登った頃、俺達は王女様の元へ呼び出されていた。
「実は本日、城下でパーティーを行うのです!」
へーパーティーね…あれ?魔王とかいろいろ困って俺達召喚したんだよね?あれ?危機感どこいった?
「で、それは俺たちになにか関係が?」
遊んできていいよー、は流石にないだろ。と思いつつ聞いてみる。
「はい!実はそのパーティーは貴方様方が主役なのです!」
「「「へ?」」」
あ、待った。話が見えてきた気がする。
「国民たちは魔王の侵略に日々怯えて暮らしております。ですが、勇者の皆様を見れば安心ができるのです!」
つまり、勇者がいることをアピールしたいって訳か。
「なるほど、そういう事ですか」
「はい!お願いできますでしょうか?」
「えぇ、もちろんです」
拒否権はないと思うけど。
しかしパーティーということもあり、クラスの奴らは浮かれ始める。
「うめぇもん食えるかな」
「そういえば観光してみたいよね!」
「ね!どんなお店とかあるかな!」
修学旅行前か。というツッコミは置いておく。
「ではまずお着替えをおねがいします」
そして俺達は男女別に通された部屋にて服を選ぶ。
よくラノベなどで見るようないかにも勇者という感じの服もあればローブなど魔法使いだ!というような服まで様々だった。
ほかの奴らが選んでる中、俺は1着の服に目をつけた。
どこか軍服を思わせる服。そしてその上に黒の外套。
「これでいいか…」
着替えてみて自分の姿を確認する。
サイズもピッタリでなかなかいいような気がする。気に入った。
全員の着替えが終わった時、外で鐘が鳴った。
「あ、そろそろ時間ですね。では、本日はよろしくお願いします」
特になにかしろとは言われてないし多少ならお小遣いも貰った。
やはりこのパーティーはただ勇者を見せるため、勇者がいるという事実を国民に知らせるためのものだ。
しかしこれで俺達は逃げることは出来ない。
クラスの奴らは気がついてないがこのパーティーに勇者として、主役として参加するということは国民に俺達のことが認識される。記憶に残る。
魔王討伐から逃げたらすぐ分かる。
逃げることなど絶対にできない。
暗に俺達の裏切りを消そうともしてると取れてしまう。
「息苦し…」
「勇者様ぁぁぁぁ!!!」
外は予想以上の人がいた。
というか俺達の周りに人だかりができ、これではおちおち祭りを楽しむことが出来ない。
だが無下に扱うことも出来ずただ笑って過ごす。
しかし、この笑顔を見てると守りたいという気持ちが湧いてくる。
誰だか知らない。
ただの他人。
だけどこの笑顔は守りたいとそう思ってしまう。
そんな自分に可笑しくなり笑を零した。
「ー?」
その時ふと、何か違和感があった。
誰かに見られてるような。だが不思議と安心できる。
口にはっきりと出すことは出来ないが、安心感がある。
首を左右に回すがなにも変わったことは無かった。
気のせいか、と意識を祭りへと向ける。
まさか別れた幼馴染みが俺を見て笑っていたなど予想もしなかった。
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