2回目チート人生、まじですか

ゆめ

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拡大する魔の手

頼み

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「で、俺にして欲しいことはなんだ?」

 もうここまできたら俺に出来る範囲で助けてあげよう。
 と思ったので聞いてみる。
 無理難題言われたら瞬間移動で逃げよう。てか今更だけどここどこだろう…王女様の鎧がそこまで汚れてないことを踏まえるとフラリートにある森だよな…
 ま、いっか。

「え……助けて…下さるのですか?」
「助けてって言っただろ?あ、でも俺ができる範囲で頼む」
「あ…りがとう…ございます…変態さん…」
「待てこら」

 涙ぐんでお礼を言うのはまだいい。や、女の子を泣かしてるという傍から見たら最低な光景だろうがまあいい。

 なぜその後にその言葉をつける。
 バカにされてる感じしかしないんだけど。

「いや…あなたの名前を知らないので」
「へ?あれ?名乗ってない?もしかして」
「えぇ」
「ありゃま」

 うっかりしてたぜ。

「俺はソウイ。冒険者成り立てだよ」
「へ?成り立て…ということはE…ランク?」
「おう」
「Eランクが…魔族を…倒した?」
「おう」
「Sランクの方でも苦戦する?」
「お、おう?」

 そうなのか?知らなかったけど…
 いや、Sランクは苦戦しないだろ。絶対嘘だ。そんな嘘俺は信じないぞ。

「え、っと…言葉が出ません」
「話せてるから大丈夫。出てる」
「そういう意味じゃ……まぁいいです…」
「そうだな」

 さっきまでのシリアスムード消え去ったな。うん。帰ってこい。シリアスくん。息したまえ。

「えっと…ではあの…お言葉に甘えて…」
「おう」
「行方をくらました聖魔道士を一緒に探してください」
「おう」

 まぁその頼みしかねぇよな。

 と頷く。

「そして魔人を倒してください」
「おう……………………………………あれ?」

 いやいやいやいやいや、違う違う!今のは聞いてなくてうんうん頷いてただけだからね!?

 てか魔人倒せって普通に無理難題じゃね!?
 やだよー魔族より強いんでしょ?

 無理無理無理死んじゃう死んじゃう。


 今度はコンマ1秒毎に死にそうになっちゃう。

 だが王女様にここまで頼まれたら即答で断ろうにも断れない…ので。

「二つ目は保留ってことで…」
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