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動き出した影と光
新たな事件となる鍵
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「自然現象なんかじゃありません」
俺は再びあった長に開口一番に口にした。
「何か分かったのですか!?!?」
「まず畑の事ですが地中を調べたところ魔法の痕跡が流れていました」
「それはどういった…」
「簡単に言うとですね、土の中の成分をめちゃくちゃに壊しているのです」
「成分…?」
「えぇ、この状態では種を埋めても路上に種をただ置いているだけの状態になります」
「そんなことが…」
本来土に含まれてる成分がなく、本来土に含まれてないような成分が含まれてるというめちゃくちゃな状態になってた。
こんなことをしたらどうなるか、種から芽が出ないどころか種自体が死ぬ。
「土壌調査はしているはずですが…」
「魔法に魔法を重ねてました。普通の器具では見つけることは不可能でしょう」
「………それを元に戻すことは出来ないんでしょうか…」
「いえ、出来ます。というかもうしてきました」
「「え!?!?」」
「お、おい団長、いつそんなことしたんだ?」
「さっき一緒に回ってたじゃねーか」
「無説明でどんどん行ったじゃねえか!!」
「あれ?そーだっけ?わりぃわりぃ」
「で、では……これから作物は育つ、ということですか??」
「えぇ」
「……」
長はしばらく放心したあと何回も頭を下げてきた。そして疲れが隠せない目からはうっすらと涙が零れていた。
「しっかし団長…雨の件はどーなんだ?」
「それも人為的なものだ」
「そんなこと出来るんですか!?」
「えぇ、こちらも魔法の使用が伺えました。詳しいことはまた説明します。先にこれが人為的被害ということは犯人がいる、ということです」
「「!!!」」
「そ、そうか………いやだが団長、そんなことできるヤツがいるのか?
「あぁ、いる。いや、人間には基本無理だ」
「じゃ、じゃあ人間の仕業ではないと!?」
「半分正解です。これは魔獣と契約した人間によるものです。そして契約により魔力が増大に膨れ上がりそのような魔法の行使が可能となりました」
「は!?!?!?おい!まて!!魔獣との契約なんて出来るはずがねえ!!」
そう、基本契約とは言葉を交わし、お互いの利害を一致させ名前を与えることで成立する。魔獣は言葉を発さない。故に人間とは契約が出来ない、とされていた。
「あるんだよ、一つだけ方法が…」
もう1つある。大昔、俺が1回目いた頃にもはやこの世から消え去りかけていた一つの方法。
あまりに最悪な方法なので忌み嫌われていた。
「魔獣の1部を体内に入れ繋がりを作って契約する」
それがもう一つの方法。
そもそも魔獣は魔力を持つ獣。見た目は醜く、さらに人間に害を及ぼすことで人間から駆逐対象となる存在だ。
そんなものの1部を体内に入れる、つまり食することは耐え難い行為だ。抑魔獣が持つ魔力の質は人間とは少し異なるがために食べた瞬間、拒絶反応を起こし最悪の場合死に至る。
しかし稀に拒絶反応が起こらない者がいた。そしてその者は自ら、あるいは国の戦力のために強制的に魔獣との契約を行わさせられていた。
今は、いや、もうとうの昔に消え去り魔獣との契約に関する書も廃止されていたはずだ。
それなのに何故それを行うことが出来たのか。
簡単だ。
誰かが教えたんだ。
それは誰か?これも簡単。消え去ったのは大昔。つまり大昔から生きているもの
「魔族が絡んでやがる…」
俺は再びあった長に開口一番に口にした。
「何か分かったのですか!?!?」
「まず畑の事ですが地中を調べたところ魔法の痕跡が流れていました」
「それはどういった…」
「簡単に言うとですね、土の中の成分をめちゃくちゃに壊しているのです」
「成分…?」
「えぇ、この状態では種を埋めても路上に種をただ置いているだけの状態になります」
「そんなことが…」
本来土に含まれてる成分がなく、本来土に含まれてないような成分が含まれてるというめちゃくちゃな状態になってた。
こんなことをしたらどうなるか、種から芽が出ないどころか種自体が死ぬ。
「土壌調査はしているはずですが…」
「魔法に魔法を重ねてました。普通の器具では見つけることは不可能でしょう」
「………それを元に戻すことは出来ないんでしょうか…」
「いえ、出来ます。というかもうしてきました」
「「え!?!?」」
「お、おい団長、いつそんなことしたんだ?」
「さっき一緒に回ってたじゃねーか」
「無説明でどんどん行ったじゃねえか!!」
「あれ?そーだっけ?わりぃわりぃ」
「で、では……これから作物は育つ、ということですか??」
「えぇ」
「……」
長はしばらく放心したあと何回も頭を下げてきた。そして疲れが隠せない目からはうっすらと涙が零れていた。
「しっかし団長…雨の件はどーなんだ?」
「それも人為的なものだ」
「そんなこと出来るんですか!?」
「えぇ、こちらも魔法の使用が伺えました。詳しいことはまた説明します。先にこれが人為的被害ということは犯人がいる、ということです」
「「!!!」」
「そ、そうか………いやだが団長、そんなことできるヤツがいるのか?
「あぁ、いる。いや、人間には基本無理だ」
「じゃ、じゃあ人間の仕業ではないと!?」
「半分正解です。これは魔獣と契約した人間によるものです。そして契約により魔力が増大に膨れ上がりそのような魔法の行使が可能となりました」
「は!?!?!?おい!まて!!魔獣との契約なんて出来るはずがねえ!!」
そう、基本契約とは言葉を交わし、お互いの利害を一致させ名前を与えることで成立する。魔獣は言葉を発さない。故に人間とは契約が出来ない、とされていた。
「あるんだよ、一つだけ方法が…」
もう1つある。大昔、俺が1回目いた頃にもはやこの世から消え去りかけていた一つの方法。
あまりに最悪な方法なので忌み嫌われていた。
「魔獣の1部を体内に入れ繋がりを作って契約する」
それがもう一つの方法。
そもそも魔獣は魔力を持つ獣。見た目は醜く、さらに人間に害を及ぼすことで人間から駆逐対象となる存在だ。
そんなものの1部を体内に入れる、つまり食することは耐え難い行為だ。抑魔獣が持つ魔力の質は人間とは少し異なるがために食べた瞬間、拒絶反応を起こし最悪の場合死に至る。
しかし稀に拒絶反応が起こらない者がいた。そしてその者は自ら、あるいは国の戦力のために強制的に魔獣との契約を行わさせられていた。
今は、いや、もうとうの昔に消え去り魔獣との契約に関する書も廃止されていたはずだ。
それなのに何故それを行うことが出来たのか。
簡単だ。
誰かが教えたんだ。
それは誰か?これも簡単。消え去ったのは大昔。つまり大昔から生きているもの
「魔族が絡んでやがる…」
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