幽霊祓い

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第2章 天界大会編

第103話 合流

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「やっと、追いついた~」

「青山君ッ!!無事そうで良かった~」

「優牙、隣のヤツは?」

「ん、俺のことかッ?俺は鮫人間・シャークマンだッー!!というのは冗談で、自分、鮫波  鮫太と申します。どうぞ、よろしく。優牙さん、この人たちが優牙さんのチームの人達ですか?」

「うん、そうだよ」

「鮫波とか言ったか?お前、敵じゃないよな?」

「俺は優牙さんのお供ですッ!!」

「・・・・・・優牙、変なやつに気に入られたんだな」

「アハハ・・・、そうみたい」

「何をおっしゃるか、俺が入れば天界大会は優勝できますシャーッ」

「・・・で、これからどうするよ、優牙」

「無視ですかッ!?シャーク、辛いですシャー」

「これからか・・・、今が、南の御神木と西の御神木の間あたりか。とりあえず、このまま西の御神木を目指しながら進むか?僕らだって他の参加者倒さないと生き残れないし」

「それなら、東の御神木を目指すのがいいと思うシャー」

「どうして?」

「勘ッ!!」

「はぁあ?勘なのかよッ、全く、わけのわからないやつだ。優牙、俺たちはもうチーム同盟を組んでいる。コイツを連れていく必要はない。それに敵の可能性だってあるんだぞ」

「確かに、チーム同盟組んでるけど、最大3人までって言われているだけ、それを越えたらペナルティがあるとかは言われてないし、一緒に行動してもいいと思う。雷翔だって見ただろ、鮫術の威力。」

「あぁ、あれは確かにすごい。だが、4人で行動するとなると、最後まで残ったら鮫波と戦うことになるぞ?」

「その時は全力でぶつかり合うよ」

「あ、あの~、俺、ついていってもいいシャー?」

「いいですよ、その代わり、裏切りはなしですよ?」

「そんなことしませんシャー!!」

「それじゃあ、西の御神木を目指そう」

僕たちが歩き出そうとした、その時だった。

「お前ら、西の御神木へ向かうのか。残念だが、その夢、ここで途絶えるぞ?」

前から3人組の男達が歩いてきた。

「鮫波さんは羽川さんを守ってくれ。あいつらは僕と雷翔で相手をする」

「了解シャークッ!!」

さて、ガネーシャでろくに戦えなかった分、ここで晴らすか。

ー天界大会終了まで残り4時間36分、残り人数220人ー


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