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第2章 天界大会編
第102話 凶人
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「青山君、大丈夫かな・・・」
「羽川さん、心配しなくてもあいつは大丈夫だ。そう簡単にやられるほど弱くはない」
「ごめんね、私、回復術しか使えないから守ってもらってばっかりで」
「気にするな、3人で現世に帰ろう。ん?」
羽川さんと森の中を歩いていると、目の前に改造霊のような三つ目の人型の何かが現れた。
「何だ、お前は?」
「私はダルガ・ドルガ。人間をやめた人間だ」
天界大会参加者・ダルガ・ドルガ。本人の言う通り人間をやめた人間。本名は美東 涼香。美東はもともと幽霊が見えるただの一般女性だった。しかし、日本旋廻時に、たまたま見かけた改造霊に魅了され、自身の身体をいじりにいじり倒して、改造霊になろうとした、正真正銘のサイコパスだ。いじり倒しすぎた結果、死亡した。幽霊が見えるだけで微量の霊気を持っているが、術は使えない。なので、愛用の包丁とハサミで戦う。
「羽川さん、下がっておいてくれ。雷術・雷針ッ!!」
俺は雷針を使ったが、ダルガはそれを見事にかわし、猛スピードでこちらに向かってきた。
「あ゙ははっ、あなたの顔や体も私と同じようにしてあげるぅぅぅッ」
俺に向けられた言葉かと思ったが、ダルガの目線からして、その言葉は羽川さんに向けられたものだった。まずい、このままだと、羽川さんがッ!!
「蒼天術・曲ッ」
「鮫術・カミカミッ」
そう聞こえたあと、ダルガが吹っ飛んだ。
「ダルガ・ドルガ、戦闘不能と認知。残り人数225人」
ダルガが先程まで立っていた場所には、優牙と知らない男が立っていた。2人は仲良さそうに話していた。どうやら、敵ではないようだ・・・。それにしても、鮫術・カミカミとはふざけた名前だが、術の威力は確かなものだった。一体、何者だ?
「羽川さん、心配しなくてもあいつは大丈夫だ。そう簡単にやられるほど弱くはない」
「ごめんね、私、回復術しか使えないから守ってもらってばっかりで」
「気にするな、3人で現世に帰ろう。ん?」
羽川さんと森の中を歩いていると、目の前に改造霊のような三つ目の人型の何かが現れた。
「何だ、お前は?」
「私はダルガ・ドルガ。人間をやめた人間だ」
天界大会参加者・ダルガ・ドルガ。本人の言う通り人間をやめた人間。本名は美東 涼香。美東はもともと幽霊が見えるただの一般女性だった。しかし、日本旋廻時に、たまたま見かけた改造霊に魅了され、自身の身体をいじりにいじり倒して、改造霊になろうとした、正真正銘のサイコパスだ。いじり倒しすぎた結果、死亡した。幽霊が見えるだけで微量の霊気を持っているが、術は使えない。なので、愛用の包丁とハサミで戦う。
「羽川さん、下がっておいてくれ。雷術・雷針ッ!!」
俺は雷針を使ったが、ダルガはそれを見事にかわし、猛スピードでこちらに向かってきた。
「あ゙ははっ、あなたの顔や体も私と同じようにしてあげるぅぅぅッ」
俺に向けられた言葉かと思ったが、ダルガの目線からして、その言葉は羽川さんに向けられたものだった。まずい、このままだと、羽川さんがッ!!
「蒼天術・曲ッ」
「鮫術・カミカミッ」
そう聞こえたあと、ダルガが吹っ飛んだ。
「ダルガ・ドルガ、戦闘不能と認知。残り人数225人」
ダルガが先程まで立っていた場所には、優牙と知らない男が立っていた。2人は仲良さそうに話していた。どうやら、敵ではないようだ・・・。それにしても、鮫術・カミカミとはふざけた名前だが、術の威力は確かなものだった。一体、何者だ?
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