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第1章 日本旋廻 恐山決戦 後編
第83話 まだ・・・、まだ・・・
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「今、ここで、僕が出せるすべての霊気をこの廻口外下天界に込めた。ここら一帯ごと吹き飛ばしてやる!!さぁ、死ぬがいい、祓い師共ッ!!」
そう言って、凪澤は黒い球体を落とした。地面と黒い球体が接触した瞬間、大きな爆発が起こった。
「はぁ、はぁ…、これだけの威力だ、さすがに全員死んだだろう・・・」
しかし、それは凪澤の思い込みだった。爆煙の中から私和さんが飛び出し、凪澤との距離をつめた。
「なかなかの威力、びっくりしたで、凪澤 戒ッ」
「ッ!?何故ッ、生きているッ!?まさか、あの女の術の副効果か!?」
凪澤の勘は正しかった。禁忌の回復術の副効果により、恐山にいるすべての生物に1度だけ奥義に耐えるバリアが付与されていたのだ。凪澤が使用した最大質力の廻口外下天界は、自身も爆発に巻き込んでしまった為、凪澤もバリアを失った。
「ほな、行くでッ、為是把術・奥義・不知火八手辰戈ッ!!」
凪澤の周りに8つの火の玉が現れ、それが凪澤に向かって飛んでいき、爆発した。さらに、8つの手が凪澤を掴み、固定した。
「今やッ!!」
私和さんの掛け声とともに白井さんと紅葉さんと篠崎さんと柊が飛び出した。
「死神術・奥義・死王最朽喪霊ッ」
「紅葉術・奥義・紅天の葉ッ」
「百華術・奥義・百華双蘭の舞ッ」
「赤輪術・奥義・文武切吸ッ」
凪澤に次々と撃ち込まれる各術の奥義。そして、柊が叫んだ。
「あとは任せましたよッ、優牙さんッ、雷翔さんッ!!」
「くッ、祓い師共にこの僕が負けるわけがないだろう・・・、フィナーレを飾るのはこの僕だッ!!」
「優牙、やろうか」
「あぁ、ぶっ飛ばしてやろうぜ」
さぁ、フィナーレの始まりだッ!!
そう言って、凪澤は黒い球体を落とした。地面と黒い球体が接触した瞬間、大きな爆発が起こった。
「はぁ、はぁ…、これだけの威力だ、さすがに全員死んだだろう・・・」
しかし、それは凪澤の思い込みだった。爆煙の中から私和さんが飛び出し、凪澤との距離をつめた。
「なかなかの威力、びっくりしたで、凪澤 戒ッ」
「ッ!?何故ッ、生きているッ!?まさか、あの女の術の副効果か!?」
凪澤の勘は正しかった。禁忌の回復術の副効果により、恐山にいるすべての生物に1度だけ奥義に耐えるバリアが付与されていたのだ。凪澤が使用した最大質力の廻口外下天界は、自身も爆発に巻き込んでしまった為、凪澤もバリアを失った。
「ほな、行くでッ、為是把術・奥義・不知火八手辰戈ッ!!」
凪澤の周りに8つの火の玉が現れ、それが凪澤に向かって飛んでいき、爆発した。さらに、8つの手が凪澤を掴み、固定した。
「今やッ!!」
私和さんの掛け声とともに白井さんと紅葉さんと篠崎さんと柊が飛び出した。
「死神術・奥義・死王最朽喪霊ッ」
「紅葉術・奥義・紅天の葉ッ」
「百華術・奥義・百華双蘭の舞ッ」
「赤輪術・奥義・文武切吸ッ」
凪澤に次々と撃ち込まれる各術の奥義。そして、柊が叫んだ。
「あとは任せましたよッ、優牙さんッ、雷翔さんッ!!」
「くッ、祓い師共にこの僕が負けるわけがないだろう・・・、フィナーレを飾るのはこの僕だッ!!」
「優牙、やろうか」
「あぁ、ぶっ飛ばしてやろうぜ」
さぁ、フィナーレの始まりだッ!!
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