84 / 289
第1章 日本旋廻 恐山決戦 後編
第84話 壊す
しおりを挟む
「雷翔、お前から行くか?」
「ははッ、じゃあ、そうさせてもらうよ」
「しかし、すげーよ、雷翔。こんな短時間で新たな奥義を生み出すなんて」
「ただの思いつきだよ。使えるかは分からない」
そう言いながら、雷翔は凪澤の方へと近づいて行った。
「凪澤、姉貴の仇、討たせてもらうぞッ」
「お前がいくら新しい奥義を作ろうと僕は止められない。君が僕を倒そうと君の姉貴が帰ってくることはない。なぜ、戦う?」
「凪澤、あんたの言ってることは今でも間違ってるとは思わねぇ。だが、目指すべきは幽霊と人間が共存できる世界だろ?お前は度が過ぎすぎているんだよッ!!雷術・奥義・雷翔ッ」
雷翔の新たな奥義・雷翔は、もう1つの奥義・雷轟雷恐宮主殿が効かなかった凪澤に少しでもダメージを稼げるようにと、たった数十分、それも勘で編み出した奥義だ。自身の霊気で、特殊武器・雷主矛を作り、それを空に掲げ、雷雲を集め、高威力の雷を対象者に落とす。長い戦い、立て続けに食らった奥義のせいで、さすがの凪澤でも限界が来かけていた。凪澤に雷が落ちた。
「ぐぁぁぁぁぁぁッ!!」
「シメは頼んだぞッ、優牙ッ!!」
「凪澤、長かった戦いはもう終わりだ。蒼天術・奥義・蒼天ッ!!」
「・・・使えてあと1回か。ここで勝つのは僕だッ!!お前たちじゃないッ!!もう終わり?いいだろう、なら、ここで終わりにしよう、優牙。霊魂術・奥義・廻口外下天界ッ!!」
お互いが放った黒い球体と青い球体は互いに地面をえぐりとりながら、ぶつかりあった。激しいぶつかりあいによって辺りの空気が歪む。
「いっけぇぇえええッ!!」
僕の掛け声と共に青い球体は黒い球体を押しきり、凪澤の方へと向かった。そして、凪澤を包み込み、爆発した。
「ははッ、じゃあ、そうさせてもらうよ」
「しかし、すげーよ、雷翔。こんな短時間で新たな奥義を生み出すなんて」
「ただの思いつきだよ。使えるかは分からない」
そう言いながら、雷翔は凪澤の方へと近づいて行った。
「凪澤、姉貴の仇、討たせてもらうぞッ」
「お前がいくら新しい奥義を作ろうと僕は止められない。君が僕を倒そうと君の姉貴が帰ってくることはない。なぜ、戦う?」
「凪澤、あんたの言ってることは今でも間違ってるとは思わねぇ。だが、目指すべきは幽霊と人間が共存できる世界だろ?お前は度が過ぎすぎているんだよッ!!雷術・奥義・雷翔ッ」
雷翔の新たな奥義・雷翔は、もう1つの奥義・雷轟雷恐宮主殿が効かなかった凪澤に少しでもダメージを稼げるようにと、たった数十分、それも勘で編み出した奥義だ。自身の霊気で、特殊武器・雷主矛を作り、それを空に掲げ、雷雲を集め、高威力の雷を対象者に落とす。長い戦い、立て続けに食らった奥義のせいで、さすがの凪澤でも限界が来かけていた。凪澤に雷が落ちた。
「ぐぁぁぁぁぁぁッ!!」
「シメは頼んだぞッ、優牙ッ!!」
「凪澤、長かった戦いはもう終わりだ。蒼天術・奥義・蒼天ッ!!」
「・・・使えてあと1回か。ここで勝つのは僕だッ!!お前たちじゃないッ!!もう終わり?いいだろう、なら、ここで終わりにしよう、優牙。霊魂術・奥義・廻口外下天界ッ!!」
お互いが放った黒い球体と青い球体は互いに地面をえぐりとりながら、ぶつかりあった。激しいぶつかりあいによって辺りの空気が歪む。
「いっけぇぇえええッ!!」
僕の掛け声と共に青い球体は黒い球体を押しきり、凪澤の方へと向かった。そして、凪澤を包み込み、爆発した。
10
お気に入りに追加
9
あなたにおすすめの小説
保健室の秘密...
とんすけ
大衆娯楽
僕のクラスには、保健室に登校している「吉田さん」という女の子がいた。
吉田さんは目が大きくてとても可愛らしく、いつも艶々な髪をなびかせていた。
吉田さんはクラスにあまりなじめておらず、朝のHRが終わると帰りの時間まで保健室で過ごしていた。
僕は吉田さんと話したことはなかったけれど、大人っぽさと綺麗な容姿を持つ吉田さんに密かに惹かれていた。
そんな吉田さんには、ある噂があった。
「授業中に保健室に行けば、性処理をしてくれる子がいる」
それが吉田さんだと、男子の間で噂になっていた。
今日の授業は保健体育
にのみや朱乃
恋愛
(性的描写あり)
僕は家庭教師として、高校三年生のユキの家に行った。
その日はちょうどユキ以外には誰もいなかった。
ユキは勉強したくない、科目を変えようと言う。ユキが提案した科目とは。
獣人の里の仕置き小屋
真木
恋愛
ある狼獣人の里には、仕置き小屋というところがある。
獣人は愛情深く、その執着ゆえに伴侶が逃げ出すとき、獣人の夫が伴侶に仕置きをするところだ。
今夜もまた一人、里から出ようとして仕置き小屋に連れられてきた少女がいた。
仕置き小屋にあるものを見て、彼女は……。
王女、騎士と結婚させられイかされまくる
ぺこ
恋愛
髪の色と出自から差別されてきた騎士さまにベタ惚れされて愛されまくる王女のお話。
性描写激しめですが、甘々の溺愛です。
※原文(♡乱舞淫語まみれバージョン)はpixivの方で見られます。
婚約者すらいない私に、離縁状が届いたのですが・・・・・・。
夢草 蝶
恋愛
侯爵家の末姫で、人付き合いが好きではないシェーラは、邸の敷地から出ることなく過ごしていた。
そのため、当然婚約者もいない。
なのにある日、何故かシェーラ宛に離縁状が届く。
差出人の名前に覚えのなかったシェーラは、間違いだろうとその離縁状を燃やしてしまう。
すると後日、見知らぬ男が怒りの形相で邸に押し掛けてきて──?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる