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第1章 日本旋廻 三段壁及び旧犬鳴トンネル編
第50話 死を好む者と死を嫌う者
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「そうか・・・、お前は人の死を好むのか・・・。俺はお前のせいで死というものが大っ嫌いになったよ。よくも兄貴をッ!!紅葉術・木の葉の地ッ!!」
「なぜ、1度、俺を斬れなかった術をまた使う?・・・そうか、お前は兄貴にすべて持っていかれたんだな。そしてお前に残ったのがその術なわけか。なら、よかったじゃないか、兄貴が死んで。今のお前ならそれ以外の術も使えるんじゃないか?」
・・・あぁ、そうだよ。兄貴は紅葉術のほぼ全てを使えた。でも、俺は1つしか使えなかった。兄貴が全部持っていってしまったせいで俺は・・・。
「俺の事を恨んでいるか、那由他」
「兄貴・・・。どうして、俺には教えてくれなかったんだよ。生まれ持ちの才能ってやつか?俺だって修行したら使えてたかもしれないのに」
「・・・だから、よかったじゃないか、俺が死んで・・・」
「違うッ、そういう意味じゃないッ!!俺は兄貴と一緒に最強の紅葉術使いを目指したかったんだ!!」
「そうか・・・。俺が那由他に紅葉術を教えなかったのは那由他に苦しい思いをして欲しくなかったからなんだ。でも、それが那由他を苦しめていたんだな。ごめんよ。俺が死んだ今なら那由他、お前は使える。完全完成形態、そして全ての紅葉術を」
「・・・分かった、兄貴。やってみるよ・・・」
「おい、サイコパス野郎。見せてやるよ、俺ら兄弟の力をッ!!紅葉術・奥義・紅葉天災ッ」
この奥義は10ある紅葉術がすべて揃った時に使えるようになるものだ。奥義の効果はありとあらゆるものを斬れるようにするバフをかけるというものだ。これなら、崩夭仙も斬れる。
「バフか!?どんなバフをかけようが俺を斬ることは・・・・・・。は、はぁ!?な、なんで、切り落とされてるんだよ、俺の首ッ!!死ぬのかッ、俺はッ!?」
「ごちゃごちゃとうるさい。さっさと消えろッ!!」
俺は崩夭仙の頭に刀を刺し、トドメをさした。兄貴、俺、最強の紅葉術使いになるよ・・・。
「なぜ、1度、俺を斬れなかった術をまた使う?・・・そうか、お前は兄貴にすべて持っていかれたんだな。そしてお前に残ったのがその術なわけか。なら、よかったじゃないか、兄貴が死んで。今のお前ならそれ以外の術も使えるんじゃないか?」
・・・あぁ、そうだよ。兄貴は紅葉術のほぼ全てを使えた。でも、俺は1つしか使えなかった。兄貴が全部持っていってしまったせいで俺は・・・。
「俺の事を恨んでいるか、那由他」
「兄貴・・・。どうして、俺には教えてくれなかったんだよ。生まれ持ちの才能ってやつか?俺だって修行したら使えてたかもしれないのに」
「・・・だから、よかったじゃないか、俺が死んで・・・」
「違うッ、そういう意味じゃないッ!!俺は兄貴と一緒に最強の紅葉術使いを目指したかったんだ!!」
「そうか・・・。俺が那由他に紅葉術を教えなかったのは那由他に苦しい思いをして欲しくなかったからなんだ。でも、それが那由他を苦しめていたんだな。ごめんよ。俺が死んだ今なら那由他、お前は使える。完全完成形態、そして全ての紅葉術を」
「・・・分かった、兄貴。やってみるよ・・・」
「おい、サイコパス野郎。見せてやるよ、俺ら兄弟の力をッ!!紅葉術・奥義・紅葉天災ッ」
この奥義は10ある紅葉術がすべて揃った時に使えるようになるものだ。奥義の効果はありとあらゆるものを斬れるようにするバフをかけるというものだ。これなら、崩夭仙も斬れる。
「バフか!?どんなバフをかけようが俺を斬ることは・・・・・・。は、はぁ!?な、なんで、切り落とされてるんだよ、俺の首ッ!!死ぬのかッ、俺はッ!?」
「ごちゃごちゃとうるさい。さっさと消えろッ!!」
俺は崩夭仙の頭に刀を刺し、トドメをさした。兄貴、俺、最強の紅葉術使いになるよ・・・。
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