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Chapter4(下坂編)
Chapter4-⑤【タイムマシン】前編
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目の前にラバーマンがいた。
畏怖の眼差しを向ける。
「今日はこんなもんか。
おらっ、鏡を見ろ。」
ベッドの脇にある姿見に視線を移す。
その中にマスクの上にゴーグルをした奴隷が跪いていた。
許されたのは白いケツワレだけだ。
「そのケツワレが変色しきったら、これを着せてやる。
それ迄、雄汁垂らして奉仕しろ。」
ワタルはぺニスシースに恐々舌を這わす。
締め付けるラバーマスクの所為で、口が大きく開かない。
細く伸ばした舌を頻りに動かす。
ペニスシースがアナルを押し入る。
だがそれだけで、高木は微動だにしない。
どれ位の時間が過ぎただろうか。
陽射しが傾き、西日が部屋を支配する。
今日を休みにしておいて良かった。
この状態でここを出る事は出来ない。
それは自分自身が一番分かっていた。
ラバーの臭いに包まれ、アナルに広がりを感じる。
それだけで満足出来た。
「じゃあ、また来い。
次はラバースパッツを穿かせてやる。」
高木は小出しにしていくつもりらしい。
「はい、またお願いします。」
ワタルはお辞儀をする。
高木はワタルがまた来る事を確信している様だ。
悔しいが、それは正しい。
ヒリヒリするアナルがそう言っていた。
「ねー、ケツワレがモロ分かりなんだけど。
珍しいじゃん、そんな野郎アイテムに手を出すなんて。」
タクは変化を見逃さない。
「それより昨日はどうだった?」
話を逸らす。
「それがさ、聞いてよ。」
「だから聞いてんだろ。」
今度はワタルが笑う。
「良いムードでホテルへ行ったんだけどさ。
いざとなったら掘ってくれって、ケツを突き出すんだ。
ドン引きだよ。
あー、ムラムラする。」
タクが乱暴にダンベルを下ろした。
「おい、高木が睨んでいぞ。」
ワタルは耳打ちする。
その視線が自分に向けられている事を分かっていたが。
「で、これからどうする?
プールはどう?」
「これからか?
夕方には戻らないと。」
壁時計を見ると、10時に近い。
「だったら、さっさと切り上げて行こうよ。
発展場で失敗した次にプールへ行くと、いい男をゲットするジンクスがあるんだ。
この暑さだったら、東京中のオカマがプールに集まってる気がするんだ。」
「東京中のオカマがね。
昨日は発展場が混んでると、言わなかったっけ?
それにさ、ジンクスは悪い事が起きる時に使うんだけど。」
気乗りせず、つい揚げ足を取ってしまう。
「そう、イライラしないの。
ほうれい線が深まるばかりで、良い事なんて一つもないから。
今日の店が心配なんだ?
僕が一緒なら、最低客一人になるよ。
だから行こうよ~。
猫撫で声で尻を突っつく。
「仕方ないな。
代わりに五千は飲み食いしろよ。
あっ、でも水着持ってきてない…。
取りに戻らないと。」
ワタルもダンベルを落としてしまう。
「大丈夫、何枚か持ってきたから。
TPOに合わせようと思ってね。」
タクはダンベルをラックに戻し始めていた。
(つづく)
畏怖の眼差しを向ける。
「今日はこんなもんか。
おらっ、鏡を見ろ。」
ベッドの脇にある姿見に視線を移す。
その中にマスクの上にゴーグルをした奴隷が跪いていた。
許されたのは白いケツワレだけだ。
「そのケツワレが変色しきったら、これを着せてやる。
それ迄、雄汁垂らして奉仕しろ。」
ワタルはぺニスシースに恐々舌を這わす。
締め付けるラバーマスクの所為で、口が大きく開かない。
細く伸ばした舌を頻りに動かす。
ペニスシースがアナルを押し入る。
だがそれだけで、高木は微動だにしない。
どれ位の時間が過ぎただろうか。
陽射しが傾き、西日が部屋を支配する。
今日を休みにしておいて良かった。
この状態でここを出る事は出来ない。
それは自分自身が一番分かっていた。
ラバーの臭いに包まれ、アナルに広がりを感じる。
それだけで満足出来た。
「じゃあ、また来い。
次はラバースパッツを穿かせてやる。」
高木は小出しにしていくつもりらしい。
「はい、またお願いします。」
ワタルはお辞儀をする。
高木はワタルがまた来る事を確信している様だ。
悔しいが、それは正しい。
ヒリヒリするアナルがそう言っていた。
「ねー、ケツワレがモロ分かりなんだけど。
珍しいじゃん、そんな野郎アイテムに手を出すなんて。」
タクは変化を見逃さない。
「それより昨日はどうだった?」
話を逸らす。
「それがさ、聞いてよ。」
「だから聞いてんだろ。」
今度はワタルが笑う。
「良いムードでホテルへ行ったんだけどさ。
いざとなったら掘ってくれって、ケツを突き出すんだ。
ドン引きだよ。
あー、ムラムラする。」
タクが乱暴にダンベルを下ろした。
「おい、高木が睨んでいぞ。」
ワタルは耳打ちする。
その視線が自分に向けられている事を分かっていたが。
「で、これからどうする?
プールはどう?」
「これからか?
夕方には戻らないと。」
壁時計を見ると、10時に近い。
「だったら、さっさと切り上げて行こうよ。
発展場で失敗した次にプールへ行くと、いい男をゲットするジンクスがあるんだ。
この暑さだったら、東京中のオカマがプールに集まってる気がするんだ。」
「東京中のオカマがね。
昨日は発展場が混んでると、言わなかったっけ?
それにさ、ジンクスは悪い事が起きる時に使うんだけど。」
気乗りせず、つい揚げ足を取ってしまう。
「そう、イライラしないの。
ほうれい線が深まるばかりで、良い事なんて一つもないから。
今日の店が心配なんだ?
僕が一緒なら、最低客一人になるよ。
だから行こうよ~。
猫撫で声で尻を突っつく。
「仕方ないな。
代わりに五千は飲み食いしろよ。
あっ、でも水着持ってきてない…。
取りに戻らないと。」
ワタルもダンベルを落としてしまう。
「大丈夫、何枚か持ってきたから。
TPOに合わせようと思ってね。」
タクはダンベルをラックに戻し始めていた。
(つづく)
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