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「キスorちゅう」
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ヒュウサイド
食欲…ない…
水も飲みたくない…
キスなんて…
H「今は絶対むりだからーーーー!!泣」
僕がここ数日、ずっと拒み続けているキスを僕の恋人が強引に僕に跨り、両手首を掴んで無理矢理、キスをしてこようとする。
H「やだやだやだぁーーーーー!!ギンタ助けてーーーーーー!!」
足をジタバタさせて僕の恋人の家に遊びに来ていた友人のギンタに助けを求めると、僕の恋人はギンタに思いっきり頭をはたかれてた。
G「ヒュウに荒っぽい事したら俺が許さんって言ってんだろが!!」
ギンタの声が低い声になった時は大体、マジギレしたとき。
ちょっと大袈裟に嫌がりすぎちゃったかな~なんて思いながら、ギンタにキレられている僕の可愛い恋人を見つめると、恋人は仕方なさそうな顔をしてゆっくり僕から降りた。
N「てかそもそもさ~俺達の目の前でヒュウを押し倒すとかホント…バカなの?」
ナエスズは僕の恋人を罵りながら優雅にコーヒーを飲んでいる。
G「まぁ、エニシの場合…年中、ヒュウに盛ってるからしょうがないけどさ。」
E「そんなんじゃないし!!ヒュウが…ヒュウが…ここ数日、全然…キスさせてくれないから…」
僕の恋人はでっかい身体して、そんな恥ずかしい事をよくも平気で言えたもんだと内心僕は少し呆れる。
僕にも僕の事情があるって言うのに…僕の恋人はそんな事お構いなし。
キスや営みを断ろうモノなら僕の恋人は狂ったみたいに僕にストーカー行為をしてくるのは…どうにかならないものなのか?
H「僕にも僕の都合があるの!!」
E「僕のこと嫌いになったんだ…」
H「そうじゃないって…」
E「俺の事なんて嫌いになってセイタさんの事が好きになったんだ…」
最近、モデルの先輩であるセイタさんと仕事が重なったことがきっかけで数回、ご飯を食べに行っただけで僕の恋人はこれだからホントにもう…可愛い。
H「そんなわけないじゃん…」
E「だってセイタさんとお揃いのブレスレットだってしてるし…僕とお揃いのは一つもないのに…セイタさんが好きなんだ…」
H「あれはお揃いじゃなくて偶然同じだっただけだし。」
E「僕はただ…ヒュウとキス…したいだけなのに…」
あのでかい身体をプルプルさせて泣き始めた僕の恋人にさすがのナエスズとギンタも目が点だ。
H「だから…ディープキスじゃなかったらいいよって言ってんのにエニシが無理矢理ディープキスしてくるから…」
E「なんで恋人同士なのにディープキスしちゃダメなんだよ!!したっていいじゃんか!!ぶぇ~ん!!泣」
G「ヒュウ…もう正直に言えば?」
少し離れて座るギンタは泣いている僕の恋人を呆れたような目で見て言った。
T「ダメダメ!そんなこと言ったらハンバーガーばっかり隠れて食べてることバレちゃうじゃんか!(小声)」
僕は恋人に聞こえないようにギンタの元に行ってそう訴えかける。
G「正直に言わないとエニシのあの調子だとヒュウの為に別れるとか言いかねないよ?その方が面倒だし。」
ギンタは相当イライラしているのか首をボキボキと鳴らしながらそう言った。
H「だって…」
E「何2人でコソコソやってんですか!!え…ヒュウ…もしかして…セイタさんじゃなくて…ギンタのことが好きなの…?だ…だから僕とのキスをこば…」
H「んなわけないだろ!!ギンタにはナエスズがいるだろ!ただ、口内炎が4つも出来てるからだよーーー!!一緒にダイエットしようねって約束したエニシに隠れてハンバーガーばっかり食べてたら口内炎が4つも出来たの!!!!なのにあんな激しいキスされたら痛くて白目剥いて失神しちゃうから当分はディープキス禁止でーーーすっ!!痛いのきらーい!!以上!!」
僕は叫びながらそう言うと僕の恋人は呆然と立ち尽くしてる。
H「…聞こえた?」
E「き…聞こえた…じゃ、ヒュウは僕のこと嫌いになったからキスを拒んだ訳じゃない?」
H「エニシのこと嫌いになんてなれないよ。」
E「僕の事…好き?」
H「好きに決まってんじゃん…一緒にダイエットしようって言ってたのに約束破ってごめんね…」
E「ヒュウ…よかった…ハンバーガーばっかり食べてる事、気付いてるに決まってんじゃん…大きな撮影があるのに徐々にお腹ぽよぽよなんだもん…気づかない方がやばい…もうやめてよ…心臓に悪いじゃん…泣」
H「バレてたか。もう、泣かないで?ごめんね?だから、口内炎治ったら…いっーーーぱいキスしようね。」
E「ヒュ~ウ!!する!!いっぱいキスする!ヒュウの唇が腫れてタラコみたいになるまでキスする!!」
僕の恋人は僕を抱きしめて小さなリビングの真ん中でクルクルと回る。
E「あ!でも、今も可愛いチュウならしてもいいんだよね?」
H「うん。それなら痛くないから大丈夫!!」
そう言うと僕の恋人はニヤッと笑って僕の唇にチュチュチュウ~チュウと何度も何度も繰り返す。
E「ヒュウの唇ぷにぷにして気持ちいいから大好き。」
H「唇だけ好きとか嬉しくない。」
E「本当はぜーんぶ好き!!」
H「えへへ~知ってる!!」
僕たちはおデコとおデコをこっつんこしてイチャイチャしていると…
N「いい加減にしないと…」
G「バカップルかよ。」
ギンタとナエスズのイラついた声により僕たちは我にかえり、飲み物を取りに行くふりしてキッチンでチュチュと可愛いチュウをしたのは僕とエニシだけの…ひみちゅ。
おわり
食欲…ない…
水も飲みたくない…
キスなんて…
H「今は絶対むりだからーーーー!!泣」
僕がここ数日、ずっと拒み続けているキスを僕の恋人が強引に僕に跨り、両手首を掴んで無理矢理、キスをしてこようとする。
H「やだやだやだぁーーーーー!!ギンタ助けてーーーーーー!!」
足をジタバタさせて僕の恋人の家に遊びに来ていた友人のギンタに助けを求めると、僕の恋人はギンタに思いっきり頭をはたかれてた。
G「ヒュウに荒っぽい事したら俺が許さんって言ってんだろが!!」
ギンタの声が低い声になった時は大体、マジギレしたとき。
ちょっと大袈裟に嫌がりすぎちゃったかな~なんて思いながら、ギンタにキレられている僕の可愛い恋人を見つめると、恋人は仕方なさそうな顔をしてゆっくり僕から降りた。
N「てかそもそもさ~俺達の目の前でヒュウを押し倒すとかホント…バカなの?」
ナエスズは僕の恋人を罵りながら優雅にコーヒーを飲んでいる。
G「まぁ、エニシの場合…年中、ヒュウに盛ってるからしょうがないけどさ。」
E「そんなんじゃないし!!ヒュウが…ヒュウが…ここ数日、全然…キスさせてくれないから…」
僕の恋人はでっかい身体して、そんな恥ずかしい事をよくも平気で言えたもんだと内心僕は少し呆れる。
僕にも僕の事情があるって言うのに…僕の恋人はそんな事お構いなし。
キスや営みを断ろうモノなら僕の恋人は狂ったみたいに僕にストーカー行為をしてくるのは…どうにかならないものなのか?
H「僕にも僕の都合があるの!!」
E「僕のこと嫌いになったんだ…」
H「そうじゃないって…」
E「俺の事なんて嫌いになってセイタさんの事が好きになったんだ…」
最近、モデルの先輩であるセイタさんと仕事が重なったことがきっかけで数回、ご飯を食べに行っただけで僕の恋人はこれだからホントにもう…可愛い。
H「そんなわけないじゃん…」
E「だってセイタさんとお揃いのブレスレットだってしてるし…僕とお揃いのは一つもないのに…セイタさんが好きなんだ…」
H「あれはお揃いじゃなくて偶然同じだっただけだし。」
E「僕はただ…ヒュウとキス…したいだけなのに…」
あのでかい身体をプルプルさせて泣き始めた僕の恋人にさすがのナエスズとギンタも目が点だ。
H「だから…ディープキスじゃなかったらいいよって言ってんのにエニシが無理矢理ディープキスしてくるから…」
E「なんで恋人同士なのにディープキスしちゃダメなんだよ!!したっていいじゃんか!!ぶぇ~ん!!泣」
G「ヒュウ…もう正直に言えば?」
少し離れて座るギンタは泣いている僕の恋人を呆れたような目で見て言った。
T「ダメダメ!そんなこと言ったらハンバーガーばっかり隠れて食べてることバレちゃうじゃんか!(小声)」
僕は恋人に聞こえないようにギンタの元に行ってそう訴えかける。
G「正直に言わないとエニシのあの調子だとヒュウの為に別れるとか言いかねないよ?その方が面倒だし。」
ギンタは相当イライラしているのか首をボキボキと鳴らしながらそう言った。
H「だって…」
E「何2人でコソコソやってんですか!!え…ヒュウ…もしかして…セイタさんじゃなくて…ギンタのことが好きなの…?だ…だから僕とのキスをこば…」
H「んなわけないだろ!!ギンタにはナエスズがいるだろ!ただ、口内炎が4つも出来てるからだよーーー!!一緒にダイエットしようねって約束したエニシに隠れてハンバーガーばっかり食べてたら口内炎が4つも出来たの!!!!なのにあんな激しいキスされたら痛くて白目剥いて失神しちゃうから当分はディープキス禁止でーーーすっ!!痛いのきらーい!!以上!!」
僕は叫びながらそう言うと僕の恋人は呆然と立ち尽くしてる。
H「…聞こえた?」
E「き…聞こえた…じゃ、ヒュウは僕のこと嫌いになったからキスを拒んだ訳じゃない?」
H「エニシのこと嫌いになんてなれないよ。」
E「僕の事…好き?」
H「好きに決まってんじゃん…一緒にダイエットしようって言ってたのに約束破ってごめんね…」
E「ヒュウ…よかった…ハンバーガーばっかり食べてる事、気付いてるに決まってんじゃん…大きな撮影があるのに徐々にお腹ぽよぽよなんだもん…気づかない方がやばい…もうやめてよ…心臓に悪いじゃん…泣」
H「バレてたか。もう、泣かないで?ごめんね?だから、口内炎治ったら…いっーーーぱいキスしようね。」
E「ヒュ~ウ!!する!!いっぱいキスする!ヒュウの唇が腫れてタラコみたいになるまでキスする!!」
僕の恋人は僕を抱きしめて小さなリビングの真ん中でクルクルと回る。
E「あ!でも、今も可愛いチュウならしてもいいんだよね?」
H「うん。それなら痛くないから大丈夫!!」
そう言うと僕の恋人はニヤッと笑って僕の唇にチュチュチュウ~チュウと何度も何度も繰り返す。
E「ヒュウの唇ぷにぷにして気持ちいいから大好き。」
H「唇だけ好きとか嬉しくない。」
E「本当はぜーんぶ好き!!」
H「えへへ~知ってる!!」
僕たちはおデコとおデコをこっつんこしてイチャイチャしていると…
N「いい加減にしないと…」
G「バカップルかよ。」
ギンタとナエスズのイラついた声により僕たちは我にかえり、飲み物を取りに行くふりしてキッチンでチュチュと可愛いチュウをしたのは僕とエニシだけの…ひみちゅ。
おわり
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