徳川泰平の秘密

ハリマオ65

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61話(最終話):花に元気をもらった斉藤茜さん

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 サンミゲル島の西側の風光明媚な海岸線に沿ってドライブし、もう一つの目的地のフェラリア温泉に向かった。ほぼサン・ミゲル島の最西端にあるこの温泉は、黒い火山岩に囲まれた天然プールの中にお湯が湧き出ており、波が静かであれば、海と一体となったワイルドな露天風呂が楽しめるが、この日は風が強く波が荒く、天然プールの入れなかった。

しかし別に塀で囲まれた浴槽があるので、デッキで日光浴をしたり山を見ながら入浴できる。客はスペイン人の女性達と我々4人の合計10人だけで、暖かいお湯の中でのんびり泳いだり浮かんだりできた。カルデイラ・ヴェーリャもフェラリアも人里離れた場所にあり、シーズンオフならば、まさに秘湯である

 しかし、個人で行くにはタクシーかツアーでないと難しい。アソーレス諸島は掘れば必ず温泉が出てくるはずなのだが数ヶ所しかない。地元の人が、ボーリングに金がかかるからと言うが本当にそうそうなのだろうか疑問だ。このツアーの最後が、島民お勧めのレストラン「オ・ペスカドール・漁師」で終了。

漁港と仲卸市場のすぐそばにあり魚の鮮度は疑いようがない。注文したのはボカ・ネグラ・黒い口、日本の高級魚ノドグロの仲間と思われる。脂がたっぷりのって非常に美味。アソーレスの他の場所でもボカ・ネグラは食べたが、ここのが一番美味しかった。

 デザートはサン・ミゲル島特産のパイナップルのケーキ。ラボ・デ・ペイシェ村で食べる魚は、値段がリスボン並みかやや高め。貧しい村なのにと疑問に思うが天候や季節に左右される漁や魚の品質を考えれば妥当な値段かもしれない。その後、宿に戻り、熟睡して、翌日、5月23日、サンミゲルのデ・ポンタ・デルガーダ空港から、リスボンへ2時間半で到着した。

 リスボンで、最後の夜にファドを聴けるレストランで夕食をとり、その哀愁を帯びた歌に、茜さんが、涙を浮かべて、聞き惚れていた。翌日、リスボンからマドリードへ飛び、空港のホテルに宿泊して体調を整えて成田直行便に乗って、長旅の末、2017年5月27日に成田に到着し、車で、埼玉の家に戻った。

 ポルトガル旅行から帰ってから斉藤茜さんが、すっかり元気なりリウマチの良い薬と最近の医療技術の発達により痛みもなく血色が良くなって食欲も旺盛となった。恵まれない子供達の面倒を見たりし、明るく過ごしていた。7月末から9月中旬まで、北海道、釧路へ避暑の旅行にも出かけ摩周湖、網走、帯広へのドライブをして過ごした。

 徳川泰平は日本株投資で、2017年11月15日に、東京精密株、全株を5130円で売却し税引き後利益、2.4億円を得た。やがて2017年が終わり、2018年を迎えた。2018年1月23日には、SUMCO株、全株を売却し、税引き後利益1.7億円を得て、合計2.2億円となり、熊本地震と九州大水害の被災者向け援助金
として送った。

 暖かくなり4月を迎え4月10日に、今年も桜と桃の花を見に、山梨の笛吹市へ出かけ、最初に、山梨県笛吹市石和町川中島のさくら温泉通りの桜を見てから、笛吹川フルーツ公園の桃の花を見に行くと、遠くに雪の富士山が、まるで、桃の花を遠くからのぞいてるかのような感じで、花見に来た、徳川泰平と志保さん、斉藤友和さんと茜さんの4人にほほえみかけてるように見えて、生きる元気をもらった様な気がして、皆笑顔を浮かべ、富士山を拝んでいた。その後、リウマチの斉藤茜さんも90歳まで、長生きしたそうです。【完結】
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