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第8章 第2節 あおい、撃たれる!?~未来人との遭遇
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奏太「あいつは!」
あおい「うう……」
あおいは震えている。先ほど10人に囲まれたときには震えは起きなかったが、あのボルトンという男を見て、今あおいは、とてつもない不安に襲われていた。そして奏太もあおいの異変に気づいた。
「あおいちゃん、大丈夫だ。俺が守ってやる!」
「う、うん」
あおいは奏太に励まされて自分を鼓舞した。右手で握っていた如意棒ペンをぐっと握り、震えながらもあの男をにらみ返した。しかしその瞬間……。
ボルトンが瞬時に左手をあおいに向けたとき、中指の指輪から光線が走った。
「きゃ!」
光線はあおいの右手に持っていた如意棒ペンに見事に命中し、如意棒ペンは遠くに飛ばされてしまった。
「安心しろ、女のガキは生かしておく。きさまにはいろいろ聞かなくてはならないからな」
いきなり光線銃を撃ってきた容赦のなさそうなボルトンに、奏太も青ざめている。するとさきほどの班長のカルが叫んだ。
「ほほほ、あなたたち。もうおしまいですよ!」
奏太「おまえ、もう目を覚ましていたのか!」
「お聞きなさい。ボルトン部隊長は私と違って容赦しませんよ。あなたたちは終わりなのです!」
奏太「うるさい、おまえは黙っていろ!」
ポカッ
奏太はカルの頭をこつんと殴った。なんとカルはまた気絶してしまったのだ。
奏太「なんだよ、こいつは。軽く殴っただけなのにもう気絶か。タイムポリスって、威勢だけで弱っちい奴らだな」
「ふん、そんな軟弱な奴はもうタイムポリスにはいらん」
ボルトンはさらに二人に話しかけた。
「おい女のガキ。きさまを捕まえる前に、一つ質問がある。さっきのペンはどこで手に入れた?」
あおいはガタガタ震えて答えられなかったので、奏太が代わりに答えた。
「なんで今、来たばかりのおまえがペンのこと、知っているんだ!」
「このメガネは通信機になっているんでな。ここで何が起こったか、おおよそのことはわかっている」
「おまえなんかに誰が教えるか!」
「おまえは黙っていろ! 話があるのは女の方だ! 答えろ、答えなければ撃つぞ! ガキの女、おまえはどこの国の者か? 何をしにこの時代にやってきた」
あおいは声を震えながら答えた。
「どこの国かって、あたしは日本人よ。それにこの時代にやって来たって意味がわからない……」
「とぼけるな! 歴史を変えることは問答無用で極刑だ!」。
奏太があおいの代わりに質問した。
奏太「極刑って……あおいが一体、なにをしたというのだ!」
ボルトン「人類の平和を脅かした罪だ」
あおい「言っている意味がわからない……」
ボルトン「とぼけるな! おまえはガドムの手の者だろ!」
あおい「ガドムなんてあたし、本当にしらない……」
奏太「あおいだって知らないって言ってるぞ。他の誰かと勘違いしているんじゃないかい、いかれたおっさんよ!」
ボルトン「男のガキ、おまえは黙っていろ! 女のガキは捕まえて、連邦裁判にかける!」
そして男のガキ、おまえも共犯だ。だがおまえは、亡き者にしてもいっこうに構わないんだよな」
男はすかさず左腕をあげ、拳を奏太に向けた。
あおい「は!」
ボルトン部隊長が、中指にはめてある指輪から光線が放たれようとした瞬間、あおいは奏太の前に出た。今、あおいは心で思っている。
(奏太、もう二度と君を死なせたりしない、絶対に死なせるもんかあ!)
そのとき、あおいの首元につけていたペンダントの宝石からまばゆい光が放った。
ボルトンは謎の光でまぶしくなり、思わず目を瞑った。
ボルトン「なんだ、この光は……」
しかしボルトンが撃った光線は、あおいの胸にすでに命中していた。あおいは、その場で倒れてしまった。
ボルトン「なんだ、今の光は……しかし手ごたえは確かにあったぞ」
ボルトンは謎の光の疑問は残ったが、命中した手ごたえがあったので、光のことはすぐに忘れてしまった。しかしボルトンが命中させたのは奏太でなく、あおいだったことに気づいた。
「ちっ、しくじったか」
奏太は倒れているあおいを抱えた。
「あおいちゃん! あおいちゃん!」
意識が朦朧単語としているあおいは、奏太に語りかけた。
「そうた、よかった……無事だったんだね……」
「なに言ってんだよ、あおいちゃん。撃たれたのは君の方だよ」
あおいは意識が次第になくなっていくなか、奏太に向かって笑った。
「あおいちゃん、どうして君は……命をかけてまで俺を助けるんだ」
「奏太がいない世界……あたし……もう堪えられないから……」
「それ、どういう意味なの?」
あおいに力がなくなっていき、手がだらんとしてしまった。
「あおいちゃん、もう無理にしゃべらなくていいよ。すぐ、救急車を呼ぶからね……」
しかしあおいは、意識がなくなりかけていた。
あおいは最後の力を振り絞って、一言だけ声をかけた。
「奏太、あいして……」
「え、聞こえなかったよ、あおいちゃん……」
あおいは完全に意識がなくなってしまった。
「あおいちゃーん!!」
奏太は叫んだ。
「き、きさまー。あおいちゃんをよくもー」
奏太は怒りの頂点だった。
「ち、しくじったか。本当は女のガキは生かすつもりだったがな。まあいい、代わりにおまえを生かしておく」
「何を偉そうに言ってるんだよ、きさま」
「おまえは歴史を変えてしまった張本人と深く接した。代わりにおまえからすべてしゃべってもらうからな。そしてすべてを聞き取れたら、おまえには消えてもらう」
ボルトンは、指で光線銃のパワーレベルを殺傷レベルから気絶レベルに調整した。
「貴様にはしばらく眠ってもらう」
ボルトンは、奏太に光線銃を向けた。今にも中指の指輪から光線が発射されようとした瞬間、一人の男がボルトンに体当たりした。
「やめてください! ボルトン部隊長!」
体当たりの影響で、光線は上空に軌道がそれてしまった。
現れた男は、タイムポリスの隊員、アナンだった。
ボルトン「アナン、なぜ止める!」
アナン「そこの君、彼女は気を失ってるだけです!」
奏太「え……」
アナン「今すぐ、その女性を連れて逃げてください!」
ボルトン「そんなはずはない、殺傷レベルで撃ったからな」
アナン「いえ、なぜかはわかりませんが、彼女は生きています」
アナンは、装着しているメガネに触れて、あおいの生命レベルを検知していた。
ボルトン「そうか、おまえのメガネは、生命反応まで認知できるんだったな」
奏太はあおいを抱えて逃げ出した。
ボルトン「それならば、もう一度、あのガキの女を捕まえるだけだ。男のガキは亡き者にするだけだ」
ボルトンは再び光線銃のパワーを気絶レベルから殺傷レベルに引き上げ、奏太に対して撃つ構えをした。アナンは奏太に声をかける。
アナン「早くここから逃げてください!」
ボルトンが奏太を撃とうとした時、アナンはボルトンの前に立ち、アナンも光線銃を撃つ構えをとった。
ボルトン「アナン、きさま、なぜ裏切った?」
アナン「ボルトン部隊長、彼女たちはガドムの手の者とは一切関係ないと思います。それに少なくとも彼女が、私たちと同じ24世紀からやってきた確証はまだ何もありません」
ボルトン「馬鹿をいえ。連邦防衛軍の許可なしで、タイムマシンを使用した時点で、テロ行為と同じになるんだ。それに一般人だと、あのペンは十分に武器ではないか。タイムポリス隊員があの武器でみんなやられた。一般人があのような最新鋭の武器をもてるわけはない!」
アナン「ただの護身用のアイテムかもしれないですよ。ここに倒れている隊員だって全員、気絶しているだけですよ」
ボルトン「気絶しているとはいえ、タイムポリス隊員のほとんどが倒された。もう立派な重罪行為だ」
アナンは、あおいが使っていたペンを拾い、このペンを調べた。
アナン「これは、人を殺傷する能力はないですよ。とても武器と言えるものではありません」
ボルトン「テロに屈してはいかんのだ!」
アナン「彼女が諜報員だという証拠はまるでないでしょう! もっと確実な証拠を出してください!」
ボルトン「おまえ、なにをいってるんだ? これはすでに連邦防衛軍で決まったことだぞ」
アナン「それは相手がガドムだったらでしょう。どう見ても一般人にしか見えないじゃないですか!」
アナンは、メガネの通信機能でこの場で起きたすべての会話を聞いていたのだ。
ボルトン「ガドム以外の国家の者が、タイムワープをできるわけないだろうが!」
アナン「彼女がなぜこの時代にワープしたかはわかりませんが、少なくとも地球侵略や征服の意図なんて、これっぽっちも考えてないですよ! そんなことすら、わからないんですか!」
ボルトン「どけ!」
アナン「どきません!」
ボルトン「ちっ!」
ボルトン「おまえも軍律違反で取り押さえるぞ!」
アナン「私は、証拠を見せてくださいと言っているだけです! 何もないではないですか!」
アナンはきっとした表情でボルトン部隊長を睨にらみ付けた。
アナン「私は自分の判断で、彼女たちの真相を調べます、総監にはそう伝えてください。それとカルヴァン名誉会長にも伝えてください」
カルヴァン会長とは前研究所所長であり、未来ではタイムマシンを開発した第一人者として知られている。カルヴァン会長がいなければタイムマシンは完成できなかったと言われている。そしてアナンは、カルヴァン会長の孫でもあった。
あおい「うう……」
あおいは震えている。先ほど10人に囲まれたときには震えは起きなかったが、あのボルトンという男を見て、今あおいは、とてつもない不安に襲われていた。そして奏太もあおいの異変に気づいた。
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「う、うん」
あおいは奏太に励まされて自分を鼓舞した。右手で握っていた如意棒ペンをぐっと握り、震えながらもあの男をにらみ返した。しかしその瞬間……。
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「きゃ!」
光線はあおいの右手に持っていた如意棒ペンに見事に命中し、如意棒ペンは遠くに飛ばされてしまった。
「安心しろ、女のガキは生かしておく。きさまにはいろいろ聞かなくてはならないからな」
いきなり光線銃を撃ってきた容赦のなさそうなボルトンに、奏太も青ざめている。するとさきほどの班長のカルが叫んだ。
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奏太「おまえ、もう目を覚ましていたのか!」
「お聞きなさい。ボルトン部隊長は私と違って容赦しませんよ。あなたたちは終わりなのです!」
奏太「うるさい、おまえは黙っていろ!」
ポカッ
奏太はカルの頭をこつんと殴った。なんとカルはまた気絶してしまったのだ。
奏太「なんだよ、こいつは。軽く殴っただけなのにもう気絶か。タイムポリスって、威勢だけで弱っちい奴らだな」
「ふん、そんな軟弱な奴はもうタイムポリスにはいらん」
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あおいはガタガタ震えて答えられなかったので、奏太が代わりに答えた。
「なんで今、来たばかりのおまえがペンのこと、知っているんだ!」
「このメガネは通信機になっているんでな。ここで何が起こったか、おおよそのことはわかっている」
「おまえなんかに誰が教えるか!」
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あおいは声を震えながら答えた。
「どこの国かって、あたしは日本人よ。それにこの時代にやって来たって意味がわからない……」
「とぼけるな! 歴史を変えることは問答無用で極刑だ!」。
奏太があおいの代わりに質問した。
奏太「極刑って……あおいが一体、なにをしたというのだ!」
ボルトン「人類の平和を脅かした罪だ」
あおい「言っている意味がわからない……」
ボルトン「とぼけるな! おまえはガドムの手の者だろ!」
あおい「ガドムなんてあたし、本当にしらない……」
奏太「あおいだって知らないって言ってるぞ。他の誰かと勘違いしているんじゃないかい、いかれたおっさんよ!」
ボルトン「男のガキ、おまえは黙っていろ! 女のガキは捕まえて、連邦裁判にかける!」
そして男のガキ、おまえも共犯だ。だがおまえは、亡き者にしてもいっこうに構わないんだよな」
男はすかさず左腕をあげ、拳を奏太に向けた。
あおい「は!」
ボルトン部隊長が、中指にはめてある指輪から光線が放たれようとした瞬間、あおいは奏太の前に出た。今、あおいは心で思っている。
(奏太、もう二度と君を死なせたりしない、絶対に死なせるもんかあ!)
そのとき、あおいの首元につけていたペンダントの宝石からまばゆい光が放った。
ボルトンは謎の光でまぶしくなり、思わず目を瞑った。
ボルトン「なんだ、この光は……」
しかしボルトンが撃った光線は、あおいの胸にすでに命中していた。あおいは、その場で倒れてしまった。
ボルトン「なんだ、今の光は……しかし手ごたえは確かにあったぞ」
ボルトンは謎の光の疑問は残ったが、命中した手ごたえがあったので、光のことはすぐに忘れてしまった。しかしボルトンが命中させたのは奏太でなく、あおいだったことに気づいた。
「ちっ、しくじったか」
奏太は倒れているあおいを抱えた。
「あおいちゃん! あおいちゃん!」
意識が朦朧単語としているあおいは、奏太に語りかけた。
「そうた、よかった……無事だったんだね……」
「なに言ってんだよ、あおいちゃん。撃たれたのは君の方だよ」
あおいは意識が次第になくなっていくなか、奏太に向かって笑った。
「あおいちゃん、どうして君は……命をかけてまで俺を助けるんだ」
「奏太がいない世界……あたし……もう堪えられないから……」
「それ、どういう意味なの?」
あおいに力がなくなっていき、手がだらんとしてしまった。
「あおいちゃん、もう無理にしゃべらなくていいよ。すぐ、救急車を呼ぶからね……」
しかしあおいは、意識がなくなりかけていた。
あおいは最後の力を振り絞って、一言だけ声をかけた。
「奏太、あいして……」
「え、聞こえなかったよ、あおいちゃん……」
あおいは完全に意識がなくなってしまった。
「あおいちゃーん!!」
奏太は叫んだ。
「き、きさまー。あおいちゃんをよくもー」
奏太は怒りの頂点だった。
「ち、しくじったか。本当は女のガキは生かすつもりだったがな。まあいい、代わりにおまえを生かしておく」
「何を偉そうに言ってるんだよ、きさま」
「おまえは歴史を変えてしまった張本人と深く接した。代わりにおまえからすべてしゃべってもらうからな。そしてすべてを聞き取れたら、おまえには消えてもらう」
ボルトンは、指で光線銃のパワーレベルを殺傷レベルから気絶レベルに調整した。
「貴様にはしばらく眠ってもらう」
ボルトンは、奏太に光線銃を向けた。今にも中指の指輪から光線が発射されようとした瞬間、一人の男がボルトンに体当たりした。
「やめてください! ボルトン部隊長!」
体当たりの影響で、光線は上空に軌道がそれてしまった。
現れた男は、タイムポリスの隊員、アナンだった。
ボルトン「アナン、なぜ止める!」
アナン「そこの君、彼女は気を失ってるだけです!」
奏太「え……」
アナン「今すぐ、その女性を連れて逃げてください!」
ボルトン「そんなはずはない、殺傷レベルで撃ったからな」
アナン「いえ、なぜかはわかりませんが、彼女は生きています」
アナンは、装着しているメガネに触れて、あおいの生命レベルを検知していた。
ボルトン「そうか、おまえのメガネは、生命反応まで認知できるんだったな」
奏太はあおいを抱えて逃げ出した。
ボルトン「それならば、もう一度、あのガキの女を捕まえるだけだ。男のガキは亡き者にするだけだ」
ボルトンは再び光線銃のパワーを気絶レベルから殺傷レベルに引き上げ、奏太に対して撃つ構えをした。アナンは奏太に声をかける。
アナン「早くここから逃げてください!」
ボルトンが奏太を撃とうとした時、アナンはボルトンの前に立ち、アナンも光線銃を撃つ構えをとった。
ボルトン「アナン、きさま、なぜ裏切った?」
アナン「ボルトン部隊長、彼女たちはガドムの手の者とは一切関係ないと思います。それに少なくとも彼女が、私たちと同じ24世紀からやってきた確証はまだ何もありません」
ボルトン「馬鹿をいえ。連邦防衛軍の許可なしで、タイムマシンを使用した時点で、テロ行為と同じになるんだ。それに一般人だと、あのペンは十分に武器ではないか。タイムポリス隊員があの武器でみんなやられた。一般人があのような最新鋭の武器をもてるわけはない!」
アナン「ただの護身用のアイテムかもしれないですよ。ここに倒れている隊員だって全員、気絶しているだけですよ」
ボルトン「気絶しているとはいえ、タイムポリス隊員のほとんどが倒された。もう立派な重罪行為だ」
アナンは、あおいが使っていたペンを拾い、このペンを調べた。
アナン「これは、人を殺傷する能力はないですよ。とても武器と言えるものではありません」
ボルトン「テロに屈してはいかんのだ!」
アナン「彼女が諜報員だという証拠はまるでないでしょう! もっと確実な証拠を出してください!」
ボルトン「おまえ、なにをいってるんだ? これはすでに連邦防衛軍で決まったことだぞ」
アナン「それは相手がガドムだったらでしょう。どう見ても一般人にしか見えないじゃないですか!」
アナンは、メガネの通信機能でこの場で起きたすべての会話を聞いていたのだ。
ボルトン「ガドム以外の国家の者が、タイムワープをできるわけないだろうが!」
アナン「彼女がなぜこの時代にワープしたかはわかりませんが、少なくとも地球侵略や征服の意図なんて、これっぽっちも考えてないですよ! そんなことすら、わからないんですか!」
ボルトン「どけ!」
アナン「どきません!」
ボルトン「ちっ!」
ボルトン「おまえも軍律違反で取り押さえるぞ!」
アナン「私は、証拠を見せてくださいと言っているだけです! 何もないではないですか!」
アナンはきっとした表情でボルトン部隊長を睨にらみ付けた。
アナン「私は自分の判断で、彼女たちの真相を調べます、総監にはそう伝えてください。それとカルヴァン名誉会長にも伝えてください」
カルヴァン会長とは前研究所所長であり、未来ではタイムマシンを開発した第一人者として知られている。カルヴァン会長がいなければタイムマシンは完成できなかったと言われている。そしてアナンは、カルヴァン会長の孫でもあった。
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