大魔法学校の落ちこぼれは、ざまぁの果てに花嫁になりますっっ♡

槇木 五泉(Maki Izumi)

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魔法回路の強化

魔法回路の強化.2 ※

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「……えっ…?…い、いまの…、なに…」
「ユーミルの中に眠っている、生命と活力の源に、ちょっと働きかけたのさ…。ねえ、ユーミル」

 突然、下腹の上の手のひらが滑った。
 そして、真っ白な長い指が、ユーミルの、まだ何の兆しもない雄の茎を絡め取り、ゆっくりと上下に扱き始める。
 他の人に触れられたことはない、まして、自分だって好き好んで触れたりはしない、敏感な場所だ。大きく息を吸い込んで凍り付くユーミルを余所に、グレンはそこを手の中に包んで、大きく揺さぶり始める。

「…ッ、ひ…っ…!そんなこと…、だめ、…だめですっ…!触ったら、だめぇ…っ!」
「駄目なもんか。これから、もーっといっぱい気持ちのいいことをして、回路を活性化させていくんだから。…ふふ、可愛いね。…ここを自分ですること、ある…?」
「ひぁ…っ、…な、…ないです、……あんまり……。…だから、…しちゃだめ…っ!」

 自分自身の手ですらあまり慰めたことのない未熟な茎は、僅かな刺激にも敏感に反応する。たちまちのうちにそこがぐんと漲り、固く、大きく膨れ上がっていくのが、堪らなく恥ずかしい。器用な指先に先端をくりくりと捏ね回され、そこから電気のような強過ぎる痺れが走って、ビクンッ!と腰が浮いた。

「ひあ…ぁ…ン…!」
「……ん、そうだろうねぇ…。やりすぎもよくないけど、キミは、もっと…自分でしてもいい。禁欲的すぎるのも、生命力や活力を殺してしまうことになるからね…。ほら、身体が温かくなってきただろう…?大丈夫、ボクに任せて、本能に従うんだ…。…じゃあ、次は、身体の中から直接、キミの魔法回路を起こしていこうかな…」
「……あ…ぁ、…カラダ、の、ナカ…?」

 今まで、性的な快楽をいうものをそこまで意識せずに生きてきたユーミルにとって、他人の手で身体を触られ、性感を掻き立てられるというのは、全くの未知の体験だった。恥ずかしさと快感で息は上がり、上気した全身が軽く汗ばんでいる。
 しばらく、グレンが何を言ったのかが理解できなかった。そんなユーミルの、大きく開かされた両脚の間に、粘液を纏った細いピンク色の蔓の先が忍び寄り、誰にも触らせたことのない、自分でも触ったことのない中心の孔の縁に、ひたりと触れてくる。信じられない感覚に、ユーミルの全身が更に強張り、ビクンと跳ね上がった。未だ青い蕾の縁に、ぬるぬると粘液を擦り付けるように触手が動く。

「……ひいッ、いや、だめぇ…ッ…!…そんなところ、触っちゃダメぇッ…!」

 くすぐったいような、むずむずと痒いような感覚から逃れようと、必死で腰をくねらせる。だが、ユーミルの必死の抵抗も空しく、ペンの先程に細い、粘液に塗れた触手植物の先端は、蕾んだ穴の中心に狙いを定め、頭をもたげてから、ずぷん!と勢いよくユーミルの中に入ってきたのだ。
 後ろの孔の内側をずるずる這い上って擦られる、未知の感覚がユーミルを襲う。その上、ユーミルが男である証の器官は、まだグレンの手で柔らかく握り締められているのだ。
 前と後ろ、どちらに意識を向けたらいいのか、ユーミルには解らなかった。ねばねばした触手植物の先端は、時折戻りながらも、ユーミルの中を無遠慮にずるずると貫いていく。

「そこ……お…お尻…ッ…!…お尻の中……入っちゃだめッ……、ひあぁ…ンッ、…あ、暴れないでぇ…ッ…!」

 ある程度侵入したところで、まるで芋虫のようにぐねぐねと脈打ち始める不思議な蔓植物の触手は、ユーミルが驚きと緊張できゅっと身体に力を込めると、狭まる粘膜を嫌がって掻き分けるように動きを強めた。

「どう…?男の子は、こうやって性行為をするんだよ…。初めは慣れないかもしれないけど、そのうち、ここでうんと楽しめるようになるからね…」
「そんなぁ…っ…!…っひ、ああぁッ…?!」

 性器ばかりではなく、誰にも暴かれたことのないお尻の穴の中まで、グレンの目の前で暴かれてしまった。
 人間が一番恥ずかしいと思うところを同時に触られ、擦られ、掻き混ぜられて、大きなエメラルド色の眦から涙がぼろぼろと溢れ出す。下半身からせり上がってくる、くすぐったさでも痒さでもない奇妙な感覚の正体がわからず、前後の攻めから身体を逃がそうと腰を捻っていると、不意に、体内に潜り込んだ触手の先が、ぐりんっ!と内壁の一点を押し込んできた。
 その瞬間、その場所から電流にも似た痺れが頭の先までびりびりと突き抜ける。自分の身体に何が起きたのか、ユーミルには全く解らなかった。
 ユーミルが張り上げた声を耳に、グレンが花の唇に置いた笑みを深め、息を零す。

「あぁ、見つけた。そこが、さっき魔力を流し込んだ男の子の性感帯だよ…。意識を集中させて、気持ちいいのを拾ってごらん…?ほら、とんとん、って叩いてあげる」
「…いッ…やっ…!こんなの…し、しらないッ…!…だめ…、中、トントンするの…だめぇッ…!」
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