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鬼女神様
しおりを挟む電車に乗って目的地まで来た。
ホテルを出てからバスに乗ってそれから森を歩いている。
情報によるとこの辺りのはずだ。
気を引きしめる。
落ちた神様は優しいとは限らない。
神様と言う地位をあきらめ人間を貪る者もいた。
正直言えば怖いんだ。
普通は見えるはずもない、神様を救うんだ。
怖がってたらならないし、何より、私はこの仕事を過去の罪滅ぼしだと思ってやっている。
そう、自分の思いを確認していると、茂みの奥に不自然な光を見つけた。
どうやら見つけられたらしい。
しゃがんで目を向ける。
そこには初老の女性がいる。
長い白髪におでこから生える1本の角。
極めつけは乱れた着物から覗く垂れた胸。
やはり、力のある神様の見た目がいい事が多いのはそういう事なのだろうか。
そんな失礼なことを考えつつ、女性に近寄る。
彰「お姉さんのお家はそっちじゃないよ」
女性は少し嫌そうな顔をした。
女性「あんたどこの神主だい?妾のくにに勝手に入るとは」
彰「どこの神主でもない。ただ、お姉さんを救いたいんだ。」
落ちた神様に対しては真っ直ぐ物を伝えると決めている。
じゃないと、自分がしなきゃいけないことを忘れさせてくるから。
女性「神主じゃないだって?そんな嘘が通づるわけないだろう?救うだって?妾の社を壊したのは人間だろう?」
大体の落ちた神様はこうだ。ヒステリックになっていないだけまだマシだろう。
彰「人間は戻れないほどの罪を犯した。けれどお姉さんまで、罪を犯す必要は無い」
女性はゆっくりと近寄ってきた。
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