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行ってきます
しおりを挟む蓮「物を大切にしているんだね。意外だよ。」
蓮さんは行儀悪く椅子に座った。
彰「うん、そうだよ。ん?意外だって?」
蓮「冗談だよ。ところで俺の代わりに原稿書かないかい?」
蓮さんは目を細めて笑ったが、私は知っている。
蓮さんが書かせようとしてる原稿は締切が近いのだと。
彰「悪いけど、明日から出張行ってくるわ」
蓮「…知らなかったのだけど」
彰「今言った」
蓮「行ってらっしゃい。」
頬ずえを着きながらそう言われた。
彰「鬼みたいな神様がいたらしい。それがどうも、女の神様だとか。」
蓮「ほほう?一度はお会いしたいところだね。まあ、俺は原稿とお見合いでもして待ってるよ」
ずるいとでもいいたげな蓮さんはペンを持った。
最近では珍しい、アナログで原稿を仕上げるタイプだ。
物書きと言ってもラノベなどではなく、古めかしいけれどどこか最近のようですごく不思議な話を書くらしい。
まあ、本を見ると眠くなる私には関係の無い話だけれど。
蓮「怪我しないでくれよ?」
蓮さんはニヤリと笑った。
私は蓮さんの部屋から出る。
あの部屋は私には安心しすぎる部屋らしい。
自分の部屋にむかい、急いで荷物をまとめる。
1週間くらいかかるだろうか。
最悪久しぶりの長旅になりそうだと、心が弾んだ。
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