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番外編
7、番になったその後6 ※
しおりを挟む「あっ、あっ、ああああ! も、だめっ」
「俺との約束破ったのは、どうして? どうしてキスをしようとしていたの?」
風呂は大人しく入ったのに、風呂から上がった途端に、俺様司が現れた。そして今に至る。さんざんいろんなところを舐められて、触られて、いじくりこねられて、俺の体力は繋がる前に消耗中だった。
そして今、散々俺の息子をいたぶられて、精を吐き出した後、司はついに俺の後ろを舐めてきた。さすがに初めてのことで驚いた!
「あっ、ソコだめ。やだぁ、」
「そんなことないでしょ、ヒクヒクしているよ、ほら、答えて」
どうしよう。俺とんだ変態だよ、そんなとこ舐められて、やめて欲しいって言葉では言っても、気持ち良すぎてたまらなくて、もっとって言っちゃいそうで怖い。変態の番は変態?
「んんっ、だって、だってキス一つで櫻井のトラウマがなくなって、それで幸せになれるなら、俺とのことをきちんとおわらせ、あっ、ああああ、やっ」
ぴちゃぴちゃと舐めていたと思ったら、今度は舌をねじ込んできた。
「終わらせて、なに?」
「はっ、それ、だめっ! イクっイっちゃう! もうだめ、そこ入れないでぇ!」
「んっ、無理。蜜出てきた。本当は挿れて欲しいんでしょ」
こいつめ! 番になる前一度だけ同じことされて、その時は泣いてやめてってお願いした。だから寸止めだったけど。今はその先にたどり着いている。まさかの舌までねじ込んでくるなんて!
だって、だって、そこは、汚いだろ? 司のツカサくんが出入りする分には、まあ仕方ないにしても、キスしたりご飯食べたりするお口をそこになんて、うえっ! って思った。けど、思いのほか気持ちよすぎてやめてほしくもないって俺もいる。
だけど司をこれ以上変態に育てるわけにはいかない。なんでそんなとこを舐めたがるかな? こいつマジでワンコ通り越して変態ストーカーじゃねぇか? 番にするという選択肢間違えたか?
「や、入れるなら、司のを挿れて欲しい」
もう辛いよ、さっきから体の隅々。足の指まで舐めてきて、とにかく舐めっぱなしなのに、肝心の司は俺に挿入しようともしない。
「お、おねがいっ、司っ、司が欲しいの!」
「俺の何が欲しいの?」
その間も指を入れてきてクチュクチュ入り口付近をソワソワと摩る。
「あああっっ! 司の、司の、ち、ち、ちん、ぽ。が欲しいっ。クソっ、挿れろよ、この野郎!」
「くっ、言葉悪すぎ。もう少しじらしたかったけど、もう悪いことしないって誓える? 誓えるなら正樹が欲しがっているモノあげる」
司の顔がしたばかり向いていた顔が、ついに俺の顔の近くに来た。はやく、俺にキスをしてよ。あっ、こいつ今俺のあそこを、ちょっとやだな。
「誓う、誓うから、もう司だけしかキスもしないし、好きじゃない。司、愛してるっ、お願い、そこばっか舐めてないでよ! 好きっ、すき、司が大好きっ」
「くっ、俺の方が限界」
「あっ、んんんん、ああああっっっっ――――」
キスと同時に、後孔に司の剛直が挿ってきた! きもちいいっ、きもちいいっ、もう、気持ちよすぎてだめ。好き、司が好き、愛してる。
「つかさぁ、すき、好きだからぁ――」
「俺も、正樹がたまらなく好きっ、ああ、きもちいいっ、正樹っ!」
「あっ、あっ、あっ、いい、イイッ司!」
司が俺の口の中では舌を器用に動かして気持ちよく動いている。唾液が交わり、司のソレを当たり前のように飲み込む。そして、後孔の中では愛すべき司の分身が自由に行き来している。指は俺の胸の突起を掴み、もう一つの手は俺の息子を握り、器用に四点攻めをこなしているアルファの能力に、俺はもうメロメロだった。
「好きっ、すきっ。あいしてる! つかさぁ、あん、あっ」
「正樹っ、愛してる。もう二度と離さない!」
「あっ、イクっ、あああ」
「出すよ、正樹、あいしてるっ、くうっ!」
俺は必死でよく覚えてないけど、司が可愛い声をだして俺の中に吐き出してくれた。それだけで俺は心も体も満たされた。
ほんと、好き、司が好きでたまらない……変態だけど。
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