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第三章 第四部
母親?
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「そういうわけで原因を調べに来たのですが、この森の中に木の精霊は他にはいないようです。何か心当たりはありませんか?」
《そうですね……あらためて考えますと、以前は感じなかったこの感覚は何でしょう。今でもじわじわと幹を弄ばれているような、少しずつ枝葉を撫でられているような、ずっと愛撫されているような、そのような感覚があります。あっ、あんっ……》
「ひょっとして、この森から魔素を吸い出していることと関係がありますか?」
僕はこの木の精霊に、大森林の魔素が異様に増やされたこと。それによって強い魔獣が溢れてしまうこと。その対策として魔素を吸い出して魔力に変換して使っていることを伝えた。
《なるほど。たしかにある時……そうですね、少しお待ちください……人の暦で言えば三〇〇〇年ほど前でしょうか、あなた様が魔素と呼ぶものがいきなり増えた気がします》
「それで具合が悪くなったりはしませんか?」
《それはありません。ですが、言われてみればそれ以降、たしかに魔獣の数が増えましたね。おかげで移動ですることも簡単にはできなくなりました》
数百年どころの話ではなく三〇〇〇年だった。それならこの国ができるずっと前の話か。
「精霊なら姿を消して移動できるのでは?」
《我々木の精霊は、木に宿るか、それとも実体化して外を出歩くかのどちらかです。風の精霊たちとは違って、姿を消したり精霊界に戻ることはできません。あなた様のようなエルフ、あるいはドワーフや妖精に近い存在なのです。実体化すればあまりにも弱い存在ですので、ここから下手に動けなくなっています。そのため、宿っている木の寿命が近付けば近くの木に宿り直すというのを繰り返しています》
ああ、それでこの周辺だけ木がなかったのか。
「そういうことですか。ああそれで、去年からこのような筒を使って魔素を吸い取っているんですが、このあたりにも来ていますか?」
《あ、それは!》
「見ましたか?」
《どれくらい前かは覚えていませんが、いきなり転がってきたかと思えば、私の幹を登ってきました》
「少し調べてもいいですか?」
《ええ、お願いします》
あれが幹を登るのか。カローラが作った自動移動式魔素吸引丸太。あちこちに撒いたそうなので、この近くにも来ていたのかもしれない。
《ええっと……あ、もう少し上です。あ、そ、そこっ、中を! もっとその奥をっ!》
「変な声を出さないください」
よく見ると、この木の幹の地上から一〇メートルほどのところにある、狭い洞に入り込んでいる。これは魔素が多いところに向かって進んでいくから、頑張ってここまで転がってきたんだね。
「今から外しますね。よっ」
《あっ、そ、そこですっ。あ、ああっ、もっとっ……》
「だから静かにしておいてください」
とりあえずはまり込んでいた筒を取り外す。
「これで大丈夫なはずです」
《ふうっ……。それが私の体を蹂躙していたのですね》
「おかしな言い方をされても困りますが、とりあえずもうおかしな感触はなくなるはずです。吸い込まれる魔素が木の表面を流れていたようですね」
《あの感覚がなくなるのは残念なようなそうでないような》
「異常がなくなったと思って喜んでください」
《火照りを鎮めてくれませんか?》
「固体炭酸と液体窒素とどちらがいいですか?」
どちらも魔道具で抽出できるからね。少しだけなら作っている。
《少し興味がありますが、枯死しそうなのでやめておきましょう。ところで、私とあなたの間に子供ができたという話ですが、その子はどこにいるのでしょうか?》
「あなたとの子供と言い切れるのかどうか分かりませんが、うちの屋敷にいます」
《その子に会わせていただいてもいいですか?》
「それはかまいませんが……ここまで連れて来たらいいですか?」
《いえ、さすがにそこまでは。私の方から顔を見せます。……よっと》
少し力を入れるような声が聞こえると、木の中から長い緑色の髪をした女性が現れた。何本か頭にツタが生えていて、そこに葉っぱがぶら下がっている。これはやっぱり木の精霊?
「この姿になるのは久しぶりです」
「普段は木の中に?」
「ええ、大半は寝ています。目が覚めたら何があったのかをこの木に聞くことにしています。そうすれば寝ている間のことも分かりますので。ですので目を覚ましたのも久しぶりです」
「便利なものですね」
「ええ。とりあえずこの姿になったことですし、今からもう一人作りませんか?」
「子供の顔を見に行くんでしょ?」
目の毒なので服を着せ、それから屋敷に戻ることにした。
◆ ◆ ◆
「そういうわけで、母親かもしれない人が見つかったから」
「何……ですって?」
ジェナが崩れ落ちるけど、赤ん坊は母親と一緒にいるのが一番だからね。そうそう。それでその木の精霊は自分の赤ん坊かもしれないフォレスタを受け取って眺めている。
「たしかにこの子からは私と同じ波動を感じます。樹液が繋がっていますね」
斬新な表現だけど、そうか、血じゃないんだ。
「私は子供を作ることをした覚えはありませんがが、あなた様は寝ている私に何かなさいましたか?」
「そもそも初めて会ったわけで、むしろこちらが聞きたいんですけど」
「ではこの子はどこにいたのでしょうか?」
「大森林の魔素をその丸太で吸い出して溜める異空間がまずあって、それとは別にその魔素を魔力に変換するための異空間があって、その中に繭が浮いていたんですよね。繭はこれです」
丸太で吸い取った魔素は専用の異空間に溜められる。そこから別の異空間に移動させてそこで魔素から魔力に変換する。フォレスタがいたのはその部屋。そこからまた別の異空間に魔力を移し、そこで行き先を振り分ける。これまで行き先はユーヴィ市の総合ギルドだけだったから振り分ける必要はなかったけど、今は新ユーヴィ市と旧ユーヴィ市にも魔力が送られている。わざわざこうしているのは、全部を一つにまとめてしまうと、ちょっとした修正だけでも大変な手間になるから。
キヴィオ市は新旧合わせて二万二〇〇〇人以上だから、利用者数はユーヴィ男爵領全体の七〇〇〇人と比べれば圧倒的に多い。今のところは新旧のユーヴィ市だけになっているけど、いずれもっと広がれば、一〇万人規模で使われる可能性もある。もちろん利用者数が増えれば燃料箱をどうするかという問題もあるので、今のところは不必要に広めるつもりはない。それに裕福な人なら魔石をいくらでも用意できるから、うちのシステムを使わなくても問題ないんだよね。このシステムは市民生活の底上げのために使われるものだから。要するに魔道具が普及するまでの繋ぎになる。
「……そうですね。考えられるとすれば……少し前からあの丸太は私の大切なところを執拗に撫で回していましたので……」
「洞に入り込んでましたね」
「はい。その心地よさに身を委ねていました。私の体が嬲られ、興奮とともに発せられた魔力が分解されて魔素という物質に戻ったところ、その丸太がまるで舐め取るかのように吸い込んでまた魔力に変わり、あなた様の体から発せられる魔力と、まるで雄しべと雌しべのように絡み合った結果、この子が生まれたとしか思えません」
「……どうしてわざわざそういう言い方をするんですか?」
わざと卑猥に言っているよね。
「木の精霊は男性を惑わして精気を吸い取るのが本分です。それにしても、私に子供ですか……。私も木の精霊である前に一人の牝だったということですね、あなた様」
「その言い方はやめてください。僕が口説き落としたみたいになるから」
「閣下に嬲られる……。なんてうらやましい……」
「嬲ってないから」
みんなが揃ったらまた説明かな。
「さすが旦那様ですね。私も長く生きておりますが、魔力だけで精霊との間に子を成したという話はおとぎ話でも聞いたことがございません」
「成す成さないの前に、木の精霊と会ったこともなかったから、僕にはどうしようもないよね?」
いきなり「あなたの子よ。責任を取って」と、酔った勢いでできた子供を突きつけられた先輩とは話が違う。
「ところでケネス、木の精霊のままでは呼びにくくありませんか? 彼女にふさわしい名前を付けてはどうでしょうか? 彼女は『あなた様』と呼びかけていますので、配下として扱うべきです」
「はい、ぜひ僕に相応しい名をお与えください」
「僕って……。そう言えば、いつの間にかあなた様って呼ばれてたけど、どうして僕なの?」
「大変美味な魔力と精力をお持ちのようですので、近くで吸わせていただければと思います」
「吸わせてって……。うーん、名前ねえ……」
木の精霊、木、樹木、森。
「それじゃ、名前はフロレスタ。僕の知っている言語で『森』を表す単語」
たしかポルトガル語だね。フォレスタはイタリア語だった気がする。
「ではあなた様の僕として、お側に置いていただきたく思います。あの木を宿木としてもよろしいでしょうか?」
フロレスタが指したのは庭に生えている一本の常緑樹。前からある木で、領主邸の目印にもなっている。
「それはいいけど、大森林のあの木はどうするの? あれがないと困らない?」
「いえ、あれは単に宿っていただけの木ですので、なくても問題ありません。私はここに存在していますので」
「あ、そうなんだ」
「体を休めるためには木が必要ですが、なくてもどうにでもなります。人にとっての家と同じようなものです」
とりあえずフロレスタは領主邸の庭にいて、それでもたまに僕と一緒に大森林にある前の家(?)をチェックしに行くことになった。庭にいるならレジスと仲良くやってくれればいいと思う。レジスはほとんど寝ているけどね。
─────────────────────
ケネスへの呼びかけ
リゼッタ:ケネス
カロリッタ:マスター
エリー:旦那様
ミシェル:パパ
マイカ:先輩
マリアン:お前様
セラ:先生
キラ:先生
カローラ:ご主人様
マノン:あなた
ジェナ:閣下
エルケ:お兄ちゃん
マリー:兄さん
フロレスタ:あなた様←NEW
《そうですね……あらためて考えますと、以前は感じなかったこの感覚は何でしょう。今でもじわじわと幹を弄ばれているような、少しずつ枝葉を撫でられているような、ずっと愛撫されているような、そのような感覚があります。あっ、あんっ……》
「ひょっとして、この森から魔素を吸い出していることと関係がありますか?」
僕はこの木の精霊に、大森林の魔素が異様に増やされたこと。それによって強い魔獣が溢れてしまうこと。その対策として魔素を吸い出して魔力に変換して使っていることを伝えた。
《なるほど。たしかにある時……そうですね、少しお待ちください……人の暦で言えば三〇〇〇年ほど前でしょうか、あなた様が魔素と呼ぶものがいきなり増えた気がします》
「それで具合が悪くなったりはしませんか?」
《それはありません。ですが、言われてみればそれ以降、たしかに魔獣の数が増えましたね。おかげで移動ですることも簡単にはできなくなりました》
数百年どころの話ではなく三〇〇〇年だった。それならこの国ができるずっと前の話か。
「精霊なら姿を消して移動できるのでは?」
《我々木の精霊は、木に宿るか、それとも実体化して外を出歩くかのどちらかです。風の精霊たちとは違って、姿を消したり精霊界に戻ることはできません。あなた様のようなエルフ、あるいはドワーフや妖精に近い存在なのです。実体化すればあまりにも弱い存在ですので、ここから下手に動けなくなっています。そのため、宿っている木の寿命が近付けば近くの木に宿り直すというのを繰り返しています》
ああ、それでこの周辺だけ木がなかったのか。
「そういうことですか。ああそれで、去年からこのような筒を使って魔素を吸い取っているんですが、このあたりにも来ていますか?」
《あ、それは!》
「見ましたか?」
《どれくらい前かは覚えていませんが、いきなり転がってきたかと思えば、私の幹を登ってきました》
「少し調べてもいいですか?」
《ええ、お願いします》
あれが幹を登るのか。カローラが作った自動移動式魔素吸引丸太。あちこちに撒いたそうなので、この近くにも来ていたのかもしれない。
《ええっと……あ、もう少し上です。あ、そ、そこっ、中を! もっとその奥をっ!》
「変な声を出さないください」
よく見ると、この木の幹の地上から一〇メートルほどのところにある、狭い洞に入り込んでいる。これは魔素が多いところに向かって進んでいくから、頑張ってここまで転がってきたんだね。
「今から外しますね。よっ」
《あっ、そ、そこですっ。あ、ああっ、もっとっ……》
「だから静かにしておいてください」
とりあえずはまり込んでいた筒を取り外す。
「これで大丈夫なはずです」
《ふうっ……。それが私の体を蹂躙していたのですね》
「おかしな言い方をされても困りますが、とりあえずもうおかしな感触はなくなるはずです。吸い込まれる魔素が木の表面を流れていたようですね」
《あの感覚がなくなるのは残念なようなそうでないような》
「異常がなくなったと思って喜んでください」
《火照りを鎮めてくれませんか?》
「固体炭酸と液体窒素とどちらがいいですか?」
どちらも魔道具で抽出できるからね。少しだけなら作っている。
《少し興味がありますが、枯死しそうなのでやめておきましょう。ところで、私とあなたの間に子供ができたという話ですが、その子はどこにいるのでしょうか?》
「あなたとの子供と言い切れるのかどうか分かりませんが、うちの屋敷にいます」
《その子に会わせていただいてもいいですか?》
「それはかまいませんが……ここまで連れて来たらいいですか?」
《いえ、さすがにそこまでは。私の方から顔を見せます。……よっと》
少し力を入れるような声が聞こえると、木の中から長い緑色の髪をした女性が現れた。何本か頭にツタが生えていて、そこに葉っぱがぶら下がっている。これはやっぱり木の精霊?
「この姿になるのは久しぶりです」
「普段は木の中に?」
「ええ、大半は寝ています。目が覚めたら何があったのかをこの木に聞くことにしています。そうすれば寝ている間のことも分かりますので。ですので目を覚ましたのも久しぶりです」
「便利なものですね」
「ええ。とりあえずこの姿になったことですし、今からもう一人作りませんか?」
「子供の顔を見に行くんでしょ?」
目の毒なので服を着せ、それから屋敷に戻ることにした。
◆ ◆ ◆
「そういうわけで、母親かもしれない人が見つかったから」
「何……ですって?」
ジェナが崩れ落ちるけど、赤ん坊は母親と一緒にいるのが一番だからね。そうそう。それでその木の精霊は自分の赤ん坊かもしれないフォレスタを受け取って眺めている。
「たしかにこの子からは私と同じ波動を感じます。樹液が繋がっていますね」
斬新な表現だけど、そうか、血じゃないんだ。
「私は子供を作ることをした覚えはありませんがが、あなた様は寝ている私に何かなさいましたか?」
「そもそも初めて会ったわけで、むしろこちらが聞きたいんですけど」
「ではこの子はどこにいたのでしょうか?」
「大森林の魔素をその丸太で吸い出して溜める異空間がまずあって、それとは別にその魔素を魔力に変換するための異空間があって、その中に繭が浮いていたんですよね。繭はこれです」
丸太で吸い取った魔素は専用の異空間に溜められる。そこから別の異空間に移動させてそこで魔素から魔力に変換する。フォレスタがいたのはその部屋。そこからまた別の異空間に魔力を移し、そこで行き先を振り分ける。これまで行き先はユーヴィ市の総合ギルドだけだったから振り分ける必要はなかったけど、今は新ユーヴィ市と旧ユーヴィ市にも魔力が送られている。わざわざこうしているのは、全部を一つにまとめてしまうと、ちょっとした修正だけでも大変な手間になるから。
キヴィオ市は新旧合わせて二万二〇〇〇人以上だから、利用者数はユーヴィ男爵領全体の七〇〇〇人と比べれば圧倒的に多い。今のところは新旧のユーヴィ市だけになっているけど、いずれもっと広がれば、一〇万人規模で使われる可能性もある。もちろん利用者数が増えれば燃料箱をどうするかという問題もあるので、今のところは不必要に広めるつもりはない。それに裕福な人なら魔石をいくらでも用意できるから、うちのシステムを使わなくても問題ないんだよね。このシステムは市民生活の底上げのために使われるものだから。要するに魔道具が普及するまでの繋ぎになる。
「……そうですね。考えられるとすれば……少し前からあの丸太は私の大切なところを執拗に撫で回していましたので……」
「洞に入り込んでましたね」
「はい。その心地よさに身を委ねていました。私の体が嬲られ、興奮とともに発せられた魔力が分解されて魔素という物質に戻ったところ、その丸太がまるで舐め取るかのように吸い込んでまた魔力に変わり、あなた様の体から発せられる魔力と、まるで雄しべと雌しべのように絡み合った結果、この子が生まれたとしか思えません」
「……どうしてわざわざそういう言い方をするんですか?」
わざと卑猥に言っているよね。
「木の精霊は男性を惑わして精気を吸い取るのが本分です。それにしても、私に子供ですか……。私も木の精霊である前に一人の牝だったということですね、あなた様」
「その言い方はやめてください。僕が口説き落としたみたいになるから」
「閣下に嬲られる……。なんてうらやましい……」
「嬲ってないから」
みんなが揃ったらまた説明かな。
「さすが旦那様ですね。私も長く生きておりますが、魔力だけで精霊との間に子を成したという話はおとぎ話でも聞いたことがございません」
「成す成さないの前に、木の精霊と会ったこともなかったから、僕にはどうしようもないよね?」
いきなり「あなたの子よ。責任を取って」と、酔った勢いでできた子供を突きつけられた先輩とは話が違う。
「ところでケネス、木の精霊のままでは呼びにくくありませんか? 彼女にふさわしい名前を付けてはどうでしょうか? 彼女は『あなた様』と呼びかけていますので、配下として扱うべきです」
「はい、ぜひ僕に相応しい名をお与えください」
「僕って……。そう言えば、いつの間にかあなた様って呼ばれてたけど、どうして僕なの?」
「大変美味な魔力と精力をお持ちのようですので、近くで吸わせていただければと思います」
「吸わせてって……。うーん、名前ねえ……」
木の精霊、木、樹木、森。
「それじゃ、名前はフロレスタ。僕の知っている言語で『森』を表す単語」
たしかポルトガル語だね。フォレスタはイタリア語だった気がする。
「ではあなた様の僕として、お側に置いていただきたく思います。あの木を宿木としてもよろしいでしょうか?」
フロレスタが指したのは庭に生えている一本の常緑樹。前からある木で、領主邸の目印にもなっている。
「それはいいけど、大森林のあの木はどうするの? あれがないと困らない?」
「いえ、あれは単に宿っていただけの木ですので、なくても問題ありません。私はここに存在していますので」
「あ、そうなんだ」
「体を休めるためには木が必要ですが、なくてもどうにでもなります。人にとっての家と同じようなものです」
とりあえずフロレスタは領主邸の庭にいて、それでもたまに僕と一緒に大森林にある前の家(?)をチェックしに行くことになった。庭にいるならレジスと仲良くやってくれればいいと思う。レジスはほとんど寝ているけどね。
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ケネスへの呼びかけ
リゼッタ:ケネス
カロリッタ:マスター
エリー:旦那様
ミシェル:パパ
マイカ:先輩
マリアン:お前様
セラ:先生
キラ:先生
カローラ:ご主人様
マノン:あなた
ジェナ:閣下
エルケ:お兄ちゃん
マリー:兄さん
フロレスタ:あなた様←NEW
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