傀儡の御子

お粥定食

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臨時就業

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深夜の夜の闇の中をネオンが光り輝く、下でその建物は今夜も人で賑わっていた。
建物の中は世にも珍しい程の美貌を持つ美青年が舞台の上で
しなやかな均整の取れた肢体を巧みに動かしながら、
ポールダンスをする。
青年の身体には必要以上にボンテージの生地が胸と尻に食い込み、青年が身体を動かす度に青年の身体から飛び散る汗が
珠のように青年の身体を煌めき、光り輝かせる。
客達は青年のあまりにもその美麗な姿に、見惚れており、
客達はまるで憑き物に取り憑かれたかのように、青年の踊る姿を見ていた。
青年「………。」
青年は、そんな客達の視線を苦手な気持ちを持ちながらもこれも生きていく為と半ば、仕方なく思っていた。 

ショーが終わり、舞台の上で青年は客達に丁寧に挨拶をし終え、退場していき、自分の楽屋に戻ると
木花と美花が青年の楽屋の中で待ち構えていた。
青年「あの、木花さんと美花さん?」
木花「お疲れ様オブリー。客達との売春は楽しかった?」
オブリー「お疲れさまです………。」
オブリーは苦々しげに木花に対してそう挨拶をした。
美花「何?珍しくないことでしょ?あなたが男達の事を誘惑して虜にしていたのは事実なんだから、今日も男達の上に跨ってあんあん喘いでいたでしょ?」
オブリー「………あれは。」
美花「また、『したくなかった。』とか言いだすの?」
木花「もう、そろそろ認めなよ。あんたが男狂いの売女だという事を。」
オブリー「……私は。」
オブリーは言い掛けたものの、何も言えなかった。

帰宅
オブリーは家に帰って直様、シャワーを浴び終わったら寝間着に着替えて自分の寝室に戻り、今日あった事を反芻していた。
オブリーの脳内には今日の出来事が鮮明に蘇ってきた。
ポールダンスをして客達の視線を感じ、密かにそれに自分の尻が湿りだした事、
ショーの後客達との乱交で何度も絶頂に達した事、
木花と美花にその事を指摘されて、自身の腹部がじんわりと熱く疼き出した事。
口では何と言ってもオブリーは立派な男娼であった。 
オブリー「…やっぱり私は。」
オブリーは言い掛けて、自分の趣味である絵を描き始めた。
カリッカリッカリッカリッカリッ。
オブリー(今日はカラスが木に留まっているから、カラスを描こう。)
カリッカリッカリッカリッカリッ。
この絵を描いている時だけは自分が、男娼である事を忘れる事が出来る。
オブリーの唯一の楽しい事である。
オブリーは自分が昼は土工、夜は男娼として働いて稼いだお金で筆記用具とペンとスケッチブックを買ってそれらを休日の日に趣味で絵を描いていた。
絵の世界でならどんな辛いことでも忘れさせてくれる、オブリーにとっては貴重で癒やしの時間だった。

コンコン、
自分の部屋の戸をノックする音に、思わず身体をビクつかせたオブリーは憂鬱な表情で声を掛けた。
オブリー「お義姉さん、私にご用でしょうか?」
義姉「オブリー、今日も中々稼いできたじゃない。」
義姉はオブリーの腰に手を回し、オブリーを自身に引き寄せた。
オブリー「お義姉さん、今日はその止めてください。」
オブリーは義姉から遠退こうとしたが、義姉がしっかりとオブリーの腰を掴んで離さなかった。

オブリー「ひっうっくっ。」
オブリーは自身の後孔を義姉にしゃぶられて、嬌声が上がるのを抑える事が出来なかった。
オブリー「ううっくっひっんっ。」
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