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対象的な2人の話 遥兎side
緊張
しおりを挟む「さて、そろそろ続きやるか?」
「うん、やる」
「対戦する?」
「対戦はしない、負けるの見えてるし」
一応、聞いてみたけど断られた
優希は勝負事はあまり好きではないらしい
バラエティーとかの勝負事は仕事上しないといけないからするけど、勝った時も負けた時も平常運転のテンション、こういう時いつも喜んだり悔しがったりするのは竜也と俺、勝ったら喜ぶ、負けたら悔しがるのが普通だと俺は思ってるから、優希を見ると不思議に感じる
「対戦しないならどうするんだ?」
「先に遥兎が投げてるの見てる」
「そうか?ならやるか」
そう言いダーツボード前の立ち位置の場所にたった
……優希が見てると緊張する……いいとこ見せないと……
ダーツを持って投げた、一投目は20のトリプル、二投目は17のシングルだった
やばい調子悪い、いつもなら余裕でブル(中心)が狙えてるのに……頼むから三投目くらいはブルに入ってくれ……
緊張が抜けないまま三投目を投げた
ダーツが放物線を描きながら飛んでいく
トンッと音を立てて刺さればブルに収まってた
ボードのイルミネーションが光る
それを見て少し安心した
「遥兎、緊張でもしてた?」
その一言にドキッとした
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