80 / 138
8章 アレクシアと竜の谷の人々
さぁ!アウラードに帰りますよ!!
しおりを挟む
事情を聞いたアランカルトの目が急に輝き出した。
「では⋯私はミルキルズ様の部下になるんですね!ああ!素晴らしい!!⋯⋯ですがそのお姿は⋯?」
アランカルトは気配でミルキルズだと分かってはいたが、若々しいその姿に驚きを隠せない。
「ちょっと!シアの面倒も見るんでしゅよ!!」
アランカルトが全く別の事で感動しているのを見てプンスカ怒るアレクシアと、そんな愛娘を宥めるルシアード。
「わしの事は先輩と呼ぶんじゃぞ!若造!!」
「はい!誠心誠意、ミルキルズ先輩に忠誠を誓います!」
「馬鹿ちんがーー!!」
牢から出て真っ直ぐにミルキルズの前に跪くアランカルトを見て、アレクシアの怒りに満ちた鉄拳がアランカルトの頭にヒットして彼は崩れ落ちた。
「ほぉ~!さすがわしのひ孫じゃな!!」
「ふん!もしアランカルトがミスしたら先輩のミル爺のお給料を減額でしゅよ!」
アレクシアの怒りを察したミルキルズが拍手をしながら褒めるが逆効果だった。
その後、アランカルトの仲間達も厳重に処罰される事になった。ロウゴイヤ率いる屈強な老戦士による地獄の更生訓練三百年の刑だ。その刑を言い渡された瞬間に彼らは今すぐに殺して下さいと泣いて懇願してきたらしい。アランカルトの両親は誇りだった戦士から強制的に引退させられて、地獄の更生訓練に参加させられる事になった。そしてアランルドも完全に隠居して孫の更生する日を待つ事にした。
そしてアレクシアは約束していたロウゴイヤの亡き妻であるミミアのお墓にやって来ていた。
「ミミアオババ!お久しぶりでしゅね!親友が帰って来まちたよ!」
墓前でそう報告するアレクシアを見ていたロウゴイヤやロウリヤが嬉しくて涙を流していた。
「うぅ⋯ミミア、良かったのう~!わしもこの光景を見れて幸せじゃ!」
「そうですね⋯父上もここにいれば⋯」
ロウリヤは父親であるロウジがずっと心配であった。孫であるロウにも早く会わせてあげたいのに一度も里に帰ってこないのだ。アリアナの死後、魂が抜けた様な父親を心配していたが、いきなり旅に出ると言い出した。その時は少しでも元気になればと軽い気持ちで賛成したのだが、まさかこんなにも音沙汰がないとは思ってもみなかった。
心配だったが、息子であるロウを育てるのとウリドの畑を手伝うのに精一杯で探す事が出来なかった。だが、アリアナが生まれ変わって現れてくれたので、また竜族も、父上にも変化があると信じたいロウリヤはまた奇跡を願うのであった。
一方ランゴンザレスは一足早く帰還する事を報告する為にアウラード帝国に戻り(アレクシアが機嫌悪いから逃げてきたわけじゃないわよ!)、すっかり大人しくなりミルキルズの横にピッタリと張り付いているアランカルトを睨みつつ屋敷に戻って来たアレクシアと一同を迎えたオウメだが、やはりアランカルトを警戒していた。
「お帰りなさいませ。ゆっくりは⋯してられないんですね?」
悲しそうに笑うオウメを抱きしめるアレクシア。
「たまに帰って来ましゅ!オウメの大福は世界一でしゅからね!!」
「ふふ⋯それは作り甲斐があります。体に気をつけてあまり暴れない様にして下さいよ?」
アレクシアを十分に抱きしめた後、オウメはミルキルズの元へ歩いて行く。
「ミルキルズ様、私はあの男が心配です⋯だからちゃんと見張って下さい。貴方が一緒に行く事はもう分かっていましたからそれぐらいの仕事はして下さいよ!」
「ああ、分かっておる!ここだけの話じゃが、彼奴には強力な監視魔法をかけたから何かしようと企んだら直ぐにわしに分かる様にしたんじゃ」
「ふふふ⋯あの子に危害を加えようとしたその時は私が手を下しますわ」
笑いながらも目が一切笑っていないオウメを見て苦笑いするしかないミルキルズだが、足元でアレクシアの五匹の子犬従魔達がブルブルと震えていた。
そして離れた所では魔国国王デズモンドと魔国の大賢者ポーポトスがウロボロスと何やら話していた。それが気になったアレクシアが聞き耳を立てていた。
「本当について行くのか?」ポーポトスがウロボロスを見ながら考え込んでいる。
『ああ、森はあいつらに任せても大丈夫だろうしな。それにアレクシアは俺が制御しないと何をするか分からないし!』
そう言いながら嬉しそうに尻尾を振るウロボロス。
「確かに魔ヒュドラ兄弟なら大丈夫でしょうが⋯あまりライバルが増えるのは気に入りませんので反対です」
『お前は少し遠慮した言い方が出来ないのか?』
弟子の失礼な発言に呆れるウロボロス。
原初の竜に対してもはっきり言うデズモンド。そんな彼も一緒に行くつもり満々だ。魔国は安定しているし、父上や子供達がいるので取り敢えずアウラード帝国に滞在する予定だ。ポーポトスもポーポトスでアレクシアとまた師弟として過ごしたいのだ。そんな魔国組の元へアレクシアがよちよちとやって来た。
「あんた達も来るんでしゅか?」
『そうだ!嬉しいだろ!?』
パタパタとアレクシアの周りを飛び回るウロボロス。
「そのままではダメでしゅよ!!擬態になれましゅか?」
『うっ⋯そうか。じゃあこれならどうだ!!』
そう言って光出したウロボロスは、漆黒の小鳥に擬態した。
「おお!カッコ可愛いでしゅね!!」
『だろ!』
アレクシアに褒められて嬉しそうに飛び回る小鳥のウロボロス。アレクシアの子犬従魔達も大興奮でウロボロスと戯れている。
「父上、そんなわけで大所帯でしゅ。合宿所を作らないとダメでしゅね!シアの庭に作っていいでしゅか?」
「む。そうだな、アレクシアの好きにしろ。だが⋯まずはクリアしなきゃいけない試練があるぞ」
感情をあまり出さないルシアードが、気のせいか少し動揺している様に見える。だがその理由が後に分かり地獄を見ることになる。
荷物をまとめて広場にやって来たアレクシアを里の皆が待っていてくれた。オウメから大福をたくさんもらい、ロウやトトからは宝物の木の実をたくさんもらった。そしてプニとピピデデ兄弟とは泣きながら近いうちの再会を誓った。ウリドはアレクシアが盗む前にたくさんのオレンをくれた。ロウゴイヤ率いる屈強な老戦士達からは何故か胴上げされアウラード帝国に帰る前にあわや死にかけたアレクシアであった。
アランカルトの元へやって来たアランルドは泣いて孫に謝り、手紙と荷物を渡していた。アランカルトは泣いているアランルドに驚いて戸惑っていたが、アレクシアに促されるままに握手をした。
「頑張って来なさい」
「⋯⋯ありがとうございます」
一言だけだったが、少し進歩した事に満足するアレクシアであった。
「あんたの仲間達は軽い刑でシアは不満でしゅが⋯ジジイにも考えがあってだと思うから何も言いましぇん」
「おい、ロウゴイヤ爺達の訓練三百年を甘く見るなよ?」
そこへやって来たゼストがアレクシアに苦言を言う。ゼストはリリノイスに正式に族長代理を言い渡し、当たり前に一緒に行く気満々だ。リリノイスも諦めているのか、胃の辺りをさすりながらやって来たのでアレクシアはそっと静かに合掌した。
「おい嫌味か、馬鹿娘。⋯⋯まぁ、たまには帰って来い。トトが悲しむからな。勝手に舎弟にしたんだ、責任は取れ」
「リリーしゃん!よっ!本当は良い竜!良い男!良い⋯イダっ!」
言いかけてリリノイスに頭をチョップされ、地味に痛くて蹲ったアレクシアを心配する子犬従魔達と小鳥ウロボロス。ルシアードは本気でリリノイスに攻撃を仕掛けるがポーポトスやロウゴイヤ達に止められている。
アランカルトはというと仲間達に下された刑を知りガタガタと震えていた。
「じゃあ⋯シアはまた戻って来ましゅから!皆んな元気でいて下しゃいな!」
またの再会を約束してアレクシアは大所帯を連れてアウラード帝国に戻って行ったのだった。
「では⋯私はミルキルズ様の部下になるんですね!ああ!素晴らしい!!⋯⋯ですがそのお姿は⋯?」
アランカルトは気配でミルキルズだと分かってはいたが、若々しいその姿に驚きを隠せない。
「ちょっと!シアの面倒も見るんでしゅよ!!」
アランカルトが全く別の事で感動しているのを見てプンスカ怒るアレクシアと、そんな愛娘を宥めるルシアード。
「わしの事は先輩と呼ぶんじゃぞ!若造!!」
「はい!誠心誠意、ミルキルズ先輩に忠誠を誓います!」
「馬鹿ちんがーー!!」
牢から出て真っ直ぐにミルキルズの前に跪くアランカルトを見て、アレクシアの怒りに満ちた鉄拳がアランカルトの頭にヒットして彼は崩れ落ちた。
「ほぉ~!さすがわしのひ孫じゃな!!」
「ふん!もしアランカルトがミスしたら先輩のミル爺のお給料を減額でしゅよ!」
アレクシアの怒りを察したミルキルズが拍手をしながら褒めるが逆効果だった。
その後、アランカルトの仲間達も厳重に処罰される事になった。ロウゴイヤ率いる屈強な老戦士による地獄の更生訓練三百年の刑だ。その刑を言い渡された瞬間に彼らは今すぐに殺して下さいと泣いて懇願してきたらしい。アランカルトの両親は誇りだった戦士から強制的に引退させられて、地獄の更生訓練に参加させられる事になった。そしてアランルドも完全に隠居して孫の更生する日を待つ事にした。
そしてアレクシアは約束していたロウゴイヤの亡き妻であるミミアのお墓にやって来ていた。
「ミミアオババ!お久しぶりでしゅね!親友が帰って来まちたよ!」
墓前でそう報告するアレクシアを見ていたロウゴイヤやロウリヤが嬉しくて涙を流していた。
「うぅ⋯ミミア、良かったのう~!わしもこの光景を見れて幸せじゃ!」
「そうですね⋯父上もここにいれば⋯」
ロウリヤは父親であるロウジがずっと心配であった。孫であるロウにも早く会わせてあげたいのに一度も里に帰ってこないのだ。アリアナの死後、魂が抜けた様な父親を心配していたが、いきなり旅に出ると言い出した。その時は少しでも元気になればと軽い気持ちで賛成したのだが、まさかこんなにも音沙汰がないとは思ってもみなかった。
心配だったが、息子であるロウを育てるのとウリドの畑を手伝うのに精一杯で探す事が出来なかった。だが、アリアナが生まれ変わって現れてくれたので、また竜族も、父上にも変化があると信じたいロウリヤはまた奇跡を願うのであった。
一方ランゴンザレスは一足早く帰還する事を報告する為にアウラード帝国に戻り(アレクシアが機嫌悪いから逃げてきたわけじゃないわよ!)、すっかり大人しくなりミルキルズの横にピッタリと張り付いているアランカルトを睨みつつ屋敷に戻って来たアレクシアと一同を迎えたオウメだが、やはりアランカルトを警戒していた。
「お帰りなさいませ。ゆっくりは⋯してられないんですね?」
悲しそうに笑うオウメを抱きしめるアレクシア。
「たまに帰って来ましゅ!オウメの大福は世界一でしゅからね!!」
「ふふ⋯それは作り甲斐があります。体に気をつけてあまり暴れない様にして下さいよ?」
アレクシアを十分に抱きしめた後、オウメはミルキルズの元へ歩いて行く。
「ミルキルズ様、私はあの男が心配です⋯だからちゃんと見張って下さい。貴方が一緒に行く事はもう分かっていましたからそれぐらいの仕事はして下さいよ!」
「ああ、分かっておる!ここだけの話じゃが、彼奴には強力な監視魔法をかけたから何かしようと企んだら直ぐにわしに分かる様にしたんじゃ」
「ふふふ⋯あの子に危害を加えようとしたその時は私が手を下しますわ」
笑いながらも目が一切笑っていないオウメを見て苦笑いするしかないミルキルズだが、足元でアレクシアの五匹の子犬従魔達がブルブルと震えていた。
そして離れた所では魔国国王デズモンドと魔国の大賢者ポーポトスがウロボロスと何やら話していた。それが気になったアレクシアが聞き耳を立てていた。
「本当について行くのか?」ポーポトスがウロボロスを見ながら考え込んでいる。
『ああ、森はあいつらに任せても大丈夫だろうしな。それにアレクシアは俺が制御しないと何をするか分からないし!』
そう言いながら嬉しそうに尻尾を振るウロボロス。
「確かに魔ヒュドラ兄弟なら大丈夫でしょうが⋯あまりライバルが増えるのは気に入りませんので反対です」
『お前は少し遠慮した言い方が出来ないのか?』
弟子の失礼な発言に呆れるウロボロス。
原初の竜に対してもはっきり言うデズモンド。そんな彼も一緒に行くつもり満々だ。魔国は安定しているし、父上や子供達がいるので取り敢えずアウラード帝国に滞在する予定だ。ポーポトスもポーポトスでアレクシアとまた師弟として過ごしたいのだ。そんな魔国組の元へアレクシアがよちよちとやって来た。
「あんた達も来るんでしゅか?」
『そうだ!嬉しいだろ!?』
パタパタとアレクシアの周りを飛び回るウロボロス。
「そのままではダメでしゅよ!!擬態になれましゅか?」
『うっ⋯そうか。じゃあこれならどうだ!!』
そう言って光出したウロボロスは、漆黒の小鳥に擬態した。
「おお!カッコ可愛いでしゅね!!」
『だろ!』
アレクシアに褒められて嬉しそうに飛び回る小鳥のウロボロス。アレクシアの子犬従魔達も大興奮でウロボロスと戯れている。
「父上、そんなわけで大所帯でしゅ。合宿所を作らないとダメでしゅね!シアの庭に作っていいでしゅか?」
「む。そうだな、アレクシアの好きにしろ。だが⋯まずはクリアしなきゃいけない試練があるぞ」
感情をあまり出さないルシアードが、気のせいか少し動揺している様に見える。だがその理由が後に分かり地獄を見ることになる。
荷物をまとめて広場にやって来たアレクシアを里の皆が待っていてくれた。オウメから大福をたくさんもらい、ロウやトトからは宝物の木の実をたくさんもらった。そしてプニとピピデデ兄弟とは泣きながら近いうちの再会を誓った。ウリドはアレクシアが盗む前にたくさんのオレンをくれた。ロウゴイヤ率いる屈強な老戦士達からは何故か胴上げされアウラード帝国に帰る前にあわや死にかけたアレクシアであった。
アランカルトの元へやって来たアランルドは泣いて孫に謝り、手紙と荷物を渡していた。アランカルトは泣いているアランルドに驚いて戸惑っていたが、アレクシアに促されるままに握手をした。
「頑張って来なさい」
「⋯⋯ありがとうございます」
一言だけだったが、少し進歩した事に満足するアレクシアであった。
「あんたの仲間達は軽い刑でシアは不満でしゅが⋯ジジイにも考えがあってだと思うから何も言いましぇん」
「おい、ロウゴイヤ爺達の訓練三百年を甘く見るなよ?」
そこへやって来たゼストがアレクシアに苦言を言う。ゼストはリリノイスに正式に族長代理を言い渡し、当たり前に一緒に行く気満々だ。リリノイスも諦めているのか、胃の辺りをさすりながらやって来たのでアレクシアはそっと静かに合掌した。
「おい嫌味か、馬鹿娘。⋯⋯まぁ、たまには帰って来い。トトが悲しむからな。勝手に舎弟にしたんだ、責任は取れ」
「リリーしゃん!よっ!本当は良い竜!良い男!良い⋯イダっ!」
言いかけてリリノイスに頭をチョップされ、地味に痛くて蹲ったアレクシアを心配する子犬従魔達と小鳥ウロボロス。ルシアードは本気でリリノイスに攻撃を仕掛けるがポーポトスやロウゴイヤ達に止められている。
アランカルトはというと仲間達に下された刑を知りガタガタと震えていた。
「じゃあ⋯シアはまた戻って来ましゅから!皆んな元気でいて下しゃいな!」
またの再会を約束してアレクシアは大所帯を連れてアウラード帝国に戻って行ったのだった。
130
お気に入りに追加
6,792
あなたにおすすめの小説
お腹の子と一緒に逃げたところ、結局お腹の子の父親に捕まりました。
下菊みこと
恋愛
逃げたけど逃げ切れなかったお話。
またはチャラ男だと思ってたらヤンデレだったお話。
あるいは今度こそ幸せ家族になるお話。
ご都合主義の多分ハッピーエンド?
小説家になろう様でも投稿しています。
夢のテンプレ幼女転生、はじめました。 憧れののんびり冒険者生活を送ります
ういの
ファンタジー
旧題:テンプレ展開で幼女転生しました。憧れの冒険者になったので仲間たちとともにのんびり冒険したいとおもいます。
七瀬千那(ななせ ちな)28歳。トラックに轢かれ、気がついたら異世界の森の中でした。そこで出会った冒険者とともに森を抜け、最初の街で冒険者登録しました。新米冒険者(5歳)爆誕です!神様がくれた(と思われる)チート魔法を使ってお気楽冒険者生活のはじまりです!……ちょっと!神獣様!精霊王様!竜王様!私はのんびり冒険したいだけなので、目立つ行動はお控えください!!
初めての投稿で、完全に見切り発車です。自分が読みたい作品は読み切っちゃった!でももっと読みたい!じゃあ自分で書いちゃおう!っていうノリで書き始めました。
【5/22 書籍1巻発売中!】
最強陛下の育児論〜5歳児の娘に振り回されているが、でもやっぱり可愛くて許してしまうのはどうしたらいいものか〜
楠ノ木雫
ファンタジー
孤児院で暮らしていた女の子リンティの元へ、とある男達が訪ねてきた。その者達が所持していたものには、この国の紋章が刻まれていた。そう、この国の皇城から来た者達だった。その者達は、この国の皇女を捜しに来ていたようで、リンティを見た瞬間間違いなく彼女が皇女だと言い出した。
言い合いになってしまったが、リンティは皇城に行く事に。だが、この国の皇帝の二つ名が〝冷血の最強皇帝〟。そして、タイミング悪く首を撥ねている瞬間を目の当たりに。
こんな無慈悲の皇帝が自分の父。そんな事実が信じられないリンティ。だけど、あれ? 皇帝が、ぬいぐるみをプレゼントしてくれた?
リンティがこの城に来てから、どんどん皇帝がおかしくなっていく姿を目の当たりにする周りの者達も困惑。一体どうなっているのだろうか?
※他の投稿サイトにも掲載しています。
キャンプに行ったら異世界転移しましたが、最速で保護されました。
新条 カイ
恋愛
週末の休みを利用してキャンプ場に来た。一歩振り返ったら、周りの環境がガラッと変わって山の中に。車もキャンプ場の施設もないってなに!?クマ出現するし!?と、どうなることかと思いきや、最速でイケメンに保護されました、
転生先が意地悪な王妃でした。うちの子が可愛いので今日から優しいママになります! ~陛下、もしかして一緒に遊びたいのですか?
朱音ゆうひ
恋愛
転生したら、我が子に冷たくする酷い王妃になってしまった!
「お母様、謝るわ。お母様、今日から変わる。あなたを一生懸命愛して、優しくして、幸せにするからね……っ」
王子を抱きしめて誓った私は、その日から愛情をたっぷりと注ぐ。
不仲だった夫(国王)は、そんな私と息子にそわそわと近づいてくる。
もしかして一緒に遊びたいのですか、あなた?
他サイトにも掲載しています( https://ncode.syosetu.com/n5296ig/)
転生したらスキル転生って・・・!?
ノトア
ファンタジー
世界に危機が訪れて転生することに・・・。
〜あれ?ここは何処?〜
転生した場所は森の中・・・右も左も分からない状態ですが、天然?な女神にサポートされながらも何とか生きて行きます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
初めて書くので、誤字脱字や違和感はご了承ください。
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。