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第一章(謎解きのはじまり)

友達同士なのに。(⚠R18)

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 呆然自失となった僕が、虚無の目で己の勃起したペニスを見つめていると、そのぼんやりとした視界の中に、突如、間宮の手が割り込んできた。

「……は?」

 そう疑問に思ったのと、間宮が、両手で自分と僕のペニスを一緒に握りしめたのと、ほぼ同時だった。

「……ッッ!!??」

 驚きすぎて、声すら出せなかった。思わず、間宮の顔を確認すると、まだ酒が抜けずにいるのか、トロンとした眼差しをしていて、焦点がイマイチ定まっていないように見えた。だらしなく半開きになった口からは、八重歯と、その奥にある真っ赤な舌が覗いている。

「……間宮、お前、何やっ……うぐッ!!」


 間宮の両手を外させようと手を伸ばした瞬間、間宮は、僕のペニスを巻き込んだまま、両手を上下に動かし始めた。

「ふぐっ……うっ、あっ、あっ、アアッ!!」

 およそ9年ぶりに勃起した僕のペニスは、それはそれは敏感な状態になっていた。まだ自分でさえ触れていないというのに、今や僕の勃起したペニスは、間宮の手と間宮のペニスの裏筋とに挟まれて、クチュクチュと卑猥な音を立てながら、擦り続けられている。

 もちろん、自分以外の手で、触られるのは初めてのことだった。でも、まさか間宮も、僕が初めて他人の手によって快感を与えられているだなんて、さすがに思ってもないだろう。

 もしかすると、世間一般だと、こんな風に友達同士で、処理をするのも、よくあることなのかもしれない。でも、言うまでもないことだけれど、僕にとっては、あまりにも刺激が強すぎた。

 うっかり口を開いていたせいで、変な声まで止まらなくなってしまった。こんなの、自分の声じゃないみたいだ。間宮の制止に失敗した僕は、せめて気味の悪い声を出さないようにしようと、片手で口を塞いだが、バランスを崩して、うっかり後ろに倒れ込んでしまった。

 口を手で押さえたまま、慌てて肘を立て、少し身体を前へ起こすと、間宮が自分と僕のペニスを握りしめ、上へ下へと手を動かしている姿がよく見えてしまい、僕は何とも言えない気分だった。

 間宮のものか、僕のものなのか、よく分からない粘液で、お互いのペニスはもうすでにヌルヌル状態になっている。より動かしやすくなったのか、間宮の手付きが、より滑らかに僕のペニスを愛撫していく。
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