14 / 45
夫婦は只今別居中!
13.説得②
しおりを挟む
「それで?」
ズモモモモ…と俺を威圧してくるのは侍女ズな二人。
言わずもがな、サフランとフリージアだ。
あれから一か月。
二人はちっともシーファスを連れ帰らない俺に対してとっても怒っていた。
でも聞いて欲しい。
一応何度か言ってはみたんだ。
でも総スルーされてて難しいんだよ!
機を見て折を見て何度も『そう言えば帰ってみたか?』とか『あんまり屋敷を空けたらそろそろ気になるんじゃないか?』とか色々言ってはみたんだ。
でもその度に『ハルが気にする必要はない』とか『仕事は重要案件書類は送ってもらってるし大丈夫』とか言って流されるんだ。
夕食食べながら直球で『奥さん、今頃どうしてるんだろうな』とか言ったらおかしな嫉妬をされて、強引に抱かれたし…。
うん。そうなんだ。
実はあれから何度か抱かれてるんだ。
ギルドに報告に行って、夕食でも一緒にって誘われて家にお邪魔したら大抵そうなる。
もちろんちゃんと配慮はしてくれて、午前様にならないようにはしてくれるし、ちゃんとシャワーを浴びてから帰ってるけど、侍女ズはそれに関してもご立腹。
すっかり二人の中でシーファスは『クズの浮気野郎』で定着してしまった。
俺がいくら『シーファスは面倒見もいいし、優しくて親切で』とフォローを入れても『単に浮気相手に良い顔したいだけでしょう?騙されないでください!』と一刀両断にされてしまう。
いや。シーファス自身が知らないだけで、本当は浮気相手じゃなく妻を抱いてるだけなんだけどな?
まあ、この『知らない』って言う点がネックだっていうのはわかってはいるんだけど……複雑。
「もういい加減堪忍袋の緒が切れそうです!私が乗り込みましょうか?!」
「いやいやいや?!流石にそれはやめてくれ!」
大体なんて言うつもりだよ?
妻を手籠めにしやがって?
シーファスは夫だから別に問題ないよな?
浮気すんなクズ男?
これも、嫁本人が相手なら浮気じゃないと思うし…。
困ったな。本当になんだかややこしくてどうしていいんだかサッパリだ。
よく姉さんからも『このバカ!』とか『脳みそ筋肉でできてるんじゃないの?!』とか言われたし、頭はそんなによろしくはない。
学園での成績だって中の下って感じだったし、だからこそ頭をそこまで使わなくて済む冒険者になろうって思ったっていうのはあった。
だって剣術と魔法に関しては別に苦手じゃなかったし、どちらかというとそこだけ切り取ったらそこそこ得意な方だったから。
(まあ…それも実践で使えるかって言われたら、初っ端から咄嗟に使えなくて微妙だったけど)
そこまで考えてフルフルと頭を振る。
これからだ!シーファスに助けられたと言っても一応俺はEランクにはなれたんだから。
それにDランクへのランクアップも目前だったりする。
これに関してもシーファスのサポートあってこその話で、凄く感謝してる。
そんなシーファスを責めるようなこと、俺にはとてもできそうにない。
「と、兎に角、もうちょっと猶予をくれ!絶対連れてくるから!」
そう言って俺は屋敷を飛び出した。
トボトボと歩くいつもの道。
でもその日はいつもと違って、何故か道を塞がれた。
誰だと思って顔を上げたらつい先日俺をパーティーに勧誘してくれたCランクパーティー【殲滅の獅子】の者達だった。
カッコいいパーティー名だし、折角誘ってくれたのは有り難いんだけど、俺は屋敷に住んでる関係上パーティーに入るには不向きだと薄々感じているし、シーファスが付き合ってくれるから無理に誰かと組もうとも今は思っていない。
だからお断りさせてもらったんだ。
「ラインハルト。考え直してくれたか?」
そう言ってきたのはリーダーのレリック。
爽やかな見た目に反してどこかねっとりした目で見てくるのがちょっと嫌だったりする。
「折角リーダー直々に声を掛けたんだ。頷いてくれるよな?」
そう言ってきたのはパーティーの斥候。確かジード。
「俺達が守ってやる。頼りにしてくれていい」
次に口を開いたのは魔法使いのハーメット。
「俺達は強いぜ?これから今はまだCランクだが、絶対に伝説のSランクまで登って見せる!」
これは前衛を務める大剣使いのゴードン。
夢を見るのは自由だし、頑張ってほしいとは思う。
それにしても四人もいたらパーティーメンバーは十分だろうに、どうして俺なんかを誘ってくるのか謎だ。
「えっと。俺、この間も言ったけど、今のところソロでやってくつもりだから」
だからそう言ったんだけど、ここでシーファスの件を持ち出されて、誰かと組むならパーティーに入ったって一緒だって言われてしまう。
「シーファスは確かにAランクで頼りになるかもしれないが、ソロのAランクとCランクパーティーならトータルで見たら同じくらいの強さだ!だから、な?うちに入れよ」
正直その言葉には首を傾げずにはいられない。
だってシーファスは俺の目から見てもかなりの実力者に見える。
何だったら同じAランクの者と比べても飛びぬけて強いんじゃないだろうか?
なのにCランクパーティーと同等?
(ないない)
思わず横に首を振ってしまう。
そんな俺に業を煮やしたのか、パーティー加入届をズイッと突き出し、まさかのサインを強要してきた。
「ほら、書けよ!」
「ぜ、絶対に書かない!」
サイン強要は婚姻届だけで十分だと必死に抵抗する。
あれのせいで痛い目を見てるんだから、強制されたってそう簡単に書く気はない。
「ちょっとここにサラッとサインするだけだろ?」
「それが嫌なんだ!」
「いいから書け!」
「絶対嫌だ!」
そんなやり取りをしているところへズンズンと誰かがやってきてその加入届を取り上げるや否や、思い切りビリビリに破いてバラまいた。
「なっ?!何をするんだ!」
リーダーのレリックが怒りを露わに紙を破った男の方へと目を向ける。
けれど────。
「シ、シーファス…」
「何をやっている?」
「こ、これはっ…!」
「パーティーへの強制加入はギルドで禁止されていると知らないわけではあるまい?」
「……っ!」
「ハルは確かにソロだが、ギルド公認で俺が面倒を見てる。下手な横槍は入れないでもらおうか」
その言葉に悔しそうにしながら四人はシーファスを睨みつけ、渋々ではあったが『行くぞ』と言ってその場から去っていった。
それを見送り俺はホッと安堵の息を吐く。
「はぁ…助かった」
「ハル。大丈夫だったか?」
「ああ。シーファスが助けてくれたから」
「そうか」
「サイン強要なんて本当最悪」
「同感だ。あれほど酷いものはない」
「だよな」
二人揃ってサインには痛い目を見たことがあるだけに物凄く共感してもらえた。
でも……。
「シーファス。奥さんもさ、もしかしたら無理矢理サインさせられたとかかもしれないし、そろそろ話だけでも…」
「ハル。そんなに気にしなくても後たったひと月だ。下手に会った方が面倒なんだ。聞き分けてくれ」
(だからそれが待てないから言ってるんだよ!!)
ここだけはわかり合えないなと、俺は今日もガックリと肩を落としたのだった。
ズモモモモ…と俺を威圧してくるのは侍女ズな二人。
言わずもがな、サフランとフリージアだ。
あれから一か月。
二人はちっともシーファスを連れ帰らない俺に対してとっても怒っていた。
でも聞いて欲しい。
一応何度か言ってはみたんだ。
でも総スルーされてて難しいんだよ!
機を見て折を見て何度も『そう言えば帰ってみたか?』とか『あんまり屋敷を空けたらそろそろ気になるんじゃないか?』とか色々言ってはみたんだ。
でもその度に『ハルが気にする必要はない』とか『仕事は重要案件書類は送ってもらってるし大丈夫』とか言って流されるんだ。
夕食食べながら直球で『奥さん、今頃どうしてるんだろうな』とか言ったらおかしな嫉妬をされて、強引に抱かれたし…。
うん。そうなんだ。
実はあれから何度か抱かれてるんだ。
ギルドに報告に行って、夕食でも一緒にって誘われて家にお邪魔したら大抵そうなる。
もちろんちゃんと配慮はしてくれて、午前様にならないようにはしてくれるし、ちゃんとシャワーを浴びてから帰ってるけど、侍女ズはそれに関してもご立腹。
すっかり二人の中でシーファスは『クズの浮気野郎』で定着してしまった。
俺がいくら『シーファスは面倒見もいいし、優しくて親切で』とフォローを入れても『単に浮気相手に良い顔したいだけでしょう?騙されないでください!』と一刀両断にされてしまう。
いや。シーファス自身が知らないだけで、本当は浮気相手じゃなく妻を抱いてるだけなんだけどな?
まあ、この『知らない』って言う点がネックだっていうのはわかってはいるんだけど……複雑。
「もういい加減堪忍袋の緒が切れそうです!私が乗り込みましょうか?!」
「いやいやいや?!流石にそれはやめてくれ!」
大体なんて言うつもりだよ?
妻を手籠めにしやがって?
シーファスは夫だから別に問題ないよな?
浮気すんなクズ男?
これも、嫁本人が相手なら浮気じゃないと思うし…。
困ったな。本当になんだかややこしくてどうしていいんだかサッパリだ。
よく姉さんからも『このバカ!』とか『脳みそ筋肉でできてるんじゃないの?!』とか言われたし、頭はそんなによろしくはない。
学園での成績だって中の下って感じだったし、だからこそ頭をそこまで使わなくて済む冒険者になろうって思ったっていうのはあった。
だって剣術と魔法に関しては別に苦手じゃなかったし、どちらかというとそこだけ切り取ったらそこそこ得意な方だったから。
(まあ…それも実践で使えるかって言われたら、初っ端から咄嗟に使えなくて微妙だったけど)
そこまで考えてフルフルと頭を振る。
これからだ!シーファスに助けられたと言っても一応俺はEランクにはなれたんだから。
それにDランクへのランクアップも目前だったりする。
これに関してもシーファスのサポートあってこその話で、凄く感謝してる。
そんなシーファスを責めるようなこと、俺にはとてもできそうにない。
「と、兎に角、もうちょっと猶予をくれ!絶対連れてくるから!」
そう言って俺は屋敷を飛び出した。
トボトボと歩くいつもの道。
でもその日はいつもと違って、何故か道を塞がれた。
誰だと思って顔を上げたらつい先日俺をパーティーに勧誘してくれたCランクパーティー【殲滅の獅子】の者達だった。
カッコいいパーティー名だし、折角誘ってくれたのは有り難いんだけど、俺は屋敷に住んでる関係上パーティーに入るには不向きだと薄々感じているし、シーファスが付き合ってくれるから無理に誰かと組もうとも今は思っていない。
だからお断りさせてもらったんだ。
「ラインハルト。考え直してくれたか?」
そう言ってきたのはリーダーのレリック。
爽やかな見た目に反してどこかねっとりした目で見てくるのがちょっと嫌だったりする。
「折角リーダー直々に声を掛けたんだ。頷いてくれるよな?」
そう言ってきたのはパーティーの斥候。確かジード。
「俺達が守ってやる。頼りにしてくれていい」
次に口を開いたのは魔法使いのハーメット。
「俺達は強いぜ?これから今はまだCランクだが、絶対に伝説のSランクまで登って見せる!」
これは前衛を務める大剣使いのゴードン。
夢を見るのは自由だし、頑張ってほしいとは思う。
それにしても四人もいたらパーティーメンバーは十分だろうに、どうして俺なんかを誘ってくるのか謎だ。
「えっと。俺、この間も言ったけど、今のところソロでやってくつもりだから」
だからそう言ったんだけど、ここでシーファスの件を持ち出されて、誰かと組むならパーティーに入ったって一緒だって言われてしまう。
「シーファスは確かにAランクで頼りになるかもしれないが、ソロのAランクとCランクパーティーならトータルで見たら同じくらいの強さだ!だから、な?うちに入れよ」
正直その言葉には首を傾げずにはいられない。
だってシーファスは俺の目から見てもかなりの実力者に見える。
何だったら同じAランクの者と比べても飛びぬけて強いんじゃないだろうか?
なのにCランクパーティーと同等?
(ないない)
思わず横に首を振ってしまう。
そんな俺に業を煮やしたのか、パーティー加入届をズイッと突き出し、まさかのサインを強要してきた。
「ほら、書けよ!」
「ぜ、絶対に書かない!」
サイン強要は婚姻届だけで十分だと必死に抵抗する。
あれのせいで痛い目を見てるんだから、強制されたってそう簡単に書く気はない。
「ちょっとここにサラッとサインするだけだろ?」
「それが嫌なんだ!」
「いいから書け!」
「絶対嫌だ!」
そんなやり取りをしているところへズンズンと誰かがやってきてその加入届を取り上げるや否や、思い切りビリビリに破いてバラまいた。
「なっ?!何をするんだ!」
リーダーのレリックが怒りを露わに紙を破った男の方へと目を向ける。
けれど────。
「シ、シーファス…」
「何をやっている?」
「こ、これはっ…!」
「パーティーへの強制加入はギルドで禁止されていると知らないわけではあるまい?」
「……っ!」
「ハルは確かにソロだが、ギルド公認で俺が面倒を見てる。下手な横槍は入れないでもらおうか」
その言葉に悔しそうにしながら四人はシーファスを睨みつけ、渋々ではあったが『行くぞ』と言ってその場から去っていった。
それを見送り俺はホッと安堵の息を吐く。
「はぁ…助かった」
「ハル。大丈夫だったか?」
「ああ。シーファスが助けてくれたから」
「そうか」
「サイン強要なんて本当最悪」
「同感だ。あれほど酷いものはない」
「だよな」
二人揃ってサインには痛い目を見たことがあるだけに物凄く共感してもらえた。
でも……。
「シーファス。奥さんもさ、もしかしたら無理矢理サインさせられたとかかもしれないし、そろそろ話だけでも…」
「ハル。そんなに気にしなくても後たったひと月だ。下手に会った方が面倒なんだ。聞き分けてくれ」
(だからそれが待てないから言ってるんだよ!!)
ここだけはわかり合えないなと、俺は今日もガックリと肩を落としたのだった。
13
お気に入りに追加
1,572
あなたにおすすめの小説
王道学園のモブ
四季織
BL
王道学園に転生した俺が出会ったのは、寡黙書記の先輩だった。
私立白鳳学園。山の上のこの学園は、政財界、文化界を担う子息達が通う超名門校で、特に、有名なのは生徒会だった。
そう、俺、小坂威(おさかたける)は王道学園BLゲームの世界に転生してしまったんだ。もちろんゲームに登場しない、名前も見た目も平凡なモブとして。
もう人気者とは付き合っていられません
花果唯
BL
僕の恋人は頭も良くて、顔も良くておまけに優しい。
モテるのは当然だ。でも――。
『たまには二人だけで過ごしたい』
そう願うのは、贅沢なのだろうか。
いや、そんな人を好きになった僕の方が間違っていたのだ。
「好きなのは君だ」なんて言葉に縋って耐えてきたけど、それが間違いだったってことに、ようやく気がついた。さようなら。
ちょうど生徒会の補佐をしないかと誘われたし、そっちの方に専念します。
生徒会長が格好いいから見ていて癒やされるし、一石二鳥です。
※ライトBL学園モノ ※2024再公開・改稿中
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
普通の学生だった僕に男しかいない世界は無理です。帰らせて。
かーにゅ
BL
「君は死にました」
「…はい?」
「死にました。テンプレのトラックばーんで死にました」
「…てんぷれ」
「てことで転生させます」
「どこも『てことで』じゃないと思います。…誰ですか」
BLは軽い…と思います。というかあんまりわかんないので年齢制限のどこまで攻めるか…。
皇帝の立役者
白鳩 唯斗
BL
実の弟に毒を盛られた。
「全てあなた達が悪いんですよ」
ローウェル皇室第一子、ミハエル・ローウェルが死に際に聞いた言葉だった。
その意味を考える間もなく、意識を手放したミハエルだったが・・・。
目を開けると、数年前に回帰していた。
悪役令息に転生したけど…俺…嫌われすぎ?
「ARIA」
BL
階段から落ちた衝撃であっけなく死んでしまった主人公はとある乙女ゲームの悪役令息に転生したが...主人公は乙女ゲームの家族から甘やかされて育ったというのを無視して存在を抹消されていた。
王道じゃないですけど王道です(何言ってんだ?)どちらかと言うとファンタジー寄り
更新頻度=適当
悪役令嬢は見る専です
小森 輝
BL
異世界に転生した私、「藤潮弥生」は婚約破棄された悪役令嬢でしたが、見事ざまあを果たし、そして、勇者パーティーから追放されてしまいましたが、自力で魔王を討伐しました。
その結果、私はウェラベルグ国を治める女王となり、名前を「藤潮弥生」から「ヤヨイ・ウェラベルグ」へと改名しました。
そんな私は、今、4人のイケメンと生活を共にしています。
庭師のルーデン
料理人のザック
門番のベート
そして、執事のセバス。
悪役令嬢として苦労をし、さらに、魔王を討伐して女王にまでなったんだから、これからは私の好きなようにしてもいいよね?
ただ、私がやりたいことは逆ハーレムを作り上げることではありません。
私の欲望。それは…………イケメン同士が組んず解れつし合っている薔薇の園を作り上げること!
お気に入り登録も多いし、毎日ポイントをいただいていて、ご好評なようで嬉しいです。本来なら、新しい話といきたいのですが、他のBL小説を執筆するため、新しい話を書くことはしません。その代わりに絵を描く練習ということで、第8回BL小説大賞の期間中1に表紙絵、そして挿絵の追加をしたいと思います。大賞の投票数によっては絵に力を入れたりしますので、応援のほど、よろしくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる