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【国際会議】
73.国際会議⑪ Side.セドリック
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「…………あいつら」
アルフレッドが飛び出そうとしたがそれを止め、ロキ王子がこの後どうするのかを見定めることにする。
こちらに牙を剥くのか、それとも────。
ドスッ!
俺達が見守る中、ロキ王子は迷わずその答えを口にした者を思い切り踏みつけ再度冷たく問いかけた。
「誰の手の者だと?」
「ブ、ブルーグレイ…の…」
「ハハッ!ありもしないことをよくも言う」
ロキ王子はこちらには全く気付いていない。
一度もこちらに意識を向けてきていないからそれは確実だ。
だからこの行動は全て本人の本心だ。
(少なくともロキ王子に害意はないな)
そう判断するには十分すぎる行動だった。
となると後はカリン王子の独断か、あるいは王か、それともまた別の国が介入したかだが……。
パァンッ!
そんな風に考え込んでいると突然甲高い音が鳴り響いた。
「グッ…!」
「さあ、何回ぶったら父の指図だと白状するかな?」
「ひっ…!」
ロキ王子の手に握られているのは……馬用の鞭だろうか?
それよりも短い気がするが、それでも鞭は鞭だった。
それを使って刺客の頬をぶったのだ。
「うげっ…」
アルフレッドが悲鳴を上げて身を寄せてくるのが可愛い。
どうやら本当にロキ王子が苦手らしい。
(本当に容赦ないな)
まあ殺す方向にいかないのは平和的と言えば平和的だ。
結果的に刺客はそれに耐えきれず、ガヴァム王国の王に命令されたと吐いた。
「ふみまひぇん!王にめいりぇい、しゃれまひたっ!」
「最初からそう言っておけばいいものを…」
ロキ王子は手にした鞭を使い刺客の顎をクイッと持ち上げると、目を合わせた上で笑みを浮かべ、優しい声でいい子だと口にしてくる。
刺客はそれで許されたと安堵したのか、顔をぐしゃぐしゃにしながら泣き始めてしまった。
正直上手いものだなと感心してしまう。
ロキ王子さえよければガヴァム王国を滅ぼしてからうちの拷問官にしてやってもいいなと少し思ったほどだ。
けれどそれにカリン王子が付随してくることを考えると実現には至らないだろうが…。
「う…うぅうっ……」
「……連れていけ」
「はっ…!」
中年の騎士に後を任せ鞭を懐に仕舞ったところでそっとそちらへと足を向けると向こうもこちらに気づいたようで、驚いたような顔で謝罪をしてきた。
「……騒がしくして申し訳ありません」
どうやら騒がしかったせいで俺達が来たのだと勘違いしてしまったらしい。
だからこそ────そのまま去ろうとしたのだろうが……。
「ロキ王子」
「はい」
出会った時から一度としてこちらに恐怖の眼差しを向けてこないロキ王子だが、これでどう出るだろうか?
そう思いながらヒュッと剣を抜き、一瞬で喉元へと刃を突きつけてやる。
けれどその表情はやはり全くと言っていいほど変わらなくて、まるで恐れというものを知らないのかというほど無反応だった。
ちなみにロキ王子の場合、虚勢ではなく本当に怖がっていないのだと思う。
言ってみれば「風が吹いたな」くらいの感覚と大して変わらないような感じだ。
状況がわかっていないだけなのか、単に殺されるはずがないと思っているだけなのか……。
なのでまず、現在の状況を知らせてやることにする。
「……先程俺達は襲撃を受けた」
その言葉に初めてロキ王子は訝し気な表情を浮かべた。
「制圧後、矢を射かけてきた者達に聞くとガヴァム王国からの刺客だったと判明した」
そしてここまで言って初めて、剣を突きつけられた理由がわかったという表情になる。
「……そうですか。それは申し訳なかったです」
淡々と告げられる謝罪の言葉。
ここまでくればこの王子でも命乞いをしてくるだろうか?
そう思ったのに────。
「では、責任を取って俺が代表して死にましょう」
告げられたのは満面の笑みでのそんな言葉だった。
どうやらこんな場面においてすら『狂王子』の名はだてではないらしい。
「死ぬのが怖くはないのか?」
「別に。笑って死ねたらそれでいいので」
命に執着はないと言い切るその姿は本当に清々しいの一言だ。
「この後お前の死を知ったカリン王子が悲しむとは思わないのか?それに…カリン王子がお前の死後無事でいられるとでも?」
「そうですね…。俺の死を悲しんでくれた兄上が間を置かず後を追ってくれるのならそれはそれで嬉しい提案ですね」
しかも愛する者を置いて死んでも、更には殺されても構わないとまで宣ってきた。
この分なら恐らく先にカリン王子を殺してやったとしてもすぐさま喜んで後を追うことだろう。
「……ガヴァム王国も滅びていいのか?」
「お好きにどうぞ。あんな国、何一つ執着する気はありませんし」
どうやら折角王太子になってもこの王子にはなんの意味もないらしい。
「王位にも未練はないのか?権力を使ってでもやってみたいことは?」
「ええ、特にないですね。別に王位には然程魅力は感じてないですから。それにやってみたいことは全て兄上に関連付けられているので王位は関係ないんですよ」
心から兄以外何にも執着していないこの男を、どうしてやったらいいのだろうか?
これほど脅し甲斐のない男にはこれまで出会ったことがない。
「……本当に脅し甲斐も殺し甲斐もない男だ」
だからこそ俺はすんなりと剣を引き、鞘へと戻した。
とことん交渉には向かない男だとよくわかったからだ。
(僅かなりとも弱みを見せればそれを元に交渉へと持ち込んだものを……)
「お前に何をしても喜ばせるだけだな。ここはひとつ、カリン王子に交渉を持ち掛けるとしよう」
恐らくカリン王子の方がずっと交渉役には適しているだろう。
(あの王子は狂王子と違ってまだ真面だからな…)
こちらに怯えてはいるがその分ずっと人間らしい。
「はあ。別に構いませんが…。今日はもう寝ているので起こすのに手間取ってしまったらすみません」
先程まで剣を突きつけられていたのに、剣を引く前と後で全く態度が変わらないこの王子を見て深く息を吐き、それでも構わないと言って案内役を頼んだ。
(本当に…誰でもいいから、この王子を人らしくしてやれる相手はいないものかな)
自分にとってのアルフレッドのように、せめて誰かとの出会いでこの王子も変わっていけたらいいのにと柄にもなく思いながらカリン王子を起こしに行くロキ王子を見遣る。
「兄上。起きてください」
先程までとは違い、愛おし気にカリン王子を見遣り人間らしさを見せるロキ王子。
どうしてこんな相手を放って死を選べるのかが不思議でならない。
「ん……ロキ?」
「兄上。早く起きないと虐めてしまいますよ?」
「ん、好きに虐めて…。ロキに可愛がって欲しいのぉ…」
どうやらかなり寝惚けているのか起こしに来たロキ王子に甘えている。
(随分昼間と印象が変わるな)
俺もアルフレッドにあんな風に甘えられたい。
寝惚けていたらあんな風に甘えてくれるだろうか?
今度試しに普通に揺すって起こしてみようかと思い立った。
「兄上?お客様が来ているので、ちゃんと起きてください」
「あ…複数プレイはいやぁ…。ご主人様、お願い。ご主人様が可愛がってぇ…」
けれどここで思わぬそんなカリン王子の言葉を耳にして、ああ、快楽堕ちの後遺症は一応あるのかとほくそ笑む。
弟に『ご主人様』と言う姿はある意味滑稽だ。
けれどそこで優しくしないのがある意味ロキ王子らしくてまた笑いそうになった。
「兄上。きちんとしたお客様です。さっさと起きないと後で酷いですよ?」
冷たく紡がれたそんな言葉にカリン王子がビクッと身を震わせて完全に目を覚ます。
「目が覚めましたか?兄上」
そしてちゃんと目を覚ましたカリン王子に極上の笑みで安堵を与える。
やはりロキ王子は拷問官向きの性格だと思った。
けれどそんなことを考えたのは一瞬で、次いでカリン王子から上がった悲鳴で霧散してしまう。
「ひぃっ…!」
俺と目が合った瞬間ロキ王子に縋りつき、泣きながら助けてと錯乱し始めたのだ。
「やっ…やだっ…!ロキッ!」
「兄上。大丈夫。大丈夫ですよ」
「うぅ…ひっく……」
「セドリック王子。すみませんがあちらで座って待っていていただけますか?」
「わかった」
(これはダメかもしれないな……)
どうやら寝起きで顔を合わせたのはマズかったらしい。
思った以上にカリン王子には後遺症があるようだと言うのがよくわかってしまった。
だが逆にあれならやはりカリン王子が犯人と言う可能性も低いような気がする。
(となると、ガヴァム王の独断か…?)
ロキ王子の襲撃の件と合わせるとその可能性が極めて高いのではないだろうか?
何はともあれ、ガヴァム側の事情を聞きだすのが最優先だ。
このままカリン王子があの状態から抜け出せないなら、また明日出直そうと思いながらソファへと身を沈めたのだが、後ろでアルフレッドが『お前、あんなになるまでカリン王子に何したんだよ?!』と非難の目を向けてきたので、しれっと目を逸らした。
アルフレッドが飛び出そうとしたがそれを止め、ロキ王子がこの後どうするのかを見定めることにする。
こちらに牙を剥くのか、それとも────。
ドスッ!
俺達が見守る中、ロキ王子は迷わずその答えを口にした者を思い切り踏みつけ再度冷たく問いかけた。
「誰の手の者だと?」
「ブ、ブルーグレイ…の…」
「ハハッ!ありもしないことをよくも言う」
ロキ王子はこちらには全く気付いていない。
一度もこちらに意識を向けてきていないからそれは確実だ。
だからこの行動は全て本人の本心だ。
(少なくともロキ王子に害意はないな)
そう判断するには十分すぎる行動だった。
となると後はカリン王子の独断か、あるいは王か、それともまた別の国が介入したかだが……。
パァンッ!
そんな風に考え込んでいると突然甲高い音が鳴り響いた。
「グッ…!」
「さあ、何回ぶったら父の指図だと白状するかな?」
「ひっ…!」
ロキ王子の手に握られているのは……馬用の鞭だろうか?
それよりも短い気がするが、それでも鞭は鞭だった。
それを使って刺客の頬をぶったのだ。
「うげっ…」
アルフレッドが悲鳴を上げて身を寄せてくるのが可愛い。
どうやら本当にロキ王子が苦手らしい。
(本当に容赦ないな)
まあ殺す方向にいかないのは平和的と言えば平和的だ。
結果的に刺客はそれに耐えきれず、ガヴァム王国の王に命令されたと吐いた。
「ふみまひぇん!王にめいりぇい、しゃれまひたっ!」
「最初からそう言っておけばいいものを…」
ロキ王子は手にした鞭を使い刺客の顎をクイッと持ち上げると、目を合わせた上で笑みを浮かべ、優しい声でいい子だと口にしてくる。
刺客はそれで許されたと安堵したのか、顔をぐしゃぐしゃにしながら泣き始めてしまった。
正直上手いものだなと感心してしまう。
ロキ王子さえよければガヴァム王国を滅ぼしてからうちの拷問官にしてやってもいいなと少し思ったほどだ。
けれどそれにカリン王子が付随してくることを考えると実現には至らないだろうが…。
「う…うぅうっ……」
「……連れていけ」
「はっ…!」
中年の騎士に後を任せ鞭を懐に仕舞ったところでそっとそちらへと足を向けると向こうもこちらに気づいたようで、驚いたような顔で謝罪をしてきた。
「……騒がしくして申し訳ありません」
どうやら騒がしかったせいで俺達が来たのだと勘違いしてしまったらしい。
だからこそ────そのまま去ろうとしたのだろうが……。
「ロキ王子」
「はい」
出会った時から一度としてこちらに恐怖の眼差しを向けてこないロキ王子だが、これでどう出るだろうか?
そう思いながらヒュッと剣を抜き、一瞬で喉元へと刃を突きつけてやる。
けれどその表情はやはり全くと言っていいほど変わらなくて、まるで恐れというものを知らないのかというほど無反応だった。
ちなみにロキ王子の場合、虚勢ではなく本当に怖がっていないのだと思う。
言ってみれば「風が吹いたな」くらいの感覚と大して変わらないような感じだ。
状況がわかっていないだけなのか、単に殺されるはずがないと思っているだけなのか……。
なのでまず、現在の状況を知らせてやることにする。
「……先程俺達は襲撃を受けた」
その言葉に初めてロキ王子は訝し気な表情を浮かべた。
「制圧後、矢を射かけてきた者達に聞くとガヴァム王国からの刺客だったと判明した」
そしてここまで言って初めて、剣を突きつけられた理由がわかったという表情になる。
「……そうですか。それは申し訳なかったです」
淡々と告げられる謝罪の言葉。
ここまでくればこの王子でも命乞いをしてくるだろうか?
そう思ったのに────。
「では、責任を取って俺が代表して死にましょう」
告げられたのは満面の笑みでのそんな言葉だった。
どうやらこんな場面においてすら『狂王子』の名はだてではないらしい。
「死ぬのが怖くはないのか?」
「別に。笑って死ねたらそれでいいので」
命に執着はないと言い切るその姿は本当に清々しいの一言だ。
「この後お前の死を知ったカリン王子が悲しむとは思わないのか?それに…カリン王子がお前の死後無事でいられるとでも?」
「そうですね…。俺の死を悲しんでくれた兄上が間を置かず後を追ってくれるのならそれはそれで嬉しい提案ですね」
しかも愛する者を置いて死んでも、更には殺されても構わないとまで宣ってきた。
この分なら恐らく先にカリン王子を殺してやったとしてもすぐさま喜んで後を追うことだろう。
「……ガヴァム王国も滅びていいのか?」
「お好きにどうぞ。あんな国、何一つ執着する気はありませんし」
どうやら折角王太子になってもこの王子にはなんの意味もないらしい。
「王位にも未練はないのか?権力を使ってでもやってみたいことは?」
「ええ、特にないですね。別に王位には然程魅力は感じてないですから。それにやってみたいことは全て兄上に関連付けられているので王位は関係ないんですよ」
心から兄以外何にも執着していないこの男を、どうしてやったらいいのだろうか?
これほど脅し甲斐のない男にはこれまで出会ったことがない。
「……本当に脅し甲斐も殺し甲斐もない男だ」
だからこそ俺はすんなりと剣を引き、鞘へと戻した。
とことん交渉には向かない男だとよくわかったからだ。
(僅かなりとも弱みを見せればそれを元に交渉へと持ち込んだものを……)
「お前に何をしても喜ばせるだけだな。ここはひとつ、カリン王子に交渉を持ち掛けるとしよう」
恐らくカリン王子の方がずっと交渉役には適しているだろう。
(あの王子は狂王子と違ってまだ真面だからな…)
こちらに怯えてはいるがその分ずっと人間らしい。
「はあ。別に構いませんが…。今日はもう寝ているので起こすのに手間取ってしまったらすみません」
先程まで剣を突きつけられていたのに、剣を引く前と後で全く態度が変わらないこの王子を見て深く息を吐き、それでも構わないと言って案内役を頼んだ。
(本当に…誰でもいいから、この王子を人らしくしてやれる相手はいないものかな)
自分にとってのアルフレッドのように、せめて誰かとの出会いでこの王子も変わっていけたらいいのにと柄にもなく思いながらカリン王子を起こしに行くロキ王子を見遣る。
「兄上。起きてください」
先程までとは違い、愛おし気にカリン王子を見遣り人間らしさを見せるロキ王子。
どうしてこんな相手を放って死を選べるのかが不思議でならない。
「ん……ロキ?」
「兄上。早く起きないと虐めてしまいますよ?」
「ん、好きに虐めて…。ロキに可愛がって欲しいのぉ…」
どうやらかなり寝惚けているのか起こしに来たロキ王子に甘えている。
(随分昼間と印象が変わるな)
俺もアルフレッドにあんな風に甘えられたい。
寝惚けていたらあんな風に甘えてくれるだろうか?
今度試しに普通に揺すって起こしてみようかと思い立った。
「兄上?お客様が来ているので、ちゃんと起きてください」
「あ…複数プレイはいやぁ…。ご主人様、お願い。ご主人様が可愛がってぇ…」
けれどここで思わぬそんなカリン王子の言葉を耳にして、ああ、快楽堕ちの後遺症は一応あるのかとほくそ笑む。
弟に『ご主人様』と言う姿はある意味滑稽だ。
けれどそこで優しくしないのがある意味ロキ王子らしくてまた笑いそうになった。
「兄上。きちんとしたお客様です。さっさと起きないと後で酷いですよ?」
冷たく紡がれたそんな言葉にカリン王子がビクッと身を震わせて完全に目を覚ます。
「目が覚めましたか?兄上」
そしてちゃんと目を覚ましたカリン王子に極上の笑みで安堵を与える。
やはりロキ王子は拷問官向きの性格だと思った。
けれどそんなことを考えたのは一瞬で、次いでカリン王子から上がった悲鳴で霧散してしまう。
「ひぃっ…!」
俺と目が合った瞬間ロキ王子に縋りつき、泣きながら助けてと錯乱し始めたのだ。
「やっ…やだっ…!ロキッ!」
「兄上。大丈夫。大丈夫ですよ」
「うぅ…ひっく……」
「セドリック王子。すみませんがあちらで座って待っていていただけますか?」
「わかった」
(これはダメかもしれないな……)
どうやら寝起きで顔を合わせたのはマズかったらしい。
思った以上にカリン王子には後遺症があるようだと言うのがよくわかってしまった。
だが逆にあれならやはりカリン王子が犯人と言う可能性も低いような気がする。
(となると、ガヴァム王の独断か…?)
ロキ王子の襲撃の件と合わせるとその可能性が極めて高いのではないだろうか?
何はともあれ、ガヴァム側の事情を聞きだすのが最優先だ。
このままカリン王子があの状態から抜け出せないなら、また明日出直そうと思いながらソファへと身を沈めたのだが、後ろでアルフレッドが『お前、あんなになるまでカリン王子に何したんだよ?!』と非難の目を向けてきたので、しれっと目を逸らした。
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