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夏休み
89 救出
しおりを挟む「あああぁ」
私の隣にいた護衛隊長が切なげな声を上げる。
伯爵領の端にある空き屋敷に、レオナルド殿下が飛び込んで行った。
アーサー殿下も続いて飛び込んで行く。
「作戦も何もあったもんじゃない」
護衛隊長はそう言うと、慌てて部下達と走って行った。
「説得を試みるんじゃなかったのか?」
「その予定でしたよね」
お父様が私に聞いて来たので一応答えておく。
ドオン!!!
爆発音がして、屋敷の左側がバラバラと崩れ落ちた。
やっちゃってるな、レオナルド殿下。
あの勢いは誰にも止められないだろう。
ディアナ王女とオリビア様は屋敷の右側にいるって言ってたから、多分大丈夫…かな?
昨夜、ディアナ王女とオリビア様の乗った馬車が消えたことが分かってすぐに捜索隊が組まれた。
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「アマーリエ様も、ちゃんと王家の人として国同士の関係とか考えることが出来たんだな」
「シェリル、それ多分不敬だぞ」
小声で言ったのに、隣りにいたお父様には聞こえてしまったらしい。
捜索隊が見慣れない立派な馬車の目撃情報を辿り、向かった先の古びた空き屋敷にその馬車が置かれていて、怪しい冒険者のグループがいるという報告を持ってきた時、我が家は大混乱の極みにあった。
レオナルド殿下が紅い魔力を撒き散らしながら、ディアナ王女の護衛隊に詰め寄っていたからだ。
「レオナルド殿下がうちに来るって、お父様知ってたんですか?」
「知らなかった」
「申し訳ありませんでした」
レオナルド殿下の魔力のうねりと爆発音を聞きながら私とお父様が話していたら、後ろにいた騎士が謝ってきた。
見ると、レオナルド殿下と一緒に来た護衛騎士だった。
「一日でも早くディアナ殿下に会いたいと仰って、馬を変えながら夜通し走ってきたのです。マクウェン領へのお知らせまで頭が回りませんでした」
そう言って申し訳なさそうに頭を下げる護衛騎士。
「スタンピードは終わったんですか?」
レオナルド殿下が来てから怒涛の展開過ぎて、全く話しが聞けていないから聞いておこう。
「今回のスタンピードの原因であったと思われる水竜の繁殖期は、三年から五年続きますから、最初の魔物の混乱さえ抑えれば、あとは小規模スタンピードの数が増えるだけなのです」
「水竜?」
私は首を傾げて考えた。
確か水竜は、魔の森の奥深くにある大きな湖に住む魔物だ。
普段は湖の中にいるけど、百年に一度陸に上がり繁殖行動をおこなう。
「つまり、繁殖行動のために陸に上がった水竜に驚いたほかの魔物が魔の森から溢れたのが、今回のスタンピードの原因なんですか?」
「その通りです。マクウェン男爵令嬢」
なんて人騒がせな繁殖期なんだ。
「普段は魔の森の奥にいる強い魔物達も必死で逃げてきますし、弱い魔物なんかは死に物狂いで森の外に出て来ますから、なかなか手強いんですよ。でも今回は、前もって準備が出来たことでかなり楽に第一波を抑えることが出来ました」
「じゃあ、スタンピードは終わったんですね」
もう一度同じことを聞くと、護衛騎士は曖昧に微笑んだ。
「一番大きな第一波は鎮圧しました。あとは各領地の騎士や兵士でも対応出来るでしょう。国からの援軍もいますから」
え?それって…
「レオナルド殿下は、第一波が終わったところでこっちに来ちゃったんですか?」
「ええ…まあ…」
明らかに目が泳ぐ護衛騎士。
スタンピードの第一波は魔物の数が多く、それこそ大波に例えられる勢いだというけど、第二波、第三波になると数は少なくても強い魔物が増えるから、それはそれで大変な筈だ。
「その…殿下にとっては学生生活最後の夏休みになりますし、冬休みは社交シーズンで公務も増えますから、どうしてもこの夏休みをディアナ殿下と過ごされたいと…」
「ただの我儘じゃないですか」
アマーリエ様といい、レオナルド殿下といい、兄妹揃って何やってんだ。
そうだ、兄妹といえば…。
「そういえば、アーサー殿下はいつから護衛に混じっていたんですかね?」
「俺は何も聞いてないぞ」
お父様が首を傾げる。
「申し訳ありませんでした」
私達の後ろで話しを聞いていた壮年の護衛が声をかけてきた。
「あの…アーサー殿下はハイベルグ公爵令嬢を心配する余り、王都からずっと護衛として付いて来ていました」
「ええ?!」
最初からずっとっていうこと?
「その…どうしてもハイベルグ公爵令嬢と一緒にいたいと、国王陛下に直談判されまして」
「だったら普通に一緒に来れば良かったのに」
「いえ、アーサー殿下はハイベルグ公爵令嬢にすっかり嫌われ…イヤ……警戒…イエ……と、とにかく一緒に来るとなったらハイベルグ公爵令嬢がお断りになるでしょうから、こっそり護衛に混ざって来たのです」
オリビア様に嫌われてるんだ、アーサー殿下。
何でだろう。
でもオリビア様がアーサー殿下のことが嫌いなら、レオナルド殿下が言ってたアーサー殿下とオリビア様の再婚約は難しいだろうな。
ユラン様も反対してたっぽかったし。
っていうか、我が国の王族は好きな人と一緒にいるために手段を選ばな過ぎじゃないかな?
そう考えたら、ライリー様のいるアストロス領に行かず、予定地とは違ったもののちゃんと避難したアマーリエ様はまだまともなのか?
……いや、アマーリエ様も決してまともではない。
まともじゃない人が多すぎて感覚が麻痺しているようだ。
落ち着け、私。
そのアーサー殿下とは、レオナルド殿下をなんとか宥めてこの空き屋敷に向かっていた途中で会った。
賊の狙いが私だったことと実行犯達が騙されているから説得して欲しいという、ディアナ王女とオリビア様からの伝言を伝えてくれた。
だからまず様子を見て犯人と話しをして、ディアナ王女達を助け出す作戦を立てた筈だったんだけど、到着してすぐにレオナルド殿下の魔力が溢れ出し、そのまま突っ込んで行ってしまったのだ。
「あっ!」
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ん?
暴れている?
「バカ!レオ様の変態!下ろして!!!」
その後ろからオリビア様とアーサー殿下がついて来た。
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「お二人とも怪我はありませんか?」
「何もありませんわ!それよりこの変態をなんとかしてくださいませ!」
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「やめて!この変態!!!」
私は羞恥プレイに励むレオナルド殿下とディアナ王女から目を逸らし、オリビア様を見た。
「オリビア様もお怪我はありませんか?」
「ええ。逃げ出さないように手足を縛られたくらいで、暴力行為はありませんでしたわ」
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言葉通り何もなかったようでホッと安堵の溜息が出た。
「それにしても、どうしてシェリルお姉様がここに?危険ではありませんか」
オリビア様が不思議そうな顔で聞いてきた。
確かに、救出隊に女性の私が加わっているのは普通ならありえないだろう。
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そう気付いてレオナルド殿下に相談し同行の許可をもらったのだ。
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「ええ。わたくし達を攫った人達は、シェリルお姉様の兄を名乗る人から、悪党に利用されている妹を助けて欲しいと依頼されていたようなのです。今日のお昼にその兄に引き渡すと言っていましたわ。おそらく兄を名乗る人物がこの誘拐の黒幕でしょう」
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「レオナルド殿下」
そう言ってレオナルド殿下を見ると、羞恥のあまり両手で顔を覆ったディアナ王女に性懲りもなくチュウチュウ吸い付いている。
「捕まえた人達に事情を話して、協力してもらってもいいですか?」
「協力?死刑じゃなくて?」
「レオ様!あの人達は騙されて利用されただけですわ!」
ディアナ王女が慌てて言いつのる。
「協力です。レオナルド殿下、黒幕を捕まえに行ってきます」
そう言ってレオナルド殿下を見ると、その体からぶわりと紅い魔力が溢れるのが見えた。
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