【完結】王女様の暇つぶしに私を巻き込まないでください

むとうみつき

文字の大きさ
24 / 135
二年生 前期

24 冬休みの予定

しおりを挟む

二年生前期の試験が終わり、いつもならホッと一息つく所なんだけど、いまいち気を緩められないのは、ユラン様のお願いを断れなかったから。

妹さんと私が会った所で何か出来るわけではないと言ったんだけど、とにかく一度会って欲しいの一点張りで根負けしてしまった。


「はあ~」

思わず溜息が漏れた。

「あら?シェリル、試験の結果悪かったの?」

溜息が聞こえてしまったのか、食事をしていたアンさんが聞いてきた。

「試験は今回も学年首位を死守しましたよ」

アマーリエ様の暇つぶしに翻弄されながらも、学年首位を守り切った自分を褒めてやりたい。

「じゃあなんでそんな浮かない顔してんだよ」

セイラさんに頭をぐりぐりされた。

「頭が取れるから止めてください」

「怖いこと言うな!」

慌てて手を離すセイラさん。

「冗談ですよ」

「分かってるよ!でもシェリルはちっちゃくて細いから、うっかりしたら本当に取れそうで怖いんだよ!」

クスクス笑いながら見ていたアンさんが、ふいに心配そうな顔をして言った。

「試験の結果が悪くなかったんなら、どうして溜息なんて吐いてたの?何かあった?」

「う~ん。あったというか、これからあるというか…。なんだか二年生になってから、高位貴族の人に絡まれることが多くて…」

「また年上好きの美少年に絡まれたのか?」

「はっ!そっちもあったんだ!」

セイラさんの言葉でエルダー様とダンスを踊る件を思い出した。

「もうやだぁ」

未来が面倒くさすぎて、思わずその場にしゃがみ込む。

「シェリル!何サボってるんだい!」

女将さんに叱られた。
食堂は混み合っていて、お客さん達はお腹を空かせて待っている。

「バイト終わったら話し聞かせろよ!」

セイラさんがそう言って、ついでにとお酒のおかわりを頼まれた。

「シェリル!年上好きの美少年って、この前のピンクの薔薇の子でしょう?」

「え?なになに?やっぱりエスコートしてもらうことになったの?」

セイラさん達との話しを聞いていたらしい他の従業員とお客さんに絡まれた。

エルダー様から貰ったピンクの薔薇の花束は、いったん寮の部屋に飾ったんだけど、研究資料が山と積まれた私の部屋にはあまりに不似合いだった。

おまけに見るたびエルダー様を思い出してイライラするから、宿に持ってきて受付に飾ってもらった。
そうしたら従業員とお客さんに囲まれて、花束を貰った経緯を洗いざらい吐かされたのだ。

片膝ついてのエスコートの申し込みは、恋バナに飢えていた女性達をおおいに沸かせていたらしい。
二週間の試験休みを終えてバイトに出たら、膨らむだけ膨らんだみんなの妄想を聞かされてギョッとした。

「違います!パーティーは女の子達と行きます」

ついにシェリルに春が来ただの、一度宿に連れて来いだのみんな揃って姦しい。

「あんた達!喋くってる暇はないよ!五番と三番、料理あがってるよ!」

また女将さんに叱られた。

五番テーブルに料理を運んで戻って来たら、女将さんと常連のお客さんがワイワイ話していた。
アンさんとセイラさんも加わっている。

喋くってる暇はないんじゃなかったのか。

「あの花束見たかい?あれはシェリルの外見しか見てない証拠だよ!シェリルの中身を知ってれば、あんなピンクの花束選ばないさ!」

女将さんが息巻いて言う。

「確かに見た目はピンクの薔薇が似合う可愛い女の子って感じだからねぇ」

「見た目はね~」

「中身はだいぶ違うからな」

「猪突猛進だもんね」

「外から見ても分かりやすいように、危険物って札を首からかけておくってどうよ?」

どういう意味だと聞いてみてもいいだろうか。
いや、止めておいたほうがいい気がする。

「とにかく、シェリルの中身も知らないであんな花束贈ってくる男なんか、あたしは認めないからね!」

どうやらエルダー様は、女将さんのお眼鏡にはかなわなかったらしい。

「シェリルちゃん、六番さんの飲み物作ってくれるかな?」

厨房から旦那さんが声をかけてきた。
この宿で唯一の男性である旦那さんは、ガタイのいい元冒険者で、大きな怪我をしたため引退してこの宿屋を始めたと聞いている。

ちなみに女将さんも冒険者だったそうだ。
この宿のお客さんに冒険者が多いのは、旦那さんや女将さんが元冒険者だからなのかもしれない。

私は香りの強い蒸留酒をお湯割りにして、レモンをくし切りにしたものを添え、六番テーブルに運ぶ。
その間女将さん達は、私のお相手にどんな男性が相応しいか議論をかわしていた。

この世界の成人は十六歳。
まだ十四歳の私はお酒が飲めないけど、時々無性に呑んだくれてクダ巻いて暴れたくなる。

たとえば今とか。

「アイツら、まだ喋ってんのか?」

旦那さんが呆れたように女将さん達を見た。

「私を肴に楽しくしているようですよ」

「アハハハハ」

笑いごとじゃない。

「みんなシェリルちゃんが可愛くて仕方ないんだよ」

「可愛いのは見た目だけだそうですよ」

「そうだな」

肯定するんかい!
私は恨みがましい目で旦那さんを見た。

「ほら、揚げ芋やるから機嫌直せ」

旦那さんは楽しそうに笑ったまま、揚げたてホカホカの揚げ芋を小皿に乗せて出してくれた。

「やったー!」

この揚げ芋はただ芋を揚げただけではなく、旦那さんの特製衣をつけて揚げているから、カリカリしててすごく美味しいのだ。

料理の付け合わせからお酒のおつまみまで、この宿で一番人気のメニューだ。

「そういえば、冬休みは休日の夜も手伝ってくれるんだって?」

揚げ芋をハフハフ頬張っていたら旦那さんが話しかけてきた。

「はい。冬休み中は、日中は錬金術師ギルドで夜はこっちでガッツリ稼ぎたいと思ってます」

合同遠征実習のお詫びのハンカチ代が、枚数が多かったこともあって、けっこうな出費になってしまったのだ。
あと、刺繍をしてくれたお姉様が、今ウィンターパーティー用のドレスの手直しもしてくれている。
こっちも何かお礼をしないといけないだろう。

冬休み期間中、平日の日中も出来るだけバイトに入って、休日の夜も食堂で働けば、かなりまとまった金額になるはずだ。

「だけど、休みがなくなっちまうぞ。錬金術師ギルドは毎日じゃないだろう?」

「風の日はお休みにするって言われました」

この世界の一週間は六日。
火・水・風・土の日が平日で光・闇の日が休日になる。

「じゃあ、うちも風の日は休め」

「ええー!」

収入が減っちゃう。

「あ、じゃあ、星祭りの二日間は一日働かせてもらえますか?」

星祭りは年越しの夜から朝にかけておこなわれるお祭りで、夜通し花火が上がり、人々は神殿に行って七柱の神々に祈りを捧げる。

この二日間は錬金術師ギルドがお休みになる。

「星祭りの二日間は人手が足りないから助かるけど、無理すんなよ」

「おや、シェリル。星祭りの日、出てくれるのかい?」

やっとお喋りが終わった女将さんが戻ってきた。

「助かるけど、無理するんじゃないよ」

「は~い」

宿のみんなとのいつものやり取りのおかげか、ユラン様との話しからずっと張っていた気持ちがゆるゆると解けていく。

最後のひとつになった揚げ芋を口に入れる。
特製衣がカリカリと音を立て、程よい塩味とほのかなガーリックの風味が口の中に広がる。

ウィンターパーティーが終わったら一ヶ月の冬休みだ。
去年は片道一週間かけて領地に帰ったけど、今年は帰らずバイト三昧にする予定にしている。

稼げる時に稼いでおかないとね!
しおりを挟む
感想 123

あなたにおすすめの小説

【完結】天下無敵の公爵令嬢は、おせっかいが大好きです

ノデミチ
ファンタジー
ある女医が、天寿を全うした。 女神に頼まれ、知識のみ持って転生。公爵令嬢として生を受ける。父は王国元帥、母は元宮廷魔術師。 前世の知識と父譲りの剣技体力、母譲りの魔法魔力。権力もあって、好き勝手生きられるのに、おせっかいが大好き。幼馴染の二人を巻き込んで、突っ走る! そんな変わった公爵令嬢の物語。 アルファポリスOnly 2019/4/21 完結しました。 沢山のお気に入り、本当に感謝します。 7月より連載中に戻し、拾異伝スタートします。 2021年9月。 ファンタジー小説大賞投票御礼として外伝スタート。主要キャラから見たリスティア達を描いてます。 10月、再び完結に戻します。 御声援御愛読ありがとうございました。

白い結婚を言い渡されたお飾り妻ですが、ダンジョン攻略に励んでいます

時岡継美
ファンタジー
 初夜に旦那様から「白い結婚」を言い渡され、お飾り妻としての生活が始まったヴィクトリアのライフワークはなんとダンジョンの攻略だった。  侯爵夫人として最低限の仕事をする傍ら、旦那様にも使用人たちにも内緒でダンジョンのラスボス戦に向けて準備を進めている。  しかし実は旦那様にも何やら秘密があるようで……?  他サイトでは「お飾り妻の趣味はダンジョン攻略です」のタイトルで公開している作品を加筆修正しております。  誤字脱字報告ありがとうございます!

婚約者を姉に奪われ、婚約破棄されたエリーゼは、王子殿下に国外追放されて捨てられた先は、なんと魔獣がいる森。そこから大逆転するしかない?怒りの

山田 バルス
ファンタジー
王宮の広間は、冷え切った空気に満ちていた。  玉座の前にひとり、少女が|跪い《ひざまず》ていた。  エリーゼ=アルセリア。  目の前に立つのは、王国第一王子、シャルル=レインハルト。 「─エリーゼ=アルセリア。貴様との婚約は、ここに破棄する」 「……なぜ、ですか……?」  声が震える。  彼女の問いに、王子は冷然と答えた。 「貴様が、カリーナ嬢をいじめたからだ」 「そ、そんな……! 私が、姉様を、いじめた……?」 「カリーナ嬢からすべて聞いている。お前は陰湿な手段で彼女を苦しめ、王家の威信をも|貶めた《おとし》さらに、王家に対する謀反を企てているとか」  広間にざわめきが広がる。  ──すべて、仕組まれていたのだ。 「私は、姉様にも王家にも……そんなこと……していません……!」  必死に訴えるエリーゼの声は、虚しく広間に消えた。 「黙れ!」  シャルルの一喝が、広間に響き渡る。 「貴様のような下劣な女を、王家に迎え入れるわけにはいかぬ」  広間は、再び深い静寂に沈んだ。 「よって、貴様との婚約は破棄。さらに──」  王子は、無慈悲に言葉を重ねた。 「国外追放を命じる」  その宣告に、エリーゼの膝が崩れた。 「そ、そんな……!」  桃色の髪が広間に広がる。  必死にすがろうとするも、誰も助けようとはしなかった。 「王の不在時に|謀反《むほん》を企てる不届き者など不要。王国のためにもな」  シャルルの隣で、カリーナがくすりと笑った。  まるで、エリーゼの絶望を甘美な蜜のように味わうかのように。  なぜ。  なぜ、こんなことに──。  エリーゼは、震える指で自らの胸を掴む。  彼女はただ、幼い頃から姉に憧れ、姉に尽くし、姉を支えようとしていただけだったのに。  それが裏切りで返され、今、すべてを失おうとしている。 兵士たちが進み出る。  無骨な手で、エリーゼの両手を後ろ手に縛り上げた。 「離して、ください……っ」  必死に抵抗するも、力は弱い。。  誰も助けない。エリーゼは、見た。  カリーナが、微笑みながらシャルルに腕を絡め、勝者の顔でこちらを見下ろしているのを。  ──すべては、最初から、こうなるよう仕組まれていたのだ。  重い扉が開かれる。

【完結】 悪役令嬢が死ぬまでにしたい10のこと

淡麗 マナ
恋愛
2022/04/07 小説ホットランキング女性向け1位に入ることができました。皆様の応援のおかげです。ありがとうございます。 第3回 一二三書房WEB小説大賞の最終選考作品です。(5,668作品のなかで45作品) ※コメント欄でネタバレしています。私のミスです。ネタバレしたくない方は読み終わったあとにコメントをご覧ください。 原因不明の病により、余命3ヶ月と診断された公爵令嬢のフェイト・アシュフォード。 よりによって今日は、王太子殿下とフェイトの婚約が発表されるパーティの日。 王太子殿下のことを考えれば、わたくしは身を引いたほうが良い。 どうやって婚約をお断りしようかと考えていると、王太子殿下の横には容姿端麗の女性が。逆に婚約破棄されて傷心するフェイト。 家に帰り、一冊の本をとりだす。それはフェイトが敬愛する、悪役令嬢とよばれた公爵令嬢ヴァイオレットが活躍する物語。そのなかに、【死ぬまでにしたい10のこと】を決める描写があり、フェイトはそれを真似してリストを作り、生きる指針とする。 1.余命のことは絶対にだれにも知られないこと。 2.悪役令嬢ヴァイオレットになりきる。あえて人から嫌われることで、自分が死んだ時の悲しみを減らす。(これは実行できなくて、後で変更することになる) 3.必ず病気の原因を突き止め、治療法を見つけだし、他の人が病気にならないようにする。 4.ノブレス・オブリージュ 公爵令嬢としての責務をいつもどおり果たす。 5.お父様と弟の問題を解決する。 それと、目に入れても痛くない、白蛇のイタムの新しい飼い主を探さねばなりませんし、恋……というものもしてみたいし、矛盾していますけれど、友達も欲しい。etc. リストに従い、持ち前の執務能力、するどい観察眼を持って、人々の問題や悩みを解決していくフェイト。 ただし、悪役令嬢の振りをして、人から嫌われることは上手くいかない。逆に好かれてしまう! では、リストを変更しよう。わたくしの身代わりを立て、遠くに嫁いでもらうのはどうでしょう? たとえ失敗しても10のリストを修正し、最善を尽くすフェイト。 これはフェイトが、余命3ヶ月で10のしたいことを実行する物語。皆を自らの死によって悲しませない為に足掻き、運命に立ち向かう、逆転劇。 【注意点】 恋愛要素は弱め。 設定はかなりゆるめに作っています。 1人か、2人、苛立つキャラクターが出てくると思いますが、爽快なざまぁはありません。 2章以降だいぶ殺伐として、不穏な感じになりますので、合わないと思ったら辞めることをお勧めします。

【完結】立場を弁えぬモブ令嬢Aは、ヒロインをぶっ潰し、ついでに恋も叶えちゃいます!

MEIKO
ファンタジー
最近まで死の病に冒されていたランドン伯爵家令嬢のアリシア。十六歳になったのを機に、胸をときめかせながら帝都学園にやって来た。「病も克服したし、今日からドキドキワクワクの学園生活が始まるんだわ!」そう思いながら一歩踏み入れた瞬間浮かれ過ぎてコケた。その時、突然奇妙な記憶が呼び醒まされる。見たこともない子爵家の令嬢ルーシーが、学園に通う見目麗しい男性達との恋模様を繰り広げる乙女ゲームの場面が、次から次へと思い浮かぶ。この記憶って、もしかして前世?かつての自分は、日本人の女子高生だったことを思い出す。そして目の前で転んでしまった私を心配そうに見つめる美しい令嬢キャロラインは、断罪される側の人間なのだと気付く…。「こんな見た目も心も綺麗な方が、そんな目に遭っていいいわけ!?」おまけに婚約者までもがヒロインに懸想していて、自分に見向きもしない。そう愕然としたアリシアは、自らキャロライン嬢の取り巻きAとなり、断罪を阻止し婚約者の目を覚まさせようと暗躍することを決める。ヒロインのヤロウ…赦すまじ!  笑って泣けるコメディです。この作品のアイデアが浮かんだ時、男女の恋愛以外には考えられず、BLじゃない物語は初挑戦です。貴族的表現を取り入れていますが、あくまで違う世界です。おかしいところもあるかと思いますが、ご了承下さいね。

悪役令嬢エリザベート物語

kirara
ファンタジー
私の名前はエリザベート・ノイズ 公爵令嬢である。 前世の名前は横川禮子。大学を卒業して入った企業でOLをしていたが、ある日の帰宅時に赤信号を無視してスクランブル交差点に飛び込んできた大型トラックとぶつかりそうになって。それからどうなったのだろう。気が付いた時には私は別の世界に転生していた。 ここは乙女ゲームの世界だ。そして私は悪役令嬢に生まれかわった。そのことを5歳の誕生パーティーの夜に知るのだった。 父はアフレイド・ノイズ公爵。 ノイズ公爵家の家長であり王国の重鎮。 魔法騎士団の総団長でもある。 母はマーガレット。 隣国アミルダ王国の第2王女。隣国の聖女の娘でもある。 兄の名前はリアム。  前世の記憶にある「乙女ゲーム」の中のエリザベート・ノイズは、王都学園の卒業パーティで、ウィリアム王太子殿下に真実の愛を見つけたと婚約を破棄され、身に覚えのない罪をきせられて国外に追放される。 そして、国境の手前で何者かに事故にみせかけて殺害されてしまうのだ。 王太子と婚約なんてするものか。 国外追放になどなるものか。 乙女ゲームの中では一人ぼっちだったエリザベート。 私は人生をあきらめない。 エリザベート・ノイズの二回目の人生が始まった。 ⭐️第16回 ファンタジー小説大賞参加中です。応援してくれると嬉しいです

【完結】追放された子爵令嬢は実力で這い上がる〜家に帰ってこい?いえ、そんなのお断りです〜

Nekoyama
ファンタジー
魔法が優れた強い者が家督を継ぐ。そんな実力主義の子爵家の養女に入って4年、マリーナは魔法もマナーも勉学も頑張り、貴族令嬢にふさわしい教養を身に付けた。来年に魔法学園への入学をひかえ、期待に胸を膨らませていた矢先、家を追放されてしまう。放り出されたマリーナは怒りを胸に立ち上がり、幸せを掴んでいく。

最強令嬢とは、1%のひらめきと99%の努力である

megane-san
ファンタジー
私クロエは、生まれてすぐに傷を負った母に抱かれてブラウン辺境伯城に転移しましたが、母はそのまま亡くなり、辺境伯夫妻の養子として育てていただきました。3歳になる頃には闇と光魔法を発現し、さらに暗黒魔法と膨大な魔力まで持っている事が分かりました。そしてなんと私、前世の記憶まで思い出し、前世の知識で辺境伯領はかなり大儲けしてしまいました。私の力は陰謀を企てる者達に狙われましたが、必〇仕事人バリの方々のおかげで悪者は一層され、無事に修行を共にした兄弟子と婚姻することが出来ました。……が、なんと私、魔王に任命されてしまい……。そんな波乱万丈に日々を送る私のお話です。

処理中です...